• HOME
  • 記事
  • ボクシング
  • 【ボクシング】第76回関東大学ボクシング1部リーグ戦 対拓大戦 拓大相手に敗戦を喫し、1部リーグまさかの全敗… 入れ替え戦も敗戦し、2部降格となった…

【ボクシング】第76回関東大学ボクシング1部リーグ戦 対拓大戦 拓大相手に敗戦を喫し、1部リーグまさかの全敗… 入れ替え戦も敗戦し、2部降格となった…

ボクシング

【ボクシング】第76回関東大学ボクシング1部リーグ戦 対拓大戦 拓大相手に敗戦を喫し、1部リーグまさかの全敗… 入れ替え戦も敗戦し、2部降格となった…

第76回関東大学ボクシング1部リーグ戦

2023年7月8日(土)
後楽園ホール

昨年見事1部昇格を果たした法大だったが、1部での戦いは初戦の東洋大戦を皮切りにまさかの5連敗。大差をつけられての敗戦があるなど厳しい戦いとなってしまった。また、その次の週に行われた中大との入れ替え戦を落とし、2部降格となった。

試合前、円陣を組み士気を高める法大選手たち

試合結果

トータル試合結果

法政大学

拓殖大学

 

試合結果

 階級 勝敗 選手名 スコア 対戦相手
Mm 金澤大和(2) 0-5 大和
F WO 山下
B 河本蓮音(2) 3-2 上間
Fe 大隅零生(3) 0-5
L 中元成稀(1) 0-5 藤田
LW 松久優作(2) 0-5 金巻
W 染谷蔣敬(4) 3-1
(2R/2’49)
六井
LM 浜田実來(1) 0-4 日向
M 林巧己(1) 0-5 堀田
対戦相手 勝敗 スコア
東洋大学 1-8
駒澤大学 1-8
日本大学 0-9
東京農業大学 3-6
拓殖大学 2-7
中央大学(入れ替え戦) 4-5

戦評

ここまで開幕から4連敗と1部の厳しさを味わう格好となった法大。相手の拓大もここまで4連敗中と、お互い苦しい展開で迎える最後のゲーム。一矢報いる大学はいったいどちらだ。

Mm級に金澤大和(2)を据え、先勝を図る法大。善戦したものの相手からのパンチを食らうシーンが多く見受けられる。結果的には0-5の判定負けを喫し、先手を奪われる。
続くF級は、不戦敗となり、連敗スタートとなってしまう。
流れを変えたい法大。B級でリングに上がったのは、2年生の河本蓮音。序盤は押され気味であったが、終盤果敢に攻め巻き返した河本。3ラウンドを戦い抜き、勝負は判定へともつれ込む。判定の結果3-2とし、見事勝利。接戦をものにし、嫌な流れを変える。
河本の勝利を生かしていきたい法大。しかし、続く大隅零生(3)、中元成稀(1)、松久優作(2)が立て続けに敗戦。
W級の染谷蔣敬(4)は鋭いパンチを繰り出し、相手へ付け入る隙を与えない。結果3Rまでもつれることなく勝利を収め、この日法大2勝目を勝ち取る。
続くLM級の浜田実來とM級の林巧己。ともに1年生として期待されたが、勝利は収められず。1部リーグを最下位で終える格好となった。

残念ながら久々の1部リーグで、勝利をつかみ取ることができなかった法大。続く中大との入れ替え戦でも接戦を落とし、2部降格となってしまった。2部降格とはなったものの、ここから巻き返しを図り、必ずや1部リーグに戻ってきてほしい。

(取材・撮影 脇野剛/松岡茉満子/岡部聖立)

選手コメント

松九優作

ー試合を振り返って
自分が勝ったら法政が勝てる可能性があったんですけど、そこで負けてしまって。勝てる相手でもあったので自分の試合の計画や組み立て力がないなと思いました。

ー対戦相手の印象はどうでしたか
強い選手であったのでしっかりと動画を見て、自分のボクシングができれば勝てる相手だと思いました。

ー試合中に考えていたことはありますか
しっかりとガードをして、自分のパンチが当たっていたのでそこはポイントになっていると思っていました。手数が少なかったのでそこで印象が悪かったのかと思いました。

