【陸上競技】関東インカレ直前企画 監督・選手インタビュー&法大エントリー選手一覧 「大会まであと1日!」
いよいよ明日に迫った関東学生対校選手権(関東インカレ)。今回はシーズン直前に行った監督・選手インタビューの模様とともに、法大エントリー選手一覧をお届けする。(インタビューはオンラインで行いました)
エントリー一覧
種目別エントリー
種目 | 選手名(学年) | 資格記録 | パーソナルベスト |
---|---|---|---|
男子100m | 樋口陸人(4) | 10秒31 | 10秒31 |
桑田成仁(4) | 10秒34 | 10秒34 | |
林哉太(2) | 10秒46 | 10秒46 | |
男子200m | 田原蓮(1) | 20秒86 | 20秒86 |
山路康太郎(3) | 20秒94 | 20秒94 | |
桑田 | 21秒16 | 21秒16 | |
男子400m | 木下祐一(1) | 46秒55 | 46秒55 |
富田大智(2) | 46秒64 | 46秒64 | |
澤田夏輝(4) | 47秒35 | 47秒35 | |
男子800m | 松本純弥(3) | 1分47秒02 | 1分47秒02 |
宮下朝光(2) | 1分53秒22 | 1分53秒22 | |
男子1500m | 北野大輔(2) | 3分53秒09 | 3分53秒09 |
男子5000m | 鎌田航生(4) | 13分47秒57 | 13分47秒57 |
宮岡幸大(1) | 14分08秒62 | 14分08秒62 | |
宗像直輝(2) | 14分10秒00 | 14分10秒00 | |
男子10000m | 鎌田 | 28分33秒25 | 28分33秒25 |
川上有生(3) | 29分06秒97 | 29分06秒97 | |
男子ハーフマラソン | 清家陸(4) | 1時間02分35秒 | 1時間02分35秒 |
河田太一平(3) | 1時間03分33秒 | 1時間03分33秒 | |
男子110mH | 横地大雅(3) | 13秒60 | 13秒60 |
樋口陸 | 13秒80 | 13秒80 | |
緒方陽也(3) | 14秒08 | 14秒08 | |
男子400mH | 黒川和樹(2) | 49秒19 | 49秒19 |
児玉悠作(3) | 50秒70 | 50秒70 | |
荒川大輝(4) | 52秒13 | 52秒13 | |
男子3000mSC | 中園慎太朗(3) | 8分56秒00 | 8分56秒00 |
男子4×100mR | 桑田 | 38秒96 | – |
樋口陸 | |||
松浦謙聖(3) | |||
山路 | |||
山本祐大(3) | |||
林 | |||
男子4×400mR | 澤田 | 3分08秒59 | – |
山本 | |||
地主直央(2) | |||
富田 | |||
濱野兼多 | |||
木下 | |||
男子棒高跳 | 石渡雄也(3) | 4m90 | 4m90 |
男子走幅跳 | 桑田 | 7m67 | 7m67 |
日高修杜(4) | 7m46 | 7m61 | |
男子三段跳 | 秋山裕樹(3) | 15m57 | 15m74 |
植野諒豪(2) | 15m07 | 15m07 | |
男子円盤投 | 岩撫健太郎(1) | 42m80 | 42m80 |
男子やり投 | 齊藤一樹(4) | 69m54 | 69m54 |
女子100m | 川中葵琳(2) | 12秒04 | 11秒85 |
佐藤瑠歩(1) | 12秒09 | 12秒01 | |
熊谷遥未(2) | 12秒13 | 12秒12 | |
女子200m | 佐藤 | 24秒66 | 24秒66 |
熊谷 | 24秒90 | 24秒90 | |
川中 | 24秒93 | 24秒93 | |
女子800m | 宮治河奈(3) | 2分13秒16 | 2分12秒68 |
女子100mH | 菊池愛華(1) | 14秒08 | 14秒08 |
齋藤碧彩(4) | 14秒21 | 13秒92 | |
川越美咲(1) | 14秒21 | 14秒21 | |
女子400mH | 中野なみち(2) | 1分00秒秒62 | 1分00秒秒62 |
樋口夏美(3) | 1分02秒36 | 59秒46 | |
