第96回日本学生選手権
2020年10月1日〜4日
東京辰巳国際水泳場
屈辱を味わった前回大会から1年。新チーム発足時に『下剋上』をスローガンに掲げ、それから一人ひとりが厳しい鍛錬に励んだ成果が『男女共にシード奪還』という形で報われた。今回は特別編と題し、最後の年にコロナ禍に見舞われながらも挫けずにチームをまとめた4年生たちを紹介する。
コラム
4年生たちにとって最後となる日本学生選手権(インカレ)で悲願の『男女共にシード奪還』を達成した法大水泳部。激動の年に主将を務めた下田晴也は「当たり前が当たり前じゃない日々が続いたけど、決して諦めることのなかった1年」と自信を持って言い切る。
終わってみれば、シード奪還を果たし、申し分のない結果を残して水泳部を引退していった4年生だったが、ここまでの道のりは決して易しいものではなかった。前例がない出来事に見舞われた今年。4月に予定されていた日本選手権の中止を皮切りに、春の大会は続々と中止が発表された。そして悲惨な状況は普段の練習にまで及んだ。新型コロナウイルス感染拡大により部活動の自粛を余儀なくされ、長期に渡って泳げない日々が続いた。一時はインカレさえも開催が危ぶまれる事態に。この先どうなるのか分からない中で、選手たちが多くの不安を抱きながら毎日を過ごしていたことは容易に想像ができる。ただ、女子の主将を務めた大塚妃呂子はこの1年で「最終目標とレールを定めておけば、たとえ前代未聞の事態が起きても崩れずに進んでいけるということを学んだ」という。新チームが発足したときに掲げたスローガン『下剋上』。最後のインカレで『男女共にシード奪還』を果たして勇退するために、自分たちで立てた目標は一寸たりとも揺らぐことはなかった。「何があっても意思を貫き通し挑戦し続けた1年」(浅野理子)、「今後の人生にも良い形でつながる」(木下大輔)、「主将を中心に1年間チーム力を重視してやってきた成果が出た」(工藤千遥)、「充実した日々を過ごすことができた」(町田瑞季)と4年生たちは皆、充足感に溢れる。必ずしも全てが思い通りにいった訳ではないのかもしれない。それでも、逆境の中で一人ひとりが真摯に水泳に向き合い内容の濃い1年を過ごすことができたのである。
そしてやってきた集大成の舞台。「もっともっと日本のトップで戦えるようになっていきたい」。入学したての頃にそう話していた赤羽根康太は4年間で自身が語った目標を現実のものにしてみせた。3年次のインカレで涙を呑んだ100mバタフライ。並々ならぬ思い持って臨んだ最後のインカレは予選からインターC標準を突破し、本人も驚くほど好調な仕上がりをみせていた。予選を全体トップで通過し迎えた決勝は、予選で出した自己ベストを再び更新するも後半の猛烈な追い上げは惜しくも及ばずに銀メダルとなった。「最後抜かせなかったことが悔いに残ります」と反省する赤羽根。しかし、赤羽根の最後の勇姿を見た下級生たちは「すごくかっこよかった」と声をかけた。決勝でマークした51秒83。これは、五輪派遣標準記録に迫る好タイムである。赤羽根はたくさんの荒波を乗り越えながら世界の舞台に手が届くところまで来た。「今年のインカレまでずっと思うような結果を残せずにいましたが、なんとか最後の年にやり切ることができた」と自身の4年間の成長を噛みしめた。
赤羽根(写真:左)は100mバタフライで銀メダルに輝いた
「1番楽しく、1番嬉しく、1番悔しい色んな思いがあった試合」と振り返るのは岡本拓巨だ。彼にとってもまた、特別な思いを胸に秘めて挑んだインカレだった。昨年のインカレでは800mフリーリレーで4年生3人と共にリレーを組んだ。「4年生をA決勝に連れていきたい」という気持ちで泳いだレースは目標まで後一歩届かずに悔しい思いをした。そんな岡本は今年、最高学年として下級生を率い全てのリレー種目に出場。400mフリーリレーと400mメドレーリレーでは気持ちのこもった泳ぎでチームを決勝進出に導いてみせた。また、個人種目でも200m自由形で8位入賞を果たし、男子のシード権獲得に大きく貢献。「どんな状況でも負けない強さがあるんだから自信を持って」と試練の1年を一緒に乗り越えてきた後輩たちにそう言葉を送る。今大会の予選、決勝を含め計8レース全てで全力を出し切った岡本の姿はしっかりと後輩たちの目に焼き付いたはずだ。
健闘をたたえ合う岡本(写真:下)と赤羽根(写真:上)
