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【重量挙】第36回全日本ジュニアウエイトリフティング選手権大会 +105㌔級野中が表彰台を飾る!

重量挙

【重量挙】第36回全日本ジュニアウエイトリフティング選手権大会 +105㌔級野中が表彰台を飾る!

第36回全日本ジュニアウエイトリフティング選手権大会
2016年3月11日(金)〜13日(日)
埼玉県上尾市スポーツ総合センター

世界ジュニアの選考も兼ねた今大会。法大からは94㌔級の雨宮玄剛(営1)と+105㌔級の野中雅浩(キャ1)が出場。雨宮は表彰台に一歩届かなかったものの、野中は準優勝を飾った。

DSC 0135 R
世界ジュニアが懸かった大会でも堂々とした試技を見せた野中

試合結果

個人成績(丸数字は順位)

選手名 階級 順位 スナッチ クリーン&ジャーク トータル
雨宮玄剛 94kg級 4位 115kg⑥ 150kg④ 265kg
野中雅浩 +105kg級 準優勝 153kg② 190kg② 343kg
 

戦評

 法大出場選手の1人目は94㌔級の雨宮。スナッチは100㌔からスタートし、けが明けだったものの、3本全てを成功させた。クリーン&ジャークでも1、2本目の146㌔と150㌔を成功させる。3本目は156㌔と自己新記録を狙うも、取ることはできず、トータル265㌔。表彰台には一歩届かなかった。
 1人でも表彰台入りを果たしたいという思いの中、迎えた全日本ジュニア最終日。法大からはインカレにも出場した野中が登場。昨年のこの大会では3位だった野中。昨年2位の村上英士朗(日大)が抜けたため、2位以上が期待された。スナッチでは、145㌔、153㌔を順調に成功した。しかし、目標であった160㌔はあげることができず。続くクリーン&ジャークでは1本目190㌔を成功させるも、2本目ではクリーンで落としてしまい、3本目はジャークで失敗。記録を伸ばすことはできなかった。1位の知念光亮(沖縄国際大学)、3位の横山太偉雅(四日市工業高校)との力の差は大きかったため、今回は記録との戦いだった。しかし、目標としていた、スナッチ160㌔、ジャーク206㌔をあげることはできず。1ヶ月後の学生選抜でのリベンジを誓った。(八木下伸一)

 

監督・選手コメント

平良朝順監督

―今大会の総括をお願いします
昨日の94㌔級の雨宮から始まって、今日の最後の野中にっていうことで、まあ雨宮についてはけが明けだったのであまり期待はしてなかったです。それでも自己新を狙うところまでよく頑張ってくれたなと思いますね。野中については、記録的にもスナッチは165㌔までは練習していたので、160㌔は取ってほしかったです。ジャークはやっぱり200㌔というのは、リフターとしては1番重量としても魅力があるので挙げてほしかったんですが、190㌔でした。まあ今大会は選手権ではあるんですが、世界ジュニアの選考も兼ねていました。そこで2位ということで、世界ジュニアには引っかかるかなと。そういう点では良かったかなと思います。

―インカレ後、新体制のチームの様子は
去年のインカレでも私たちが思っていたよりかは差がついて負けてしまいました。4年生2人レギュラーが抜けて、ちょっと現在の戦力としては去年より落ちる状態ですね。日大は逆に上回っていて、九州国際大は(去年のインカレでは)3番だったけれども上回ってきていています。その辺の分析はできているので、今の雰囲気としては追いつけ追い越せということで、日夜練習に励んでいるところですね。

―2016年の重量挙部の目標は
目標は毎年同じなのですが、今年は全日本の大学対抗戦が12月の遅く、クリスマスまでかかるんですね。3年連続2位なので、この辺でなんとしても優勝したいですね。今年の新4年生は1回も勝ったことがないので、卒業土産ではないですが、優勝して送り出したいということで、優勝を目標にしています。

―その上で、昨年1年生ながら対抗戦に出場した野中選手に期待することは
対抗戦の得点の満点は24点なのですが、彼には得点以上に、チーム内で1番重い重量を挙げられるわけですから、そういう意味では大砲として、2年生ではあるんですが牽引役になってほしいとは思いますね。得点の獲得となおかつ、練習でのチームを引っ張るという役を期待しています。

