【重量挙】全日本大学対抗選手権 「打倒日大」を掲げた一年の締めくくり、大混戦の末に九国大と同率二位となる!
全日本大学対抗選手権
2019年11月15日(金)~17日(日)
埼玉県上尾市 スポーツ総合センター
埼玉県上尾市のスポーツ総合センターで行われた全日本大学対抗選手権(インカレ)。2018年度大会を制し6連覇中の日大を超えることを目標としてきた一年間の締めくくり。古屋敷拓也や奥脇開斗、福本龍馬ら4年生は最後の大会となる今大会。団体戦特有の得点争いは最終日の最終種目までもつれ込むことに。昨年同様4位となるか、それともベスト3に収まることができるか。最後の最後まで見逃せない大会となった。
試合結果
個人成績
階級 | 選手名 | 順位 | スナッチ | クリーン&ジャーク | トータル | 合計得点 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
67kg級 | 西田陽風 | 4位 | 111 | 114 | 116 | 5位 | 140 | 143 | 143 | 5位 | 259 | 13点 |
古屋敷拓也 |
2位 | 113× | 113 | 117 | 3位 | 152 | 154 | 162× | 1位 | 271 | 21点 | |
73㎏級 | 渡邊竣 | 4位 | 125× | 125 | 128× | 4位 | 152 | 155 | 158 | 4位 | 283 | 15点 |
89kg級 | 吉田健人 | 5位 | 122 | 125 | 128 | 6位 | 160 | 164 | 167 | 5位 | 295 | 11点 |
水口雅基 | 7位 | 123× | 123 | 126 | 7位 | 161 | 165 | 169× | 6位 | 291 | 7点 | |
102㎏級 | 岡裕智 | 5位 | 125 | 134 | 139 | 3位 | 160 | 164× | 164× | 8位 | 299 | 7点 |
奥脇開斗 |
10位 | 123 | 127× | 127× | 11位 | 161 | 165 | 168× | 5位 | 288 | 4点 | |
109kg級 | 澤登健太郎 | 優勝 | 133 | 136 | 139 | 2位 | 163 | 170 | 174 | 2位 | 313 | 22点 |
福本龍馬 | 2位 | 135 | 138 | 141× | 3位 | 165 | 168 | 174 | 1位 | 312 | 21点 | |
+109㎏級 | 宮城昌義 | 4位 | 136 | 150 | 155 | 3位 | 180× | 180× | 181 | 4位 | 331 | 16点 |
団体戦得点表
大学名 | 55㎏級 | 61㎏級 | 67㎏級 | 73㎏級 | 81㎏級 | 89㎏級 | 96㎏級 | 102㎏級 | 109㎏級 | +109㎏級 | 合計得点 | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日大 | 18 | 21 | 23 | 22 | 10 | 36 | 32 | 21 | 183 | 1 | ||
法大 | 34 | 15 | 18 | 15 | 43 | 16 | 141 | 2 | ||||
九国大 | 7 | 6 | 21 | 18 | 14 | 34 | 41 | 141 | 2 | |||
中大 | 21 | 31 | 19 | 19 | 23 | 24 | 3 | 140 | 4 |
戦評
昨年より1ヶ月早くに行われた全日本大学対抗選手権。東日本大学対抗選手権でつかめなかった栄冠を掴むため、トップバッターには男子67Kg級に古屋敷拓也と西田陽風が登場した。西田はコンディション調整が功を奏し、万全の状態で今大会に挑んだ。惜しくもジャークの2本目を失敗。5本成功と高い成功率を誇るも表彰台に一歩届かなかった。「調子が良かったからこそ悔しい」とコメントした。
この階級のエース古屋敷拓也は食生活から見直して、万全を喫していた。しかし、惜しくもスナッチの1本目を失敗。それが響きスナッチで記録を大幅に伸ばすことが出来なかった。しかし、ジャークは2本目まで安定して成功。3本目の自己ベスト記録に挑み逆転優勝を試みたが惜しくも失敗となり準優勝となった。「準優勝はできると思ったので、全然嬉しくない」と悔しさをあらわにした。しかし、準優勝と4位。団体戦優勝に向けては上々の滑り出しとなる。