金森佑奈(3) | 1分02秒62 | 1分02秒15 | |
女子走高跳 | 橘雛姫(1) | 1m65 | 1m65 |
女子4×100mR | 白井杏子(4) | 46秒56 | 46秒56 |
柴田絹子(3) | |||
川中 | |||
熊谷 | |||
佐藤 | |||
菊池 | |||
女子4×400mR | 金森 | 3分49秒87 | 3分49秒87 |
樋口夏 | |||
川中 | |||
中野 | |||
佐藤 | |||
田橋柚希乃(1) |
監督・選手インタビュー
苅部俊二 監督
―昨年1年間をふり返って
前半は、コロナ禍の影響で練習もままならず、試合がないという状況で、なかなか苦しかったですね。ただ、その中でも、やれることをしっかりとやって、シーズン後半は、関東インカレ、全日本インカレにしっかりと出場することができ、頑張ってくれたかなと思っています。日本インカレでも何人か優勝してくれましたし、とてもよく頑張ってくれましたね。
―今季、短距離種目での注目選手は
今、学内で一番のタイムを持っているのは樋口陸人です。彼は、ハードルと兼ねているので、両方出るか、絞るか、というところでこれから話し合う予定です。それから、桑田成仁と林哉太というのがいまして、その3人が100mでは学生の中でも上位に位置しているので、その3人に頑張ってほしいなと思っています。
―昨年度は800mで松本純弥選手が大活躍でした
松本は、冬にアキレス腱を痛めてしまって、少し練習に遅れが出てしまいました。今はもう練習を再開をして、しっかりと練習を積めていますので、今年もまた上位に行けるように、期待をしています。
―ハードル種目の注目選手は
ハードルも引き続き横地大雅、黒川和樹が調子がいいです。黒川も多少けががあったのですが、今はある程度練習ができていますので、二人とも今年も活躍してくれると思います。黒川は、去年は世界ランキングに入るくらいの活躍をしてくれたので、今後は世界大会等をめざして行ければなと思います。
―1年生の注目選手は
洛南高校から良い選手が入ってきていて、日本を背負って立つ選手になってくると思っています。女子は100mHで、上位のランクの子が入ってきているので、その選手たちに注目してほしいなと思います。
―昨年度は日本選手権リレーなどで法大の活躍が見られました。今年度はいかがでしょうか
メンバーが半分入れ替わってしまうのですが、昨年は走っていなかった100mの林と山路康太郎が成長してきているので、去年卒業した選手と遜色ない活躍をしてくれると思います。去年は、関東インカレ、全日本インカレ、日本選手権リレーと全てで優勝したかったんですが、バトンミスやけががあって失敗してしまって、優勝は日本選手権リレーのみでした。今年は3つとも獲りたいなと思っています。
―女子選手の活躍については
スポーツ推薦を取っていないということもあり、一般入部の選手たちで強化しなければならず、インカレ等々で活躍をするというのは難しい所ではあります。ただ、その中でも、川中葵琳のように「法政大学でやりたい」と志をもって入学してくれる選手もいるので、彼女たちがどれだけ活躍してくれるか、という所です。川中は、足の不調があるのですが、練習はしっかりとできているので、引き続き頑張ってくれると思います。
また、400mHの中野なみちがだいぶ走れるようになってきたので、その2人が中心ですかね。1年生では、また、良い選手が入ってきてくれています。
―昨年の関カレでは女子4×400mRで7位入賞でした
女子は推薦がいない状況で、リレーの決勝に残るというのは、非常に頑張ってくれているな、と思っています。彼女たちには向上心があって、もっと上を目指してくれているので、上位の大学に食い込んで行ければなと思っています。
―関東インカレの目標は
法大は、全ての種目にフルエントリーできるような人数もいないですし、跳躍や投擲種目の推薦入学が限られているということもあり、それで総合を戦うというのは、非常に厳しいと思っています。しかし、その中でしっかりと結果を残すことができるようにしていきたいと考えています。
