【サッカー】第93回関東大学サッカーリーグ戦 第11節 法政大5-0駒澤大 攻撃陣が大爆発 強敵駒大に対して5発快勝で天皇杯へ弾みをつける!
第93回関東大学サッカーリーグ戦 第11節 法政大ー駒澤大
2019年8月10日(土)
NACK5スタジアム大宮
前期リーグ戦最終節となる試合。ロングボールを多用する相手に対して落ち着いて対応しながら徐々に試合のペースを握ると11分に田中和樹のクロスを服部剛大が右足で合わせて先制。その後の服部の2点目となるゴールを含むなど3点リードで前半を折り返す。後半に入って序盤は相手に押し込まれチャンスが作れない時間が続くも72分に加藤威吹樹のヘディングシュートが決まり4-0となると88分に竹本がダメ押しのゴールを決め、勝負あり。今季最多の5ゴールを奪い、勝ち点3を獲得し前期リーグ戦を終えた。
試合結果
トータル試合結果
5 法政大学 |
3 | 前半 | 0 | 0 駒澤大学 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
12分 | 得点 | 法政大学 | 服部剛大 | 1-0 |
34分 | 得点 | 法政大学 | 田中和樹 | 2-0 |
42分 | 得点 | 法政大学 | 服部 | 3-0 |
64分 | 交代 | 法政大学 | 田中→松澤 | |
70分 | 交代 | 法政大学 | 服部→竹本 | |
72分 | 得点 | 法政大学 | 加藤威吹樹 | 4-0 |
87分 | 交代 | 法政大学 | 森→末木 | |
88分 | 得点 | 法政大学 | 竹本大輝 | 5-0 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | |
21 | GK | 中野小次郎 | 経済3・徳島ヴォルディスY | |
23 | DF | 関口正大 | 現福3・新潟明訓高 | |
2 | DF | 森岡陸 | 現福3・ジュビロ磐田Y | |
5 | DF | 加藤威吹樹 | 経済4・サンフレッチェ広島Y | |
3 | DF | 高木友也 | 経済3・法政第二高 | |
27 | MF | 田部井涼 | 経済2・前橋育英高 | |
6 | MF | 大西遼太郎 | 社会4・ジュビロ磐田Y | |
15 | MF | 服部剛大 | 社会3・横浜FCY | |
13 | MF | 長谷川元希 | 現福3・大宮アルディージャY | |
14 | MF | 森俊貴 | 情科4・栃木SCY | |
28 | FW | 田中和樹 | 社会2・浦和学院高 | |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
1 | GK | 山岸健太 | 経済4・前橋育英高 | |
24 | DF | 宮部大己 | 経済3・法政二高 | |
4 | DF | 蓑田航大 | 現福2・青森山田高 | |
7 | MF | 末木裕也 | スポ4・ヴァンフォーレ甲府Y | |
17 | MF | 竹本大輝 | 経済3・成立学園高 | |
19 | MF | 平山駿 | 経済3・三菱養和SCY | |
9 | FW | 松澤彰 | 現福4・浦和レッズY |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 明治大 | 30 | 11 | 10-0-1 | 28/5 | 23 |
2位 | 順天堂大 | 21 | 11 | 7-0-4 | 13/10 | 3 |
3位 | 立正大 | 20 | 11 | 6-2-3 | 23/12 | 11 |
4位 | 駒澤大 | 19 | 11 | 6-1-4 | 14/21 | -7 |
5位 | 桐蔭横浜大 | 18 | 10 | 5-3-2 | 17/10 | 7 |
6位 | 法政大 | 17 | 11 | 5-2-4 | 18/11 | 7 |
7位 | 筑波大 | 17 | 10 | 5-2-3 | 15/13 | 2 |
8位 | 中央大 | 14 | 11 | 4-2-5 | 12/16 | ‐4 |
9位 | 専修大 | 10 | 10 | 3-1-6 | 16/29 | -13 |
10位 | 早稲田大 | 7 | 10 | 2-1-7 | 10/17 | -7 |
11位 | 東洋大 | 4 | 10 | 1-1-8 | 5/15 | -10 |
12位 | 流通経済大 | 4 | 10 | 1-1-8 | 10/22 | -12 |
前期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月7日 | 中大 | ●1-2 | 山梨中銀スタジアム |
2 | 4月14日 | 早大 | ○1-0 | 中台運動公園陸上競技場 |
3 | 4月28日 | 順大 | ○1ー0 | 味の素フィールド西が丘 |
4 | 5月2日 | 桐蔭大 | ●1‐2 | 相模原ギオンスタジアム |
5 | 5月6日 | 流経大 | ○1-0 | 龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド |
6 | 5月19日 | 明大 | ●0-2 | 味の素フィールド西が丘 |
7 | 5月29日 | 立正大 | △1-1 | 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 |
8 | 6月1日 | 筑波大 | ○4-0 | 武蔵野市立武蔵野陸上競技場 |