94㌔級 雨宮玄剛

―今日の試技を振り返って
スナッチは試合の調整期間にけがをしてしまって、あまり重い重量はできなかったんですけど、しっかり3本成功することができたので、そこは良かったと思います。ジャークは3本目で自己新記録を狙ったんですけど、とることができなかったので、そこが課題になりました。

―今大会の目標は
スナッチは3本全部成功することで、ジャークは自己ベストを更新することが目標でした。

―デッドリフトのセカンドのタイミングの改善を課題に挙げていましたが
クリーンはしっかりできたと思います。でもまだ完全ではないので、もっと改善したいです。

―ジャークの3本目の失敗の要因は
調整期間に自己ベスト近くの重量を触れなかったので、重量慣れ出来てなかったことが要因かと思います。

―4月には下級生が入ってきますが
しっかり先輩として、後輩を引っ張れるようにいい記録を出していかなければいけないと思います。記録を伸ばして、後輩の士気を上げられるようにしたいです。

―これからの課題をお願いします
スナッチはけがを治してもっと重い重量を触ることです。ジャークはここぞというときの大事な場面で決められるように練習していきたいです。ジャークはあとフォームの改善ですね。

+105㌔級 野中雅浩

―本日の試技を振り返って
今日はスナッチ160㌔、ジャーク206㌔を目標にやっていて、スナッチは160㌔までいけたのですが、最後取れなくて、ジャークは1本しか取れなくて、成功率の悪い試合でした。1ヶ月後学生選抜があるので、そこで目標の記録取れるように1ヶ月調整していきたいです。

―順位の目標は
2位以上ない、2位以下ないで、2位が目標だったので予定通りでした。

―スナッチ160㌔挑戦したときの気持ちは
練習で155㌔取ったときは160㌔取れそうという感覚だったのですが、実際にやってみてまだちょっと遠いかなと思います。

―ジャークは1本のみの成功でした
2回目のクリーンを失敗してしまい、3回目はジャークを失敗してしまいました。まずクリーンを失敗しないように練習してクリーンができたら、100%ジャーク成功できるようにしていきたいです。

―自己記録は
スナッチが155㌔でジャークが197㌔です。

―本日の収穫は
試合で初めて160㌔触って、課題とか見つかって、明日から合宿なので1週間頑張っていきたいです。

―課題とは
デットリフト引いてからセカンドからの高さとかスピードですね。

―インカレでは準優勝でしたが
新チームとして、団体優勝目指して、今年こそは達成できるように頑張ります。

―インカレ後の練習は
膝越えてからの種目練習と脚力、上半身の強化をやってきました。

―昨年1年間を振り返って
伸び悩んだり、一気に伸びたり、終わってみれば、記録的には伸びたなと思います。

―記録が伸びた要因は
キャリアを積むことで自分の課題などがわかってきて、そこを補う練習や長所を伸ばす練習ができるようになったことです。

―どんな課題を克服できましたか
上半身が少し強くなったことと、あとは高さが少し出るようになり、セカンドからのスピードを上がったかなと思います。

―今大会優勝された知念選手や村上選手の存在は
高校生の時から追いかけていて、合宿とかで会う機会も多いです。自分は国際大会とか考えているのですが、各階級出られて2人とかなので、オリンピックとかを考えたときにはもっと早く倒しておきたいなと思っています。

―その2人の差は高校時代に比べて縮まりましたか
そうですね、縮まったと思います。

―国際大会等の目標は
今年の6月と7月にまたいで行われる世界ジュニアで入賞できるように頑張りたいと思います。

―その大会の出場権は
今日の大会が予選で、まだ通知は来てないですがおそらく出られると思います。

―世界大会の経験は
日中韓の試合を2回と、アジアジュニアです。全世界の大会は初めてです。

―世界ジュニアに向けて
海外なのでご飯とかいろいろと調整難しいと思うのですが、国内の試合と同じかそれ以上の成績を残したいなと思います。

―今年1年間の目標は
団体で優勝することと個人ではスナッチ165㌔ジャーク210㌔やりたいなと思います。

―長期的な目標は
村上さんと知念さんが大学生の間に倒したいなと思います。

 

フォトギャラリー

  • DSC 0024 Rスナッチは全て成功させた雨宮
  • DSC 0062 R表彰台には一歩及ばなかった
  • DSC 0076 R成功率に課題を残した野中
  • DSC 0135 R世界ジュニアが懸かった大会でも堂々とした試技を見せた野中
  • DSC 0141 R表彰台を飾った野中(左)
 

 

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