また、法大は、今までも突出した選手、すごい選手を出していくようなところがあるので、関東インカレでも、「法政ここにあり」というようなのをアピールできるような活躍をしていければと思っています。女子のリレー両方で決勝に残るとか、そういうのでもインパクトがあると思うので、そういう活躍をしてほしいです。総合に関しては、今年は6番から8番くらいを狙っていきたいです。
今シーズンへ向けて意気込みを語る苅部監督
坪田智夫 駅伝監督
―今年度は、主将を清家選手が、副将を中光選手が務めていらっしゃいます
主将については、チームを引っ張らないといけないということで、実力だけではなく、チームのバランスを見ながら引っ張っていくことができる、かつ練習でも引っ張って行くことができる、という点で、今年は清家に任せることにしました。
副将については、主将の意向をさらに下の学年や故障者に伝えることが必要になってきます。コミュニケーションをしっかりと取ることができる位置づけということ、実力、練習への取り組み、といったことを評価しまして、総括的に副将を中光に任せることにしました。
―長距離選手たちにとっては2年ぶりの関東インカレとなります
昨年はコロナの影響で関東インカレや全日本駅伝の予選会等の大きなトラックの大会が経験できませんでした。経験者は少ないですが、関東インカレに関しては長距離種目だけではなくチーム全員で戦っていく競技会なので、長距離で1点でも多く取っていきたいと思っています。2年前は、最上級生の佐藤敏也(現トヨタ自動車)や青木涼真(現Honda)がおり、かなり長距離種目で点数を稼ぐことができました。そこまでは行かなくても、そこに近いものを目指して、しっかりと1点1点を積み上げて、長距離ブロックで貢献していきたいと思っています。
―トラックでの注目選手は
鎌田に関しては、ハーフで確実に点数を取るというのも一つの手ですが、5000mと10000mでしっかりと勝負をして、上位入賞、エースらしい走りをしてほしいという話はしました。そのことが、彼の今後の競技人生に必ずつながってくると思います。手堅く勝ちに行くということではなく、しっかりと勝負をしに行って勝ちに行くということですね。箱根駅伝でエース区間を任せる選手の一人なんですけれども、それだけに関わらず、今後の彼の競技人生で彼の将来を見越して、5000mや10000mで勝負をするというところです。
トラック種目に関しては、頑張ってもらいたい、点数を取ってもらいたい、という点で、特に新3年生ですね。今後、チームの順位を左右する存在になってくると思います。非常にポテンシャルの高い選手たちがそろっているので、彼らが上位に入り込み、さらに鎌田に近づくことができれば、主力として、『箱根総合5位』という目標にぐっと近づくのではないかなと思います。鎌田は走って当然だと思いますが、3年生の走りに期待したいと思っています。
―チームとして強化していく点は
駅伝を目指すチームであればどこのチームにも言えることであるとおもいますが。鎌田というエースがいますが、一人だけでは予選会も箱根も勝てません。チームの底上げがどこまでできるか、というのが一つ課題になると思っています。鎌田は間違いなく、箱根のエース区間を走っても区間賞争いをできる位置にありますので、それに続く2番手以降がどこまで底上げできるかが課題になってくると思います。
―今後に向けて
関東インカレでは長距離ブロックとして1点でも多く点数を取ること、その後全日本の予選会、箱根の予選会をしっかりと勝ち上がって、2大駅伝にしっかりと出場する、ということがまずあります。選手たちは『箱根総合5位』という非常に高い目標を掲げてくれていますので、それに向けて、チーム一丸でやっていきたいと思っております。
長距離ブロックを率いる坪田駅伝監督
樋口陸人 主将
―昨年度を振り返って
コロナの影響もあって試合数が減ったり、競技場が使えないなどの影響はあったのですが、しっかりとできることを見つけて取り組めていました。秋に多く大会があったのですが、そこにしっかりと調整をしてパフォーマンスできた年だったのかなと思います。
―今年は主将として臨むシーズンですが、任命された率直な感想は
監督の方々が自分を主将にしてくださったのは嬉しいです。それと同時に法政大学陸上部を背負っていかなければならない、リーダーとしてやっていかなければならないという不安はありました。
―前主将の吉間さんに何かかけられた言葉は
もともと吉間さんとも仲が良かったのですが、普通にやっていれば大丈夫だよという風に気軽に声をかけてもらいました。
