関東大学ラグビーオールスターゲーム
2023年7月2日
対対抗戦選抜
秩父宮ラグビー場
大学ラグビーを代表する選手たち同士の試合にふさわしく、激闘となった今試合。ラストワンプレーで石岡がトライを挙げ、43対43で引き分けに終わった。
ラストワンプレーでトライを挙げた石岡
試合結果
トータル試合結果
43 リーグ戦選抜 |
26 | 前半 | 19 | 43 対抗戦選抜 |
---|---|---|---|---|
17 | 後半 | 24 |
ポイント詳細
4/3 | T | 3/4 |
---|---|---|
3/1 | G | 2/2 |
0/0 | PT | 0/0 |
0/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:佐川(日大)、ジョアペ・ナコ2(日大)、中川(東海大)、稲葉(大東大)、石岡(法大) G:武藤4(東海大) |
※前半/後半、得点者はリーグ戦選抜のみ記載
リーグ戦選抜メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 大学 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 玉永仁一郎 | 4 | 流通経済 |
2 | HO | 作田駿介 | 4 | 流通経済 |
3 | PR | 本田啓 | 3 | 東海 |
4 | LO | 竹部力 | 4 | 法政 |
5 | LO | ジョアン・ウーストハイゼン | 2 | 東洋 |
6 | FL | オフィア・アフ | 4 | 東海 |
7 | FL | 原田李弥 | 4 | 流通経済 |
8 | NO.8 | 佐川奨茉 | 4 | 日本 |
9 | SH | 稲葉聖馬 | 4 | 大東文化 |
10 | SO | 武藤ゆらぎ | 4 | 東海 |
11 | WTB | 石岡玲英 | 4 | 法政 |
12 | CTB | ジョアペ・ナコ | 3 | 日本 |
13 | CTB | 近藤翔那 | 3 | 東海 |
14 | WTB | 中川湧眞 | 3 | 東海 |
15 | FB | 谷口宜顕 | 4 | 東海 |
16 | Re | 春野星翔 | 4 | 日本 |
17 | Re | タニアラ・ヴェア | 4 | 日本 |
18 | Re | 吉村一将 | 4 | 流通経済 |
19 | Re | シンクル連 | 3 | 流通経済 |
20 | Re | 下江康輔 | 4 | 東海 |
21 | Re | キニ・ヴェイタタ | 4 | 立正 |
22 | Re | 高城喜一 | 4 | 法政 |
23 | Re | 杉本海斗 | 4 | 東洋 |
24 | Re | 木本真太郎 | 4 | 拓殖 |
25 | Re | 徳永優太 | 3 | 日本 |
26 | Re | 當眞寮 | 4 | 流通経済 |
戦評
7月2日に『関東大学ラグビーオールスターゲーム』が開催された。法大からは石岡玲英(4)、竹部力(4)、高城喜一(4)がリーグ戦選抜として、選出された。石岡、竹部は先発出場、高城はベンチで出番を待つ。身にこたえる暑さの中、オールスターゲームが幕を開けた。
先制したのは、対抗戦選抜であった。自陣ゴール付近でのスクラムから右サイドへと展開し、前半4分にトライを決められた。対するリーグ戦選抜はラインアウトモールで押し込み、7分にトライを奪い、7対7と同点に追いつく。しかし、17分に相手ボールスクラムで押し込まれ、そのままトライを決められ勝ち越しを許す。26分には、リスタートから勢いよく飛び込み、トライを決め、12対14と2点差に詰め寄る。30分には相手FWの突破で攻め込まれると右サイドに展開され、トライを決められる。35分には石岡がゲインラインを大きく突破し、パスをつなぎ、同点に追いつくトライを演出した。41分にもトライを挙げ、26対19と前半リードで後半を迎えた。
2年連続の出場となった竹部
