東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦
対立大戦
2021年10月16日(土)
早大東伏見グラウンド
1週明け、迎えた立大戦に、リーグ戦初となる先発登板となった伏見がマウンドに上がった。初回に四球で出塁した唐橋が二盗、三盗と成功させ、三盗の際に相手の送球が逸れ、無安打で先制に成功する。伏見は、走者を出しながらも気迫のこもった投球で、6回を無失点に抑える。しかし、7回に登板した湯浅が、逆転を許し、その後8回、9回と立大に得点を重ねられ、大差での敗戦となった。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
立大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 6 | 9 | 15 | 2 |
法大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 2 |
(立大) 石田、八十川、〇竹生-小松
(法大) 伏見、●湯浅、前芝-澤野
盗塁:唐橋2(1回) 、福本(1回)、高橋(3回)、古屋(3回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (6) | 唐橋悠太(経2) | 桐光学園 | 2 | 0 | 0 | 2 | .000 |
2 | (8) | 古屋一輝(経3) | 健大高崎 | 4 | 1 | 0 | 0 | .259 |
3 | (4) | 高橋凌(社2) | 花巻東 | 3 | 0 | 0 | 1 | .083 |
4 | (3) | 福本陽生(経2) | 星稜 | 3 | 1 | 0 | 1 | .333 |
5 | (7) | 和泉直人(文2) | 札幌第一 | 3 | 0 | 0 | 0 | .273 |
PH7 | 関宮楓馬(社1) | 静岡 | 1 | 0 | 0 | 0 | .154 | |
6 | (9) | 鈴木歩夢(社2) | 明星 | 3 | 0 | 0 | 1 | .095 |
7 | (2) | 澤野智哉(社2) | 国士舘 | 3 | 0 | 0 | 0 | .273 |
8 | (5) | 須賀椋也(現1) | 新田 | 4 | 1 | 0 | 0 | .250 |
9 | (1) | 伏見颯真(営3) | 帯広緑陽 | 2 | 0 | 0 | 0 | .000 |
1 | 湯浅創太(経1) | 国学院久我山 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
PH | 塩唐松宏将(社2) | 鳴門 | 1 | 0 | 0 | 0 | .095 | |
1 | 前芝航太(営4) | 法政二 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
PH | 吉田大晟(人2) | 小山台 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 |
0
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
伏見 | 6 | 6 | 2 | 3 | 0 | 0.00 |
湯浅 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0.00 |
前芝 | 2 | 8 | 1 | 0 | 7 | 9.75 |
戦評
前試合から1週空き、法大は立大との一戦に臨んだ。先発はこれまで中継ぎとしてチームを支えてきた伏見颯真(営3)。
「最初は緊張がありました」と話した初回を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。一方、裏の攻撃では、先頭打者の唐橋悠太(経2)が四球で出塁すると相手の隙を見て盗塁。立て続けに3塁を狙ったタイミングで送球が逸れ、そのまま一気に生還。先制に成功した法大は4番の福本陽生(経2)が四球を選んだ後に盗塁を決め、さらに追加点を狙う。しかし続く和泉直人(文2)が惜しくも三振に倒れ、得点とはならず。
初回の投球で勢いに乗った伏見はその後も出塁は許すものの、毎回きっちりと後続を断ち得点を許さない。6回表に1死から連打を浴びてピンチを背負う場面でも、続く打者を連続で三振にねじ伏せる力強さを見せ2番手の湯浅創太(経4)に後を託した。
7回表、先頭打者を失策で出塁させると続く打者に安打を許しピンチが拡大。さらに犠打と四球で走者を進められると、失策と投ゴロの間に逆転を許すという湯浅にとって不運な結果に。それでもそこから2人を投ゴロに抑え、終盤への望みをつないだ。
攻撃陣がなかなか立大投手陣を攻め入ることができない中、3番手の前芝航太(営4)は8回表の本塁打による失点に加え、9回表に連打を浴びて6失点。打球がふくらはぎに直撃した後、崩してしまった投球を立て直すことができなかった。その後攻撃陣は最終回で得点圏に走者を置くも、反撃はかなわず。
悔しい結果に終わったものの、初のベンチ入り、そしてスタメンに抜てきされた1年生の須賀椋也(現1)が見事初安打を放った。また先発として初のマウンドに上がった伏見は、6回無失点の好投。「来年のためにもいい一面が見せられたんじゃないかと思います」と語り、新たなチームの形を見せた。
次戦も再び立大との対戦に挑む法大。成長し続けるチームの勝利に期待したい。
(記事:山中麻祐子、写真:渡辺光我)