―目指すチームの形は
みんな元気があって積極的に競技に打ち込めるような環境が良いと思うので、みんなの意見をもとに意欲的でモチベーションの高いチームを作っていければ良いなと思っています。
―チームの状態は
最近はトレーニングセンターが使えるようになったので、それまでは競技場でウエイトなどを行っていたのですが、その施設が使えるようになったので練習の幅も増えますし、去年と比べてより良い練習環境が整って質の高い練習ができるかなと思っています。
―今年の陸上競技部の目標は
5月末には対校戦の関東インカレが控えています。2年前の関東インカレではトラックの優勝ができたので、もちろんフィールドもですが、まずはトラック優勝を目指していきたいです。またチームとしても大切ですが、個人個人がベスト記録を更新して1年間振り返った時に良い結果を残せたなという形で終われたら良いなと思っています。
―関東インカレに向けての調整は
自分はけがをしていて練習に参加はできていないのですが、順調に回復してきています。その大会に向けて焦る気持ちはありますが、これからリハビリやウエイトなどメニューをしっかりと積んだ上で試合に出ることができれば、去年よりも良いパフォーマンスができると思うので、まだ時間はありますし今後しっかりやっていきたいなと思っています。
―種目ごとに何か取り組んでいることは
僕のメインの競技は110mHという競技で、もちろんハードル競技には走力も必要なのでハードルの練習だけではなく、走力アップにもつながるような練習をしたり、ハードルの技術の練習をして、それをうまくかみ合わせて記録を更新できたら良いなと思っています。またリレーに関しては少し前から本格的に練習が始まっていて、先輩方が卒業されて新メンバーという形でやっていくのですが、とても仲が良くて息も合うと思うのでしっかりバトンをつないでやっていきたいなと思っています。
―関東インカレでの注目の選手は
強い選手はたくさんいて、去年の結果から言うと日本選手権に出場した選手やそこで入賞した選手もいるのでその選手になってきますね。短距離の桑田成仁であったり、110mHの横地大雅とか400mHの黒川和樹、800mの松本純弥がいて、上手くいった選手もいると思うのですが、自分や桑田とかは力を発揮できなかったので最後の年でもありますし良いパフォーマンスをしていきたいと思っています。
―関東インカレでの個人、チーム目標は
すごいライバルもいますが、もちろん1番上の表彰台に立ちたいです。チームとしてはトラック優勝を目指したいなと思っています。
―ライバルは
他大では順天堂大学にいる泉谷(駿介)選手とか村竹ラシッド選手で、チーム内では横地(大雅、3年)になりますね。その選手たちでいつも争っているのでそこにしっかり勝てるように、上位に食い込めるようにしたいです。
―ラストイヤーが始まりますが、意気込みをお願いします。
ラストイヤーということで、高校では経験しているのですが大学に入って今まで優勝をできていないので、もう一度全国で1位になるためにもしっかり練習をしてけがを治して、もう今後けがをしないようにして優勝、頂点を目指して頑張っていきたいと思います。
今年度の主将を務める樋口陸人選手。
齋藤碧彩 女子主将
―主将として普段の練習で意識していることは
皆が気持ちよく部活動ができるように考えています。厳しさというよりは、仲良くコミュニケーションを取ったりして、みんなで仲良くやっていきたいと思っています。
―女子部員同士の雰囲気は
先輩後輩の上下関係のようなものはあまりなく、みんな仲良く、ふざけ合っている感じで、休憩時間などは過ごしています。やるときはやる、という感じで、メリハリがついていていい雰囲気なのかなと思っています。
―前回の関カレをふり返っていかがですか
前回は、コロナの影響を受けて延期になってしまい、また、出場できる人数も決まりがあったため、出場できた人は少なかったです。女子リレーは入賞を目指していて、去年は10番という形でしたので、そこは悔しかったな、という感じです。
―関カレでの注目選手は
2年生の川中葵琳選手です
―女子リレーについては
