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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第4節 対日体大 TOP8トップタイの開幕4連勝!『ディフェンスで得点』を体現し快勝!

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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第4節 対日体大 TOP8トップタイの開幕4連勝!『ディフェンスで得点』を体現し快勝!

2019年度関東大学リーグ戦 対日体大
2019年10月19日(土)
法大川崎総合グラウンド

台風により1週間順延となった日体大戦。前節に続き、ホームグラウンドの武蔵小杉で試合が行われた。ディフェンス陣の活躍により前半は零封。後半は失点したものの、二度のTDで相手を突き放し、26-9で勝利を収めた。これでORANGEは開幕から4連勝。早大に並び、TOP8暫定首位に立っている。次節はリーグ制覇への第一関門、明大戦を迎える。昨年の雪辱を晴らすべく、チーム一丸で臨む。

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インターセプト、TDと大活躍のDB太田(中央)

試合結果

トータル試合結果

26 3 1Q 0 9
9 2Q 0
7 3Q 3
法政大学 7 4Q 6 日本体育大学
 

試合得点

Q 時間 ポジション 選手 得点方法 TFP
1 7:08 K/P 高橋慎太郎(営3) FG
2 5:09 K/P 高橋 FG
2 11:51 K/P 高橋 FG
2 12:00 K/P 高橋 FG
3 9:08 RB 阿部快斗(法3) TD
4 4:42 DB 太田成哉(営2) TD

 

戦評 

観測史上最恐クラスともいわれた台風19号の影響により、約1週間繰り下げられることとなった対日体大戦。台風が過ぎ去ってから急激に冷え込み雨の心配もされていたが、予報に反して前半には晴れ間が見えた。また、今年もピンクリボン運動の一環としてロースター表をピンク色にしたり選手がピンク色のものを身につけたりという活動もなされていた。
試合は法大レシーブから始まった。試合開始数分後、QB平井将貴(法1)からWR神優成(人3)への15yds近くのパスが通ると、QB勝本将馬(社4)やRB阿部快斗(法3)、RB岩田和樹(営4)らのランで確実に進み、最後はK高橋慎太郎(営3)がFGを危なげなく決めて先制した。試合が再開すると、ディフェンスが日体大のランをしっかりと止めて攻撃権を奪い返す。そしてQB平井からWR糸川創平(キャ3)へグラウンド中央を貫くようなパスが通り、勢い付いたまま2Qへ入った。

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DL陣の活躍で前半は失点なしの好ブロック

2Qもギャンブル成功など良い流れのまま試合は進んだ。しかし、TDまで残り数ヤードまで迫る場面もあったが攻めきれずにK高橋が確実にFGを決めて得点を重ねてゆく。K本山大雅(営4)のキックで試合を再開となり、日体大の1stダウン更新を許さずすぐに法大の攻撃へ移った。さらに、RB岩田が43ydsに及ぶビッグゲインで会場を沸かせたが、次のダウンでQB平井がファンブルしてしまい、日体大の素早いファンブルリカバーにより得点のチャンスを失った。それでも法大の勢いが弱まることはなく、再びQB平井からWR糸川のラインでロングパスを成功させ、一気にTDを狙える位置まで進む。法大はタイムアウトを駆使しTDを狙いにいくが、WR小山昭瑛(キャ2)へのTD狙いのパスは惜しくも通らず、時間も無くなってきたためここでもK高橋によるFGで得点。あとは前半終了を待つだけかと思われたが、日体大のショートパスをDB太田成哉(営2)がインターセプトし、K高橋が2Qで3度目となるFGを決め、12-0で前半を折り返した。

3Qは、山岸達矢(社3)や小山内総平(文3)のDL陣による冴えたタックルにより堅実に守っていった。だが、ランとパスをうまく織り交ぜた攻撃によって攻められ、3Q中盤には日体大にFGを許してしまう。しかし、法大も負けじと果敢に攻め、RB阿部のランでTD。TFPもしっかり成功させ、19-3と日体大を突き放す。その後もQBサックを決めるなど依然法大優勢のまま最終Qへ。

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RB阿部のTDでチームのボルテージは最高潮に

最終Q前半はRBがランで次々とヤードを獲得していった。試合は進み日体大のパントという場面で思わぬ展開に。日体大のパントが乱れ、すかさずDB太田がボールを抑えそのまま見事TD。その後の日体大の攻撃シリーズでTDを返されてしまうが日体大の2ポイントトライにうまく対応し、あとは得点が動くことなく26-9で勝利。
今試合で特に目立ったのは、今試合で合計6回のキックを成功させたキックの決定力の高さとDLの固さだろう。次の第5節は鬼門となる対明大。昨季は辛酸をなめさせられたが、今季の目標である『社会人に勝つ』ためには勝たねばならない。K/P高橋慎は「次の明治はキック1本の差が鍵になる」と語る。ぜひとも次戦でもそのキックの精度を存分に披露してほしい。また、DLは山岸を中心に、試合を経るごとに成長しているように感じられる。明大の猛攻をどこまで抑えられるか期待大だ。1週間後、勝利の女神は法大に微笑んでくれるだろうか。

