【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対東大1回戦 投手陣の完封リレーで東大に快勝!!投打が機能し次戦へ勢いつなぐ
東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦
対東大1回戦
2019年9月28日(土)
ネッツ多摩昭島スタジアム
東京六大学野球秋季リーグ戦も第6週目を迎えた。今季3カード目となる東大戦。1回戦は、先発尾崎海晴(社3)が立ち上がりから試合の流れを作ると、野手陣もそれに応えるかのように得点を重ね7得点。第1戦を勝利で収め、今季2つ目の勝ち点奪取に王手をかけた。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 |
法大 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | × | 7 | 10 | 0 |
(法大) ○尾崎、湯浅、伏見−乘松
(東大) ●高田、楠、古賀ー小嶌、中村
本塁打:鎌田(2回、ソロ)
二塁打:堀江(1回)、大石智(8回)
盗塁:堀江(3回、5回)、佐々木(3回)、中川大(7回)
併殺:大石智(6)-鎌田(4)-海津(3)(4回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (5) | 堀江悠介(経2) | 健大高崎 | 4 | 2 | 0 | 0 |
PH6 | 前川陸(経4) | 法政 | 1 | 0 | 0 | 1 | |
2 | (6)5 | 大石智貴(経4) | 静岡 | 2 | 1 | 0 | 0 |
3 | (9) | 堀皓貴(社4) | 鳴門 | 4 | 2 | 1 | 0 |
PH9 | 伊藤滉章(社4) | 新居浜西 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
4 | (8) | 佐々木勇哉(社4) | 花巻東 | 3 | 2 | 1 | 1 |
5 | (7) | 中川大輔(社3) | 日大三 | 3 | 0 | 0 | 1 |
6 | (4) | 鎌田航平(社3) | 鳴門 | 3 | 1 | 2 | 0 |
7 | (3) | 海津裕太(経4) | 日本文理 | 4 | 2 | 2 | 0 |
8 | (2) | 乘松幹太(現4) | 新田 | 3 | 0 | 0 | 1 |
9 | (1) | 尾崎海晴(社3) | 鳴門 | 1 | 0 | 0 | 1 |
1 | 湯浅創太(経2) | 國學院久我山 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
PH | 大石悠月(経3) | 静岡 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
1 | 伏見颯真(営1) | 帯広緑陽 | ー | ー | ー | ー |
※通算打率は対戦カード終了時に掲載致します。
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
尾崎 | 5 | 2 | 4 | 1 | 0 | 3.12 |
湯浅 | 3 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0.00 |
伏見 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4.50 |
戦評
明大戦の悔しい敗戦から2週間。優勝に向け、何としてでも勝ち点を取りたい法大は、東大との試合に臨んだ。
先発の尾崎海晴(社3)は、初回に四球を出すも好守にも助けられ、課題の立ち上がりを3人で切り抜ける。尾崎を早く楽にしたい打線は、その裏、先頭の堀江悠介(経2)が左中間へ二塁打を放つ。続く大石智貴(経4)が確実に犠打を決め、3番の頼れる主将堀皓貴(社4)が右前適時打を放ち、先制する。
2回裏には今季チーム初となる本塁打を鎌田航平(社3)が放ち、チームを勢いづける。そして3回裏、捕逸で追加点を奪い、5回裏には4番の佐々木勇哉(社4)が適時打でさらに点差を広げる。先発尾崎も相手に好機すら与えない完璧な投球をし、5回無失点でマウンドを降りる。また変わった湯浅創太(経2)も、安打で走者は出すも、危なげない投球で3回を無失点に抑える。
後半に入り、法大ペースで試合が進む中、7回裏、3番の堀が安打で出塁する。続く4番佐々木も安打でつなぎ、5番中川大輔(社3)は四球で満塁を作る。そして今日本塁打を放った6番鎌田が、犠飛で追加点を挙げる。ここで続く打者は今季初先発となった海津裕太(経4)。皆の期待に応え、2点適時打を放ち、法大ベンチは今日一の盛り上がりを見せる。