9 | 8月4日 | 東洋大 | △0-0 | 法大城山グラウンド |
10 | 8月7日 | 専大 | ●3-4 |
法大城山グラウンド |
11 | 8月10日 | 駒大 | ○5-0 |
NACK5スタジアム大宮 |
マッチレポート
3日前の専大戦では後半終盤にゴールを奪われ、勝ち点と落とした法大。これ以上取りこぼしが許されない状況で駒大との一戦に挑んだ。
森本ヒマンを起点とし、ロングボールを多用してくる駒大に対して法大はDF陣のベストメンバーともいえる関口正大、森岡陸、加藤威吹樹、高木友也を4枚並べ、後ろを固める。序盤からセカンドボールへの対応を徹底的に行い徐々に試合の主導権を握ると11分、2戦連続でスタメン起用の田部井涼を起点に高木から田中和樹に縦パスを送るとその田中がアーリークロスを上げ、最後は服部剛大が右足で合わせ幸先よく先制する。優位に立った法大は中盤でポゼッションを高めながら相手の背後を狙い、駒大ゴールに襲いかかる。徐々に相手のDFラインが崩れ始めて迎えた34分、相手DFの背後に抜け出した服部がシュートを放ちキーパーに阻まれるもこぼれ球を田中が冷静に流し込み追加点。43分にも服部のこの日2点目となるゴールが決まり3-0で試合を折り返す。
後半になると序盤は駒大が押し込む展開が続くも法大はチャレンジandカバーを徹底し、相手に決定機を作らせない。徐々に落ち着きを取り戻し、前半同様に主導権握り始め、迎えた72分に長谷川元希のコーナーキックを主将の加藤がヘディングで合わせゴール。さらに88分には途中出場の竹本大輝が試合を締めくくる5点目を決め、決着あり。今季最多の5ゴールを奪い勝ち点3を手に入れた。
自分らしいサッカーが100%できなかった前節に対してしっかりボールを持ち自分たちのサッカーができた今節。短い期間で修正できたことは今後にとっての大きな収穫になったはずだ。次は中3日で天皇杯を迎える。相手はガンバ大阪ということで厳しい戦いになることに違いない。その中でも自分たちのサッカーを貫き、ジャイアントキリングを成し遂げたい。(草野慧)
選手コメント
服部剛大
ー今の率直な気持ちをお願いします
法政に入ってから2年半経ったんですけど、やっと法政の力になれたかなって。本当に嬉しいです。
ー2ゴールを振り返って
味方からいいパスが来てダイレクトで合わせるだけで、自分の力だけでは取れなかったゴールだったと思います。チームメイトに感謝したいです。
ー激しい競争の中で出場機会を得られない時期も多かったですが、その間はどのように取り組んで準備を続けてきましたか
もちろん上手く行かない時期の方が多かったですし、試合に出られなくて悔しい思いをしてきましたけど、法政はこういう風にいつチャンスが来るか分からないチームなので。常に自分がスタメンで出た時にどうするかというイメージを持ちながら試合を見ていました。そういった意味ではしっかり準備できていたと思います。
ーゴール後や試合後にチームメイトから掛けられた言葉で印象に残ったものは
「やっとだな」「やっと取れたな」という事ですかね。2年半かかってしまったので、それしかないです。
ー今後に向けての意気込みをお願いします
まだたった1試合結果を残しただけですし、この1試合に満足する事なくこの試合を基準にしてもっといいパフォーマンス、そしていい結果を残せるように向上心を持っていきたいです。
田部井涼
―今日の試合を振り返って
3連戦の位置づけで勝てていなかったのでまずはチームとしての狙いを合わせるということを考えました。前節は蹴りすぎた部分があり、本来の法大のサッカーである繋ぐサッカーができていなかったので今回はそれを意識しました。
―立ち上がり、駒大がロングボールで押し込んできました
ファーストで競る人を決めることがとても大事でそこがあいまいになるとカバーリングができなくなってしまうのでその点をチーム全体で意思疎通できたのが良かったと思います。
―先制点を振り返って
試合の流れが法大に傾いていてその中でボランチとして落ち着かせることができれば上手く試合を運べると思ったので駒大のサッカーに合わせるのではなく自分たちのサッカーが出来るように自分も意識してプレーが出来たのでそれが先制点につながったと思います。
―3点リードしてハーフタイムを迎えました
後半の入りはとても重要になってくると監督から言われたので予想通り圧力をかけてきた駒大に対してチャレンジandカバーを徹底することができたので良かったと思います。
―2試合ボランチとして出場しました。前節との役割の違いは
もちろん役割は変わりました。(大西)遼太郎君は守備的な選手でボールの取りどころで相手を潰すことが出来ますしそこで自分がセカンドボールを回収してその後の攻撃に繋げることが試合を通じて大切になってきました。
―終わってにれば5-0となりました
守備陣の頑張りが一番だと思います。相手の前線に強い選手がいる中でしっかり対応できていたと思いますし、DF陣を中心に声掛けの部分がしっかりできていたのがこの結果につながったと思います。
―天皇杯に向けて一言
チーム内の競争が激しいので出れるか分からないですが明日の練習からしっかり取り組んで積み重ねていければと思っています。
フォトギャラリー
- 今季初ゴールを決めた加藤
- 今日は右サイド出場の服部
- 田中は2試合連続ゴール
- 左サイドで仕掛ける竹本
- トップ下で出場の長谷川
- 今日も安定したプレーを見せた大西
- 田部井はボランチで存在感を放つ
- 次は天皇杯だ