「4年の意地で、4年間で1番チームに貢献することができてよかった」と語るのは河田華佳。個人種目の400m自由形と800m自由形では決勝進出はならなかったが、それぞれ13位と15位に入り得点を獲得した。800mフリーリレーでは唯一の4年生としてアンカーで出場。「4泳を泳がせてもらえて、A決勝に残ることができ、最後に貴重な経験ができて幸せだった」と喜びに浸る。女子のシード奪還に「自分も貢献することができた」と話す河田は華々しい結果で自らの花道を飾った。
「大学2年生の頃から成績が伸び悩み、最後のインカレでは良い成績を残すことが出来ず、チームに貢献することが出来ませんでした」。熊谷笑里の言葉からは暗中模索の競技生活が伺える。そんな苦悩を抱えながら過ごしてきた熊谷の側にはいつも頼りになるチームメイトの存在があった。「素晴らしい仲間たちと出会えたことで、挫けそうな時も立ち直り目標を追いかけることができた」と赤裸々に語る。思い描いていた目標を成し遂げることはできなかった。しかし、青春期を大切な仲間と、ひたむきに水泳に専念した経験はきっと今後の人生の糧になる。法大水泳部で学んだことを問うと、「結果が出ない時でも挫けず継続する大切さ」と熊谷は返す。また、東千尋も「継続し続けることの大変さ」を感じたという。一人ひとりが数々の葛藤と戦ってきた4年間。でも、そうした過去の挫折や失敗があったからこそ最後のインカレで『男女共にシード奪還』を果たし、チームメイトと喜びを分かち合える瞬間がやってきたのだと思う。
4年間切磋琢磨しながら支え合った
有終の美を飾ることができたのも「目配り、気配り、心配り」をモットーに選手を支え続けた清田朱音らマネージャーの奮闘もあってこそだった。今年度は1度も全員で集まることはできなかった。しかし、オンラインでミーティングを重ねる中で、自ずと4年生の強い思いはしっかり下級生に届いていた。コロナ禍が与えた試練にも負けず、部員全員の力を結集させ最後のインカレでスローガン『下剋上』を体現。今回は、清田が言うように「全員で勝ち取れたシード」だった。苦難の1年にチームをけん引した経験を原動力に、4年生たちは卒業後もそれぞれの道で輝きを放つことだろう。
部員全員でシード権を勝ち取った
(記事:根本 成 )
4年生インタビュー
下田晴也 主将
ーインカレを振り返って
コロナで泳げない期間もあり、とても苦労したが、開催に向け動いてくださった方々への感謝の気持ちと、指導してくれたコーチへの恩返しを胸に戦いました。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
思い通りに行くわけもなく、当たり前が当たり前じゃない日々が続いたけど、決して諦めることのなかったので、自信がついた1年でした。
ー4年間での1番の思い出
法政大学体育会水泳部の部員として過ごせた日々が思い出です。
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
人としてのあり方や、水泳以外のことも多くを学べました。
ー後輩にメッセージ
水泳はもちろんのこと、水泳部を通して多くのことを学んでほしいと思います。
大塚妃呂子 女子主将
ーインカレを振り返って
過去にないほど全ての大学・全ての選手・スタッフ・地元で応援してくださる方々の想いが詰まった熱い試合だったように思います。「試合に出られない人の分まで」という想いが今回は特に強く、面識のない選手のレースを見ても気持ちの伝わってくるレースばかりでした。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
チームのことを常に考え続け、自分の弱さにとことん向き合った1年でした。
ー4年間での1番の思い出
1年生のインカレ中、同期の学生トレーナーが体調を崩し、レースの終わった私が付き添いでタクシーに乗りまくって病院に連れていったことです。
ー法大水泳部で学んだこと、得たもの
人からいただく善意に対して、どんな時どんなものにも常に誠実に対応することが、信頼関係の構築に繋がるということを学びました。また、最終目標とレールを定めておけば、たとえ前代未聞の事態が起きても崩れずに進んでいけるということも学びました。
ー後輩にメッセージ