1年生で有力な選手も入部してくれて、昨年は田植選手がキャプテン、エースとしてリレーを引っ張ってくれていましたが、それを補うことができる力は十分にあると思っています。去年走った3人も成長していると思いますし、今年は関カレ入賞を目指せるのではないかなと思っています。
―今後の試合の予定は
まずは関カレを目標にやっています。個人としては、学生個人選手権や日本選手権、全カレを目標ににやっていくという感じです。
―関カレでの目標は
個人としては、100mHに出場して、13秒台を出して、自己ベストを更新したいです。チームとしては、一人一人が予選を突破する、というのがまずあります。また、リレーでは、4×100mRと4×400mRの両方で入賞することが目標です。
女子主将を務める齋藤。女子選手の活躍からも目が離せない。
桑田仁成 短距離主任
―冬季練習のテーマは
昨シーズンは、桐生選手であったり有名な選手の方が出てくる大会に出場するレベルまでは行くことができました。ですが、一緒にレースをしてみると、まだまだ差を感じる部分がありました。(足りないと感じたのは)具体的に言うと根本的なエンジンの部分です。なのでこの冬場は根本的なところから筋肉を大きくしていくというのを一つ課題として取り組みました。
―どのようなトレーニングを多く取り入れましたか
ウエートトレーニングに重点を置いて取り組みました。もちろんランメニューもしっかりこなしましたけど、今まで何となくやっていたウエートトレーニングを回数や重さ、休息時間といった細かい部分までしっかり設定して行いました。
― ウエートトレーニングの手応えは
よりスピード感のある練習、質の高い練習に移行していく中で練習のタイムがこれまでよりも上がっていっています。また、すでに何本かレースに出場しましたけど、初戦でそこそこ良い結果を出すことができたので、冬季やってきたことは間違ってなかったのかなと実感しています。
―大阪室内と世界リレーの選考会を振り返って
大阪室内は予選、決勝と2本走ることができました。シーズン初戦ということもあり予選は少し動きが硬くなってしまいましたが、決勝では力んでしまった部分を修正したら、その段階での良い走りができたと感じています。一方で世界リレーの予選会は、予選で速い選手たちと一緒に走るとなってしまった時に、全然練習通りの走りができませんでした。ただ普段の練習ではいい動きができていて、それが試合で出せれば自ずと良い結果が付いてくると僕は思っているので、練習通りの走りを試合でするというところが今後の課題です。
―今シーズンは走り幅跳びでも勝負していきますか
そうですね。今シーズンは100mと走り幅跳びの2本を軸としてやっていこうかなと考えています。
― 個人としての今シーズンの目標は
やはり大学最後の年になってくるので関東インカレと全日本インカレの2つに一番焦点を当てて、どちらも優勝できるようにしたいです。
―今シーズンは走り幅跳びでも勝負していきますか
そうですね。今シーズンは100mと走り幅跳びの2本を軸としてやっていこうかなと考えています。
― 目標達成のために必要となってくるのは
現段階では状態が非常に良くて、冬季も怪我なく練習が積めてきたので、本当に試合で練習通りの走りをするだけだと思っています。
― 短距離ブロック長に就任されました
他の大学と比べるとどうしても人数が少ないところがあり、1人でも欠けてしまうと戦えなくなってしまうという心配があるので一番の目標としては総合力を高めていきたいと考えています。昨年は日本選手権リレーで優勝することはできましたが、先輩たちが卒業し、次は僕たちが引っ張っていく立場なので、そういった自覚を持って、練習からみんなが切磋琢磨できる環境、雰囲気を作っていけるように声かけであったり、自分の背中で示すというのを心がけてやっています。
―短距離チームの全体的な調子は
主将が怪我をしてしまいましたが、短距離ブロック全体としては冬場からいい調子で来ていると思います。
―関東インカレでの短距離ブロックとしての目標は
一昨年の関東インカレではトラック種目で優勝を果たしたので、それに続けるように短距離ブロックとしては頑張っていきたいです。
―注目の選手は
僕、結構自信ありますよ。僕以外で言うと3年の山路康太郎と2年の林哉太ですかね。一緒にリレーを組んでいるメンバーなので。ちょっと話が逸れますが、昨年優勝した日本選手権リレーが今年は僕の地元の愛媛県で開催されます。なので僕自身そこで2連覇を果たしたいと強く思いますし、メンバーとも頑張っていこうと話をしています。今挙げた2人はここまで怪我なくいい感じに練習ができているので、先輩としては期待している選手です。