続く73Kg級には渡邉峻が出場。東日本インカレでは表彰台入りをし、大きくチームに貢献したが、今日はスナッチの1本目で失敗してしまう。しかしその後は立て直し、高い成功率を誇り総合4位となった。「東日本インカレで勝ててた相手に負けてしまった」と悔しさを見せると共に「もっともっと練習して勝ちたい」と今後に向けて意気込んだ。
二日目の89kg級には吉田、水口の二人が出場。法大はこの階級、吉田、水口、山下の三選手がインカレ出場をかけて切磋琢磨していた。インカレ前の2週間で調子が上がってきた吉田と水口が出場を決めた。平良監督はこの選択が正解だったと語る。吉田は6本全て成功させ、自己新記録を更新。水口はクリーン&ジャークで成功すれば1位と記録が並ぶ169kgに挑戦するも、上げ切ることができず失敗。89kg級では吉田と水口の合計で21点を獲得した。
最終日の三日目は法大から102kg級、109kg級、+109kg級の三階級に出場。二日目終了の時点での法大は団体順位5位。他大学と比べ重量級に出場する選手が多い法大は、ここからの追い上げが重要だ。102kg級には奥脇と岡が出場。奥脇は学生としての最後のインカレ。数ヶ月前から意識して、自らできることは全て行い万全を期したという。一方岡は国体での臀部のけがの影響が長引き、練習も難しい状態が続いていた。スナッチのスタート重量は奥脇が123、岡が125。両者とも一本目を成功させるも、奥脇はその後の二本を連続で失敗。岡がその後の二本を成功させて3本成功、スナッチ記録を139kgとし3位に。ジャークは岡が160kg、奥脇が161kgでスタート。スナッチと打って変わって岡がその後の二本を失敗。奥脇は成功すればジャーク記録4位となる168kgに挑戦するも、上がりきらず、最後の大会に涙を飲むこととなった。2人の合計で団体得点は15点。この102kg級の予想よりも振るわない結果に平良監督は、中大との差は縮まらず、九国大の追い上げに苦しむこととなったと語った。
続く109kg級には澤登と福本が出場。エース2人の登場で大量得点が期待された。澤登は岡と同様に国体でのけがの影響が残る中での試合。福本は学生最後の試合として悔いの残らないよう試合に臨んだ。団体戦であるインカレでは他大学との駆け引きも見逃せない。法大と同様にこの階級に2名の選手を出場させている九国大を相手に、どれだけ団体得点を獲得できるか。スタート重量は澤登が133、福本が135と、九国大に引けを取らない設定。両者ともに成功させると、澤登が139、福本が138と、九国大の吉岡に1位を明け渡すこととなるも2、3位を独占する。続くジャーク。ここで一気に差を開きたい法大。澤登が163、福本が165のスタート重量に臨んだ。順長にスタート重量、二本目を成功させると、最後の三本目、九国大との1kg差の攻防が始まる。2本目で170kgを成功させている澤登が暫定1位の状態で九国大松本が173kgを成功させる。九国大の応援席が盛り上がる中、福本174kgの挑戦。これを成功させ、法大の団体得点が九国大を上回ることが確定。その後も澤登が174kgを成功させ、2人の団体得点は合計で43点という結果に。九国大と9点差を上回るこの得点で、法大は合計125点。九国大は100点、中大140点。残す+109kg級に2名出場する九国大をいかに寄せ付けず、さらに中大を追い越せるか。ここで昨年同様に4位となるか、2位で打倒日大へまた一歩近づけるか。+109kg級の宮城に命運は託された。
法大が団体2位になるには、宮城が16点以上を獲得し、中大の140点を上回り、九国大がスナッチ、ジャーク、トータルで1、3位を獲得する可能性を仮定して自らもそれを阻止する得点を得る必要があった。強豪揃いの+109kg級での合計16点という課題は、スナッチ、ジャーク、トータルのどれか二つを4位、一つを3位以上にするという難問だ。そんなプレッシャーの中始まったスナッチでは、スタート重量を136kgに設定。危なげなくこれを成功させると、目指す3位以内に少しでも近づきたい宮城は二回目の試技で一気に150kgに挑戦。予想された上位3名の九国大の二選手と日大の選手に並ぶ記録だ。重量挙げの試技は記録が同重量だった場合、先に成功させた選手から順位がつけられる。九国大の横山が150kgを失敗した後の試技となった宮城。ここで成功させれば横山と150kgで記録が並び、スナッチ記録で3位が確定。ジャークとトータルが4位となれば中大の得点を上回ることができる。ここ一番のプレッシャーがかかる場面、深呼吸した宮城が150kgのバーベルを一気に上げ立ち上がると、セコンドや法大の席からは歓声が上がった。横山より先に150kgを成功させたことで、スナッチ終了時点で3位が確定。あとは4位以上の得点を得ることで法大のベスト3は確定する。しかし、ジャークの競技が始まるとスタート重量の180kgを二連続で失敗。