【硬式野球】新幹部インタビュー

硬式野球

【硬式野球】新幹部インタビュー

2021年1月23日(土)
法政大学野球部合宿所(オンライン)

昨春に戴冠を果たすも、昨季は5位に終わった法大。その雪辱を果たすべく迎える今年度の新幹部が発表された。主将に就任するのは1年春から登板し、通算8勝を記録している三浦銀二(キャ3=福岡大大濠)。副将は今年度も二人体制となり、後藤克基(法3=滋賀学園)と岡田悠希(人3=龍谷大平安)が務める。また、各ポジション責任者には、投手責任者に山下輝(営3=木更津総合)、捕手責任者に舟生大地(文3=日大山形)、内野手責任者に中原輝也(人3=尽誠学園)、外野手責任者には諸橋駿(法3=中京大中京)が就任する。
加藤重雄監督の下、新チームが始動している中、小泉翔矢(人3=法政二)主務を含む8名の新幹部たちに意気込みを語っていただいた。


本年度の主将に就任した三浦銀二(キャ3=福岡大大濠)

2021年度新幹部

主将 三浦銀二(キャ3=福岡大大濠)
主務 小泉翔矢(人3=法政二)
副将 後藤克基(法3=滋賀学園)
副将 岡田悠希(人3=龍谷大平安)
投手責任者 山下輝(営3=木更津総合)
捕手責任者 舟生大地(文3=日大山形)
内野手責任者 中原輝也(人3=尽誠学園)
外野手責任者 諸橋駿(法3=中京大中京)
学生コーチ 市原良生(キャ3=杵築)
折橋祐樹(人3=法政)
仁科亮哉(文3=法政二)
山本圭祐(経3=法政二)
近藤皓介(社2=日大山形)
髙野歩夢(キャ2=法政)
竹田圭佑(経1=法政)
中武凜成(スポ1=法政)
山本裕介(キャ1=法政二)
米元康人(営1=法政)

幹部インタビュー

三浦 銀二 主将

ー主将になった経緯は
経緯は分からないですけど、(青木久典)前監督が自分を推してくれたみたいで、それで加藤(重雄)監督が「三浦でいいだろう」と言ってくれたからです。

ー加藤監督からいただいた言葉は
一番最初に就任初日に呼ばれて「ラストイヤーだからと。キャプテンとしてエースとしてしっかり自覚を持ってやってくれ」と言われました。

ー指名されたのは
年が明けて最初の練習の時です。

ー青木久典前監督からいただいた言葉は
「最後まで面倒を見れないで申し訳ない」と言われて、「ラスト1年お前が頑張る姿を見てるから、しっかりプロに行って頑張れ」と言われました。

ー主将になって心境に変化などは
やることは一緒なので、心境に変化はなかったですけど、3年生の時までよりかは自分のことももちろんですけど、周りもしっかり見れるようになりました。

ーこれまで主将などの経験
中学校の部活でやってました。中学校の部活は遊びみたいなものなので(笑)。ないみたいなものです。

ー前主将の中村迅(営4=常総学院)選手からはどんな言葉を
「頑張れよ」と一言言われましたけど、特にああいうことやれとかこういうことやれとかは言われてないです。

ー副将の2人とはどんなことを話された
もともと2人とは仲が良いので、新チームをああいうチームにしようとか、こういうチームにしようとかは結構話してました。いざ幹部になってからは、班分けとか練習内容とかを話すことが増えました。

ーチームとして昨年を振り返って
去年は春は上手いこと優勝できましたけど、秋は自分たちの野球ができなくて歯がゆいシーズンになってしまったなっていう印象です。

ー現在のチームの雰囲気は
新チームが始まってから練習自粛で(練習が)できない期間もありましたけど、チームの雰囲気はすごく良い感じだと思います。

ー今後はどのようなチームを作っていきたい
メリハリのあるチームというか、オンとオフの切り替えがはっきりとできてチーム全体で一つの目標に向かっていけるようなチーム。負けないチームを作っていきたいなと思っています。

