第41回全日本学生スピードスケート選手権大会
2021年11月27(土)、28日(日)
群馬県総合スポーツセンター伊香保リンク
日本学生氷上選手権大会(インカレ)の前哨戦ともなる今大会。今年は、SP部門、AR部門に分かれる例年とは違う形式で開催された。法大勢からは8人が出場し、 橋本芳彦(営1)が3種目で入賞した。
競技結果
11月27日
種目 | 選手名 | 順位 | 記録 |
---|---|---|---|
500m | 笛木陽空 | 20位 | 37秒43 |
赤坂仁 | 21位 | 37秒47 | |
北澤佑樹 | 41位 | 38秒78 | |
米田恵隆 | 43位 | 38秒79 | |
竹中裕馬 | 55位 | 39秒77 | |
佐原貴奎 | 63位 | 45秒18 | |
1500m | 橋本芳彦 | 7位 | 1分53秒51 |
赤坂仁 | 12位 | 1分54秒31 | |
笛木陽空 | 15位 | 1分55秒14 | |
濵圭裕 | 36位 | 1分59秒41 | |
北澤佑樹 | 40位 | 2分1秒29 | |
10000m | 橋本芳彦 | 7位 | 14分47秒16 |
竹中裕馬 | 14位 | 14分59秒31 |
11月28日
種目 | 選手名 | 順位 | 記録 |
---|---|---|---|
1000m | 笛木陽空 | 15位 | 1分13秒60 |
赤坂仁 | 21位 | 1分13秒76 | |
北澤佑樹 | 64位 | 1分18秒91 | |
佐原貴奎 | 77位 | 1分27秒91 | |
濵圭裕 | 79位 | 1分30秒28 | |
5000m | 橋本芳彦 | 5位 | 7分2秒00 |
竹中裕馬 | 22位 | 7分19秒12 | |
北澤佑樹 | 39位 | 8分2秒83 |
戦評
2日間にわたって行われた第41回全日本学生選手権。SP部門とAR部門に分かれる例年とは違う形での開催となった。1日目は、500m、1500m、10000mが行われ法大からは8選手が出場。昨年インターハイ王者の橋本芳彦が、さすがの滑りをみせ1500m、10000mでそれぞれ入賞した。また10000では竹中が自己ベストを更新。
続く28日は前日からの寒波により例年以上の寒さとなった。1000mと5000mが開催され法大からは7選手が登場し、1000mでは、笛木陽空が法大勢トップに成績を残し、5000mでは前日に続いて橋本が5位入賞を果たし今大会に幕を下ろした。(取材・撮影 鳥越花音、東夏紀)
選手コメント
北澤佑樹主将
―今大会を振り返って
最後の学生選手権なのでせっかくならと思って4種目エントリーしてまず頑張りました(笑)。人生で3回目とかの5000mも滑ってやっぱり専門種目ではないのできついなと思いました。全体を通して状態は良くない中でどれくらい滑れるかなと思いながら迎えた大会でした。もう少しメリハリつけて頑張ってたらなよかったなーっていう気持ちもあります。
―コンディションは
今年8月9月帯広で滑っていて、よかった時期もあったんですけど10月くらいからあまりよくなくて、まだ今シーズンの大会で納得のいく結果は出てないですね。
―4年間の学生選手権をそれぞれ振り返って
毎年この大会は、全部だめでしたね。室内のリンクがもともと得意で、ここは外なのであまりいい成績を出せたことはなかったです。今年4種目滑ってやり切ったなとは感じていいます。
ー大会終えて、残りのシーズンで改善していきたい点は
チームとしてだんだんと良くなってきているので、レースもあるけどここでもう一回気合を入れてさらに磨きをかけられるようにインカレに向けて頑張りたいなと思います。個人的にも、インカレと国体で引退になってしまうので気を抜かずやれるところまでやって引退を迎えられたらなと思います。
―どういう風に引退を迎えたいですか
成績とか記録とかはもちろんですけど、それまで期間があるので練習とかも含めてもっとしっかりして万全な状態で大会に臨みたいです。ダサくてもいいから悔いなく最後まで滑りきりたいです。
米田恵隆
―最後の学生選手権を振り返って
スケートで大学に来たのだから、仕事とかばっかりに追われずにもうちょっとスケート頑張っていたらもっといい成績を出せたのかなと思います。
―残り少ない選手生活ですがどう締めくくりたいですか
もう1試合1試合を引退だと思って滑っているので、残り少しひたすらに滑り切ることだけを目標にやっていきたいです。
赤坂仁
―今大会を振り返って
シーズン初めは練習としてはよかったけど全然氷上に繋がらなくてあんまりタイムが出てない中で、今回の試合を迎えてやっと1500mで入賞のラインまであとちょっとというところまでもっていけました。でも500mは慌ててしまっていい結果は出なかったんですけど、1000mと1500mは自分の中では収穫があったレースだったなと思います。
―伊香保入りしてからコンディションは
今年はいつもより寒かったんですけど、ここのリンクは個人的に1番好きなリンクなんです。1年生の時入賞したのもここだし、去年も調子は悪かったけど結局500mのベスト出たのもここでした。なので今年も滑っててやっぱり滑りやすくて好きなリンクだなと改めて思いましたね。
―最近はどのような練習に取り組んでいますか