ー今回の試合の悪かった点はなんですか

疲れが原因で足が動かなかったので相手の距離に付き合ってしまったので、自分の距離でできたらもっといいボクシングができたと思いました。

ー次のリーグにむけて
次入れ替え戦があるのでそこでしっかり勝って来年また1部でリベンジできるように頑張りたいと思います。

ーリーグを通して頑張れたことなどはありますか
初めて1部だったんですけど2部にはない1部の緊張感があったんですけどそこに飲み込まれず楽しめたと思います。

 

浜田実來

ー試合を振り返って
今日戦う相手は、インファイトという戦法をよく使う相手で、その対策を念入りに行ったのですが、相手が自分の予想をはるかに上回るような攻撃力で、全体的に圧倒されてしまいました。

ー首脳陣の方と試合前どんな話をされたか
ガードを固めて、小さく連打でコンパクトに相手に当てていこうという話はさせてもらいました。

ー相手の印象
自分が入っている階級は、身長の高い選手が多いのですが、今日戦った相手は自分と同じくらいの身長で、普段の試合とは違った展開になってくるのかなと予想していました。本当は自分が前に出ていかなければならなかったのですが、相手に先に前に出られてしまい、少し相手に押されてしまった部分がありました。また、右手のガードが少し下がっていたため、相手の左からのパンチをもらってしまうケースが多くなってしまいました。

ー今後への改善点
小さいパンチをまとめて打とうという意識はあったのですが、なかなか実行することができませんでした。少し焦りもありましたし、相手は4年生で体格も出来上がっている中、自分は1年生でフィジカル強化という部分がまだまだ足りないと思うので、フィジカルの面と、ガードも今後大事になってくるのかなと思います。

ー収穫点はあったか
1ラウンド目は、しっかり打ち合いができたことと、後半でもタイミングよく相手のパンチをかわせていたことが、成長できた部分だと思います。序盤のほうは減点もあったとは思いますが、試合をある程度優先に進められたのかなと思います。

ー次は入れ替え戦に向けて大事な試合となりますが、意気込みを
久しぶりに1部に上がったものの、1勝もできず、来週の入れ替え戦で負けてしまうと、また2部に落ちてしまうという状況なので、入れ替え戦は絶対に負けないようにしたいですし、先輩がまた来年も1部で試合ができるように、頑張りたいです。

ー6/10日大戦終了後インタビューー

歌代風依

ー今日を振り返って
チームのキャプテンとして絶対に負けられなかったのですが、負けてしまって悔しい気持ちでいっぱいです。

ー相手の特徴は
そうですね、やっぱり競合のチーム揃いなのですが、その中でも自分たちは日大に勝つというのを目標を掲げていたのでそこで勝てなかったのはすごく悔しいなの思います。

ー今回意識したこと
気持ちの部分では負けないというのを意識してました。気持ちで勝てなければ試合でも相手に勝てないなと思うので、その部分は出せたとは思います。

ー今リーグの目標
勝つことが1番良いですが、結果に囚われずに自分の気持ちの部分が出せれば悔いはないかなと思います。

ー今までのリーグで得たもの
何回も言うのですが気持ちの部分がすごく大事で、リングに立つと色んなお客さん、応援してくれる方の声援でやっぱり負けられないと言う気持ちが出てきて、相手に負けたくないのはもちろんそうですが自分に負けたくないというのを試合で意識してやってきました。

ー次の試合についての意気込み
今回負けてしまったのでまずは勝つことを意識してやるのですが、その中でも今日のように気持ちを出せる試合で勝ちたいなと思います。

ー主将として声を掛けたこと
やっぱり何回も言うのですが気持ちの部分が大切で、周りに気持ちで絶対負けるなということは伝えて、それを言うことによっても自分を奮い立たせられるのでそれで試合に臨もうという意識で普段の練習からやっています。

村橋薫 監督

ー今日を振り返って
厳しい戦いでした。勝てるかなと思ったのですがやっぱり甘かったですね。

ー日本大学の特徴
日大はですね頑張るんですよ。底力があるっていうのは分かっていたのですが一人一人の技術というよりもとにかく昔から頑張りがすごいです。うちが頑張っていないわけではないですがちょっとそこで負けてしまいました。そこと普段練習で技術に手数だったり体力だったり気持ちをもう少し重視すれば良かったなと思います。

