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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第6節 対中大 開幕5連勝!2年ぶり20度目のリーグ優勝を果たした!

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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第6節 対中大 開幕5連勝!2年ぶり20度目のリーグ優勝を果たした!

2023年度関東大学秋季リーグ戦 対中大
2023年11月12日(日)
横浜スタジアム

試合結果

トータル試合結果

44 7 1Q 0 7
13 2Q 0
17 3Q 0
法政大学 7 4Q 7 中央大学

試合得点

Q 選手 得点方法 TFP
1 須加泰成(営2) TD
2 鈴木悠真(営3) TD
2 阿部賢利(営1) TD ×
3 大橋功典(社4) FG
3 大橋 TD
3 東谷純希(営4) TD
4 大橋 TD

秋季リーグ戦 試合結果

試合日 試合結果 対戦校
1 9月2日(土) 日本大学PHOENIX
2 9月16日(土) 〇21-14 慶應大学UNICORNS
3 10月1日(日) 〇6ー3 立教大学RUSHERS
4 10月15日(日) ○20-0 東京大学WARRIORS
5 10月28日(土) ○14-6 明治大学GRIFFINS
6 11月12日(日) ○44-7 中央大学RACCOONS

戦評

最終戦を待たずして優勝。予想だにしない展開に、スタジアムが沸いた。

法大の前に行われた早大と明大の試合で、早大がまさかの敗戦。法大は立大との直接対決を制しているため、この一戦で勝利すれば優勝が確定する。スタジアムが異様な空気に包まれる中、試合が開始した。

1Q。序盤から中大に進まれ、いきなりピンチを招く。1stダウンを更新されると、中大はFGを選択。しかし失敗に終わり、法大の攻撃に。WR阿部賢利(営1)へのパスプレー、RB廣瀬太洋(営3)のランプレーにより陣地を稼ぐと、QB谷口雄仁(営3)からWR須加泰成(営2)へのロングパスが成功。そのままランプレーにより先制TDを挙げると、キックも成功し7-0とリードする。
その後中大の攻撃時には1stダウンを更新されるも、DL川出奨悟(営3)のタックルにより進ませず、パントを選択させる。攻撃権が法大に移ると二度1stダウンを更新するが、反則があり15ヤードの罰退を命じられてしまう。中大に攻撃権が移り2ndダウン3となったが、中大にも反則があり2ndダウン14と下がったところで1Qが終了した。

2Q開始直後、中大は4thダウン2でパントを選択するも、DL髙橋和音(法3)の見事なブロックで思うように蹴らせず。チャンスが回ってくると、谷口からRB鈴木悠真(営3)へのパスが成功。厳しい体制からのキャッチだったがしっかりと対応し、13-0とリードを広げる。再びキックも成功し、14-0に。
その後中大の攻撃時には、パスプレーの成功により1stダウンを二度獲得。しかしDB長島佑作(文4)や川出、LB川村智紀(文4)のタックルによりロスさせると、再びFGが失敗。法大に攻撃権が移ると、鈴木や須加、阿部の活躍により陣地を稼ぐ。この間に反則が二度あったものの、罰退した分をプレーで取り戻した。すると谷口からエンドゾーンにいた阿部へのロングパスが成功し、20-0とさらに得点を重ね、前半が終了した。

ハーフタイムを挟んだ3Qは法大の攻撃から開始。須加やRB新井優太(営4)のランプレーにより1stダウンを獲得するも、パスの失敗がありFGを選択。大橋が34ヤードのキックを成功させ、23-0に。攻撃権が中大に移ったが、長島の今季3回目のインターセプトによりすぐに攻守交代。ここからさらに流れが傾いた。前半はキックで得点を重ねチームに貢献していた大橋功典(社4)がQBとして出場すると、WR飯塚壮太(文4)へのパスが成功。1stダウンを更新すると、スクランブルを選択しそのままTD。キックも大橋が務め、見事成功。30-0とさらにリードを広げた。続く中大の攻撃ではDB南雲昇太(営3)がインターセプト。再び法大に攻撃権が移ると、WR東谷純希(営4)によりTD。サイドラインギリギリを走り切るタフなプレーで36-0とすると、大橋のキックも決まり37-0と点数を重ねた。