ーチームとしての今年の目標は
もちろん優勝もそうですし、日本一というのもあるんですけど、全勝で優勝したいので負けないことを目標にやっていきたいなと思います。

ー同級生で期待している選手は
試合経験がみんなそんなに多い方じゃないんで、みんなに期待しているんですけど、中でも副キャプテンの岡田悠希(人3=龍谷大平安)にはとても期待しています。

ー下級生で期待している選手は
尾﨑完太(キャ1=滋賀学園)ですかね。まあ、同じポジションではあるので。1年生から神宮のマウンドを経験している分、しっかり今年はある程度投げてもらわないと、とは思ってます。

ーやはり、1年生から神宮のマウンドを経験しているというのは大きい
大きいですね。実践経験というか、神宮で対バッターで(1年生の頃から)投げることは、たぶん残り3年間の中ですごく良い経験になるんじゃないかなと思います。

ー2月の鴨川キャンプが中止になるなど今年もコロナによる制限が続きます
やっぱり今まで通りじゃないというか例年通りじゃないので。去年もそうでしたけど。そこはチームとしてのモチベーションの持っていき方とかは、監督含めスタッフ陣、幹部含めて話し合ってみんなで意見を出し合ってしっかりやっていきたいと思います。

ー福岡大大濠のチームメイトの古賀悠斗選手も中大で主将を務めますが、意識される存在でしょうか
そうですね。彼の活躍はすごく刺激になってますし、自分もしっかり頑張らないとなって。悠斗の記事とかを見て毎回思ってます。

ー連絡などは
取ってますね。けっこう記事が出るたびにお互い取ったりしてるんですけど(笑)。「頑張ろうな」とか「全国で会おう」みたいな話はしています。

ー個人として昨年を振り返って
去年は思ったような投球が出来なくて、チームにもあまり貢献できてなかったなって思っています。マウンドに立った時に、調子がどうこうとか、自分の状態がどうこうというよりも対バッター、相手に対して向かっていくことが必要な中で、気持ちとかの面で去年は今考えたらずれていた部分もありました。今年はそこをしっかり対バッターで勝負できるように状態を上げていこうと思います。

ー昨季に技術面で感じた課題は
ストレートで空振りとか振り遅れ、ファールを取れていなかったのは自分で分析して思いました。1番の武器は真っすぐだと思っているので、その真っすぐで勝負できるように球を磨きたいなと思います。

ー昨季はベンチから外れる時もあった
アルプスで(試合を)見るのは初めてだったので(客観的にチームを見ることができました)。今考えると良い経験だったかなって思います。去年の収穫はそれが一番だったかなと思います。

ー現在主に取り組んでいることは
やっぱりストレートの質とか球速とか、コントロールもそうですけどストレートのレベルを全般的に上げたいので、ブルペンで投げ込んだりとか、ストレートをたくさん投げても疲れない体力とかを作るようにしています。ランニングもそうですし、しっかりトレーニングとかをしています。

ー今年の個人の目標は
さっきも言ったように負けないチームを作るにはピッチャー、バッテリーが土台となって守備からしっかりとやらないといけないと思います。点を渡さないことを重点的にやらないといけないので、数字としては防御率を重視してやっていきたいと思っています。

ー現在通算8勝を挙げられていますが、10勝というのは一つの目安として気になる数字でしょうか
勝利は欲しいですけど、自分の中では勝利というのは後で付いてくるものなので。まずは1試合1試合をしっかり投げ抜くことと、点をやらない、負けない野球をすることをやろうと思っています。

ーファンの方に向けてひとことお願いします
今年も変則的な試合日程や、観客の入場にも制限が入るかもしれないですけど、ぜひグラウンドまで足を運んでいただいて(応援していただきたいです)。いつも声援が我々の力になっているので、その声援を少しでも力に変えて優勝に導けるように頑張ろうと思います。

(取材・五嶋健)

