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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第3節 対東大 ホームグラウンドでの一戦 苦しみながらも白星つかむ!

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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第3節 対東大 ホームグラウンドでの一戦 苦しみながらも白星つかむ!

2019年度関東大学リーグ戦 対東大
2019年9月29日(日)
法大川崎総合グラウンド

3戦目の東大戦が武蔵小杉の法大グラウンドで行われた。フィールド間近の観客席は多くの人で埋まり、鮮やかなオレンジに染まった。今季からTOP8に昇格した相手だが、一筋縄ではいかない。素早いパス攻撃でじわじわと点差を詰められ、一時同点とされる。しかし、4Qから集中力をさらに高め、FGとTDで相手を引き離す。4Q終盤にはFGブロックからリターンTDを許すも、逃げ切って勝利。反省点を残しながらも今季3連勝とした。

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勝利をたぐり寄せるRB星野のTDダイブ

試合結果

トータル試合結果

24 14 1Q 0 21
0 2Q 7
0 3Q 7
法政大学 10 4Q 7 東京大学
 

試合得点

Q 時間 ポジション 選手 得点方法 TFP
1 3:48 RB 星野凌太朗(キャ1) TD
1 11:18 RB 阿部快斗(法3) TD
4 2:10 K/P 高橋慎太郎(営3) FG
4 6:06 RB 星野 TD

 

戦評 

リーグ戦3戦目となる東大との試合が、法大グラウンドで行われた。この試合、リーグ戦開幕3連勝を飾ることができるかが注目される。
法大最初のオフェンス、攻撃の起点となったのはRB阿部だった。RB阿部のランで相手を翻弄し敵陣7ydsまで攻め込むと、RB星野の力強いランでついにTD。最初のオフェンスで7-0として先制点を挙げた。その後は両チームとも決定的な攻めを欠いたが、1Q最後のオフェンスに再びRB阿部が軽快なランで敵陣に攻め込みTD。1Qは法大が14-0とリードを奪って終了した。

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1Q終盤、RB阿部のTDで追加点を挙げる

1Qでは法大のディフェンスが力を発揮して相手を自陣に攻め込ませなかったが、2Qでは一転、最初のディフェンスで東大からいきなり猛攻を受ける。相手の鋭いパス攻撃、そしてギャンブル成功が重なり、ついにTDを奪われる。このまま流れが相手に傾くかとも思われたが、その後は両チームとも攻撃の流れを作ることができず、このまま前半戦は終了となった。

ハーフタイムを挟んで迎えた3Q、DB浅野晋作(法4)のパスカットやDL山岸達矢(社3)のQBサックなど好プレーも見られたディフェンスだったが、相手QBの動きに裏をかかれ、TDで同点とされた。一方オフェンスは、RB阿部が意地のロングランを見せるも得点にはつながらず、3Qは終了となった。

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試合を通して好プレーが光ったDL山岸

同点を許して迎えた4Q。追う展開だけはどうしても避けたいところだが、選手は落ち着いていた。ランで敵陣まで前進し、K/P高橋が31ydsのFGを冷静に決め、勝ち越しに成功する。ここから勢いに乗った法大はディフェンスではDL山岸のラッシュなどで相手のミスを誘う。オフェンスでもQB平井将貴(法1)を中心としたパスとランを織り交ぜた果敢な攻めで相手ディフェンス陣を翻弄し、ついにゴール前1yds地点へ。6分6秒にRB星野がTDダイブを決め、大きな追加点をもたらした。ところが終盤、FGブロックからリターンTDを奪われて再び点差を詰められてしまう。しかし、ここでなんとか踏ん張った法大は追撃を許さず、逃げ切りに成功。24-21で辛くも勝利を収めた。

これで開幕3連勝とした法大オレンジ。1年生の活躍など収穫は多い一方で、RBのファンブルなどもあり、まだ選手にとって満足のいく内容ではないようだ。次戦は現在3連敗中と勝ちに飢えている日体大が相手となる。一戦一戦の反省を重ね、さらにブラッシュアップされた法政フットボールを見せつけたいところだ。

(記事:中藤瑛司・野村昌平、写真:須藤大樹・渡辺詩織)

監督・選手コメント

有澤玄 監督

ー今日の試合を振り返っていかがでしたか
スタートは良かったと思いますが、やはりそこで選手が安心しちゃったというか。チームとしてまだ序盤なのにアメフトをなめてたというか、そういう部分が出た試合だと思います。

