バレーボール
【バレー】 1部昇格!試合後の監督、選手インタビュー&オフショット
11月4日に行われた入れ替え戦で見事ストレート勝利をおさめ、目標であった1部昇格を達成した法大バレー部。
今回は吉田康伸監督、主将の山本帯刀選手らをはじめとする秋季リーグを戦い抜いた選手たちにインタビューを実施した。ぜひ試合直後の喜びに満ち溢れた選手の声を聞いてみて欲しい!写真たっぷりでお届けする。
主将の山本を胴上げする選手たち。笑顔が溢れている。
監督・選手インタビュー
吉田康伸 監督
戦局を見守る吉田監督。勝利の瞬間は両手をあげて喜んだ。
ー入れ替え戦に向けてどういった準備をして来ましたか
通常は1週間後に入れ替え戦なんですけども今回3週間空いたというところで、1週間単位でリーグ戦の疲れを取りました。選手に関しては、Vリーグの富士通さんと練習ゲームをしたり、亜細亜大学さんと練習ゲームをしたりというところで強化をしてきました。
高橋(慶帆)くんがチームに入って、コンビを合わせてなかった分を、逆に時間があるというところでプラスにしようと考えていました。かなり高橋くんも今日はチームにマッチしてやれたんじゃないかなという風に思います。
ーどのような試合展開になると予想していましたか
当然、駒澤大学さんもすごい粘るだろうと思っていましたが、こちらもなんとか繋いだボールを高橋くん中心に持っていけば、もう少し点差の離れた形で勝てるなというには踏んでいました。
しかし、やはりさすが1部リーグを経験しているだけあって、なかなか簡単には勝たせてくれないなというのを実感した感じです。
ー1部昇格後に向けた意気込みをお願いします
そうですね、今日(の結果)に関してはもう本当に今年の最大の目標であったので、入れ替え戦に勝ったという喜びを、しっかり噛み締めたいと思いますけども。
今後一部リーグになると厳しい戦いになってきますので、1度今日の試合も振り返りながら、来年に向けて強化していきたいなという風に思います。
山本帯刀(営4) 選手
プレー中の山本選手。主将としてチームの軸であり続けた。
ー今日の勝利を受けた率直な感想は
本当に嬉しいです!最高です。
ー今日に向けてどのような練習してきましたか
そうですね、やっぱり駒澤大学さんは結構レシーブで繋いでこっちのミスを待つみたいな感じの印象を受けていたので、こっちがレシーブで負けないようにしようと思い、レシーブ面を結構意識して練習してきました。
ーどのような試合展開を予想していましたか
やっぱり勝てるならストレートで勝つっていう風に考えていましたし、フルセットに持ち込まれたら結構こっちが不利なんじゃないかなって思ってたんですけど。
今日のデュース1セット目と3セット目、その場面でしっかり攻めて勝てたのがやっぱり良かったと思いました。勢いが大事でした。
ー今後1部リーグで戦う後輩へ一言
ポジション的にはMBで、あんまりチームに貢献できたこととかは無かったんですけど、やっぱりサイドの小竹(飛斗)とか川波(颯)とか、やっぱりそれこそ(高橋)慶帆とかがしっかり引っ張ってきてくれたので、そこは自信を持って1部でもしっかり戦ってほしいなって思います。
頼もしい後輩たちに法大バレー部の未来を託す!