三浦 銀二(みうら・ぎんじ)
キャリアデザイン学部3年 1999年12月30日生まれ
福岡県出身・福岡大大濠
175㎝80㎏・右投右打
昨年度成績:8試合 13回2/3 12奪三振 被安打14 与四死球4 自責点4 防御率2.63 0勝1敗

後藤 克基 副将

ー副将になった経緯は
学生コーチと監督で相談して決めたと言われたので、自分は直接的には関わっていません。

ー伝えられた時の気持ちは
多少リーグ戦にも関わらせてもらっていて、何試合か出場させてもらったので(自分が)引っ張るしかないなと思いました。

ー監督からはどのような言葉を
「主将や副将といった幹部が大事になってくるので、そこはお前らで引っ張ってほしい」と言われました。

ー副将という立場にプレッシャーは
プレッシャーはあまり感じていないですね。自分のできることをやるだけというように思っています。

ー主将の三浦銀二投手はどのような存在か
1年生から神宮で活躍しているので頼りがいはありますし、やっぱりあいつが崩れるとこのチームが崩れるというのはあるので、それぐらい頼っていかないといけない存在かなと思います。

ー同じく副将に就任した岡田悠希選手との関係は
岡田もリーグ戦で結果を出していて技術も高いですし、そこは2人で切磋琢磨し合ってやっていけたらと思っています。

ーこれまでにチームを引っ張る立場の経験は
高校時代にも副将はやっていたんですけれど、高校と大学ではまた責任感は変わってくるのかなとは思います。

ー自身の考える副将の役割とは
視野を広げて周りを気にかけながら、プレーで引っ張っていけたらいいかなというように思います。

ー目指しているチーム象は
人数も多いですけれど全員が意識を高く持って練習に取り組んで、競争し合って良いチームを作っていけたらなと思います。

ー新チームになって練習の様子は
グラウンドが芝の張り替えなどで22日からしか使えなかったんですけれど、その中で使える限りというところでした。

ー練習で重視することは
去年はピッチャー陣が良くて、リーグ戦で法政の投手力というのは十分発揮できたかなというようには思うんですが、そこでなかなか打者が結果を出せなかったというところがあります。今年もピッチャーはそろっているので、バッティングに関しては野手陣がもっと意識を高く持ってリーグ戦を想定したような練習ができればいいかなというように思います。

ー今年の個人目標は
まずはやっぱりリーグ戦に出て結果を出すというところからだと思うんですけれど、スタメンをしっかりと取って自分個人の結果というよりはチームの勝利、陰ながら「こいつの活躍があったから勝ったな」というような選手になれればいいかなと思います。

ーチームとしての目標は
リーグ戦春と秋連覇というのと、まだ神宮大会などもあるかどうかわからないんですけれど、そこもしっかりと勝ち切って法政大学の強さを見せつけられたらなというように思います。

ー応援している方々へ一言
まだまだ厳しい状況が続いて今後どのようにしてリーグ戦が開催されるかわからないんですけれど、チームとしてもリーグ戦というところしか見えていないのでそこを目指して練習に取り組んでいます。今後も熱い応援、ご声援をよろしくお願いします。

(取材・山中麻祐子)

後藤 克基(ごとう・かつき)
法学部3年 1999年8月26日生まれ
兵庫県出身・滋賀学園
172㎝82㎏・右投右打
昨年度成績:3試合 4打席 3打数 0安打 0本塁打 0打点 1四死球 1三振 打率.000

岡田 悠希 副将

ー副将に就任された気持ちは
やるしかないな、頑張ろうと思いました。

ー加藤重雄新監督からどんな言葉をかけられましたか
「僕らがメインで頑張ってほしい。副キャプテンとして責任を持って引っ張ってほしい」と言われました。

ー新チームの雰囲気は
コロナで時間が限られたり、全員揃って練習ができてませんが、一人一人課題を持ってやっています。

ーチーム、個人の目標は
チームとしては優勝、春秋連覇。個人としてはトリプル5とは行かないまでも、自分の出せる力を思いっきり出し切りたいです。

ー昨秋はリーグ戦に初出場。そこで得たものは
ドラフト1位やドラフトにかかるような投手と対戦できたことが一番大きいです。あとは、試合の緊張感とかを試合に出て経験できたことも大きかったです。