スナッチかジャークのどちらかが記録なしとなってしまった場合はトータルも記録なしとなってしまうため、三連続失敗だけは避けたいところ。そんな中、中大の古山が180kgを成功させ、宮城を追い詰める。なんとしてもこれを上回りたい宮城。181kgをやっとの思いで成功させ、ジャークとトータルを4位とし、法大をみごとに九国大と同率の2位へと導いた。+109kg級のデッドヒートについて平良監督は、「いいことばっかりは続かないね。でも最後に180kgのところを181kgあげて、そこで2位になれたんですよ。あそこは宮城が自分で負けてマッチポンプみたいになってたけど、そこで失敗しなかったというのは日頃の練習が出たのかなと思います」と、宮城の根性に笑みを浮かべた。
打倒日大、団体優勝という目標こそ叶わなかったものの、最後には根性での同率2位を獲得した法大。ここぞという場面での力を発揮した試合となったが、来年こそ。来年のインカレでの、打倒日大団体優勝へむけ、基礎からのトレーニングが始まる。
監督・選手コメント
平良朝順監督
—インカレを振り返って
・67kg級
古屋敷が4年生で最後の対抗戦だったのですが、ちょっと減量があって。その前に体重が増えていたので調子が良かったのですが、試合が近付くにつれジャークが最近調子悪くなっていて、最後の162をあげれば優勝というところで力が出なかったのは残念でしたね。最後あそこはあげて欲しかったですね練習では166くらいあげられていたのでね。西田は階級をあげたばかりだったので今年の東(日本インカレ)でレギュラー外れてしまったのですが、体重を上げて見事レギュラーを獲得して予想より3点くらい高く取ってくれました。そういう意味では2年生ながらよくやってくれたと思います。
・73kg級
渡邊はスナッチが得意なのでスナッチで得点を期待したのですが、1本目と3本目を失敗という悪循環になってしまいました。それとは逆にジャークがいつもは不安定なのですが今回は3本成功でいわゆるいい方の予想が外れてよかったかなと思います。ここでは予想より3点低くなるのですが、その前に西田がとってくれたので、順調かな、という滑り出しですね。
・89kg級
レギュラーの山下の持つ記録がよかったのですが、吉田と水口がここ2週間で調子を上げてきて、インカレ前にスタート重量を上げる最後の調整があるのですが、そこでその2人がものすごく良くて。山下がちょっと調子が悪そうだったので4年生やOBと相談して、今回出た吉田と水口に決めてメンバー変更をしました。メンバー変更したのは正解だったかなと。吉田はジャークで自己新記録を出しましたし。ただ2人ともスナッチが苦手でスナッチで得点を重ねたかっだけに、水口がスナッチを失敗してしまったのが残念でしたね。
・102kg級
岡は終わってしまったから言えるのですが、国体で左臀部を怪我してしまいまして、バーベルを触ったのが2週間くらい前で、ずっとトレーナーさんにケアをしてもらっていたのですがなかなか調子を戻せなくて。1週間前は130、150くらいしかあげられなくなっていて心配をしていたのですが、優勝候補なのにああいう結果に終わってしまったのは残念ですね、だからと言って怪我なので責められませんね。奥脇は前の4月の全日本学生個人でトータル300kgあげたので、それができれば結果出ますよね。でも出来ない。怪我などもあっていわゆる追い込むことができなかったというのがああいった不甲斐ない結果になってしまったのかな。全体を振り返ってみると、この102kg級の失点がもつれた2位の結果につながったのかなと思います。予想外とまでは言わないけど予想より19点失ってしまって。そこで中央にも届かないし、九国大も追い上げてくる。4位になるかと思いましたね。
・109kg級
ここで福本と澤登2人が、滑り出しは悪かったのですが終わってみればワンツーで、予想より2点多く取ってくれました。澤登も岡と同じで国体で肘を怪我してずっと練習ができなかった。2年生のエース2人が怪我で二枚看板が怪我してたら周りへの影響も大きいですよね。この対抗戦どうなるかと思ってました。僕はうそぶいてなんとかなる、なんとかなる、積極的に行こうと言っていたけど、学生もバカじゃないからわかるよね。でもそんな厳しい状況の中澤登が優勝してくれて、やっぱり強い子だと思います。ああいうところで追い込まれてもなんとか挽回してできるっていうのはそういう能力なんだと思います周りもたくさんバックアップしてくれましたが、それでもやっぱり本人がやらなきゃできませんから。そこを褒めてあげたいですね。
・+109kg級