ー秋季リーグでの最優秀選手賞受賞については
あんまり言いたくないですけど、4年生で自分しか(試合に)出ていなかったっていう側面もあって、自分で勝ち取ったって感じは正直ないですけど。やっぱりそこを監督の吉田さんに評価してもらえたのはすごい嬉しいなと思います。
ー毎試合出場し続けるための心がけは
そうですね。自分の最後となる大学のリーグ戦ってこともあったので、本当に気が抜けないなって入れ替え戦まで思っていて。
当たり前のことですけど、試合前にしっかりケアをしたりとか、しっかり寝る、体調に気をつける、いっぱい食べる(笑)。
そういう当たり前のことをしっかり行っていこうと思っていました。
高橋慶帆(営2)選手
集中した様子の高橋選手
ー1部昇格へ向けた率直な感想は
今までずっと一部昇格っていうのを目指して頑張ってきたので、今回もこういう結果がしっかり出せてすごく嬉しく思います。
ー今日の試合を振り返って
自分たちのバレーが展開できれば絶対勝てるっていう自信はみんな持っていたので、そこでチーム一丸となって試合に臨めました。その結果、こういう勝利がとれたのかなと思います。
ー試合前に個人としてどんな思いで臨みましたか
やっぱりここ(入れ替え戦)で勝つっていうことを本当にみんな(目標として)持ってましたし、自分もリーグ戦は2試合しか出ていないですけど、ここまで自分がいなくても勝ち切ってくれていたので。
自分が戻ったからにはここで最後(チームを)引っ張って、入れ替え戦を勝ち抜くぞっていう強い気持ちを持って臨みました。
ー試合前にチームでどんなことを話したか
まず、相手のデータとかを取っていました。それに対する対策とかもグループを作って練習の前に少し時間をとったりして、今日に向けた対策や選手ごとの傾向に合わせた対策もしっかり練った上で、今回それを実践できていました。
データとプレーがしっかり繋がっていたので、みんなで試合前に準備してきたことが良かったと思います。
入れ替え戦でも世界の舞台を経験した勝負強さで要所を締めた
ー1部で勝ち切るために個人としてまたチームとして必要なことは
チームとしては(1部に行くと)ブロックも高くなりますし、精度も高くなってくるので我慢できる忍耐力。またレシーブとかも結構上げてくると思うので、そこで打ち切って点を決め切る貪欲さというのも、今後もっと磨いていかないといけないです。
また、自分たちは1部校と1部のリーグ戦を経験したわけではないので、まだまだわからないですけど、そこで少しづつでいいので何が必要なのかっていうのも今後学びながら伸ばしていけたらいいかなと思います。
ー1部へ向けた意気込み
ずっと目指してきた舞台なので、まず楽しんでやるってことが一番自分たちのバレーを展開できると思います。
やっぱり楽しんでプレーすれば、自分たちの強みっていうのがどんどんどんどん出てきて、勝利にも近づいてくると思うので、そこに自信を持って自分たちのプレーに集中するということを一戦一戦集中してやっていけたらいいなって思います。
川波颯(文2)選手
笑顔を見せる川波選手
ー今の率直な思いは
めちゃくちゃ嬉しいです!
ー試合前はどんな心境で臨みましたか
正直、勝てるっていうイメージはあったんです。でもやっぱりどこかで緊張や不安がありました。昨日はちょっと遅かったですが、ちゃんと寝れました。
ー今日はサーブもスパイクも走っていたが、ご自身的にはどうでしたか
自分的にはスパイクはもっとミスなく攻めていけたかなっていうのと、サーブも途中途中いろんなミスをしたりしたので、やっぱりまだ甘い部分があるのかなと思いました。嬉しいんですけど、反省もしてます。
反省点もあったというが、秋季リーグ期間中は彼の攻撃で何度もチームを助けてきた
ー今日の総括は
楽しかったです!!!!最高です!!!!
ー最後に1部への意気込み
1部は全体的にレベルがかなり上がってくるので、またここからは全カレ、春リーグに向けて本当に詰めてやっていかなければなので、直しながらしっかりやっていこうと思います。
小竹飛斗(法2)選手
今期、スタメンとして出場し続けた小竹選手
ー1部昇格を決めました
今の試合振り返ってみるとそんなに全員が全員ずっと本調子ってわけじゃないんですけど、 こういう状況で勝ち切れたっていうことに、ホッとしています。
1部に行ったらもっと相手が強くなって今よりももっと過酷な状況が増えると思うんですけど、一戦一戦自分たちが成長できるように上を向いて戦っていこうと思います。
ー緊張はありましたか
自分たちは負けても失うものが無いのでそこの部分では有利かなと思いつつ、 楽しんだもん勝ちだって思いながらひたすらそういう風に声かけて試合に臨んでました。
持ち前の明るさでチームを鼓舞。彼が点を決めるとチーム全体が活気づく。
ー勝てた最大の要因は
雰囲気だと思います。相手は2セット目とか、押されれば押されるほど雰囲気が下がっていて、自分たちはどんどん上がっていったので、そういったところで勝てたのかなと思ってます。
ー最後のサーブはどのような気持ちで
今日はサーブの調子が良くて、ミスをする気がしなかったので、自分が勝負をつけてやろうっていう気持ちで打ちました。
