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【バスケ】第98回関東大学リーグ戦 対東京成徳大 今季最終戦、四年生全員出場で有終の美を飾った!

第98回関東大学リーグ戦(オータムリーグ)対東京成徳大学
2022年11月5日(土)
@関東学院大学 金沢八景キャンパス 体育館

一部昇格の目標は果たすことができなかったが、来季へ弾みをつけるためにも勝ち切りたいラストゲーム。東京成徳大を相手に攻守かみ合った試合展開で勝利を収め、見事有終の美を飾った。

最後は清々しい表情で集合写真を撮るバスケ部一同

試合結果

トータル試合結果

87
法政大学
23 1Q 19 69
江戸川大学
24 2Q 16
22 3Q 19
18 4Q 15

法政大学スターティングメンバー

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#3 今池翔大(文3) PG 法政第二 10 2 2
#8 石田泰三(法2) SF 北陸学院 5 1 0
#23 堤玲太(文2) SF 九州学院 4 2 0
#27 原田一真(経4) SG 東海大札幌 4 0 2
#74 長橋冬真(営3) C 國學院久我山 6 2 0

法政大学交代選手

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#0 杉信イフェアニ(文1) PG 洛南 2 3 0
#2 澁谷錬(法4) SG 洛南 5 0 0
#5 井黒桂亜(法4) SG 北陸学院 6 2 0
#6 杉澤ロメオ(文3) PF 東海大札幌 12 4 1
#7 本山遼樹(法1) PG 福岡大濠 2 4 6
#9 黒木丈(法3) PF 福岡大濠 15 9 0
#11 岡部雅大(国2) SG 國學院久我山 11 0 2
#18 蓮野加成(営4) PG 北陸学院 0 3 0
#21 藤平皓成(営2) PF 正智深谷 2 3 0
#25 古川空音(文4) PG 明成 2 2 1

試合経過(2巡目)

日付 対戦相手 結果/試合開始時間
10/2 上武大 〇78-62
2 10/8 駒澤大 〇67-62
3 10/9 山梨学院大 ●67-74
4 10/15 東洋大
5 10/16 順天堂大  –
6 10/22 明星大  ●66-80
7 10/23 関東学院大 〇74-66
8 10/26 江戸川大 ●65-72
9 10/29 埼玉工業大 〇90-69
10 10/30 立大 ○80-67
11 11/5 東京成徳大 ○87-69

戦評

入れ替え戦出場の可能性もなくなり、一部昇格は叶わぬ目標となってしまった法大。それでも最終戦を勝利で飾るべく、選手たちの目には闘志が宿っていた。迎える相手は東京成徳大。一巡目では83-63で勝利している相手だ。四年生のラストゲーム、勝利でリーグ戦を締めたい。

第1Q。今季通して立ち上がりの悪さが課題に挙げられていた法大だが、このゲームも苦しい立ち上がりとなった。早い段階から選手交代を多用するベンチワークに。一進一退の攻防が続き、23-19で第1Qを終える。

ここから巻き返しを図りたい第2Qだったが、序盤はディフェンスリバウンドが取れず、長いディフェンスの時間が続く。しかし、#25古川空音 の積極的なディフェンスを中心にこの我慢の時間を乗り越え、徐々に本調子に。#2澁谷錬 の美しい弾道を描いた3Pが決まり、34-28。相手にしぶとく粘られるも、#7本山遼樹 の3Pを皮切りに#8石田泰三 のスティールから攻撃を展開するなど、着実に得点を重ね47-35で試合は後半戦に。

(第2Q躍動した#2澁谷錬と#25古川空音)

第3Q。#3今池翔大 の相手ディフェンスを華麗にかわしたのちのシュートや、#74長橋冬真 の相手留学生にも当たり負けない力強いディフェンス、今池から#23堤玲太 のアリウープと法大ムードで試合が進む。#5井黒桂亜 の切り込みからのレイアップや、#21藤平皓成 の強烈ブロックもさく裂し、ベンチも盛り上がりを見せる中、69-54で最終Qへ。

積極的にチームメイトに声掛けをする#3今池翔大

最終Q。#18蓮野加成 が終始存在感を見せた。なかなかシュートは決まらずとも、彼が入るとチームも躍動する。#11岡部雅大 が相手ディフェンスを引き付け堤がフリーでシュートを決め87-64とすると、メンバー交代で#27原田一真、井黒、蓮野、古川、澁谷とコート上の全員が四年生に。一年間キャプテンとしてチームをけん引してきた原田の気迫あふれるディフェンスが最後まで見られ、87-69で試合終了。四年生にとっての最終戦を見事勝利で飾った。