ー東京六大学野球リーグの中でライバル視している選手は
特にいないです

ーこの冬に取り組んでいることは
身体を大きくするために、たくさんご飯を食べてトレーニングしたり、足を速くしたり、バッティングをよくするなど、全部でレベルアップすることを目標にやっています。

ー入学時「プロ野球選手になるために法政に来た」と仰ってましたが、ご自身の成長できた部分、今後の課題を教えてください
(大学に入ってから)一人の人間として成長できました。(今後の課題は)走攻守全部レベルアップすることです。

ーコロナで練習が満足にできないと思いますが、何か工夫していることは
時間が短く、球数も限られているので、一球一球を大事にして、アップを含めて一つ一つの行動を丁寧にやっています。

ーファンの方々へのメッセージ
今年は、優勝して、個人的には力を出し切って暴れたいです。泥臭く全力で頑張りたいと思ってます。

(取材・閏間咲稀)

岡田 悠希(おかだ・ゆうき)
人間環境学部3年 2000年1月19日生まれ
広島県出身・龍谷大平安
183㎝80㎏・右投左打
昨年度成績:9試合 31打席 27打数 7安打 2本塁打 6打点 4四死球 9三振 打率.259

山下 輝 投手責任者

ー投手責任者に就任した経緯は
全体の前で投手責任者をお願いします、と発表されました。

ーその時の気持ちは
三浦(銀二)が主将ということで全体を見ないといけないと思うので、少しでも負担を軽減するために自分が引っ張っていこうと思いました。

ー新監督から言葉は
一言だったんですけど「頼むぞ」と言われました。

ー昨年度投手責任者を務めた鈴木昭汰(キャ4=常総学院)選手と話は
昭汰さんが引退するときに「次はお前の番だな」という言葉をかけてもらって、後を継ぐものとして左のエースとして引っ張っていかないとなと思いました。

ー以前の取材で高田孝一(法4=平塚学園)選手が期待している選手として山下選手を挙げていましたが
自分の世話長だったので食事とかよく連れていってもらって一番お世話をして頂いた方なので、そう言ってもらっているということで今年は頑張らないといけないと思いますし、高田さんのようにプロにもいかないといけないなと思います。

ー「プロ」という言葉が出ましたがそこへ近づくためには
自分のなかで先発で行きたいんですけど、チーム状況などいろいろあると思うので与えられた役割を全うできればなと思います。

ー投手責任者としてみた今年の投手陣は
最上級生がしっかりしているので、最上級生を中心に下級生を引っ張って良い手本に慣れればなと思います。

ー他大学でライバル視している投手は
左投手で筑波大学の佐藤隼輔投手なんですけど、その選手には負けたくないと思ってこの冬はずっと練習してきています。

ーコロナ禍でのオフは例年のオフと比べて違いは
今はコロナで2時間しか練習できていないので、個人練習になってしまっていて、昨年よりは全体での練習量は落ちていますね。

ー落ちてしまった練習量を補うためには
全体練習が終わった後も、ランニングであったりウエイトトレーニングであったり、そういう所はしっかり個人でできています。

ー個人の具体的な目標は
先発なら1シーズンで4勝したいです。

ー先発ならば三浦選手と共に柱として注目されますが
昨年から投げさせてもらっている立場なので二人が中心となって投げていかないといけないと思っています。

ーファンの皆様へ
昨年は5位という結果で最後は終わってしまったので今年は投手が粘り強く最小失点で抑えて、打線は足を使える選手が多いと助監督も仰っていたので、新しいチームになって春、秋と優勝して日本一になって終わればいいなと思います。

(取材・大井涼平)