夏の取材では、陸上の短距離の選手がしている練習を取り入れているという話をしたと思うんですけど、今はそれに加えて法政のOBの方に教えてもらった股関節主導で動かすっていうことができるようになりたいなと思ってこの大会に合わせて取り組んでいました。どこかを鍛えるというよりは、意識の部分が大きいのでやっと少しだけ自分のものになってきたのかなと思うんですけど、本番で自然にできなきゃ意味はないと思うのでこれからもっと頑張っていかないとなと思います。
―シーズン入ってチームの雰囲気は
3年生になったので自分が頑張らなきゃという思いもあって、あとは後輩たちも自己ベスト出したり各々頑張っていて試合を通してだんだん良くなっていっているんじゃないかなと思います。
―上級生になって付いてきてもらわないといけない立場で意識していることは
だんだんと来年に向けてキャプテンの仕事も増えてきて、同期は自分1人だけなので後輩に助けてもらわないといけない部分もあるんですけど、できる限り自分自身の行動でみせていけたらなと思います。
―インカレに向けて
今年のインカレは室内のリンクなので少し苦手なんですけど、目標であるインカレでしっかり結果を残すというのを達成するためにも、最低ラインチームトップのタイムを取らないとなと思います。技術がやっぱり足りないと思うので、しっかり練習して技術を向上してそれで気持ちの面でも自信をつけてインカレに臨みたいです。
笛木陽空
―1日目の結果を振り返って
昨日は、北海道にいる頃と比べて、全然タイムもでなかったのであまりよくなかったです。
―北海道と比べて、気温などリンクの影響は
昨日は風がすごかったので、今日よりも気持ちの面でも弱まっていたと思います。
―2日目の結果を振り返って
今日は1日目に比べて良いタイムで滑り切れたので、結果は15位ですが、自分の中ではよかったと思います。
―今大会で見えた課題は
あまり重要視していない大会だったので、きれいに滑ることを意識して、次の大会につなげていけたらと思っています。
―ほかの大会にも出られますか
ジャパンカップ第2戦が来週盛岡であって、恵那で第3戦目もインカレ前にあります。3週連続で試合があって忙しい状態です。
―インカレや次戦に向けてどのような練習を
スタート練習をあまりしていなく、スタートのスピードが出ないので、そこを練習して、最初からトップスピードで滑れるようにしたいです。
―ジャパンカップやインカレの目標は
来年のジャパンカップに出られる権利が、今大会だと8位以内という条件で、達成できなかったので、来年に向けてインカレではランキングに入りたいです。
竹中裕馬
―今日の試合を振り返って
500mは20点くらいであまりよくなかったです。10000mはそれを踏まえて考えると90点くらいです。
―試合前の目標はありましたか
普段、目標は書かないのですが、今回はラップタイムの目標を紙に書きました。ジュニアワールドレコード出した先輩と話す機会があって、タイムの目標を書き出すと良いと言っていたので、今回は目標を書きだしました。
―その結果、10000mで自己ベストとなりました
500mで最悪の結果だったので、試合前には10000mも駄目だと思っていたので、それが逆によかったです。ラップ37秒くらいで滑れればいいやと思っていたのですが、36秒でもあまりきつくなかったので滑ることができました。
―雪の影響は
地元の八戸のリンクが屋外だったので、慣れていました。
―5000mの意気込みをお願いします
去年は7分15秒だったので、風とかもありますが、条件が良ければそれは切りたいと思っています。
橋本芳彦
ー今日の試合を振り返って
最近まで調子が悪かったのてすが、調子悪いなりに良いレースができたと思います。
ー目標は
3種目出たのですが、3種目で上位入賞が目標でした。
ー結果、3種目入賞という結果でした
1500mと、5000mはそれなりのタイムタイムで滑れたのですが、10000mは入賞はできましたが、タイム的には満足がいかなかったです。レース内容にあまり納得していないところです。
ー10000mの反省点は
屋外のリンクだと、最初頑張ると最後タイムが落ちることがあり、前半に積極的に行けませんでした。それが後半にも響いてしまったかなと思います。
ー今大会で得た課題は
1500mでは、最初300mの加速スピードをあげることです。5000mでは、最後5周の持久力をつけたいです。そのために、短い距離をたくさん滑ったり、長い距離を滑り込んだりしたいです。
ー今後に向けて
大会が毎週続くと、思うように練習が出来ないので、氷上以外の自転車のトレーニングやランニングをこつこつやっていきたいです。
濵圭裕
ー今日の試合を振り返って
リンクの関係とかでタイムが出ずらい中だったのですが、色々と新しいことが試せたのでよかったと思います。
ー新しいこととは
ペース配分や、滑るところでどのくらい力を使うかなどを意識しました。
ー試合前の目標は
順位の目標はなかったですが、自己ベストを更新出来ればと思ってやりました。
ー今大会で得た課題は
1500mで、後半あまりタイムが落ちないように、前半で体力を使いすぎない滑りをしたいです。1000mでは、今までよりスピードを出せるようになりたいです。
ー今後に向けて
スタートの加速力が課題なので、スタート練習を沢山やって、氷上練習では1回ずつしっかり滑りたいです。