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【スピード】第92回日本学生氷上競技選手権大会2日目 田中が2日連続で表彰台へ

第92回日本学生氷上競技選手権大会2日目
2020年1月6日(日)
釧路市柳町スピードスケート場

1日目は23得点を獲得し9位につけた法大。2日目は5000㍍と1000㍍の2種目が行われた。最初の5000㍍では田中笑太(営4)が3位と昨日の1万㍍に引き続き表彰台へ。赤坂仁(文1)も1000㍍で14位に食い込みポイントを獲得した。総合では8位と大東大と1点差の9位となり2日目を終えた。

IMG 5458 R
表彰式で笑顔を見せた田中

試合結果

種目成績

種目 成績 選手名 記録
5000m 3位 田中笑太(営4) 7分07秒30
20位 大嶋樹(営1) 7分26秒70
29位 安済修哉(営4) 7分42秒95
1000m 14位 赤坂仁(文1) 1分16秒79
16位 上水隆生(営3) 1分17秒06
19位 北澤佑樹(営2) 1分17秒31

順位表

順位 大学名 500m 1500m 10000m 5000m 1000m 合計得点
1位 専修大学 44 39 4 22 36 145
2位 日本大学 28 1 31 35 29 114
3位 高崎健康福祉大学 23 27 16 14 7 87
4位 明治大学 12 6 17 18 10 63
5位 早稲田大学 0 30 0 8 18 56
6位 信州大学 0 23 0 0 26 49
7位 東洋大学 5 3 0 17 18 43
8位 大東文化大学 8 0 29 5 0 42
9位 法政大学 1 2 20 16 2 41

※上位9校のみ掲載
※得点が同じ場合、上位者が多い学校を上位とする
※各距離15位までの選手が得点。1位20点、2位18点、3位16点、4位14点、5位12点、6位10点、7位9点、8位8点…15位1点となる。

戦評

大会2日目。まず行われたのは5000㍍だ。
法大の先陣を切った大嶋樹(営1)は、軽やかなスタートを決めるも徐々にラップタイムを落とし、結果は20位。ポイント獲得は叶わなかった。2人目は安済修哉(営4)だ。強風のなか行われたレースで非常に厳しく大きくタイムを落とし、満足のいく結果を出せなかった。3人目である田中笑太(営4)は、表彰台への期待がかかるなか初日に続き気迫のある走りで見事に表彰台を勝ち取った。
続く1000㍍には上水隆生(営3)、北澤佑樹(営2)、赤坂仁(文1)が出場した。上水は苦手としているスタートダッシュを決め、その後も順調なレースをするも結果は16位。惜しくもポイント獲得とはならなかった。続いて登場した赤坂は、安定した滑りで1分16秒79をマーク。順位は14位と入賞を果たした。3人目北澤は8位圏内を目指し滑るも残り200㍍地点から徐々にスピードが落ち、19位。不本意な結果となってしまった。
初日に続き各種目で点を重ねた法大。最終日に行われるチームパシュート、2000㍍リレーに全てを懸け1つでも上の順位を目指す。(木庭優斗)

選手コメント

田中笑太

ー今日の試合を振り返って
昨日があまりにも良すぎたので少し微妙な感じもしましたが、個人的にはそこまで後悔はありません。タイム的にも、後半ラップが落ちてしまったんですが、最初の方を早く滑っていたのでトータルで他の選手と大差ない感じになりました。

ー昨日は優勝しました
自分の中でもすごく満足できた滑りでした。途中から同じように滑ってる選手との差が開いてきたので、自分との戦いになりました。そして、最後の方は笑顔で滑りきることができました。意識していたリンクレコードも更新できて本当に嬉しかったです。

ー2日間で素晴らしい結果を出せた要因は
やっぱり地元であるというのはすごく大きいです。昔から滑っていたリンクに久し振りに戻ってこれたのに加えて、同じように昔からここで滑っていた仲間もいるので感慨深い気持ちになります。

ー明日のパシュートへの意気込みを
あまり大学のチームとしての成績とかは意識していないので、楽しく滑れたらいいなと思います。

安済修哉

—初日に行われた1500㍍について
最初に突っ込みすぎました。もう少し抑えていたらもう少し良いタイムは出たのかなと思います。

—4年生として迎えるインカレですが
自分は去年みたいな滑りはできないので後輩に頑張ってほしいという思いで来ました。

—後輩たちの結果を見て
自分が1年生、2年生のときは全然ポイントとか取れなかったので、ポイントをあまり取れてないのは仕方ないと思っています。でも良い経験になってると思います。

