【アメフト】 春季オープン戦 対大東大 大差をつけて快勝
2016春季オープン戦 対大東大
2016年4月24日(日)
法政大学武蔵小杉グラウンド
大東大との対決は、多くの下級生が試合に出場し活躍を見せた。失点を許すことなく快勝した。
試合結果
トータル試合結果
70 | 28 | 1Q | 0 | 0 |
---|---|---|---|---|
7 | 2Q | 0 | ||
21 | 3Q | 0 | ||
法政大学 | 14 | 4Q | 0 | 大東文化大学 |
試合得点
Q | 時間 | ポジション | 選手 | 得点方法 | TFP |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2:05 | QB | 馬島臨太郎 | TD | ◯ |
1 | 5:10 | RB | 川村龍ノ介 | TD | ◯ |
1 | 9:48 | RB | 日比悠仁 | TD | ◯ |
1 | 11:43 | TE | 山﨑瑠 | TD | ◯ |
2 | 6:37 | QB | 野辺歩夢 | TD | ◯ |
3 | 1:38 | QB | 野辺歩夢 | TD | ◯ |
3 | 1:59 | QB | 野辺歩夢 | TD | ◯ |
3 | 9:17 | RB | 日比悠仁 | TD | ◯ |
4 | 3:33 | QB | 野辺歩夢 | TD | ◯ |
4 | 9:53 | WR | 南河竜成 | TD | ◯ |
戦評
法大のキックオフで試合が始まった。レシーブを試みる大東大の一瞬の隙を突き法大がボールを奪取。開始早々攻撃権をもぎ取り、法大の猛攻が炸裂する。QB馬島臨太郎(キャ3)はランプレーで敵陣深くまで攻め込んでいき、自らTDを成功させる。守備では法大DF陣が相手の攻撃をパントに追い込みOFの機会を得る。ペースを落とすことなくパスを繋げていき、5:10にはRB川村龍ノ介(デザ工2)が約40ydsランを決めエンドゾーンへ。着々と相手との得点差を引き離していく。攻撃の手を休めることなくOFはQB馬島を中心に戦略を組み立て、確実に進軍。今度はRB日比悠仁(法3)がTD。攻守が切り替わるとすぐさまDB横井謙介(営2)がパスボールをインターセプトし自陣を奮い立たせる。1Q終了間際にもTE山﨑瑠(社4)が得点を上げる。
迎えた2Q。ランやパスを織り交ぜ侵入エリアを拡大していく。目前で4th downとなり、勢いに乗ってギャンブルを選択するも得点には結びつかない。QBは野辺歩夢(キャ1)に代わり、大きな体を駆使し、RBやWR陣にボールを回して進行ルートを切り開きTDを決める。攻撃権が切り替わるとDL手塚滉貴(経2)のQBサックで相手の流れを止め、DL利根川公紀(営2)は大東大のファンブルしたボールを見事リカバーし法大にチャンスを手繰り寄せ、流れをつかんだまま後半戦へ。
ファンブルリカバー直後のDF陣
大東大のキックオフから開始された3Qもトマホークスの勢いは休まることを知らず。QB野辺が引き続き速攻で前へ前へと攻め上がる。わずか後半開始2分、QB野辺が大東大DFを切り裂きタッチダウン。そして続く大東大の攻撃陣がファンブルし攻守交代に持ち込むと、流れは完全に法大のものへ。またもやQB野辺がタッチダウンで点差を広げる。その後も確実に大東大のOF陣を抑える。だが大東大も負けじの守備で、QBサックなどで対抗。しかし大東大のオフサイドなどのファウルも相まって法大の攻撃は勢いを増していく。9分17秒にはRB日比がタッチダウンを挙げる。
WR#31南河がエンドゾーンでボールをキャッチしTD
4Qも、守備ではLB山下泰輝(法2)がQBサックを見せ、攻撃ではRB小林篤実(理工2)のロングランで一気に敵陣8ydsまで攻めるとQB野辺が本日4つ目のタッチダウン。大東大を攻守に渡り圧倒する。約40ydsのQB野辺が繰り出すロングパスをRB南河竜成(営2)がエンドゾーン内で確実にキャッチし、試合を決定づける。最後に大東大DFも意地のプレーでインターセプトするが、時すでに遅し。ラストプレーとなったものの、法大としては後味の悪い終え方となった。