宮城はスナッチ150を取れてね、あげた順番で順位が決まるから、横山(太偉雅(九国大))に勝てて、そこで団体戦の得点が1点多く取れて、中大には負けなくなったぞと。そう思っていた矢先にあのジャークの失敗でしょ、もうみんな足ガクガクで。いいことばっかりは続かないね。でも最後に180kgのところを181kgあげて、そこで2位になれたんですよ。あそこは宮城が自分で負けてマッチポンプみたいになってたけど、そこで失敗しなかったというのは日頃の練習が出たのかなと思います。
—インカレを1年間の区切りと考えると、この1年間は
東日本の対抗戦で日大に30点離されて負けました。相手が210点こちらが180点。全日本となると西日本からも強い大学が来るので間が詰まると思ったのですが、102kg級の思わぬ苦戦などもありますが、やっぱり日大との差が開いてしまっている気がします。打倒日大で日大の連覇を止めないといけない、と掲げてもやっぱり日大の強さが目立つばかりで。引退するいい選手も多いですが、今度入ってくるいい選手も多いので。階級も重なってるところが多いので、同じ階級同士、切磋琢磨してより一層高みを目指して今回の89kgみたいに3人誰が出てもいいという階級ができれば、一休みしてる場合じゃないと、良い展開になるんじゃないかなと思います。今回みたいに国体で怪我して帰ってきたんじゃしょうがないね。でもそうも言ってられないからなんとしても。なんとしてもと言って8年目(笑)。来年こそはで8年目、監督になって8年も優勝してないのは初めてだから、4年に1回は勝てたのですがね。
—打倒日大に向けて法大の課題など
全体的なことなのですが、基本に立ち返って基礎体力をアップ、スキルアップをする、技術ばかりあげても基礎ができてないといけないから、まずは基礎から明日からやって、来年のこの日のためにやっていこうと。毎年同じことを言ってますが、毎年同じようではダメなので、強度を高めて、死なない程度に(笑)、怪我をしない程度に頑張ってもらいます。
—応援してくれる方々へ
我々からするとOBが一番のファンなので、OBの方々に「頼むぞ平良!」なんて、叱咤激励をいただいて頑張ってきたのですが、私含めてOBは学生の頑張っている姿を見ていらっしゃるので、見捨てることはないと思いますが、なんとしても。見てくださってるOBも結構高齢になってきているので(笑)早いうちに優勝して胴上げをしたいという気持ちがあります。来年はなんとしても。
平良直彦主将
—インカレを終え
最終的にはなんとか2位となりましたが、途中まで4位の可能性もあって、ハラハラした試合でしたね。団体優勝を狙っていましたが階級が被ったところで点数を取れず、なかなか伸びずに残念でしたね。
—同率2位という結果
とにかく悔しいの一言ですね。4年間を終えて2番というのは。
—これからの法大の課題
力は他大学に引けをとりませんが、一番は勝負強さ、気持ちがまだ日大に劣っているので、精神面の成長が見られれば大事な場面で良い結果が出せると思うので、そこを期待したいですね。
—後輩に向けてメッセージ
もう4世代が優勝を経験していないのでそろそろ本当に、自分たちが言えることではありませんが、頑張って流れを断ち切って欲しいなと思います。
—同期に向けて
主将ではありましたが選手としては戦力になれていなくてその分、他の選手には助かってています。4年生があまり出場してないのも気が引けたのですが三人も出場してくれて、感謝してます。
—応援してくださった皆さんへ
今回不甲斐ない結果に終わってしまいましたがこれからも法大は伸び代があるので引き続き変わらぬご声援ありがとうございました。
西田陽風
ー今日の試技を振り返って
成功率5本で結構スコア良かったと思っています。スナッチもジャークも両方自己新とれたので結構良い内容だったんですけど、ジャーク2本目が取れていたらトータルで順位狙えてたかなというところなのでそこはちょっと悔しいところですね。
ー4位という結果については
予想より上にいけて、今回は本当に上に行けるか分からなかったんですけど、その中で4位ということで良いところまでいけました。でも良かったからこそ、さらに一つ上の順位が見えていたので嬉しい反面悔しいさも残りました。
ーコンディションの方としては
結構良かったです。気持ちもあまり緊張せずにいけて、身体は1週間前から結構調整して良い感じになってたのでコンディションほうに不安はなかったです。
ーその具体的な調整などは
1ヶ月前に結構練習頑張ってて、そこで一回調子が落ちたのがわかったので、記録伸ばしたいというのがあったんですけど、あえて疲れを抜くために練習をやらずに1週間前を目安に調整しました。
ー競技中には監督から言葉をもらっていましたが