山下輝(やました・ひかる)
経営学部 3年 1999年9月12日生まれ
千葉県出身・木更津総合
188cm95kg・左投左打
昨年度成績:8試合11回 11奪三振 被安打6 与四球6 自責点1 防御率0.82 2勝1敗

舟生 大地 捕手責任者

ー捕手責任者になった経緯は
新監督から指名されて、なりました。

ー就任が決まった時に感じたことは
最終学年なので、しっかりやらないといけないなとは思いました。

ー監督からかけられた言葉は
「頼んだぞ」というように言われました。

ー捕手責任者の役割とは
しっかりとキャッチャーだけではなくて、他のポジションの選手とかも、視野を広く持って見ていかないといけないなとは思いました。

ー今年の捕手陣に求めることは
キャッチャーが試合を動かすというように野球ではよく言われるので、学年関係なくチームを引っ張っていってほしいなと思います。

ー昨年度の捕手責任者の渡邉雄太(キャ4=いなべ総合)選手を見ていて学んだことは
僕は1個下なんですけれど、とても気を使ってもらったのでそういう面では見習っていかないといけないなとは思いました。

ー捕手陣で特に成長を期待する選手は
去年からずっと出ている大柿(廉太郎、法2=健大高崎)には頑張ってもらいたいなと思います。

ー投手陣を引っ張って行く中で意識することは
ピッチャー陣とキャッチャー陣でしっかりコミュニケーションを取って、バッテリーでそういうところは築いていきたいなと思います。

ー昨年度を振り返って
春は一発勝負の中で優勝できましたけれど、秋は5位という悔しい結果に終わってしまったので、何とかこの春で優勝そして全国大会に出て日本一というのを取れるようにやっていきたいなと思います。

ー最終学年となる今年をどのような1年にしたい
監督さんも(助監督の)大島さんも出る大会全部優勝すると言っているので、そこを目指してやっていきたいなと思います。

ー今取り組んでいる課題は
あと1カ月で試合も始まってくるんですけれど、チーム力を上げるためにも個人の能力を上げることが一番だと思うので、今の時期は個人の技術アップを取り組んでいます。

ーチームの目標は
今年のチームの目標は、まずは春のリーグ戦優勝、そして全国大会に出場してしっかり日本一を取れるようにやっていきたいと思います。

ー法大ファンの方へ一言
今年も法政大学野球部の方の応援をよろしくお願いします!

(取材・山中麻祐子)

舟生 大地(ふにゅう・だいち)
文学部3年 1999年5月3日生まれ
山形県出身・日大山形
181㎝90㎏・右投右打
昨年度成績:試合出場なし

中原 輝也 内野手責任者

ー内野手責任者になった経緯について
おそらくずっとリーグ戦で試合に出ていた内野手が自分だけだったからです。

ー内野手責任者になった時の気持ちは
内野手責任者を任されるとなったら、今まで以上に気を引き締めてやらないと思い、責任感を感じました。

ー昨年を振り返って
昨年は守備固めの機会が多く、代打で出ることが多かったため、バッティングの面ではあまり結果を残せませんでした。リーグ戦の雰囲気がわかりましたが、その雰囲気に左右されていたように感じ、この一年は雰囲気に左右されず、自分の芯をぶらさないようにしなくてはならないと感じました。

ー昨年はチームとして失策が多くありましたが、内野手責任者としてどのように減らしていきたいか
人に言うのであれば自分がしっかりやらなくてはならないので、自分がしっかりやることから始めたいです。チームのムード的なことに関してしっかりやれと言うことはあるのですが、 あまり人に言うのは好きではなく、 技術的なことは極力言いたくないです。なので、やはり自分がしっかりやっているところを見せて、周りの内野手にしっかり取り組もうと思わせるような人間になりたいです。