試合を通して、攻撃がうまく機能し、相手に追随させなかった。また守備面でも大東大に全くといっていいほど攻撃機を与えず、終始展開を優勢に進めた。だが、この結果に甘んじることなく、春の試合を戦い抜いてほしい。(和多慎之介・宮下尚子)
選手コメント
川村龍ノ介
—今日の試合を振り返って
まずまずだったと思います。
—RBとしてどのように攻めていこうと考えていましたか
縦に縦に攻めていこうと思っていました。RBなので突き進んでいこうと考えていました。
—今日の自身のプレーはどうでしたか
まずまずでした。うまくやろうとしすぎて空回りもしましたね。
—TDを決められましたが
気持ちよかったです。
—先輩からアドバイスは貰いましたか
もっとアグレッシブにスピードで攻めていっていいよと言われました。
—尊敬する先輩は
いっぱいいるんですけど、同じRBで4年生の鎌田さん、あと今井憲史朗さん、日比さん、桑原さんですね。努力して並んでいけるようになりたいです。
—課題とかありますか
スピードを緩めてしまう癖があるので、そこを直していきたいですね。
—今後の目標は
一日でも早く先輩方に追いつきたいですね。
野辺歩夢
—今日の試合を振り返って
結果としては大差だったんですけど、相手も相手だったので自分としてはそんなに嬉しくないです。TD決められたことは嬉しかったんですけど、それもOLだったりブロッカーがちゃんと機能してのTDだったので。個人としては特になにもやってないかなという印象だったので、小さいミスをなくして強豪校としっかり戦えるようにしたいです。
—トマホークスとしての初試合でしたが、緊張はしましたか
緊張は全然しなかったんですけど、よくキャプテンの石神(宇貴)さんたちが言ってるんですけど、試合に出るっていうことはトマホークスの一本目っていうプライドを持ってやれということをおっしゃっていたので、そういうのを意識して、出るからには1年とかそういうのは関係なしにしっかりと自信持ってやっていきたいと思いました。
—同じポジションの鈴木(貴史)選手から何か声かけなどはありましたか
鈴木さんからは、コーチのかたも同じですけど、自分のやりやすいように、リラックスできるようにと声がけしていただいたので自分としてはすごくのびのびとできたかなという感じです。
—ハーフタイムはどう気持ちの切り替えをしましたか
自分的には目立ったミスはありませんでした。高校時代から小さいミスを気にしちゃっていたので、そういうのを極力気にせずに、チームメイトが本当にすごい人たちばっかりなので、チームメイトを信じてやろうという感じで。ハーフタイムはコーチからも今まで通り落ち着いてやれということを言われたので特にこれといった切り替えはなかったです。後半もがんがん点をとっていこうという意識はありました。
—今日見つかった課題
最後のプレーとかもそうだったんですけど、焦っちゃうと自分らしいプレーができないので、最後のインターセプトとかも落ち着いていれば招かなかったプレーだったと思います。今回は勝っている状態だったのであのインターセプトもただのインターセプトでしたが、もし負けている状態で、先輩たちがけがしていて自分がああいうインターセプトを招いたら、大きなミスにつながるので、そういうところを直していこうかなと思いました。
—自分の強み
あんまり分かんないんですけど、QBの中では体がでかいと思っていて、あとボールを飛ばすのは高校時代から評価していただいているので、それらを強みにして大学でもやっていこうかなと思います。
—今後の目標
今年は必死に先輩たちに付いていって、日本一を目指すチームとして恥じないプレーヤーになれたらと思っています。
フォトギャラリー
- DF陣は相手を圧倒する
- 進軍に貢献したRB#90小林
- ランでも魅せたQB#6馬島
- 縦横無尽に駆けたRB#24川村
- 大きな体で4TDしたQB#18野辺
- TFPをきっちり決めたK#37木村
- 敵の間をかいくぐるWR#82三橋
- 相手QBを追いかけるDL#92舟久保