一部昇格の目標は果たすことができなかったが、来季へ弾みをつけるためにも勝ち切りたいラストゲーム。東京成徳大を相手に攻守かみ合った試合展開で勝利を収め、見事有終の美を飾った。
試合結果
トータル試合結果
87 法政大学 |
23 | 1Q | 19 | 69 江戸川大学 |
---|---|---|---|---|
24 | 2Q | 16 | ||
22 | 3Q | 19 | ||
18 | 4Q | 15 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#3 今池翔大(文3) | PG | 法政第二 | 10 | 2 | 2 |
#8 石田泰三(法2) | SF | 北陸学院 | 5 | 1 | 0 |
#23 堤玲太(文2) | SF | 九州学院 | 4 | 2 | 0 |
#27 原田一真(経4) | SG | 東海大札幌 | 4 | 0 | 2 |
#74 長橋冬真(営3) | C | 國學院久我山 | 6 | 2 | 0 |
法政大学交代選手
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#0 杉信イフェアニ(文1) | PG | 洛南 | 2 | 3 | 0 |
#2 澁谷錬(法4) | SG | 洛南 | 5 | 0 | 0 |
#5 井黒桂亜(法4) | SG | 北陸学院 | 6 | 2 | 0 |
#6 杉澤ロメオ(文3) | PF | 東海大札幌 | 12 | 4 | 1 |
#7 本山遼樹(法1) | PG | 福岡大濠 | 2 | 4 | 6 |
#9 黒木丈(法3) | PF | 福岡大濠 | 15 | 9 | 0 |
#11 岡部雅大(国2) | SG | 國學院久我山 | 11 | 0 | 2 |
#18 蓮野加成(営4) | PG | 北陸学院 | 0 | 3 | 0 |
#21 藤平皓成(営2) | PF | 正智深谷 | 2 | 3 | 0 |
#25 古川空音(文4) | PG | 明成 | 2 | 2 | 1 |
試合経過(2巡目)
戦 | 日付 | 対戦相手 | 結果/試合開始時間 |
---|---|---|---|
1 | 10/2 | 上武大 | 〇78-62 |
2 | 10/8 | 駒澤大 | 〇67-62 |
3 | 10/9 | 山梨学院大 | ●67-74 |
4 | 10/15 | 東洋大 | – |
5 | 10/16 | 順天堂大 | – |
6 | 10/22 | 明星大 | ●66-80 |
7 | 10/23 | 関東学院大 | 〇74-66 |
8 | 10/26 | 江戸川大 | ●65-72 |
9 | 10/29 | 埼玉工業大 | 〇90-69 |
10 | 10/30 | 立大 | ○80-67 |
11 | 11/5 | 東京成徳大 | ○87-69 |
戦評
入れ替え戦出場の可能性もなくなり、一部昇格は叶わぬ目標となってしまった法大。それでも最終戦を勝利で飾るべく、選手たちの目には闘志が宿っていた。迎える相手は東京成徳大。一巡目では83-63で勝利している相手だ。四年生のラストゲーム、勝利でリーグ戦を締めたい。
第1Q。今季通して立ち上がりの悪さが課題に挙げられていた法大だが、このゲームも苦しい立ち上がりとなった。早い段階から選手交代を多用するベンチワークに。一進一退の攻防が続き、23-19で第1Qを終える。
ここから巻き返しを図りたい第2Qだったが、序盤はディフェンスリバウンドが取れず、長いディフェンスの時間が続く。しかし、#25古川空音 の積極的なディフェンスを中心にこの我慢の時間を乗り越え、徐々に本調子に。#2澁谷錬 の美しい弾道を描いた3Pが決まり、34-28。相手にしぶとく粘られるも、#7本山遼樹 の3Pを皮切りに#8石田泰三 のスティールから攻撃を展開するなど、着実に得点を重ね47-35で試合は後半戦に。
(第2Q躍動した#2澁谷錬と#25古川空音)
第3Q。#3今池翔大 の相手ディフェンスを華麗にかわしたのちのシュートや、#74長橋冬真 の相手留学生にも当たり負けない力強いディフェンス、今池から#23堤玲太 のアリウープと法大ムードで試合が進む。#5井黒桂亜 の切り込みからのレイアップや、#21藤平皓成 の強烈ブロックもさく裂し、ベンチも盛り上がりを見せる中、69-54で最終Qへ。
積極的にチームメイトに声掛けをする#3今池翔大
最終Q。#18蓮野加成 が終始存在感を見せた。なかなかシュートは決まらずとも、彼が入るとチームも躍動する。#11岡部雅大 が相手ディフェンスを引き付け堤がフリーでシュートを決め87-64とすると、メンバー交代で#27原田一真、井黒、蓮野、古川、澁谷とコート上の全員が四年生に。一年間キャプテンとしてチームをけん引してきた原田の気迫あふれるディフェンスが最後まで見られ、87-69で試合終了。四年生にとっての最終戦を見事勝利で飾った。
果敢にシュートを狙っていた蓮野加成
終始後輩からの声援が体育館を包み、この代がどれだけ後輩に慕われているかが分かる素敵な時間だった。プレー内外での行動から、チームを支え続けた主務さん、そしてプロチームと遜色ない広報の活動と、この代が遺したものは計り知れない。コロナ禍において幾度も壁にぶち当たってきた法大バスケ部。開幕四連敗と勝ち星が遠く苦しい思いを乗り越えた経験は、チームを一回りも二回りも強く、大きくした。三年前から目標に掲げている一部昇格も、決して高い目標ではなくなった。彼らなら必ず成し遂げてくれるに違いない。
目に涙を浮かべながら集合写真を撮る四年生