ー春に快勝した東大ですが、印象の違いなどは
春とは全然違うことは想定内でしたし、苦戦するのも想定内だったので、最後勝てて本当に良かったと思います。

ー2Q、3Qではなかなか得点をあげられない場面が見られました
そんなに点は取れないと思っていました。向こうがしっかりこちらにアジャストしてきたなという感じです。

ー1年生の星野選手の活躍が目立ちます
初戦から星野がいないと勝ててないんじゃないかというような活躍をしてるので、今日も活躍してくれましたけど、それにならって他の選手も活躍してくれたら良いなと思います。

ー次に向けての調整は
うちのフットボールは変わらないと思うので、しっかり反省して、自分たちのフットボールをして一戦一戦頑張りたいと思います。

ー次に向けて意気込みをお願いします
しっかり反省して、チームとして一試合一試合ちゃんと成長して強くなって頑張りたいと思います。

 DL 山岸達矢

―本日の試合を振り返って
最初オフェンスもテンポ良く点を取れて、ディフェンスも止まってたんですけど、そこで少し全体的に気が緩んでしまった部分があったというか。それでオフェンスも中々出なくなったりとか、ディフェンスもずるずる出されてしまって、反省点は多いかなと思います。

―その反省点とは
オフェンスはボールを落としたりとかがあって、スペシャルチームでもブロックされることがあったりとか、ディフェンスとしてもタックルミスが多くてどんどんずるずる出されてしまうということがありました。

―東大の印象は
バックも強い選手がいたりとか、QBも投げられるのでディフェンスとしては結構怖いポイントはありましたが、それはしっかりとスカウティングをして準備して挑みました。

―本日は危うい場面もありました。チームの雰囲気は
ディフェンスとしてはベンチでも中でも声は出せていて、出せている所が良いと思うので、そこの質というか、もっと全員が全員出せるようなチームになっていければ良いと思います。

―山岸選手も要所要所でチームを鼓舞していました。どのような気持ちからか
ディフェンスとしては『ダイハード』と掲げてるので、どんなに辛い場面でもしっかりと一人一人が1プレイ1プレイ集中してやってれば相手のミスを誘ったりとか、しっかりと止まると思っているので、そういう意味で全員でもう一回その『ダイハード』をやるぞっていう気持ちを持たせていました。

―本日のディフェンス全体のできは
ターンオーバーからディフェンスとかもあって、結果得点に繋げられてる所も多かったので、ターンオーバーからのディフェンスだとしてもしっかり止められる。そういうディフェンスをもっと作らなければいけないと思っています。

―そのターンオーバーがいくつか出てしまった理由は
オフェンスのミスとかなのですが、そのオフェンスのミスとか、そこは春からディフェンスがしっかりオフェンスに対して指摘をするっていう課題があったんですけども、やはりそれがまだまだ全然やり切れてないのかなって思ってます。

―そのような中、山岸選手はQBサックを2度決めました
東大さんとは練習試合を多くやっている中で、大体相手の傾向とかどんなプレーをしてくるかってことは試合前に準備してたので、その相手の暗号じゃないですけどそういうのも聞き取って読んでプレーしたというか、それが結果につながったと思います。

―本日はホームグラウンドでの試合でした
高校の友だちとかも来てくれたりとか、観客席とも近くて、声援とかも感じやすくてすごいやりやすかったですね。

―次の日体大戦へ向けて意気込みを
日体大戦の後に明治、早稲田と続いてるので、しっかりとまずその日体大戦でさらにパワーアップして、下級生たちにもしっかりとパワーアップさせられる機会を与えるようにして、その後の山場である明治、早稲田につなげたいと思っています。

RB 阿部快斗

―今日の試合を振り返って
序盤はリズム良く点数が取れたんですけど、取れたことで気の緩みか自分のファンブルがきっかけでチーム全体の流れを悪くしてしまったので、そこは自分の中ですごく反省しています。

―東大とは合同練習も行っていますが、この試合での印象は
試合する前から東京大学さんが早稲田と明治と試合しているビデオを見ていて、春とまるっきり違うチームになってるというのは感じていました。試合をやってみてやっぱり想像通りというか、春の東京大学さんとは違うなという印象でした。