ー不調の時に取り組んだこと
自分は野球のことについて全く考えないようにし、練習もしないで、他のことに目を向けるようにしています。

ー昨年の収穫は
守備はやればやるほどうまくなるんだということと、振れば振るほどスイングスピードが上がるんだということです。

ー昨年度の内野手責任者である佐藤勇基(法4=中京大中京)選手からかけられた言葉は
今のところは特にないです。

ー憧れの選手は
現ロッテの福田光輝(=令元年度卒)選手です。

ー今取り組んでいることは
自主練で守備練習に重きを置いて取り組んでいます。

ー今年はどのような一年にしていきたいか
シーズンを通して試合に出続けることを目標にしていきたいと思います。

ー三浦銀二選手が主将に就任しましたが、何かかける言葉はありますか
野手は任してくれと言いたいです。

ー内野手陣の選手の中で伸びてほしい選手は
真鍋駿(キャ1=広島商)選手です。

ーオフに取り組んだことは
今オフは遊び以上に野球の練習をしようと思ったので、毎日ボールを握ることを意識して過ごしました。ボールを握れない日を無くし、休みであっても野球に取り組むようにしていました。

ー新幹部としての抱負は
何かをやらかしてしまったり、問題を起こしてしまったりということで幹部を剥奪されるようなことはないようにしたいです。

(取材・今井夏美)

中原 輝也(なかはら・てるや)
人間環境学部3年 2000年2月17日生まれ
大阪府出身・尽誠学園
170㎝75㎏・右投左打
昨年度成績:5試合 4打席 3打数 0安打 0本塁打 0打点 1四死球 1三振 打率.000

諸橋 駿 外野手責任者

ー外野手責任者になった経緯は
新監督から任命されました。

ーその時の気持ちは
最上級生なので更に自覚が芽生えたというか、これから「やってやろう」という気持ちになりました。

ー監督からかけられた言葉は
言葉は特にかけられていないのですが、外野は特に熾烈(しれつ)なので、自分が先頭に立って引っ張っていかないといけないのでそういうメッセージがあると思います。

ー昨年度の外野手責任者であった村田雄大(人4=横浜)選手から学んだことは
外野の練習内容は外野手責任者が決めることなので、試合にどう生かすかを学んでいきたいと思います。

ー今年の外野陣は
昨年は新3年の宮﨑(秀太、営2=天理)がベストナインを取ったり、副将になった岡田悠希は秋に活躍しましたし、下級生から試合に出ている選手もいます。自分たち新4年生のなかにも外野手は何人もいて、レベルの高い選手が揃っているのでこれからどんどん競争が激しくなっていくと思います。

ー今季の4年生は
新4年生は全員で切磋琢磨してやっていこうという話もしていますし、そのなかでどれだけ高めあっていけるかだと思います。

ー外野陣の課題は
守備もそうですけど、打撃の面で物足りなさがあったので、今年はバッティングで投手陣を救っていければと思っています。

ーこの冬に取り組んでいることは
自分はバッティングを持ち味としているので、この冬の期間は特にバッティングをテーマに置いて毎日バットを振ってきました。限られた中ではありますがしっかり取り組めていけていると思います。

ー個人の目標は
自分は実績がないのでまず試合に出て、チームにしっかり貢献できればなと思っています。

ーチーム目標は
日本一です。

ーファンの方へ
コロナ禍ではありますが自分たちのできることを一生懸命頑張るので応援していただければと思っています。

(取材・大井涼平)

諸橋駿 (もろはし・かける)
法学部 3年 1999年9月22日生まれ
愛知県出身・中京大中京
177cm82kg・右投左打
昨年度成績:試合出場なし

小泉 翔矢 主務

ー主務になった経緯と意気込みをお願いします
(経緯としては)僕の学年の男子マネージャーが1人だったということもあります。今年、法政大学は東京六大学野球連盟の当番校の年になっていまして、法政大学野球部の主務という肩書きと、東京六大学野球連盟の連盟チーフのマネージャーという役職を今年やらせてもらいます。大学1年生で入った時から連盟チーフをやるっていうことはずっと言われてやってきたので、意識を持ってやっていこうと思います。