最終回、変わった伏見颯真(営1)が三者凡退に抑え、試合終了。終わってみれば7-0の快勝。投手、打者共にしっかり役目を果たし、内容も良い試合となった。明日の東大戦も勝利し、勝ち点を取り、昨季優勝した強豪早大を倒した立大に良い流れで臨みたい。
(記事:渡辺光我、写真:村井美咲)
海津は2打点をあげる活躍を見せた
選手インタビュー
海津裕太
ー今日の試合を振り返って
優位に立って試合を進められましたし、勝てたので良かったです。
ー一塁手に抜擢された経緯は
土倉(徳、社4)が就活の関係でいなかったため、キャプテンに抜てきされたのでぶっつけ本番で挑みました。
ー今日の打撃について
良いとは言えないのですが、ベンチの声援があったので打つことができました。
ー普段試合を盛り上げていますが、今日実際に試合に出てみて
やっぱりフィールドで戦う方が楽しいですし、試合に出てやっと海津裕太になるので。今日は気持ちよかったです。そして楽しかったです。
ー今季も折り返しを迎えているが今後の戦い方について
まだまだ優勝の可能性もあるので、ここから一戦も落とすことなく全勝して、先日引退された巨人の阿部慎之助選手のように有終の美で僕の野球人生を終えたいと思います。
ー明日への意気込みをお願いします
ヒーローは遅れてくるものだと思っています。4年の秋、少々遅れすぎましたがやっと法政のヒーローが来ました。任せてください!以上です!(笑)
鎌田航平
―今日の試合を振り返って
ずっとどの試合も完封でという点がチームとしての目標だったので、今日最終回まで無失点で抑えることができて良かったです。
―野手という立場から今試合を振り返って
今季は打率があがらない選手が多くて、皆苦しんでいるのですが今日の東大戦では開き直って打つことができていたのではないかと思いました。
―ご自身の今日の打撃を振り返って
僕もそこまで調子は良くないんですけど、練習の時に堀さんに色々教わったことを今日実践できたので良かったです。
―どんなことを練習の際に確認したのか
タイミングとテイクバックのところを堀さんに教えてもらっています。
―打順を上げての出場となったが理由は
徳さんが今日帰省をしなければならなかったので、そのために打順が変更になりました。僕は打撃というより、守備をしっかりという形で今季はやっています。
―本塁打を放った時打席で考えていたことは
前の打者が直球に詰まっていた印象だったので、直球が来るかなと思って狙っていました。
―打った時の手応えは
全くバットに当たった感覚は当たった感じではなかったんですけど、打球見たら「いったな」という感じでした。
―今季ここまでの調子を振り返って
調子はそこまで良いとは言えないのですが、一試合一本は打とうという意識でここまでやってきました。それが続けばいいなと思います。
―第2戦への意気込みをお願いします
明日は普段出場できていない4年生もベンチ入りする予定なので、なるべく早めに点差をつけて皆が試合に出ることができるようにしたいです。頑張ります!
堀江悠介
―今日の試合を振り返って
春に東大に1戦目で負けていたので、初戦絶対取るぞという気持ちで臨み、無失点で相手を抑え、法政が7点を取ったのが大きかったです。初回から3回までで1点ずつ取れたのが収穫だったと思います。
―前回の明大戦後の取り組みについて
1番として初回に集中して絶対出塁したかったので、平日もティーバッティングをしてミート率を上げる練習をしました。とにかく打撃の調子を上げることでした。
―清瀬杯から調子がいいが打撃で意識していることは
特に意識はしていないですが、守備よりバッティングの方が得意なので、長所を伸ばしていくことです。力入れると打てないので、力まずに振ることは考えています。
―堀江選手の出塁から得点につながることが多いが打線のキーマンとしての意識は
僕が出て、大石(智貴)さんが送って、堀さんが返すという1つの流れがあるので、僕、大石さん、堀さんがキーマンになってくると思います。8,9番が今出塁できることがあまりないので、僕が出て大石さんが送って、堀さんが返す流れがしっくり来ています。
―4年生の選手との時間が限られてきているがそれについてどう思うか
寂しいの一言ですね。堀さんと仲良いので、堀さんと出来なくなるのは寂しいです。
―明日以降の試合に向けて
もう勝ち点を落とすことはできないので、2タテしたいですが、もし負けても勝ち点は絶対取って、4年生と最後関東大会に出たいです。それを目標に頑張りたいです。
フォトギャラリー
- 試合の流れを作った先発尾崎
- 初回に先制の適時打を放った堀
- 2回に本塁打を放った鎌田
- 今季好調を維持する1番堀江
- 6回から継投した湯浅
- 最終回を三者凡退に抑えた伏見
- 鎌田の生還に喜ぶ法大ベンチ