2023年6月24日（土）
開幕から勝ち点を積み重ね、4つの勝ち点を獲得するも2位に終わった春季リーグ戦。弊会は春季リーグ戦後のオフが明けた6月24日にインタビューを敢行。主力として戦い抜いた選手に春季リーグ戦の振り返り、そして今後の展望についてのお話を伺った。第3回の今回は投手編②と題して篠木健太郎（営3＝木更津総合）投手、吉鶴翔瑛（営3＝木更津総合）投手のインタビューをお届けする。（全5回）
選手インタビュー
篠木健太郎 選手
―今季を振り返って
今まで納得いかないシーズンばっかだったので、1番いいシーズンを送ることができたんですけど、チームとして優勝できなかったので、そこが1番の悔しさであるかなと思います。
―印象に残っている試合は
早大との3戦目の引き分けの試合ですかね。今まで我慢しながらの投球がこのリーグ戦では多かったんですけど、その日は特に10回まで投げましたし、自分としても初めて10回まで投げて0っていう状態だったので、非常に強く印象に残っています。
―最優秀防御率のタイトルなど好成績を残しました
非常に嬉しいんですけど、まだ3年生ですし、ここから来年は自分の代になっていく中で、満足した時点で終わりだと思っています。そういった点で、通過点として、レベルアップしていければいいかなと思います。
―フォームの改善は
本当に直前に変えたんですけど、自分としても結果が非常にしっくりくるものであったので、しっかり変わる勇気を持てて良かったなとは思ってます。
―延長やピンチの時もありました
今シーズン通して、全体的に非常にシンプルに考えられたというか、ピンチの時でも対バッターの時どう抑えていくかを非常に今までとは違って余裕持ててたので、その中でシンプルに投げられたのがよかったかなと思います。
―先発投手として常に意識していることは
去年の秋、自分としてもリリーフを経験したので、そういった点で、先発が長く投げてくれれば、リリーフとしても気持ち的に楽な部分もありましたし、やっぱり、1番はチームが勝つことなので、先発投手としてなるべく長くマウンドを守ることを意識してます。
―今季で出た課題
イニング数に比べて三振数が非常に少ないので、そこを夏の間に見直していきたいなとは思いました。
―夏で取り組みたいこと
今取り組もうとしてるのは三振取るために自分が何を軸にして、結果的にどう三振取るかまでの組み立ての幅をしっかり広げていきたいなと思ってます。
―チームの雰囲気は
キャプテンの今泉（颯太、法4＝中京大中京）さんを中心に動いていて、とてもいい雰囲気の中で試合をしていました。あと1歩のところで明大戦で逆転されてしまって、非常に2位で悔しい思いをしているので、小さなことの積み重ねっていう点を見逃してたのかなと思います。
―今リーグでのMVPは
武川廉（人3=滋賀学園）です。非常に体もきつかったと思うのですけど、廉の熱いところがチームを動かしてたと思うんで、廉でお願いします！
―秋季リーグに向けての目標
自分としても1回タイトルを取れたので、とりあえず春の最初に5勝という目標を立てたので、そこにもう1回挑戦していきながら優勝できるように頑張ります。
―ファンの方々に一言
いつも応援ありがとうございます。秋は優勝に貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。
（取材・高橋芽唯）
篠木 健太郎（しのぎ・けんたろう）
経営学部3年 2002年5月7日
群馬県出身・木更津総合
177cm75kg・右投左打
今季成績：7試合 53回 42奪三振 与四球17 防御率0.68 3勝2敗
『フォーム改造が功を奏し、法大のエースがついに大ブレイク。テンポよく打者を打ち取り、自身初となる最優秀防御率を獲得した。優勝チームのエース投手へ階段を駆け上がる。』
吉鶴翔瑛 選手
―今シーズンを振り返って
今シーズンは優勝できるチャンスだったのが、自分が逆転ホームランを許してしまったのが2試合あって、そこが自分にとって悔しいシーズンだったなって思います。
―印象に残っている試合は
明大戦の第1戦で、同点の場面からマウンドに上がって、勝ち越したんですけど、その次の回に自分が逆転ホームランを打たれてしまった試合が印象に残ってます。打たれなければ勝てたかもしれないのでとても悔しい思いです。
―早大4戦目では先発を任されましたが
オープン戦でも先発もしてたので、そこは別に準備不足ではなく、自信もって投げれたと思います。
―中継ぎとしての出場機会では何を意識されていましたか
中継ぎは先発と違って短いイニングで、結果を残さないといけないので、最初の回から、全力で思いっきり投げれるようにっていうのを意識してやってました。
―尾﨑完太（キャ4＝滋賀学園）選手や篠木選手の先発陣と話していることは
練習の時からピッチャーの技術、どういうボールを投げたいかっていうのは、お互い3人で話したりしてて、 向こう2人は先発なので、考えてることはちょっと別になってしまいますが、技術的なボールをどう思うように投げるのとか、そういうのは日頃から話してます。
―今シーズンで出た課題
ストライクは先行して取れていたんですけど、そのストライクゾーンの中の失投によって、ヒットやホームランを打たれてしまったので、そこが課題だなと思いました。
―夏に取り組みたいこと
今はもっとベースの上でのボールを強くするっていうのと、変化球のキレっていうのに力を入れています。この夏で空振りを取れる変化球っていうのを作るっていうのを自分の中でやっていけたらなと思います。
―チームの雰囲気は
結構まとまりがあって、ピッチャーが抑えられなかったら、打者が打ってくれますし、打者が打てなかったら投手が抑えるっていうのを実現できてるチームかなと思います。
―MVPを挙げるなら
篠木健太郎と武川廉です。
篠木は防御率のタイトルもとってますし、法大のピッチャー陣からの信頼も厚いので、いろんなプレッシャーがあると思いますが、結果で残したっていうのがすごいと思います。武川は初のリーグ戦だったと思いますが、1番バッターで多く出塁しましたし、守備も失策がなかったので、そこが野手として1番いいと思いました。
―秋季リーグに向けて目標
今年の春は、明大に2タテされてしまったので、明大に勝って、リーグ戦優勝して、神宮大会に出たいっていうのがチームの目標です。個人としては中継ぎの機会が増えると思うのですが、自分が任された場面を0点で抑えるっていうのが目標です。
―ファンの方々に一言
悔しい形で2位という結果になってしまったので、秋こそは明大を倒して優勝して、神宮大会に出たいと思います。
（取材・高橋芽唯）
吉鶴 翔瑛（よしつる・しょうえい）
経営学部3年 2002年8月7日生まれ
鹿児島県出身・木更津総合
175㎝79㎏・左投左打
今季成績：6試合 21 1/3回 9奪三振 与四球6 防御率 4.61 0勝2敗
『試合終盤の重要な場面で起用されるも痛恨の被弾を浴び、不本意なシーズンを過ごした。それでも、早大4回戦で先発すると試合をつくり勝ち点獲得に尽力。先発に中継ぎにどちらもこなし、優勝に貢献する。』
