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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第3節 対立教大 接戦を制し、好調の立大に見事勝利!

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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 対立教大 接戦を制し、好調の立大に見事勝利!

2023年度関東大学秋季リーグ戦 対立教大
2023年10月1日(日)
アミノバイタルフィールド

試合結果

トータル試合結果

6 3 1Q 0 3
3 2Q 3
0 3Q 0
法政大学 0 4Q 0 立教大学

試合得点

Q 選手 得点方法 TFP
1 大橋功典(社4) FG
2 大橋 FG

 

戦評

ここまで中央大学、明治大学を下してきた好調の立大との一戦。甲子園ボウル出場のため、法大にとって絶対に負けられない一戦が幕を開けた。

鵜澤祐貴(法4)のキックから始まった1Q。立大の3rdダウンではDL髙橋和音(法3)によるロスタックルがあり、立大にパントを選ばせ、法大に攻撃権が回る。その後RB廣瀬太洋(営3)のランプレー、WR須加泰成(営2)へのパスプレーにより1stダウンを更新すると、WR高津佐隼世(キャ2)へのロングパスも成功し再び1stダウン更新。ビッグプレーで会場を大いに沸かせた。チャンスでQB谷口雄仁(営3)のスクランブルもあったが、その後はパスの失敗もあり、FGを選択。ここで大橋功典(社4)が冷静に決め、3-0と先制した。立大の攻撃時には鵜澤が見事なロスタックルを見せ、オフェンス陣を後ろに下げるも、ここから立大のロングパスが通るなど、連続で1stダウンを更新されてしまう。ピンチの状況で1Qを終えた。


FGを決めた大橋(=保護者の方よりご提供)

2Q開始後すぐに立大がタイムアウトをとると、立大はFGを選択。3点を返し、3-3と試合は振り出しに戻る。しかしその後は法大ディフェンス陣が奮起する。立大のプレーにディフェンスが素早く集まり進ませず。攻撃の糸口を掴ませないままパントを選択させ、攻撃権を再び法大に戻した。法大の攻撃ではOLのブロックもあり、2ndダウン9からRB小松桜河(文2)がランプレー。1stダウンを更新した。さらにWR白井圭(営4)へのパスが決まり4thダウン1とすると、法大はギャンブルを選択し、見事成功。しかしここで法大にパスインターフェア(ボールが空中にある時に、オフェンスのレシーバーにボールを捕られないために、ディフェンスの選手がレシーバーを押したり、掴んだりすること)があり、15ヤードの罰退を命じられる。3ndダウン23と厳しい状況ながらも、齊藤空大が『神パント』を見せる。立大ゴール前残り1ヤードで止める好プレーにより、立大を追い詰めることに成功した。その後は攻め入られそうになるも、ディフェンス陣が阻みチャンスを与えない。前半終了が近づく中、4thダウン15で再び大橋のFG。会場内に緊張感が漂う中でも素晴らしいキックを見せ、3点を追加。6-3とリードを広げ前半を終えた。

拮抗した試合の中で迎えた後半。キックオフリターンでRB鈴木悠真(営3)が魅せると、RB廣瀬、岩田翔太郎(営4)のランプレーにより陣地を稼ぐ。しかしチャンスで立大にインターセプトされ、攻撃権が立大に渡ってしまう。それでも流れは渡さず、両者とも点数そのままに、勝負の4Qへ。最終4Qでは逆転を狙う立大にじわじわと攻められると、立大は堅くFGを選択。同点に追いつかれると思われたが、まさかの立大がFG失敗。試合終了までは6分半残っていたが、ここで一気に法大に流れが傾いた。その後の立大攻撃時もDB南雲昇太(営3)、小田隼士(キャ3)の好プレーにより追加点を許さない。残り時間3分強、痺れる試合展開の中、DB長島佑作(文4)のインターセプトにより再び法大に攻撃権が回る。ここで立大に接触プレーがあり、法大が1stダウンを更新すると、残り40秒でけがから復活した新井優太(営4)がランプレーで魅せ、敵陣に入りこんだ。新井のプレーで試合を決定づけた法大は、残り時間をニーダウンで消化し、6-3で試合を終えた。

両チームTDなしとロースコアな試合展開となったが、好調の立大からの一勝により、甲子園ボウルに一歩近づいた法大。今試合ではディフェンス陣の活躍が目立った。試合出場時間も長く、疲労も溜まる中でチームを支えたディフェンス陣に、次戦以降オフェンス陣もさらに応えられるか。次は2週間後の東京大学戦。勢いそのままに、確実に勝利を重ねていってほしい。

選手インタビュー

新井優太

ー今日の試合を振り返って
6-3というロースコアでしたが、勝てたということはすごく嬉しいですし、『甲子園に出場して優勝する』という目標に近づいた実感はあります。ただ、内容を見た時に素直に喜べるものではないので、より一層気を引き締めて、2週間後の東大戦に備えて練習していきたいです。

ー新井選手ご自身も4Qで会場を沸かせるランプレーがありました
試合を決めるプレーになる、ということは自分でも分かっていたので、強い気持ちを持って臨みました。また、ブロックしてくれたOLたちも、強い気持ちを持って僕に声をかけてくれていたので、彼らを信じて走った結果が大きなプレーにつながったのかなと思っています。