4Qは中大の攻撃から開始された。開始後すぐに中大のパスをLB須藤晟也(経3)が弾くと、すかさずDB鵜澤祐貴(法4)がキャッチ。この試合3度目のインターセプトで法大に攻撃権を移した。RB鈴木翔太(法2)のランプレーなどで4thダウン2となったが、堅実にパントを選択し中大の攻撃へ。すると穴の空いていた場所を走られ、1本目のTDを許した。
続く法大の攻撃では、鈴木のランプレーで1stダウンを更新すると、大橋がスクランブル。見事にTDを決めると、やはりキックも大橋が成功。投げて良し、走って良し、蹴って良しと今試合大活躍を見せた。中大も粘りのプレーで1stダウンを更新し得点のチャンスを迎えるが、時間は残り3秒。パスは失敗し、44-7で試合が終了した。そしてこの結果、法大のリーグ優勝が決定した。

ここまで何度も接戦を制してきた法大。優勝が決まった直後は喜びをあらわにせず、冷静に次戦以降を見据える選手たちの姿が印象的だった。リーグ戦は残り1試合。昨年敗戦し、甲子園ボウルへの挑戦権を譲った早大に、今年はどのような戦い方を見せるのか。『日本一』に向け、まだまだ法大の挑戦は続いていく。

選手インタビュー

大橋功典

ー優勝おめでとうございます 今日の試合を振り返って
点差がついて出れる状況になった時に結果が残せてすごく良かったなと思っています。今まで頑張ってきた成果が実ったなという風に感じています。

ーQBやFGやTDでの様々な活躍が目立ちましたが印象に残っている場面は
個人的には、走ったプレーよりもQBとして途中で飯塚壮太(文4)に決めたパスがすごく印象に残っています。QBとして投げるところで結果を出せたことはすごくよかったかなと思います。

ー個人として意識したことは
2本目というところではあるんですが、腐らずに練習を頑張ることは本当にずっと意識していました。ここで本当に腐ったら4年生としても終わりだと思うので、そこは常に頑張りました。

ー次の試合までに取り組みたいことは
走れることは今日の試合ですごく証明できたと思うので、パスが課題だと思っています。パスをもっと磨いて甲子園でも通用するように頑張りたいです。

ー甲子園ボウル出場に向けての意気込み
まだ対戦する大学はわからないですが、関西に勝つことはすごく僕たちが目標にしていることなので、日本一を達成できるように頑張りたいと思います。

(インタビュー・岩崎亜耶)

谷口雄仁

-優勝おめでとうございます 今の率直な感想を聞かせてください
あまり実感はないです。例年なら最終戦の早稲田戦で決まるので、少し困惑はありますがこの試合で決めることができて嬉しいです。

-今日の試合は特にロングパスが光っていました
夏の合宿からレシーバーとの合わせの練習をしてきました。今日のロングパスの場面では前方の視界が遮られたり、プレッシャーもありました。ですが、僕はWRとRBが一対一の勝負に勝つと信じてその場所にパスするだけだと思っていました。今までの練習した数と信頼関係によって決まったパスなのかなと思います。

-個人として意識していたことは
僕はターンオーバーされることが課題でした。今日も危ない場面がいくつかあったのですが、結果的にチームとしてターンオーバーを許さなかったのは、僕としてもチームとしても反省を活かせて良かったと思います。

-反対に反省点や改善点はありますか
チームの目標として掲げた50得点が達成できなかったことです。足りなかった点については、オフェンスもスペシャルチームも厳しく向き合わなければと思います。

-最終戦の早稲田戦に向けて
結果的に関東の優勝は今日決まりましたが、早稲田戦に向けてやることは今までと変わらないと思います。自分たちの勝利、全勝という目標に対する気持ちは変わらないので、これからも応援していただけると嬉しいです。

(インタビュー・常盤誠太郎)

山田晋義副将

-優勝おめでとうございます 今の心境は
率直に優勝を決められて嬉しいです。今シーズン、試合や練習がなかなか上手くいかないこともあって辛かったシーズンではあったんですけど、全員で優勝に向かって頑張った結果が優勝という形に結びついて本当に嬉しいです。ただ23日に早稲田戦が残っていますし、昨年敗れた借りを返すつもりで気を引き締めていきたいです。ただまずはめちゃくちゃ嬉しいです!