勝利後、先輩たちに慰められる小竹選手。緊張が解けた様子。
ーサービスエースを取った瞬間もみくちゃにされましたが
正直嬉しすぎて、もみくちゃにされてることすら覚えてないです(笑)
でも、ベンチの人やOBの方、先輩たちが嬉しがってる顔を見て勝って良かったと心の底から思いました。
ー感極まる場面もありましたが、勝利の瞬間どのようなことが思い浮かびましたか
「メンバーは揃ってるのに」と散々言われ続け悔しい思いをしてきたからこそ、最後決まった時はやっと報われたと肩の荷が降りた感じがしました。それと、地元の福井から家族が見にきてくれていたため、家族に勝つ姿を見せることができて良かったと思いました。
ー1部での目標は
とりあえずは目の前の1戦1戦を勝ち切って1部の上位に食い込めるように頑張っていこうと思います。
五十嵐健人(営2)選手
チームの司令塔として活躍した五十嵐選手
ー今の率直な思いをお聞かせください
まずは4年生が最後のリーグ戦だったので、勝ててよかったです。
ー試合前はどんな思いでしたか
試合前はちょっと不安があったんですけど、いざやってみると思ったより皆んなの信頼感があったので安心してプレーすることができました。
ー今日の試合での自身のベストプレーは
2セット目の最後の方でフェイントが拾えたので、そこで流れを変えられたかなと思います。
試合を通して仲間からの信頼を再確認した五十嵐選手。勝利後、喜びをあらわにした。
ー今日の総括をお願いします
今日は全体的にいい雰囲気で試合ができました。危うい場面もあったのですが、そういった場面でも自分たちのプレーができたので良かったです。
ー1部リーグへの意気込み
1部は技術や高さが違うので、ここから春リーグまで時間があるので自分たちのコンディションを整えたりトレーニングをしたりして、1部に通用する選手になりたいと思います。
藤野颯(文2)選手
相手コートに目線を向ける藤野選手
─どのような気持ちで試合に臨みましたか
小学生くらいの時からバレーボールをやっていろんな大会に出てきた経験もあって緊張はあまりしなかったので、ユニフォーム着て3セット長くて5セット、ゲームをやるって感じかなという気軽な気持ちでやりました。
─競った場面やリードされた場面ではどう考えていましたか
自分はサーブレシーブするリベロなので相手に一気に展開もってかれる場面を自分が死守しなければいけないので、やっぱりリベロという立場で縁の下で支える役割をしようと考えていました。
ベンチからも積極的な声かけを行いチームを支えた
─今日一番のプレーは
1セット目(相手の)サービスエースが何本かあったんですけど、3セット目劣勢の場面でサーブカットが安定したところが良かったです。
ー1部リーグへ向けて
まだまだ自分たちは一部の中で勝ち続けられる力を持ってないので、ここから全日本インカレとかあるのでそこで少しでも一部のチームといい試合ができるように頑張っていきたいです。
脅威のスタメン率を誇る2年生。法大バレー部の未来は明るい。
小田周平(営1)選手
試合開始前の小田選手。入部当初よりプレー中の笑顔が増えた印象。
ー勝利を受けた率直な感想は
嬉しいです!
ー今日の試合の総括
しっかりディフェンス面が機能して、そこで後ろで繋いだボールを(高橋)慶帆さんだったり、やっぱ川波(颯)さんがしっかり決めきって点数に繋げていったことが、やっぱり1番大きな勝ちに繋がったところだと思います。
高さのあるブロックでもチームを救ってきた
ー1部リーグへの意気込みをお願いします
やっぱり一部に上がってレベルも上がってくると思うので、まずは下級生らしく元気にプレーできたらなって思います。
関大斗(営1)選手
誰よりも真剣な表情で仲間を見守る関選手
ー1部昇格を決めました
今回は2部7年目ということですごいプレッシャーがあって、駒澤大学さんも全員バレーっていう形ですごい総力があったんですけど、こちらも劣らず、今回はブロックとレシーブの関係性がしっかりできてたのかなっていう風に思ってます。
でもここで終わりじゃないので、まだ1部でも、それがどこまで通用するかわからないですけど、自分たちがチャレンジャーとして頑張っていきたいです。
ー好レシーブが何本もありました
自分は2部の試合では、リベロなのにレシーブでチームに貢献できていなくて、足を引っ張っていたっていう場面も多かったです。
でも今回は自分たちが立ち向かう立場なので、自分が思いっきり走り回って チームに貢献できるように努力してたので、緊張はしてましたけど良いプレーができてよかったです。
勝利の瞬間、床に倒れながらガッツポーズをする関選手。喜びを爆発させた。
ー勝ち切れた要因は
高橋選手が高さのあるスパイクを打つことで相手のレシーブを乱すことができて、相手のスパイクに対してこっちがブロックで対応できたのが1番大きかったと思います。
ー今後の目標は
2部よりレベルが高くなる中、自分たちがどこまで戦えるかわからないんですけど、1勝でも多く勝てるように頑張りたいです。
フレッシュな1年生。写真からも仲の良さが伝わってくる。
入れ替え戦の試合結果&戦評はこちらから!
(撮影:矢吹大輔、記事:バレー班一同、編集:熊谷芽歩季)