ー連盟チーフは具体的などのようなお仕事を
東京六大学野球連盟の方から直接仕事が来たものを、自分が六大学の主務の代表として各校、他の五大学に展開していったりなど、主に取りまとめを担う形になります。

ー福島駿樹(営4=法政二)前主務と話したことなどは
不安は大きかったので今でも相談はしたりしているんですけど、「お前ならできるだろうからしっかり自身を持って頑張れ」ということは言われました。

ー昨年の福島主務に続き、小泉主務も法政二高出身の方ですが、歴史的にも法政二高出身者が多いのでしょうか
僕が来るまで6年くらいずっと二高の先輩方が主務を務めるのが続いていました。高校の時からずっと先輩方がやっているのを見ていたので、高校の時から雰囲気は見えていたというか、やりがいのある仕事だなと思ったのが(マネージャーを始めた)きっかけですね。

ー主務の主な仕事内容は
オープン戦を組んだりですとか、2月のキャンプは中止になっちゃったんですけど、キャンプの予定を組んだりとかホテルを押さえたり、グラウンドを手配したりというところですね。主にはスケジュール調整であったり、対外的な役目ですね。お客さんが来たりだとか、メーカーの方に挨拶したりなど、チームの顔となるところで対外的なところを担います。

ー社会人同様、報・連・相の徹底などが求められる
そうですね。一人一人が法政大学の看板を背負っているという自覚を常に持つようにしています。1年生でも主務でも、他の方から見れば法政大学のマネージャーで学年は関係ないので、そういうところは意識してやるようにということは言ってます。

ー昨年からコロナ禍が続いています。例年とは違う苦労などは
グラウンドが思うように使えない時期が長くて。今もグラウンドでは人数を絞って、密にならないように一人一人の練習時間が決まっていたり、そういう制限がある中での活動になっています。そこは今までとは違うところなので苦労はあります。

ー新主務として見た現在のチームの雰囲気は 
今年から監督と助監督も交代して新しいスタートという形になっているので、最初は選手も戸惑うことは多かったと思います。ですけれども、監督、助監督が選手、学生がやりやすいように尊重してやってくださる方々なので、今はほんとにやりやすい環境で出来ているんじゃないかなと思います。

ー個人的に期待している選手は
今年はピッチャーですね。大きな柱になると思うので、キャプテンの三浦(銀二)をはじめ、山下輝、古屋敷(匠眞、営3=八戸工大一)、平元(銀次郎、営3=広陵)。この辺りの4人が上手く機能してくれれば、他の大学にも負けることなく勝っていけるんじゃないかなと思います。野手では副将の岡田悠希、後藤(克基)をはじめ、自分の同学年の選手に活躍して欲しいなという思いはやっぱりありますね。

ー昨年の2月から野球部のTwitter、InstagramなどのSNSが開設されました
これまでFacebookしかSNSは活用していなかった中で、神宮球場に足を運んでくれる学生がかなり少ないという印象がありました。若い世代に直接アピールというか、宣伝をしていくところに重点を置いて、InstagramだったりTwitterというのを開設しました。そこから色々六大学の魅力、法政大学野球部の魅力というのを発見していただけたらな、という想いから開設しました。

ーSNSの誕生日企画では小泉主務が一緒に写真に写っているのをよく見かけます
そうですね(笑)。マネージャー室に写真を撮りに来てくださいと言っているのですが、1人だと恥ずかしい選手とかもいるので。そういう時にだいたいマネージャー室にいるので、「じゃあ一緒に撮ろっか」と言って(撮ってます)。たぶん一番回数は出ていると思います(笑)。

ー最後にファンの方に向けてひとことお願いします
今年も引き続きコロナ禍が続いていますけど、できるかぎり勝つ準備を今しているところです。春のリーグ戦、必ず優勝するので、ぜひ神宮球場に足を運んでいただければと思います。応援よろしくお願いします。

(取材・五嶋健)

小泉翔矢(こいずみ・しょうや)
人間環境学部3年 1999年5月27日生まれ
神奈川県出身・法政二
175㎝・70kg 右投右打

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