ーけが明けでの今日のプレー 手応えはいかがでしたか
なかなか自分としてもパフォーマンスが上がってこない中で、不甲斐なさや悔しさがありました。ですが、大一番である立教大戦に向けて準備をしてきたので、それが自身のプレーにもつながって、結果を残せたことは嬉しいです。まだまだパフォーマンスは万全ではないので、さらなる活躍を目指し、真摯に練習やトレーニングに取り組みたいと思います。

ー次戦以降に向けて強化したい点、意気込みをお願いします
やはりオフェンスの爆発力の無さや得点力の無さは顕著に出た試合だったと思うので、次戦までに改善したいと思っています。自分としても、今日は1プレーしかいいプレーがなかったので、毎回ビッグプレーを起こせるようにしたいです。『エースと呼ばれる存在になる』ということを春からの目標としてやってきているので、そこはブレずにまだまだトレーニングに励みたいです。

(インタビュー・芦川有)

 齊藤空大

ー今日の試合を振り返って
オフェンスがゴール前でファンブルとかをして、チャンスを潰してしまったなかで、ディフェンスが止めてくれたのが大きくて、ディフェンスに助かった試合だなと思います。

ー前半のビッグプレーとなるパントを振り返って
もうちょっと良い感じのところに蹴りたかったんですけど、結果的に良いところに転がって良かったなと思います。

ー外から試合を見ているときに感じていたことは
自分はクォーターバックというポジションをやっていて、オフェンスの人間なのでオフェンスの中でファンブルだったり、ターンオーバーっていうのを、これから練習でどう改善していくのかっていうのが大事になってくるので、そういうのを外から見ていてやっぱり、出ている人がファンブルとかをしてしまうと、下で出れてない人たちにも不満が出ると思うので、上で出ている人として変わってほしいなと思います。

ー今日の試合で修正したいこと
オフェンスとしてはターンオーバーはなくさなきゃいけないし、スペシャルチームとしては、パントの面では試合で相手がアジャストしてくるので、それに対して試合中にどう対策出来るかっていうのと、今日自分はパントで1本しょぼいのを蹴ってしまったんですけど、それはもう原因がわかっているので、焦らず蹴るっていうのをしっかりやっていきたいなと思います。

ーこれからのリーグ戦と日本一向けての意気込み
もちろん日本一には絶対なりたいので、オフェンスもディフェンスもスペシャルチームも全部が日本一じゃないと、絶対日本一にはなれないと思うので、細かい部分をしっかりと突き詰めていきたいなと思います。

(インタビュー・白戸大貴)

長島佑作

ー今日の試合を振り返って
試合を通じてオフェンスがなかなか出ず、ディフェンスが厳しい状況が試合を通じて続きましたが、我慢できたと思います。キックで点は取られてしまいましたが、タッチダウン無しで抑えることが出来て、最後はターンオーバーも取れましたし、結果的に良かったなと思います。

ー4Qにビッグプレーがありましたが何か意識していたことは
ディフェンスにとってターンオーバーが1番大きなプレーなので、試合の最初から常に狙っていました。いいボールが来てしっかりインターという形に出来たことは凄く良かったなと思います。

ー今日はディフェンスの出番が多くまた僅差の試合でしたがチームの雰囲気は
オフェンスが得点してどんどんドライブしていってもらうことも重要なんですけど、やっぱり練習でディフェンスも相手のオフェンスにもっと厳しく練習からいって、チーム全体でレベルアップしなければいけないなと改めて思いました。

ー前回の試合から強化した点があれば教えてください
立教戦に向けてスカウティングしていく中で、立教はランが多くて特殊体型も多いという特徴があったので、それに対して練習で常に立教の戦い方をイメージしてずっとやっていました。

ー次戦は東大とですが目標や意気込みをお願いします
次戦ももちろん日本一を目指してやっているので、どんな相手が来てもしっかり勝ち切れるように練習を積み重ねたいと思います。

(インタビュー・小田若菜)


写真=保護者の方よりご提供

鵜澤祐貴

-今日の試合を振り返って
チームとしてタッチダウンを取られることなく失点を3点に抑えて勝ちきれたことは良かったと思います。しかし、オフェンスがゴール直前でターンオーバーを2回奪われ得点機会が少なかった点は改善すべきだと思います。これからの練習でも意識づけるように(練習のポイントとして)声がけしていかないと。

-個人として良かった点
ディフェンスとしてタックルに絡んだり、QBスクランブルの味方のタックルミスをカバーできたのは良かったです。でも、キッカーオンサイドが決まらなかったのが反省点ですね。スペシャルプレーで流れを呼びこみたかったので精度をもっとあげたいです。

-今日のターニングポイントは
4Qで相手のドロップしたボールを、長島くんがインターセプトしてオフェンスに繋げてくれたプレーですね。その後も、相手の反則で15ヤード獲得してからオフェンスが保持できたのは終盤だったから大きなプレーでした。

-次戦に向けて
東京大学戦も油断できないと思います。相手のプレーや戦術にアジャストしないといけないので。課題はたくさんあるので日々の練習を大切にしながら日本一に向けて取り組んでいきます。

(インタビュー・常盤誠太郎)

【TOP8ハイライト】法政大学-立教大学

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