ジャークの1本目が終わった後、今日は行けるぞという感じで、もうちょっと2本目の重量を上げても良いんじゃないかということを行っていただきました。試合の流れ的にあんまり時間がなかったんですけど、あの言葉は自分が調子良いのがわかってて、結構自信がつく言葉だったので、嬉しかったですね。
ー今後に向けて
もうちょっとベスト記録が高かったらもう少し楽な試合というか今日とは違う試合ができたと思うので、あと2年あるんですけど、まだまだ体重も増えきってないし、そういう面でも来年は高順位を目指していけるようにしたいです。
古屋敷拓也
ー今日の試技を振り返って
今日は4年間の集大成として、意地でも優勝しようと思ったんですけど、スナッチ1本目でこけてしまって、指示してもらった重量をできなかったのが1番の悔いです。ジャーク3本目で決めていれば優勝というところなんですけど、162㌔は自分の自己ベストなので取れると思ったんですけど、油断してしまってできなかったので悔しいです。
ー改めて準優勝については
準優勝はできると思ったので、全然嬉しくないです。
ーコンディションの方は
ずっと食生活も体調面もよくて、全て良かったと思います。
ーこの大会に向けての調整などは
自分はすぐ体重が減るので、体重調整は難しくて、ご飯を食べるのがきつかったです。
ー監督から言葉をいただく場面が見られました
スナッチでは前に行き気味ということでアドバイスしてもらったんですけど、それを活かせずに1本目を失敗してしまって反省しています。ジャークに関しては思い切りやってこいと言われたので、良かったと思います。
ー最後のインカレにかける思いなどは
自分はあとは応援するしかないんですけど、自分は社会人でも続けるので、まだこれからも頑張って欲しいです。
ー後続の選手たちへ
やってきたことがすぐ出ると思うので、思いっきりプレーして欲しいです。
ー大学の競技生活を振り返って
色々な人にお世話になってとても迷惑かけてしまったんですけど、すごい充実した4年間だったと思います。
渡邊竣
ー今日の試技を振り返って
スナッチがやはり1本目で落としたのは、練習でも普段ああいう落とし方は絶対にしないんですけど、試合だと変な感覚で引っ張って上に乗らないということがあるので、それを上手いこと直せるように意識して練習しないといけないなと思いました。
ージャークは3本全て成功でした
3本取ったとはいえスナッチの分を取り返すということを考えてもあの重量で満足してちゃいけないし、東(日本)インカレでトータル勝ってた相手に今回負けたので、そことちゃんと勝負できる重量を任せてもらえなかったというのは悔しいところかなと思います。
ー惜しくも4位ということですが
この階級は全日本になっても東日本とはメンバーがあまり変わらないので、そこと勝負する中で東は3番だったのに今回4番に落ちたということはやっぱり自分より頑張っている人がいてそいつに負けたということなのでそれは反省してもっともっと練習して来年の東日本はその人たちを倒せるように練習しなければいけないなと思います。
ーこの大会に向けてのトレーニングは
筋トレを多くやるようにして、体重も結構増えてきてて力がついてきているなという感じが結構あったので、自信持って取り組めてきたところだなと思います。
ーコンディションは
コンディションも良くて、セコンドのタイミングとか結構良くて、最後本当にあそこでおかしかったのをしっかり修正できなかったというところが今回、自分が1本目失敗して2本目ギリギリ取って3本目も悪い流れでやってプレスアウトになってしまったので、スナッチの1本目は絶対に取らなければいけないなと思いました。
ー今後に向けて
いっぱい力つけて、体重もまだまだ増やせるので、スナッチもジャークも上位3人にしっかりくらいつけるようになりたいと思います。
水口雅基
—今日の試技を振り返って
調子が良かったのですがちょっと力みすぎてしまって、スナッチを1本目落としてしまって、それが悔しかったです。
—インカレの舞台で緊張など
自分としては程よい緊張でやりやすい環境でできました。
—自分の中でインカレの評価
10点満点中6点くらいです。3本目で戦うつもりだったのですがそれができなくて残念でした。
—インカレで見つかった課題
力んでしまって楽に上げられていなかったのでもう少し自分なりの試技ができるように練習を頑張っていきます。
—1年生でのインカレでした
試合の1週間前くらいに、山下(憲一)と吉田(健人)さんと自分で争ってて、インカレ前に接戦でしたが自分と吉田さんになって。山下の分まで頑張ろうと思っていました。
—インカレで見つかった課題
メンタルと、スナッチをセコンドの先輩の方々に離れてる、前に出過ぎてるとアドバイスをもらったので、それを治せたらもう少し軽く上げられるようになるんじゃないかなと思うので頑張っていきます。