果敢にシュートを狙っていた蓮野加成

終始後輩からの声援が体育館を包み、この代がどれだけ後輩に慕われているかが分かる素敵な時間だった。プレー内外での行動から、チームを支え続けた主務さん、そしてプロチームと遜色ない広報の活動と、この代が遺したものは計り知れない。コロナ禍において幾度も壁にぶち当たってきた法大バスケ部。開幕四連敗と勝ち星が遠く苦しい思いを乗り越えた経験は、チームを一回りも二回りも強く、大きくした。三年前から目標に掲げている一部昇格も、決して高い目標ではなくなった。彼らなら必ず成し遂げてくれるに違いない。

目に涙を浮かべながら集合写真を撮る四年生

 

(写真:鳥越花音 記事:伊藤朱音)

試合後インタビュー

佐藤俊二監督

ー今日の試合振り返って
来年につなげるためにも、順位はあまり関係なかったけれども、最後良い形で勝ちたいと思っていたし、四年生も最後全員出すことができて、とにかくチームが次につながるような試合だったと思うので、チームとしての結果というのは、リーグ戦では望む結果残すことはできなかったけれども、最終戦という意味で見れば、良い試合ができたなと思います。

ー立ち上がりは苦戦。そこからの立て直しのポイントは
自分たちがリーグ戦で積み重ねてきたディフェンスの所が機能してきたからだと思うし、逆にその出だしのところで相手に流れを持っていかれてしまったっていうのは、チームの今シーズン通しての課題というか、本当の強さになりきれていないところだと思うので、課題と自分達の積み重ねているものが両方見えた試合かなと思います。

ーこのチームの強みは
背がある程度大きくて動ける子たちが揃っているので、バスケットっていう意味ではそれはアドバンテージになるので、その子たちがチームの中で役割を果たしてくれれば、相手にとっても脅威になることだと思っているから、それがリーグ戦を通していく中で、だんだんみんなできることが増えてきて、良いチームになったと思うので、その単純な戦術どうこうというかは、自分が相手になにが勝っているのかっていうのをみんなが理解してプレーできるようになってきてから強くなってきたかと思うので、そこが強みかなと思います。

ー四年生へメッセージなどは
コロナもあって本当に満足のいく四年間じゃなかったと思うし、プレータイムもあまり与えることができなかったので、こっちに対しても不満があると思うんだけれども、その中でも四年間やりきってくれて、最後まで試合に、ベンチ外されたら不貞腐れてもおかしくないのに、ちゃんと応援に来て、下級生とコミュニケーションとって、下級生たちがやりやすいような環境を作ってくれたと思うので、感謝しかないし、そういう思いを下級生たちはしっかり自分の中に積み重ねて必ず来年の良い結果に繋げてほしいなと思います。

ー新入生など、来年のチーム構成や構想は
来年入ってくる一年生は、サイズも大きい子たち、190前後の子たちがまた入ってくるので、やっぱりそのサイズアップをしていきながら、しっかりと積み上げてきたディフェンスを体現することができれば、2部で負けるようなことはないと思っているので、しっかりとその、良い子たちがたくさん入ってくるので、その子たちがチームに入って、さらに今までディフェンスは頑張ってよくなってきているので、さらにオフェンスでもより良いチームにしたいなと思います。

ー来年の目標
まずリーグ戦で言えば一部に昇格すること。インカレでしっかりと出るだけじゃなくて結果を出せる子たちが揃っていると思うので、しっかりと大学バスケ界にインパクト残せるような法政にしたいなと思います。

原田一真

ー今日の試合を振り返って
最初、朝一っていうこともあってディフェンスとか機能しないところもあったんですけど、声をかけあうことで修正できたっていうのはある意味今シーズン最後の試合としては、やってきたことが出せたのかなと思います。

ーリーグ戦を振り返って
コロナとかいろんな要素は抜きにして、やっぱり悔いが残るリーグ戦だったなと思います。自分の中でも、もっとチームを立て直せたりとか、リーグ戦入る前にこうしとけばよかったなっていう反省はめちゃめちゃあるので残念です。でもリーグ戦で試合を重ねるごとにどんどんチームが強くなっていったっていうのは収穫でもあるので、来年以降に繋げていってほしいなと思います。

ー悔しかった点とは具体的にいうと
勝負所で競り勝てないところですね。焦った場面でそこから抜け出すことができなかったり、チーム全体でのエナジーみたいな部分はもっと高めて臨むべきだったなと思います。