―大学ラストシーズンの意気込みは
ここまで振り返るとあっという間にラストシーズンがやってきたなと感じています。ですが、今までやってきた事というのは全て間違っていないと思っていますので、4年間の集大成として今までやってきた事を全て発揮して、自分が満足のいく結果が出せたらいいなと思います。
短距離主任の桑田は、関カレで100m、200m、走幅跳、四継にエントリー。マルチな活躍に注目だ。
日髙修杜 跳躍主任
―昨季を振り返って
1年間コロナというイメージしかないです。結構部全体もバラバラになってました。みんな思うように練習できなくて結果が出る人、出ない人がいたと思うんですけど自分はあまり思うような結果につなげることができなくて、もどかしい1年でした。今年は最高学年となり、最後の年なので自分の集大成を見せられたらと思っています。
―昨年強化した部分は
走幅跳は助走がメインになってくるので走力アップはもちろんなんですけど、踏切りにつながる助走ができるように走りの間合いだったり、接地の仕方だったりを意識して走り方を改善していきました。
―冬場はどのような練習を
短距離ブロックの練習に混ぜてもらってスピードアップを図ったり、基本的なウエートトレーニングや跳躍練習をしていました。
―跳躍主任としての意気込みを
自分の結果だったり記録でチーム全体を活気づけられるようなパフォーマンスをできたらいいなと思っています。
―ブロックとしての目標は
インカレで法政大学に貢献できるくらいの点数をしっかり持ち帰ることと、得点を取れるくらいの自己ベストを出すことです。
―期待の選手は
秋山(裕樹)ですかね。ずっと練習を一緒にしていて寮の部屋も一緒でしたし、自分とベスト記録も変わらないくらいの力は持っていると思うのでさらに頑張ってほしいなと思っています。
―個人の目標は
大学最後の年となるので1番は悔いなく、自分の本来の力を発揮することです。そこから結果につなげていけたらと思います。あとは思いっきり楽しみたいですね。
跳躍主任の日髙。跳躍ブロックの活躍にも期待だ。
齊藤一樹 投擲主任
―昨年度を振り返って
コロナ禍のなかでいつ試合があるかわからない状態で、試合があるかもしれないというなかで準備してきた一年だったと思います
―成長できたところは
特別なことは何もやっていなかったです。ただどんな状況でもしっかり準備するということはできたかなと思います。
―見つかった課題は
毎年自分が陸上をやっていくなかで常に技術的なところや筋力的なところに対しての課題はありました。
―冬に取り組んだことは
コロナ禍ではあったんですけど自分がやろうと思っていた練習はしっかりできて、技術的にも、筋力的なところでも、走るというところでも、向上できたと思います。
―例年との変化は
室内でのトレーニング施設が使えなかったというのはありますが基本的には変わっていないです。
―最上級生になることでの気持ちの変化は
最後のシーズンになるので、今までやってきたことを試合で出すということだけを考えています。
―注目選手は
同期なら桑田(成仁)とか樋口陸人ですね。一個下だと横地(大雅)とか松本(純弥)とかは今後、日本のトップになっていく選手だと思うので注目しています。
―個人目標は
最近、取り組んできたことが目に見えて成長を感じているので、大幅ベストである75以上と日本選手権出場を目標にしています。
―ブロックとしての目標は
ブロックとして何かを決めているわけではないんですけど、それぞれが自分たちの目標をしっかり達成してブロックとして良い結果を残せたらなと思います。
―意気込みを
まずは関東インカレに向けてしっかり頑張っていくので応援の程よろしくお願いします。
前回大会で2位入賞を果たした齊藤。投擲主任として大学ラストイヤーへ挑む。
清家陸 駅伝主将
ー駅伝主将に就任した率直な感想は
昨年の結果を受けて、自分たちが目指していた目標やシード権から全く遠い結果になってしまい、なんとかこの状況を打破したいと自分の中で思っていたので、自分が駅伝主将になったというところで今年はその状況から抜け出して、最終学年になった最後の駅伝で良い結果を残していきたいなという風には思いました。
