2022年3月30日（火）
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5月21日から東大との最終カードに臨む法大野球部。弊会は対戦相手である東大野球部にインタビューを敢行した。今回は、井手峻監督、松岡泰希主将に話を伺った。
監督、選手インタビュー
井手峻 監督
ー昨季を振り返って
狙っているのは勝ち点を取ることだったので、立大に一つ勝つことができて良かったです。ですが1回戦目は、勝てそうな試合だったので、あそこで確実に取れていれば、なお良かったです。
ー春に法大、秋には立大に勝利。この要因は
勝ったときは、バッテリーがしっかりしていました。早稲田に引き分けたときは、小宗（創）が頑張ってくれましたし、本来先発の井澤（駿介）が抑えで投げて勝ったこともあったので、継投が上手くいったのもそうだと思います。他は、奥野（雄介）も頑張ってくれたと思います。
ー東大の野球とは
チーム全員が野球が好きで好きでたまらなくて、必死に勉強し続けているという感じです。なかなか、その通りに身体を動かすことは難しいですが、野球を勉強する努力は常に続けています。
ー監督自身が、特にそう感じる選手は
主将の松岡（泰希）や外野手の宮﨑（湧）は、その意識でチームを引っ張ってくれているなと感じます。
ー法大の印象は
昨年はそんなにピリピリした感じはしなかったですが、今季は社会人対抗戦を見ると、チームが引き締まっているなと感じました。（東大）助監督の大久保（裕）くんも同じ意見でした。
ー特に警戒する選手は
私はあまり選手は分からないので、監督を警戒しています（笑）。
ー法大・加藤監督と関りがある
監督会議で会って、挨拶をするくらいです。助監督の大島公一くんはプロ野球のときから知っていて、当時からスキのない選手だったので、警戒はあります。
ー今季の意気込みは
2戦先勝制が復活したので、勝ち点を取ることを第一目標として頑張っていきたいです。
（取材：大井涼平）
井手 峻（いで・たかし）
1944年2月13日生まれ
東京都出身・新宿高→東大→中日
『東大では投手としてプレー。通算4勝を記録した。1966年に中日からドラフト指名を受け10年間プレーし、76年に引退。78〜86年、92〜95年に中日コーチ、二軍監督を務めた。2019年11月から東大の監督に就任』
松岡泰希 主将
ー最近の調子は
もう少し打撃を振り込みたいと思っているのですが、そこまでは悪くないと思います。
ー現在のチームの雰囲気は
オープン戦で例年に比べて良い試合が続いているので、このまま良い雰囲気を続けていきたいと思います。
ー今年のオフシーズンに取り組んできたこと
打撃です。先輩の井上（慶秀）さんや昨年の主将の大音（周平）さんが抜けて長打力が無くなってしまったと思うので、その穴を埋められるように長打が打てる体づくりを行ってきました。
ーラストイヤーですがどのような1年にしていきたいか
勝てれば何でもよいと思うので、1戦1戦しっかりと勝っていきたいと思います。
ー法大の印象は
個の力が強いと思います。昨年プロ入りされた岡田（悠希、令3年度卒＝現・読売）選手や、三浦（銀二、令3年度卒＝現・横浜DeNA）選手、山下（輝、令3年度卒＝現・東京ヤクルト）選手をはじめ、個人の力が強いと感じています。
ー法大で最も警戒している選手
齊藤大輝（人4＝横浜）選手は主将でもありますし、打率も残してくるので、警戒しています。
ー東大で期待している選手は
エースの井澤（駿介）に期待しています。
ー捕手として意識していること
ゲームをコントロールすることです。うちのチームはあまり点数の取れる打線ではないので、何とか最少失点で抑えたいです。そのために投手をどのようにリードするかが大事だと思っているので意識しています。
ー主将として意識していること
野球は勝負事なのですが、東大は勝負事に弱く、勝負所でエラーしてしまったり、チャンスで簡単に三振してしまったりが目立つチームなので、僕が先頭に立って勝負を引っ張ることを意識しています。
ー将来の夢は
僕は今が楽しければ良いという人間なので、今が楽しければ良いと思っています。
ー今季の目標
最下位脱出が目標です。
ーファンの方に向けて
今季は最下位脱出できるように頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。
（取材：今井夏美）
松岡 泰希（まつおか・たいき）
教育学部4年 2000年4月20日生まれ
神奈川県出身・東京都市大付
175㎝75㎏・右投右打
『下級生の頃から試合に出続ける東大の扇の要。今年度はプレーでも主将としてもチームを引っ張り最下位脱出を目指す。』