-直前で今日のゲームに勝利すれば優勝が決まることになりました どういったメンタルで試合に臨みましたか
今年常に意識していたことが、目の前にフォーカスすることでした。もちろん早稲田がというのはチラつきますけど、目の前の戦う相手は中央でそこに集中しようと。やることは今までと変わらないですし、早稲田が勝とうが負けようが僕らは中央に勝たないといけなかったので、今日の一戦にとにかく集中していました。早稲田が負けたことによってより一層気を引き締めて、油断せずに試合に臨めたと思います。

-リーグ戦を通してディフェンス陣が特に成長できている部分は
自分個人的にはメンタルだと思っています。何があっても動じないというメンタル、そしてその集中力が、僕だけでなくディフェンス全体を通してとても成長しているなというのは感じました。

-リーグ最終戦の早稲田戦に向けてどのような修正をしていきたいですか
チーム全体のオフェンスでの得点目標を「50」と掲げていて、決してこの数字は高い数字ではないんですけど今日は到達できませんでした。キッキングとディフェンスとオフェンスが各々のやるべきことをしっかりやれば50には必ず届くと思っているので、ディフェンスであったら止めきれない所は今日の反省点でしたし、オフェンスにも課題は残りました。完璧なんてことはまずないので、目の前にある修正点をぼんやりとさせずに、個人としてもチームとしても突き詰めて最終戦までの10日間を過ごしていけたらと思っています。

-今後に向けて意気込みを
目標は日本一です!
絶対にブレないですし変わりません。ただ東日代表決定戦も簡単に勝てるような戦いではないですし、この優勝で僕らが気を抜いてしまって敗れるようなことがあれば元も子もありません。目の前のことに対してしっかりとフォーカスをし、ワンプレーワンプレー積み重ねることができれば結果はついてくると思っています。一喜一憂するなとは言いませんが、自分たちのやるべきことを淡々と積み上げていくだけです。あとは、絶対に控えめにならずチャレンジし続けることが今年のスローガンでもあるので、攻めて攻めて日本一を掴み取ります。

(インタビュー・野田堅真)

滝沢叡主将

ー優勝おめでとうございます まずは今の率直なお気持ちをお願いします
嬉しいのが1番ですが、早稲田に向けて変わらず準備していかなければいけないなという、抑えている気持ちと両方あります。

ー早大がまさかの結果となりました 試合前のチームの雰囲気は
もちろん、早稲田が負けて法政が勝てば優勝ということは知っていて、楽しみに見ていました。僕も気にしながらやろうと思っていましたが、思っていたよりもみんな早稲田の結果を受けても切り替えられていました。早稲田を見る時も、あくまで一つの試合という感じでできていたので、よく切り替えができていたかなと思います。

ー今試合はオフェンスとディフェンスがかみ合ったように見えました
これがフットボールなのかなと思って。オフェンスが出ればディフェンスもやりやすくなりますし、ディフェンスが止めてくれたからオフェンスもやりやすい位置から積極的にプレーできました。良いフットボールができるということが自分たちも分かって、成功経験になったので、これから甲子園も含めて最大3試合あると思いますが、このフットボールを一つ目指すものとして、さらにそれ以上のものを作っていこうと思います。

ー後半はこれまで試合経験の少なかった選手が多く起用されていました
オフェンスのことを見ていたのですが、練習通りのことはできていて、自分たちが今までやってきたことがちゃんと出ていたことは良かったかなと思います。試合経験の少ない選手だからミスがあった、ということが見た感じ少なく、かなり抑えられていました。今までの練習が間違っていなかったんだなと思いますし、これからもこういった試合をやれば、選手たちのモチベーションも上がってくると思うので、本当にいい試合だったなと思っています。

ー過去には多くの課題を挙げていましたが、リーグ優勝を果たしました ご自身のこれまでの取り組みをどう振り返りますか
正直主将として何かをやってきたという感じはあまりなくて。みんなが支えてくれたというか、こういった結果になったことに関して、チームに救われたなと感じています。

ー甲子園ボウル出場に向けての意気込み、応援してくれているファンの方へ
甲子園で優勝することが皆さんの求めていることかと思いますが、それだけではないと思っていて。僕たちに求められていることは『自由と進歩のフットボール』をして、法政のフットボールで日本一をとったと言えるように、これからも一戦一戦勝っていこうと思います。

(インタビュー・芦川有)

試合ハイライトはこちらから↓
【TOP8ハイライト】法政大学-中央大学

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