エンドが変わった後半。先に得点を奪ったのはリーグ戦選抜だった。ショートパントで前進すると、パスを受け取ったジョアペ・ナコ(日大)が勢いよく飛び出し、この日2本目となるトライを決めた。後半13分には、ついに高城が出番を迎えた。だが、後半15分、19分、28分、31分に4本連続でトライを奪われる。一時は14点リードしていたものの、33対43と逆転されてしまう。このままではいられないリーグ戦選抜は、素早いリスタートからパスを受け取った石岡がステップで前進すると、高校時代のチームメイト・稲葉聖馬(大東大)が34分にトライを奪った。5点差に追い上げる。42分とラストワンプレーでミスも許されない状況の中、石岡がゲインラインを突破し、値千金の同点トライを決めた。会場はこの日1番の盛り上がりを見せた。コンバージョンキックは惜しくも外れたものの、43対43とドローに終わった。
ボールキャリーを見せた高城
普段はライバル同士の選手たちが同じチームとなって戦ったオールスターゲーム。法大の選手の活躍や部員による応援もあり、暑さを忘れさせるほどの激闘となった。夏が終わると、いよいよリーグ戦が始まる。目標である『リーグ戦優勝』に向け、チーム一丸となって今後の練習に取り組む法大ラグビー部から目が離せない。
(記事:盛岡惟吹、写真:盛岡惟吹、中野拓真、艶島彩、小島美羽、長谷川優真)
インタビュー
石岡玲英(4年、WTB、御所実業)
ーオールスターに選ばれた気持ちをお聞かせください
とても嬉しいです。沢山の方々のお陰様で自分らしさを表現でき、そのプレーを評価していただいたという点が特に嬉しいです。
ーゲームを振り返って
自分の強みを発揮することは出来ましたが、沢山の課題点も見つかりました。レベルの高い環境で見つけた課題点なので非常に財産になるゲームだったなと思っています。
ー試合終了間際には同点に追いつくトライを決めました
チームで繋いだボールを取りきることができて本当に良かったです。コンバインドのチームですが意思疎通のできたプレーをできた事がトライに繋がったかなと思います。
ー対戦してみて印象に残っている選手は
相手も味方も全てのメンバーが印象に残っています。それぞれが強みで勝負し、自分自身負けることが多かったので素晴らしい選手ばかりだなとみんな印象に残ってます
ー御所実業の選手との交流はありましたか
はい。ありました。味方にも敵にもいたので、どこか懐かしい気持ちになりました。
ー仲間たちからの応援はいかがでしたか
他大学と団結して届けてくれた声援はとても力になりましたし、最後のトライの後は一緒に喜んでくれていて仲間には感謝の気持ちでいっぱいです。
ー夏に向けての意気込みをお願いします
秋に勝てるチームに仕上げれるように主将としての役割を全うしたいと思います。
竹部力(4年、LO、大分舞鶴)
ーオールスターに選ばれた気持ちをお聞かせください
素直に嬉しいです!周りはプロの道に進む選手も多くその人たちと一緒にプレーでき、対戦できると思いワクワクしました!
ーゲームを振り返って
各チームのいい選手ばかりだったため、学ぶことが多かったです。個人のプレーとしては課題がたくさんあるのですが、声かけや試合前の雰囲気作りリーダーとしての引っ張り方など多くのことを学べたので法政でも活かしたいです。
ー対戦してみて印象に残っている選手は
江良選手(颯、帝京大)です。スピード、パワー、テクニックが全てにおいて他の選手を上回っていました。
ー同じチームで印象に残っている選手は
武藤選手(ゆらぎ、東海大)です。スタンドオフというゲームメイクをするポジションで一緒にプレーしていてとてもやりやすく、心強かったです。
ー仲間たちからの応援はいかがでしたか
トライやナイスプレーなどがあったらみんなの声援がグランドまで聞こえてきてとても力になりました。とても嬉しかったです。
ー夏に向けての意気込みをお願いします
貴重な経験をさせてもらったのでこの経験を秋シーズンまでに活かし、さらにチーム力の向上に繋げていきたいと思います。そして目標であるリーグ戦優勝を達成します。
高城喜一(4年、FL、金光藤陰)
ーオールスターに選ばれた気持ちをお聞かせください
率直に嬉しかったです。
ーゲームを振り返って
得意なボールキャリーができたので良かったです。
ー対戦してみて印象に残っている選手は
全選手です。高校、大学時代のスター選手ばかりだったため、この経験は財産になると思います。
ー同じチームで印象に残っている選手は
留学生です。フィジカルが強くて起点になっていました。
ー仲間たちからの声援はいかがでしたか
しんどかった時間帯に仲間を見ることによって、アドレナリンが出ました。
ー夏に向けての意気込みをお願いします
秋のリーグ戦に繋げていくため日々精進します。