悔しい経験と、全員の努力によって得られる喜びを知っているみんなは今とても強いと思います。個性を存分に発揮し自分らしい水泳の楽しみ方をして、さらに法政大学水泳部を強くしてくれると嬉しいです。応援しています。
赤羽根康太
ーインカレを振り返って
初日の4継で引き継ぎベストを1秒更新する49秒台を出すことができ、2年連続A決勝に駒を進めることができました。今年はB決勝はないので、頼りになる後輩たちと共に2回泳げたことを誇りに思います。2日目の100mバタフライでは、予選からインターC標準を突破する51.9というタイムで泳ぐことができ正直驚きました。決勝では前半落ち着きすぎて遅れてしまい、最後抜かせなかったことが悔いに残りますが、準優勝でもすごくカッコよかったと後輩に言ってもらえたので良いレースができたと思います。なんとか4年目にして1日4本しっかりバタフライを泳げたことが今年のインカレを通して1番頑張ったところです。すみません、8継は微妙でした(笑)。とにかく最高のチームメイトと共に男女シード奪還できたことを本当に嬉しく思います。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
昨年のインカレでは思うような結果が残せず、本当に悔しい思いをしたので、この1年は今までにないくらい努力をしてきました。その中でコロナの問題があり、モチベーションが上がったり下がったりとありましたが、自粛明けから開催が決まったインカレに向けて全力を尽くしてきました。時間を無駄にせずに水泳と向き合うことができ、良いシーズンになったと思います。
ー4年間での1番の思い出
たくさんの素敵な後輩に恵まれたことです。強くなりたいという意志を持った後輩たちが周りに増え、共に努力してきました。僕の水泳に対する姿勢やレースを見て、そう感じてくれる子が増えたことはとても嬉しいです。中には、親しみをもって接してくれる子もいて、僕は本当に幸せ者です。
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
「水泳は人間形成の道なり」という言葉から、入学前に比べてより魅力的な自分を得ることができたと思います。それは礼儀正しい人であること、人として尊敬されること、周りから応援される選手になることなど、様々な意味を持ってのことです。
ー後輩にメッセージ
3年生は残り1回、2年生は折り返し、1年生はまだまだこれからということになりますが、全員に向けて言えることとして、とにかく悔いの残らないようにしてもらいたいです。誰に何を言われても最後に選択をするのは自分自身ですから、誰かのせいにすることなく自分を信じて後悔のないような選択肢を進み続けてほしいと思います。僕自身、今年のインカレまでずっと思うような結果を残せずにいましたが、なんとか最後の年にやり切ることができたので、後輩たちにも決して諦めず頑張って欲しいなと思います。来年、ガウン着て笑顔でいるところ見たいなぁ!
岡本拓巨
ーインカレを振り返って
コロナの影響で今まで通りじゃいかないインカレだったけど、今までインカレに出てきた中で1番気合も入っていたし、1番楽しく、1番嬉しく、1番悔しい色んな思いがあった試合でした。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
今自分にできる事をしっかり考えて行動しないといけない、水泳に対する思いや色んなことで初心に返って行動でき充実した一年でした。
ー4年間での1番の思い出
一年の時4×200のレースの決勝です。インカレラストレースのカウントダウンから入場したあの雰囲気は忘れられないですね。
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
どんな状況になっても助けてくれる心強い仲間です。先輩、後輩関係なく法政大学体育会水泳部という仲間を得ました。皆がいなければこんな最高な人生を送れていません。人としてどう生きるか、どうしたら上手くいくのか、この法政大学体育会水泳部を通じて生き方を学びました。
ー後輩にメッセージ
頼りない学年と言われ続けた自分達に最後までついて来てくれてありがとう。今年一年はかなり苦しかったと思う。けどそれを乗り越えられた皆は強い。どんな状況でも負けない強さがあるんだから自信持って色んな事に挑戦し続けてほしい。失敗してどん底に落ちても周りに仲間がいるから大丈夫!皆の活躍を期待しています!