―具体的には
一人一人のファンダメンタルというか、僕がすごく感じたのはチームとして全員がプレーを理解してやっているなと。プレーもオフェンスだと11人全員がフィールドの中で状況を理解してプレーしていたり、ディフェンスも春は1人で止めに来てたりしていた部分があったと思うんですけど、しっかり11人で守るという風に変わってるように感じました。

―今日もランで大きく貢献しましたが、自身のプレーを振り返って
いくら走ってもファンブルしてしまったので、それは本当に勝敗につながるミスなので、そこは絶対に直さないといけないですし、それをしてしまったことはすごく一番の反省です。もっと練習から試合を想定して突き詰めていきたいですね。

―2Q以降は苦しい展開でした。オフェンスではどんなことを意識した
試合を通してオフェンスが続かないことはあったんですけど、プレーの一つ一つが全く出てなかったわけでなかったので、一つ一つのプレーをしっかり一人一人が集中して役割を全うしようと思っていました。

―4Qでのけがの状態は
脚をちょっとつっちゃっただけなので全く大丈夫です。

―今日はホームグラウンドでのリーグ戦でした
今日もたくさんのお客さんが来てくださったので、いつもの会場とは違って観客席も近くて応援の声もすごく伝わってきました。とてもやりやすかったです。

―今季から法大RBのエースナンバー『29』を背負っています
伝統のある番号なので、それに恥じないプレーをしないといけないと思います。そういった点ではまだ自分的にはミスも多いですし、まだまだだなと思っていますので、シーズン後半になっていきますけど、しっかりの法政の29番にふさわしいプレーを今後はしてきたいと思います。

―次節、日体大戦に向けて意気込みをお願いします
日体大さんもすごく強いチームだと思っていて、今回の試合もそうですけど、やっぱり決して自分たちは強いチームではないので、次の日体大戦でもしっかり目の前の試合に集中してやっていきたいと思います。

DB 渡辺祐也(営3)

―今日の試合を振り返って
僕が第1クオーターでけがで出てしまって、それまでかなりいい流れでプレーできていたんですけど、自分たちのミスでリズムを崩してしまって悪い流れになってしまったので、そこは改善点として、ポイントとなる明治戦・早稲田戦までに改善していきたいと思います。

―東大のオフェンスに対してはどのような印象を持ったか
まずQBの選手がすごく上手く、相手の弱い部分をついてくる感じでした。結構対策はしてましたが、要所で良いプレーを決められてしまったので、そこはもっとさらに突き詰めてスカウティングしなければならない部分だと思います。もっと対策はできたかなと思っています。

―法大のDBには良い選手がそろっていますが、自身の役割は
DBをまとめる役は43番の吉井(勇輔、現福3)さんがやってくれているので、僕は1・2年生とコミュニケーションを取りながらプレーしやすい環境を作るように心がけています。1・2年生にも優秀な選手はたくさんいるので、その選手たちが100パーセントの力を出せるような練習や試合の雰囲気を作っていかなければならないと思っています。

―自身のアピールポイントは
アグレッシブなプレーでタックルと球際がかなり自信があるので、DBとして今年はインターセプトがないのですが、これからもっと取っていきたいと思います。

―次の日体大戦に向けて
日体大は今3連敗していますが、なんとか勝ちに来ると思うので、そこで足元をすくわれないようにDBからディフェンスを引っ張っていけるようにしたいです。

RB 星野凌太朗

 ―今日の試合を振り返って
結構厳しい試合だったんですけど、大事な部分でTDがとれてよかったと思います。

―東大の印象は
要所要所でうまいところや強いところがあったので、そこは来週から気を引き締めてやっていかないといけないなと思います。

―自身のプレーを振り返って
大学初めてのTDだったので嬉しい気持ちがまずあるんですけど、オフェンスのプレーに勢いづけられるTDだったと思うので、よかったと思います。

―1年生としての心構えは
1年生は全力で、がむしゃらにしかできないと思うので、全力でやることをいつも心がけています。

―次戦へ向けて
来週も全力で、オフェンスで勝ち切るつもりで頑張ります。

フォトギャラリー

  • asano RDB浅野は開幕前インタビューで語った「アグレッシブ」を体現
  • hoshino1 R法大入学後初のTDを決めたRB星野
  • df Rゴール前で東大の猛攻に耐えるディフェンス
  • watanabe1 Rロスタックルを見せたDB渡辺
  • yamagishi2 Rプレーでチームを鼓舞するDL山岸
 

 

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