【硬式野球】森川大樹、大西千洋が日本代表に選出!
2016年7月3日(日)
法政大学川崎総合グラウンド
7月12日から17日にかけて、第40回日米大学野球選手権大会が行われる。法大からは森川大樹(営4)、大西千洋(営2)の2名が選出された。代表戦士として試合に臨む両選手に、意気込みを伺った。
森川大樹 捕手
―代表入りを知ったときのお気持ちは
素直に嬉しかったのと、少し動揺しました。やるからには代表に入りたいとは思っていましたが、いざ入ってみると「入っちゃった」みたいな驚きもありました。
―代表入りが決まって、周囲からの声は
「おめでとう」というのは、LINEや電話でもらいました。発表があってすぐですね。大学に入ってすぐに試合に出たりしていなかったので、忘れられがちかなと思っていたんですけど、みんな意外と連絡をくれて嬉しかったです。
―LINEや電話は何本くらい来たのでしょうか
電話は報告としてお世話になった人にしました。LINEはどうだろうな…50くらいですかね(笑)。
―選考会ではどのようにアピールしましたか
リーグ戦では打率も安打数も今までで一番良かったので、打てるところはアピールしたかったです。あとは声を出して。守備でも声を出しながら存在感を出していきたいなと思っていました。
―森川選手は常に声を出している印象があります。なにか特別な理由があるのですか
法政に入ってきたときに上手い選手がたくさんいて。埋もれるじゃないですけど「自分って何が取り柄なのかな」と思ったりしたときがあって。そのときに目立たなきゃと思ったんです。特別(打球を)飛ばすわけでもないですし、特別肩が強いわけでもないので「自分はここにいるんだ」ということを監督・コーチに見せないと使ってもらえないなという思いがありました。そして野球以外でも何かできないかなと思ったときに、声を出すということをすごく意識しましたね。チームを活気づけるという意味でも、声を出すようにしていました。
―そういった意味では、今回の選考会はご自身が法大に入ったときのような雰囲気だったのでしょうか
そうですね。初めての環境で目立つというか、自分の存在感を出すのに一番長けていたのは、そういうところかなとは思います。
―同じく選ばれた大西千洋選手のアピールはいかがでしたか
内野ゴロを打ったりして、とにかく足が速いところを見せようとしていました。リーグ戦でも内野安打も多かったですし。そういったところを評価されて候補に入っていたと思います。
―今回の選考会を経ての学びは
一番は、みんな守れるなと思いました。打てる選手も、打つだけではなくてちゃんと守れます。あとは、特に内野手は下(半身)がどっしりしていました。足がすごく動いていて「フットワークが軽いというのはこういうことを言うんだな」と思いました。キャッチャーもみんな安定していました。全体を通して、何度も同じミスをする選手はいなかったですね。
―森川選手の代表のご経験を教えてください
小学校のときにジャイアンツジュニアで準優勝、中学校のときはU15の日本代表で7位でした。
―代表の経験があるからこそ、わかることもあると思いますが
(代表は)緊張するので。アピールすることも大事だとは思いますけど、結構フワフワした感じになります。初めての環境だと、地に足つけてやることが大事なのかなと思いますね。
―最後に抱負をお願いします
選考に選ばれたときには「選ばれたからには日本代表にも選ばれたい」と思っていましたし、日本代表に選ばれたからには試合に出たいと思っています。法政にいるときとあまり変わらないですが、チームのために。試合に勝つためにチームに何が足りていないか、役割を探して。自分の存在感をしっかり出し、チームに貢献して、アメリカに勝てればなと思います。
大西千洋 外野手
—日本代表に選出された時の心境は
発表は選考が終わった合宿所で直接ではなくて、解散した後、インターネットでされました。僕はマネージャーに車で迎えに来てもらっていて、その車の中で携帯を見て代表に入ったことを知ったんです(笑)。選考会であんまりアピールできなくて、受かるとは思っていなかったので、「ホンマかな」という気持ちのほうが大きかったです。
—その中でも選出されたのはどんな部分が評価されたのでしょうか
50m走は自己ベストのタイムが出て、参加した選手の中で1位だったのでそこと、まだ2年生という若さだと思います。
—代表合宿を振り返っての印象は
周りにはすごい人たちがたくさんおるなと思いました。自分はまだまだ実力不足で、もっとやるべきことがたくさんあるなと感じました。
—これまでの野球人生の中で日本代表に選出されたことは
まったくないです。中学の頃のシニアでも、県選抜とかに選ばれたことはなかったです。初めてですね。
—直前合宿を踏まえて本戦に臨みますがアピールしていきたいところは
足と守備が自分の取り柄なので、それを活かしてアピールできればと思います。
—日米野球に向けての意気込みをお願いします
なかなか貴重な経験をさせていただけるので、いろんなことを勉強して、それをチームに帰ってきたときに活かせるように頑張りたいです。