ー今回駅伝主将に任命されたことに関して、監督から期待されたところは
自分は下級生の頃から監督とはコミュニケーションを常に取るように心がけていたり、後輩もよく気にかけて見ていたので、そういうところを総合的に評価して頂いたのかなと感じています。
ー理想とする主将の形は
自分が入学した当初の主将は大畑(和真=平30年度卒、現安川電機)さんだったのですが、大畑さんが4年生の代はすごくチームや自分に対して結果を残そうという雰囲気があったので、大畑さんを見習ってその代のように自分たちも頑張りたいなという思いと、自分たちの学年としては主体性を持って、意識の高いチームを作りたいという目標を掲げてやっていきたいと思っています。
ー目指したいチームの形は
主体性を重視して、主体的に考えて行動してしっかり結果を残すというところで、去年や一昨年はあまり自分から監督に相談したりなどが少なかったのでしっかり自分の考えを出すことができるチームにしていきたいです。
―今のチームの状態は
現在は先日も鎌田(航生)がユニバーシアードの権利を獲得したというところで、日本トップレベルの選手がチームにいるという状況の中で自分たちも少しでもそこに近づけるようにという雰囲気で、かなり意識は高くなってきているのかなという風には感じています。
―鎌田選手の活躍のチームへの影響は
一緒の環境、一緒の練習メニューをこなして、あの結果だったので自分たちももっとできるのではないかという希望になりました。
―今年の駅伝の目標は
チームとしては箱根駅伝総合5位以内というところですごく高い目標ではあるのですが、大畑さんたちの代が達成できなかった目標でもあるので、ここはしっかり達成したいなというのと主体的に動いて意識を高くやっていくうちにそこは見えてくるのかなと思っています。
―前主将の糟谷さんに何かかけられた言葉は
キャプテンになると周りのことで精一杯で自分のことに手が回らなくなるというのがあるから、お前も無理せずに自分のことを優先して、その上でチームを見ろよということは言われたので、そのように取り組んでいます。
―5月には関東インカレも控えているが
箱根で総合5位以内を目指しているのでもちろん春のトラックシーズンでも他大にしっかり強さを見せつけていきたいなと思っているので鎌田はもちろんですが自分もハーフで優勝を狙ったり、他の選手も関東インカレで結果を残すというところを今年は重視していきたいと思っています。
―関東インカレに向けて調整していきたいことは
自分はハーフに向けて調整していこうと思っているので、例年より前倒しで距離をこなして、その中でスピードを出していくという形の練習を取っているのですが、箱根後けがが治っていない期間も少しあって最近走り始めたばかりだったので、土台作りからしっかり行っていきたいと思っています。
―関東インカレでの目標は
自分の中で関東インカレは最初で最後なのでハーフで優勝を目指していて、全然目指せないことではないと思っているのでハーフで優勝するというのを目標にしています。チームの目標として長距離に関しては明確な数字の目標というのはないのですが、少しでも法政陸上部の得点につなげられるように一人一人が上位で走るということと、他大に力を見せつけるというところで頑張っていきたいと思っています。
ー今年で大学ラストイヤーとなりますが、意気込みは
自分はずっと陸上をやってきて今年最後というところで、まず後悔をしたくないなというのと後輩たちに何か結果を残してあげたいというのが今年はあるので、ラストイヤーに悔いが残らないように頑張っていきたいなと思っています。
ー最後にファンの方々にメッセージをお願いします
昨年に続いてコロナの影響が続いていて観戦というところでは難しいかもしれないですが、本当にテレビの前で応援してくださることで自分たちも元気をもらえているので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。
三大駅伝での出走経験もある清家。駅伝主将として長距離ブロックを率いる。
【お知らせ】
今大会は現地での取材を行うことができないため、大会当日は弊会Twitterでの結果速報のみとなります。後日、大会後の選手インタビューを掲載予定です。