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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対立大1回戦 藤中が124球の力投で完封勝利! 圧巻の投球で完全復活を見せる!!

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦
対立大戦
2022年10月1日(土)
駒沢硬式野球場

前カードの明大戦で勝ち点を落とした法大。折り返しを迎えるカードに突入し、これ以上負けられない状況にいるチームは立大との初戦に挑んだ。前回登板の明大1回戦で腰の違和感で早々に降板を余儀なくされた先発・藤中壮太(社2)は、この日は初回から力強い投球で立大打線を寄せ付けない。その好投に打線が応え、初回に2死一、三塁から5番・高橋凌(社3)の適時打で先制する。さらに5回には2死三塁から3番・鈴木歩夢(社3)の適時打で1点を追加。藤中はその後も危なげなく1人で9回を124球を投げ切り、見事完封勝利を収めた。

藤中は春秋連続で完封勝利を果たした

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
立大 0 0 0 0 0 0 0  0  0 0 4 1
法大 1 0 0 0 1 0 0 0 0 2 5 0

(法大) ○藤中-澤野
(立大) ●竹生、上岡-小松

二塁打:澤野(5回)
盗塁:唐橋(1回)

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (6) 唐橋悠太(経3) 桐光学園 1 0 0 2 .000
2 (8) 古屋一輝(経4) 健大高崎 3 1 0 0 .300
3 (9) 鈴木歩夢(社3) 明星 3 1 1 0 .294
4 (3) 堀尾浩誠(社4) 報徳学園 3 0 0 1 .200
5 (4) 高橋凌(社3) 花巻東 2 1 1 2 .412
6 (7) 関宮楓馬(社2) 静岡 4 0 0 0 .231
7 (5) 須賀椋也(現2) 新田 3 0 0 0 .267
8 (1) 藤中壮太(社2) 鳴門 3 0 0 0 .286
9 (2) 澤野智哉(社3) 国士館 3 2 0 0 .286

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
藤中 9 4 6 2 0 2.04

戦評

立大との初戦を迎え、先発のマウンドには藤中壮太(社2)が上がった。
初回からテンポの良い投球を見せると、その裏、四球2つから得点圏の好機を作る。すると今季も打撃好調の5番・高橋凌(社3)の先制適時打が生まれ、幸先の良い序盤を迎える。援護を貰った藤中は、3回に一、三塁のピンチを招いたものの、後続を断ち、失点を与えない。

主導権を握った法大の追加点は5回裏。先頭打者の9番・澤野智哉(社3)の二塁打が飛び出すと、その後走者三塁から、3番・鈴木歩夢(社3)の貴重な適時打が生まれ、その差を2点とする。中盤から終盤にかけても、藤中は相手打者を翻弄(ほんろう)し、得点圏の好機すら与えない。そして、迎えた9回。立大の4番・藤井達也に二塁打を打たれ、久々に走者を得点圏に許したが、その後の打者をしっかり抑え、立大の強力打線を相手に9回124球、被安打4、奪三振6の完封勝利を収めた。

たらればを言うならば、もう1点追加点が欲しかった。しかしながら今日の藤中には2点の援護があれば、全く問題なかった。前回腰の張りを抱え、試合の序盤でマウンドを降りる形となった藤中だったが、今日はいつもの彼らしい投球が戻っていた。相手も法大との対戦経験を重ねた良い投手が投げてくるため、そう簡単に点を取ることはできない。しかし、奪ったその貴重な得点を最後まで守り切ることができる。まさに春季王者の野球が垣間見える試合となった。今後の試合でも勝利を重ね、勝ち点を獲得したい。

(記事/写真:脇野剛)


鈴木の適時打に沸くベンチ

選手インタビュー

藤中壮太

―完封勝利の率直な気持ちは
先週の明治(1回)戦で2回持たず4失点という結果でチームに迷惑をかけていたので、今日は1人で最後まで投げ抜くことができて、チームに勢いをつけられたので良かったと思います。

―前回の投球から何か修正した部分はありましたか
正直先週は腰に張りがある状態のまま登板をしていて、球に勢いが無いのは感じていました。この1週間で整骨院に通って、体のケアを重点的に行いました。

―今日良かったポイントは
ストレートを要所で良いコースに決められて、変化球でも打たせてとることができたので、そこが良かったんじゃないかと思います。

―捕手の澤野選手と試合前にはどのような話を
先週よりは状態は良かったので、「今週は良いピッチングするのでリードお願いします」ということは伝えました。

―次の試合に向けて
明日の試合も勝って、2連勝でいけるようにチーム一丸となって戦っていきたいと思います。

 

澤野智哉

―試合を振り返って
明治戦で連敗していっぱい点を取られてしまって、責任は自分にあると思っていたので、今日は何とかしないとなとは思っていました。

―バッテリーでの方針は
明治戦はテンポが悪くて球数も増えて悪い流れになっていたので、テンポは意識して球数を少なくというのを目標にしていました。

―今季ここまで投手陣をリードしてきて感じることは
調子は良くはなくて、でも調子が悪いなりにできることはあるので工夫しながらやっているという感じです。

 ―個人としては2安打の活躍でしたが、打撃面の調子は
そろそろ打たないとと思っていたので、打ててよかったです。

―次戦に向けて
(前カードで)連敗して、優勝するならもう負けられないので今日みたいな試合を目指して頑張ります。

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