—今後に向けて
自分の同期の山下と斎藤が同じくらいの体重なので圧倒的な記録で勝っていきたいです。
吉田健人
—今日の試技を振り返って
初めてのインカレだったので、いつもの試合以上に前から緊張していたのですが、その分いつも以上に調整ができて、今日の結果に繋げられたと思っています。
—練習での調子
上がってきていて、ちょうど今日にピークを合わせられたかなと思います。
—今日の成功率
今まで調整をしっかりしてきたので、それが出たなと思います。
—具体的な調整
どのタイミングで、重いものに触る、触らない、ということを考えました。
—インカレの舞台での収穫
6本成功したことは自信に繋がるのですが、それでも結果的に5位だったので、力はまだまだないので、ベストを伸ばせないと勝負はできないなと思います。
—インカレに向けてのチームの雰囲気
みんな自分のやるべきことをやっていたので、あとは結果次第だと思います。
—今日は6本成功でしたが、今後強化したい部分
試合までにベストを更新しておかないと本番でそれ以上の重量をやらせてもらえないので、ベストを上げておいて試合で上位に行けるようにしたいです。
—今後に向けて
初めてのインカレで緊張しましたが、6本成功させられたのは自信になったし、やってきたことは正しかったと確認にもなったので、これを続けてもっとベストを更新して、団体優勝を狙っていきたいです。
岡裕智
—試技を振り返って
スナッチはまあそこそこよかったのですが、ジャークが2、3本目を落としてしまったので。国体の後の怪我があったのですが、それを回復させ切ることが出来なかったので、ダメだなと。スナッチがそれなりにできたけど自分の仕事はそこまでできてないと思うので、20点くらいかなと。団体として仕事、点数を取ることができなかったので、しっかり予定の11点を稼ぐところで稼げなくて。
—インカレに向けてコンディションは
怪我もあったのですが、薬でなんとかして(笑)良いふうにはなってましたね。もう気持ちであげてる感じですね。
—インカレでの収穫など
怪我をしないことですね。怪我をしてもしっかりを治す、怪我をしない。ということですね。
—今後の1年間に向けて
前にスポホウで全部優勝するって言ったのですが、あれはその後の1回目の大会で終わってるので、ここからは確実に。点数をもっと取れるように。記録も上げられるようになりたいですね。団体の点数だけでなく記録も。
奥脇開斗
—今日の試技を振り返って
4年間で一番ひどい試合をしたのかなと思います。最悪です。
—インカレまでの練習の調子は
学生最後の大会のレギュラーとして、法大に貢献、力になりたいという気持ちがいっぱいあって。3、4ヶ月前から意識して練習していたのですが、こういう結果になってしまいましたね。調子が万全で、身体のコンディションも良くて、食べ物にも気をつけて、自分にできること全てをやったのですが、その結果が出なかったのがすごい悔しいです。
—インカレに臨む意気込み
なぜかはわからないんですが、絶対勝てる、というすごい自信があって。自分が得点であるわけでも、法大を引っ張ってるわけでもないのに。宮城の6本目が終わるまであきらめないで優勝できるという気持ちでいました。
—4年間を振り返ってみると
結構中途半端になってるなと思います。就活もやってるのですがまだ決まっていなくて。重量挙げも最後の大会で納得できなくて。4年間の中途半端さがここで出たのかなと感じます。
—今後競技は
競技はもうやめるかもしれないですね。でも後輩たちが想いを引き継いでくれるので、それには絶対貢献したいと思います。
—4年間を終えチームとして法大がどう変わるべきか
どうなんだろう、入ってきた1年生と4年間やってきた4年生、自分たちの意気込みが少し違うんですよ。その熱量を同じになればもっとヤバいチームになれると思います。ちょっとコメントがヤバいですね(笑)
—選手として最後の試合
重量挙げをやってきて仲間や友達ができて、後悔は全くなくて。好きで大学まで続けているで、好きなことをできたのは嬉しかったです。スポホウ の人がTwitterにあげたりするのがすごく嬉しくて、そういう周りの人、支えてくれる人に感謝です。ありがとうございました。
—今まで応援してくれた方々に
感謝です。好きなように最後までやらせてくれて、本当にもう……感謝です(笑)。
福本龍馬
—今日の試技を振り返って
ジャークは失敗してしまったのですが、ジャークは全部成功したので最後の大会にしては、良かったんじゃないかなと思います。
—インカレの意気込み
本当に最後の試合だったので悔いのないように。12月の選抜大会に出るつもりはないので悔いのないように。
—結果に悔いは残ってない?