木下大輔
ーインカレを振り返って
タイム的には全然満足できませんが他の3人の力も借りて4年で初めて点数を取れて法政大学に少しでも貢献できたのは良かったです。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
コロナの影響で全く泳げない時期もあったり本当に辛い思いばかりしてきました。ただそれを乗り越えてまたインカレに向けて本気で取り組めたのでこれは今後の人生にも良い形でつながると思います。
ー4年間での1番の思い出
最後のインカレです!引退レースということもあり楽しかったです!!
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
競技力だけではなく人としての成長が1番大きかったと思います。たくさんのものを得たので立派な社会人を目指します。
ー後輩にメッセージ
法政大学体育会水泳部のみんなはまだまだ大きな力を秘めています!もっともっと法政カラーのオレンジ色に染めていってほしいです。
東千尋
ーインカレを振り返って
自分たちの代でシードを残してあげられたことを嬉しく思います。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
高校3年時の熊本地震を彷彿とさせる1年でした。
ー4年間での1番の思い出
コロナ期間に下田くんと2ヶ月間寮にこもったことですね。
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
何かを継続し続けるということの大変さ。
ー後輩にメッセージ
来年のインカレは見に行くので成長したみんなの姿を見たいです。今後は1人のOBとして応援しています。
浅野理子
ーインカレを振り返って
目標だったシード権を得られとても嬉しいです。出場選手には敬意を表したいですし、イレギュラーな状況の中だったからこそ、法政の自由で明るい雰囲気が功を奏したと思います。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
予期せぬ事態を受け入れ、何があっても意思を貫き通し挑戦し続けた1年でした。
ー4年間での1番の思い出
14年続けた競技を引退した瞬間。
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
挑戦心や信頼関係の大切さと人との繋がり。
ー後輩にメッセージ
一人一人の良いところを役割として発揮して、個人としてもチームとしても結果を出し続けてください。
河田華佳
ーインカレを振り返って
今年のインカレは今までとは違い、限られた人しか会場に入ることができず、また、応援の仕方が違うなど少し寂しく感じる部分はあった。しかし、個人ではA決勝には残れなかったものの、4年の意地で、4年間で1番チームに貢献することができてよかった。リレーでは、4泳を泳がせてもらえて、A決勝に残ることができ、最後に貴重な経験ができて幸せだった。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
コロナという非常事態により、当たり前が当たり前ではなくなることを経験した1年だったと思う。水泳ができない日々を過ごし、改めて水泳の楽しさを実感することができた。苦しく辛かったが、1番頑張れた1年だったと思う。
ー4年間での1番の思い出
今年のインカレ。去年男女ともシードを落としてしまい、今年私たちの代で取り返すのは無理だろうと思われていたと思う。しかし、結果どちらも取り返すことができ、そこに自分も貢献することができたということがとても嬉しかった。
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
「水泳は人間形成の道なり」この言葉の意味を学んだ。水泳の技術だけでなく、水泳を通して人との関わり方や礼儀など、今後の社会生活に必要なスキルを学ぶことができたと思う。そして、今まで以上に沢山の繋がりを得ることができた。
ー後輩にメッセージ
それぞれに残された時間は異なると思いますが、今この瞬間を悔いなくやり切って欲しいです。今年のインカレ以上の結果を目指して頑張ってください!