—強風のなかでの5000㍍でした
風が吹いてるなかでのレースがめちゃめちゃ嫌いで、風に押し負けてしまった感じですね(笑)

—リンクはどうでしたか
本当にきれいで滑りやすいスケートリンクでした。

—遠征が続いてるなかでのレースでした
全日本選手権も出場してなくて、第3戦JAPAN CUPが終わった後に2週間ぐらい期間が空いて、帯広に再び戻った感じだったので、疲労とかはほぼないです。

—リレーとパシュートへの意気込み
リレーでは失格しないように最後まで滑りきりたいと思います(笑)パシュートではみんなに必死でついていこうかなと思ってます(笑) 真面目に答えると去年2位だったので優勝目指して頑張ります!

上水隆生

―レースを振り返って
昨日も今日もいつも通りすぎてコメントしづらいレースでしたね。なんとも言えないみたいな、調整が少なかった割にはいつも通りのタイムだったかなと思います。リンク状況とか風の様子とかもありましたけど、いつも通りできたと思います。

―500メートルでは15位でポイント獲得となりました
滑りとしては、あと0.4秒くらいは早く滑れたかなという悔しい気持ちもありながら、何とかぎりぎり15位で、早い順番でのレースだったので、少しでもチームを鼓舞できたかなと思います。

―2日目の1000メートルは強風の中でのレースでした
そこまで(風の影響で)滑りを変えたりとかはないので、1000メートル、1500メートルは外でも屋内でも最初からしっかり加速して1周目でラップを出してあとは気合と根性という感じなので、今日はいつもより長めにダッシュしてめちゃくちゃでもがむしゃらにタイムを出そうという感じでした。

―2日間を振り返っての満足感は
2日間通じていつも通りの滑りをできたことは満足できると思うんですけど、500メートルに関しては37.4秒を目標にしていたので、そこを達成できなかったことは悔しいです。

―明日はチーム種目となります。上位進出へ向けて
自分はリレーで失格している思い出があるので、失格しないようにいくことを考えたいと思います。あとは気合と根性ですね。

赤坂仁

―今日の1000㍍のレースを振り返って
ポイントを取れて学校に貢献できたのは良かったのですが、1周目のラップが7.4で全体の5番で入ったんですけど、上りが4秒も落としてしまって、そこで1秒抑えるだけで入賞できたと思うと悔しいです。

―レースプランは
最初突っ込めと言われていたので、突っ込んでいったのと、風が強かったのでとにかく低くしようと思って滑りました。風がすごく吹いていたのでそこも運かなと思いました。

―風の影響は大きいですか
今年は屋内のスケートリンクで練習していて、ほとんど屋外で滑っていないので、風が吹くとバランスが取れなくて全然滑れなくなります。

―目標タイムなどは
風が強くて何秒が出るのか全然想像がつかなくて、1分15秒くらい出ればいいかなと思っていました。

―インカレに向けてのコンディションは
体調は良いですが、身体のバランスやゆがみが、連戦が続くにつれて崩れてきて、昨日の1500は全然ダメでした。今日は昨日よりはよかったと思います。

―今回のレースで出た課題は
しっかりと大きい大会でタイムが出せるように調整できることが、上位の人との違いなのかなと思いました。自分の100%の力をその大会に合わせることができないので、そこが課題だと思います。

―インカレは普段の試合とは違いますか
レース前日までは、明日から本当にインカレが始まるのかなっていうぐらいで、普段と全然変わらないですね。昔は緊張しかしなかったのですが、今年は全然なかったです。昨日は逆に感極まってといいますか気合が入りすぎて力んでしまった部分がありました。今日はリラックスしてできたので良かったかなと思います。

―4年生の活躍をご覧になっていかがですか
結局法大で活躍できたのは(田中)笑太先輩だけで、来年は自分たちが活躍しないとだめだなと思いました。

―明日のリレーの目標は
とりあえず失格しないでバトンをつなぐことです。練習できるのが明日の公式練習の時間のみなので緊張しますが頑張ります。

フォトギャラリー

  • IMG 5458 R表彰式で笑顔を見せた田中
  • DSC 3852 R1000㍍で惜しくもポイントを取り逃した上水
  • DSC 3856 R1000㍍でポイントを獲得した赤坂
  • DSC 3880 R北澤は来季に期待がかかる
  • IMG 5345 Rポイント獲得とはならなかったが、好走した安済
  • 2日連続で表彰台となった田中

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