やっぱりちょっと残りますよね(笑)。スタート重量がわかった段階で優勝も狙えると思っていたので、優勝を狙って行ったのですが、スナッチ一本で澤登に負けてしましたね。同じ法大としてはベストの結果だったので複雑ですね。
—4年間を振り返って
厳しいときも辛い時もありましたが、トータルで見ればやっぱり楽しかったなと思います。達成感あります。
—競技は今後
地元で就職して、高校生の指導をしながら自分も少しやって、全二品社会人とか出られたらいいなと思います。
—今後の法大の課題
実力不足がはっきりして、成功率低い事もありましたがそこまで悪くもないと思うのでとにかく実力差がでかいかなと思います。全員が実力を上げて来年再度優勝を目指してほしいですね。
—応援してくださる方々へ
感謝しかないですね。ここまで来られたのは声援と支援があってこそなので、感謝しかないです。
—団体2位という結果
自分たちは団体優勝を目指しているので、2位でもやっぱり悔しいですね。
—今後に向けての意気込み
今後ですか(笑)。健康に気をつけて適度に頑張ります。
澤登健太郎
—今日の試技を振り返って
運が良かったと思います。自分は怪我をしてしまっていてベストコンディションではないなか、本来では優勝できるレベルではなかったのですが、周りの人もコンディションが悪かったみたいで。運が良かったです。
—怪我をのぞいて練習での調子は
1週間前まで全く重い重量を触ってなくて。今日のスタート重量のどちらもここ1ヶ月のベストで。そんな中でインカレに向けてやってきたという感じですね。ずっとインカレのためと考えて、怪我の間は悪化しないように練習を我慢して。それが今日うまくハマってくれたなと思います。
—インカレへの意気込み
これが大学の中で一番権威のある大会で、ここで団体優勝することが絶対の目標なので、その力に少しでもなれれば、とやってきました。
—インカレを終え、収穫や課題など
怪我をしない、ということですね。
—これからに向けて
まず肘を完全に治して5月の大会に出るつもりなので、その時の1本目が今のベストにできるよう、この怪我の時期に力を溜めて、体と心を成長させて強くなります。
宮城昌義
—今日の試技を振り返って
トータルの成功本数が3本というのは初めてじゃないかなと。いつもはだいぶ成功率が良くて4本とか5本が当たり前みたいな感じできたのですが、振り返ってみると今日の試合は最悪だったなと思います。
—コンディションは
学祭などあって練習が出来なくて、コンディションが悪くて、そんな中で試合というので、できることをしようと考えていました。スナッチが悪くなかったのですがジャークは全然ダメでしたね。
—インカレを終え
大舞台の中で見つかった課題がたくさんあってジャーク、クリーンの安定の無さが目立ちました。それが原因で3本目で181kgに挑戦するという結果になってしまいました。
—今後鍛える部分は
クリーンもそうですが、メンタルもですね。やっぱり追い込まれてからやるのと最初からやるのじゃ全然違うので。最初からできるようにメンタルの強化もして行きたいです。
—これからに向けて
次に出る大会が結構後になると思うので、それまでにはクリーンなど全部直して、簡単に順位を決められるようになりたいと思います。