ーキャプテンとして1年振り返って
どこのチームも言うとは思うんですけど、仲いいチームだったなと思います。最後の試合で、チームみんながよくしていこうっていう雰囲気があったのも、土台に普段からのコミュニケーションがよくできてたから、お互いが言いたいことを言い合えたのかなと思うので、そこはシーズンの最初に自分たちが目指した形になれたんじゃないのかなと思います。

ー同期は
入れ替え戦の可能性は低いですが、自分達が1年間積み重ねてきたバスケを完成に近づけていくために、残りの3試合を全員で高めてやっていけたらいいな思います。

ー今後バスケは

続けていくつもりはないんですけど、運動がてら何かしらの形で関われたらいいなって思います。

―4年間で思い出に残ってる試合
たくさんあって難しいんですけど、今シーズンでいったら2巡目で上部に勝った試合かなって思います。2巡目の流れを握る試合でチームとしてもどうしても勝ちたかった試合だったので、そこでチームが1つになれて勝てたのはすごく印象的です。

―来年への期待
戦力とか能力面では今年とほぼ変わらないと思いますし、すごいポテンシャルの高いチームだと思うので、バスケット以外の面、信頼関係とか、誰がチームを盛り上げていくのかとかそういう目に見えない部分を大切にしてほしいなと思います。

―来年の後輩たちにメッセージ
自分たちの力を信じてやっていけば絶対大丈夫だと思うし、普段からやってきた練習しか結局ゲームには出ないと思うので、普段のその過程を大切にしてほしいなって思います。
しっかり過程を作っとけば、結果はおのずとついてくると思うのでそこを大切にして頑張ってほしいです。

蓮野加成

―今日の試合を振り返って
正直悔しさ100%です。昨日モチベーションをあげるために、コービーブライアントが81点取る動画を3見てて、絶対自分も取るぞってってやってたんですよ。なので積極的にシュートを打ったんですけど。結果は、、、ゼロ点でした。

―なんでだったんですかね
実力不足っていうところなんですけど、正直自分のことをナンバーワンと常に思ってるので周りに劣ってるとは思いません。

―最上級生として
後輩、後輩?いや子分たちが身の回りのお世話してくれて、ジュース買ってこいっていったら買ってきてくれましたし、お前がリバウンドしろっていうときには10人くらいしてくれたりとかそういった後輩の献身的なサポート、子分たちのサポート。それが僕の最高のバスケットライフだったなと思います。

―来年の後輩たちは
実力的には僕たちよりちょっと劣っちゃうんですけど、ほんとに期待してます。応援は行こうと思ってます。でもみんなが活躍しているとこみてると悔しくなっちゃうんで、コートサイドでみてるときとか足とかひっかけちゃったりして。それはよくないですかね?すみません。それはさておき、来年ほんとがんばってください!!

片岡優太(広報)

―今日の試合振り返って
最初の出だしは法政らしいというか、良くも悪くもないって感じでしたけど途中から追い上げてきてディフェンスから入るっていう今年の理想としていた形をみせることができたのかなって思います。それに最後4年生全員出れてたし、4年生は全員ポジション被っていて全員出ること1回もなかったと思うんですけど、全員出てる姿をみてよかったなと思いました。

―引退を迎えて率直に
ほんとにやりきったなという感じです。いろんなことをしましたね。役職はもちろんありましたけど、これといって決まったことはなく自由に、チームに必要なことをやるっていうのが自分の役割だったのかなと思います。

―やってよかったなと感じたこと
全部よかったです。あげるとするならSNSです。最初はちょっと選手に完全に理解してもらうことが難しかったですけど、自分が本気で取り組むことで選手たちも徐々に理解してくれたのですごいよかったなと思います。この文化を法政にずっと続けてほしいです。

―広報として心がけてたこと
当たり前ですけど、選手たちが嫌な気持ちにならないような投稿を気を付けたり、あとは応援してくださる方々が今どんな情報が欲しいのか、どんな姿が見たいのかっていうのを推測したりすることはSNSを初めて3年間、意識していました。

―卒業後は
Bリーグチームの広報に内定をいただくことができました。基本的にSNS周りをしたり、SNSだけじゃなくてチームの発信とかをします。自分の中で、ものを作る仕事がやりたかったので、ありたいことにこれまでやってきてことに対して評価をしていただいて、働けることになったので良かったです。

―後輩へメッセージ
今年から結構出ているメンバーが多いので、絶対大丈夫だと思うので2部優勝して、インカレの応援に行きたいなって思います。期待しかないです。

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