熊谷笑里
ーインカレを振り返って
三年ぶりに男女共にシード奪還することができ、最高の試合を行うことができました。法政大学は去年のインカレの際に、シードを落としてしまったため、今年はこのシードを取り戻すために『下剋上』というスローガンを掲げ、日々練習に取り組んできました。インカレが開催される三ヶ月前までは、「本当にインカレはやるのか」と、不安に思っていた時期もありましたが、部員全員がインカレが開催されることを信じ、日々練習に取り組んできたため、本当にこの舞台に立つことができて嬉しかったです。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
困難を乗り越える一年でした。大学4年生となり、やっとチームを引っ張っていける学年になったと思っていたのですが、実際は新型コロナウイルの影響により、試合や練習回数が減るなどの予想外な出来事が多かったです。しかし、そのような環境の中でも、現状の問題を把握し、仲間と共に考え行動していくことで、予想外な出来事も対応することが出来たと思います。今年コロナの影響で大変なこともありましたが、最後の最後までチームと共に試合に臨み、困難を乗り越えることが出来て良かったです。
ー4年間での1番の思い出
今年十月に行われたインカレです。新型コロナウイルの影響により、全国大会が次々に中止になっている中、インカレを開催することが出来ました。四年生にとっては、学生最後の試合となり、この試合に向けて一年間ひたすら練習に取り組んできたため、本当にインカレを迎えることが出来て嬉しかったです。さらに、チームの目標であった『シード奪還』も達成することができ、これまで四年生についてきてくれた仲間には感謝しかありません。
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
法政大学水泳部を通じて、結果が出ない時でも挫けず継続する大切さを学びました。私は大学二年生の頃から成績が伸び悩み、最後のインカレでは良い成績を残すことが出来ず、チームに貢献することが出来ませんでした。正直、結果を出せなかった過去を悔やむこともありましたが、最後に仲間と共にインカレという舞台に立ち、シードを奪還する場にいられたことは、私が諦めずに続けてきた結果だと思います。さらに、法政大学水泳部に入部してから、自身の悩みを真剣に聞いてくれる同期や、先輩を慕ってくれる後輩、引退しても気にかけてくれる先輩など、沢山の大切な仲間に出会えることが出来ました。私はこの四年間、素晴らしい仲間たちと出会えたことで、挫けそうな時も立ち直り目標を追いかけることができたため、本当にこの法政大学水泳部に入部することが出来て良かったと思っています。
ー後輩にメッセージ
この一年間大変なこともありましたが、最後まで四年生についてきて下さり、ありがとうございました。この一年間は去年と比べて、なかなか練習を行うことが出来ず、チームメイトもそれぞれ個々に悩みを抱えていたと思います。特に一年生やクラブ練習組とは、唯一試合でしか会う機会がないのに、その試合する行うことが出来ず、少し心配がありました。しかし、今年のインカレで素晴らしい結果を出している姿を見て、非常に頼もしい後輩ばかりが集まったなとしみじみ感じました。今後は新チーム体制となり、忙しくなると思いますが、自分達らしいチームを作り上げて下さい!引退してもずっと応援しています。
清田朱音 マネージャー
ーインカレを振り返って
男女シード奪還できたことが素直に嬉しいです。コロナの影響で1度も全員が集まることができず”チーム”として成り立てているのか心配していたが、種目別ミーティング等オンライン上でも部員同士の繋がりを保てていたことが、少しよかったのではないかと思います。出場している、していないに関わらず、全員で勝ち取れたシードだったと感じています。
ー4年間での1番の思い出
普段の練習です。
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
目配り、気配り、心配り、充実した毎日ですね。
ー後輩にメッセージ
これからもずっとみんなのことを応援しています!最後まで楽しんでください!
町田瑞季 マネージャー
ーインカレを振り返って
イレギュラーな試合でしたが、感動するレースが多く、熱い試合だったと思います。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
スタッフとしてどのような役割を果たすべきか試行錯誤した1年でしたが、充実した日々を過ごすことができました。
ー4年間での1番の思い出
最後のインカレで男女シード奪還出来たことです。
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
学んだことはチームとしての戦い方やそのやりがい、得たものはかけがえのない仲間たちです。
ー後輩にメッセージ
1日1日を大切にし、引退するときには後悔なくやり切ったと胸を張って言えるように頑張ってください!
工藤千遥 学生トレーナー
ーインカレを振り返って
会場にいたわけではないが、様々な工夫をすることでチームが1つになっていると感じられた。主将を中心に1年間チーム力を重視してやってきた成果が出たと思う。
ー今年は自身にとってどんな1年でしたか
様々な面で成長できた1年でした。水泳部に入って4年間でたくさん成長出来ましたが、特に最後の1年は最高学年として行動することで学ぶことが多くありました。
ー4年間での1番の思い出
最後のインカレで男女シードを奪還できたことです。
ー法政大学水泳部で学んだこと、得たもの
素晴らしい環境でトレーナーとして1から学べたことが自分にとって1番意味のあったことです。水泳部を通して出会った仲間はわたしの財産です。
ー後輩にメッセージ
シード校で満足せず、更に上を目指して頑張ってください。トレーニングで身につけた筋肉をみんなの自信に変えられるよう、日々努力を重ねてください!