ー今リーグで得たこと
足りないなっていう悔しい気持ちが出せないとか、打ち合うことができないところとか出せない子達が多かったのですが出せた選手が何人かいたのでそれがすごく今回の収穫かなと思います。負けた時の顔とか見ると特に今まで頑張ることができなかった子の顔つきというのが変わったなというのもありました。

ー普段の練習で意識的していること
それは技術だとかもらわないようにするだとかしっかりクリーンヒットを取るというところでしたが手数が少なく攻められないということが今回は多々ありました。

ー今後の意気込み
勝てる勝ち星を数えて何とか5個勝とうと思っていました。もちろん次も選手達も自分も勝つつもりで行きますけど、次からは一人一人勝ってその結果が5個揃えばいいねという感じいきたいなと思います。

ー6/24東農大戦終了後インタビューー

染谷將敬

ー今日を振り返って
正直、相手がコントロールしやすい相手だったので実戦の中で練習をしながら勝つつもりだったのですが、そう上手くはいかないな、と言うふうに思いました。

ー今日の対戦相手の特徴は
基礎がしっかりしていて、無難で癖のない綺麗なボクシングをする、逆に言ってしまえば特徴がない、武器がないと言う印象でした。

ーそのような相手に対してはどのような戦略を持って戦いに臨んだか
今日の試合は戦略というよりも自分の練習として捉えていて、自分はバランスが悪いことが多かったのでどっしり構えて足腰をしっかりしながら戦うことが重要かなと思いました。

ー個人の目標
年収1000万を目指しています。今日の試合ではお金はもらえませんが、ボクシングに対する取り組み方が仕事など他の方面でも使えますので。

ー自身の結果をどのように受け止めているか
ギリギリの試合結果だったので、手数詰められるところは詰めるべきだったのかなと思っています。

ーチームとして、6対3で敗北、と言う結果をどのように受け止めているか
やっぱり敗北は敗北ですね。ですが今まで勝てなかった選手が2人とも勝っていて、8-1や9-0で負ける事もあった中で今回は6-3と成長が感じられたと思います。

ー次の試合の意気込みを教えて下さい。
完成度を高めた上で、人を魅了できるボクシングスタイルにしたいです。ボクシングにあまり興味がない人でもすごいな、かっこいいなと思えるような魅力が詰まったボクシングスタイルを作りたいな、と思っています。

溝口勢十郎

ー今日を振り返って
今日は今まで3戦負けていて、4戦目で正直気持ち的には上がっている感じではなかったですけど自分的にいい感じにリラックスできていて1ラウンド目から好きなように出来たかなという感じです。2ラウンド目に修正し、2.3と完全に取ったなという感じだったので今までで1番良かったなと思います。

ー今回の作戦
この前相手がサウスポーだったのですが相手の内側に入りすぎてちょっとダメでした。今日の相手もサウスポーだったので今日はそれだけ意識して、後はもう変に考えずに自分が今までやってきたことを全部好きにやっちゃおうと思って。そしたら楽に出来たので自分を信じてという感じです。

ー東京農大の特徴
駆け引きが上手いイメージがあります。ジャブから攻撃を仕掛けてくるようなイメージで。最初の2戦に出ていた子なので動画見て負けないなと思ってあっちの土俵で戦っても僕が全然勝つなと思っていました。

ー前回の敗戦から2週間頑張ってきたことは
正直落ち込みすぎて。全然勝ってるのになと思いながらも判定で勝っていなくて、どうやったら勝てるのかとかボクシングダメなのかなとか減量もあってきついし、自分の中でも色々葛藤があって。でも魅せ方とか今日良かったのは前に出てうちに出たのは良かったので自分は足を使うスタイルなのですがそれをちょっと抑えて前でて抑えて打つというのをちょっと意識しながらやりました。あとは2週間ぼーっとしてました。やっぱり人が点数がつける競技なので勝ち切れない自分も悪いとも思いますがみんな歯がゆいと思います。

ー今後の意気込み
とりあえず今日は勝ったので次もいい結果に繋げられるように今日の戦い方を磨きつつ自分のスタイルもまたそこに混ぜ込んで次はもっと圧勝して見てる側も楽しんでもらえるような試合にしたいです。

(取材・撮影 松岡茉満子/岡部聖立/艶島彩/脇野剛)

関連記事一覧