(記事:小倉明莉、写真:須藤大樹)

監督・選手コメント

有澤玄 監督

―今日の試合をご覧になっていかがでしたか
台風の影響で1週間空いて、うちのグラウンドで(前節から)連続してできるということで、前の試合の反省も生かして気持ちを入れ替えようと取り組んできました。ちょっと歯車が狂ったりした時に、修正することができずにいることが多かった思うので、そういう意味では練習も足りないと思いますし、気持ちの面でもまだまだ頑張れるなと思います。

―前の試合の反省を生かせた部分はどこでしょうか
気持ちとして、最初から最後までしっかりとフットボールをなめずに、体を張って「得点差関係なくやろう。強いプレーをしよう」と言っていましたが、できてる人とできてない人がいたと思います。

―日体大の印象はいかがでしたか
個々が強いというか、みんな思い切りが良く。選手にも聞きましたが「やりにくかった」「強かった」とか言っている人が多かったです。自分たちのスカウティングで見ていたよりは、フィジカルの面で思った以上に強かったと感じました。

―ディフェンスでは特にDLが奮闘していたと思います
そうですね、DLは去年の4年生の主力が3人抜けて「頑張ろう」とやってきているので、今日も頑張っていたと思うんですけど、本人たちもまだまだだと思ってると思います。まだ伸び代はたっぷりあると思っているので、今後も引き続き頑張ってほしいです。

―オフェンスではパスが多かった印象を受けましたがいかがですか
特に意図とかはなく、相手のスカウティングをしっかりして、オフェンスコーディネーターが考えたゲームプラン通りに遂行しただけだと思います。

―次節は第一の山場となる明大戦です
幸いに今は大きなけが人も出ていませんし、チームの状態としては悪くはないと思います。しっかりとこの1週間調整し、相手の研究もして、何とか勝ちたいと思います。

―リーグ後半戦に向けて意気込みをお願いします
とりあえず一戦一戦ということでやっていますので、気持ちは最後まで変わらず、一戦一戦しっかりじっくりとタフなフットボールをしたいと思います。

 DB 太田成哉

ー今日の試合を振り返って
チームとして試合全体的にはディフェンスも3回で止められて、オフェンスも点数取れていたので良かったと思うんですけど、やっぱり試合の入りという今までの課題を考えるともっと良いスタートを切れるようにしないといけないと思いました。

ー台風で1週間順延となりました
試合でやることは変わらないと思うので、明治戦までに1週間になってしまったのはきついと思うんですけど、日体戦も明治戦もやることは変わらないと思って、練習してきました。

ーコンディションの方は
朝、雨が降っていて結構寒いのかなと思っていたんですけど、試合の時は止んで涼しい中試合ができて気持ちよかったです。

ーインターセプトについて
インターセプトができて良かったんですけど、それ以外にもっと目を向けて、反省すべきところを反省してもっとうまくなるように頑張りたいです。

ーTDを決めました
ラッキーだったので仲間がボールを転がしてくれたことに感謝です。

ーTDの状況は
仲間がリカバーするところでうまい感じにリカバーしきれず自分がいたところに転がってきてくれました。

ーTD時の仲間の反応は
いつもいつもディフェンスで点数とろうと言っていてそれがやっとできた感じなので、みんなも喜んでくれました。

ー次は1週間後です
明治戦も僕たちの目標は日本一なので勝つこと以外は考えていないので、その中でどう勝つかをもっと考えて、明治に向けてやることは変わらないと思うのでしっかりスカウティングして、バックを前に倒して勝てるように頑張りたいです。

ーファンに向けて意気込みを
毎年3位という結果で終わっているので、今年こそは日本一になって甲子園とライスボウルに行くので、応援お願いします。

K/P 高橋慎太郎

―本日の試合を振り返って
FG全部決められたのは良かったと思うのですが、パントで近いのをタッチバックしてしまったのはもうちょっと攻められたなと思います。

―順調に4連勝となりました。今の状態などやチームの雰囲気などは
先週からチーム皆で「変わろう」ってなって、徐々に変わってきてるのを感じているので、このまま明治戦に向けて1週間準備してもっと良い状態で、まだまだ成長していきたいと思います。

―その「変わろう」というのは具体的に
4年生が主体になってやるのではなくて、勝ちたいやつが1年生でも2年生でも3年生でも自分から発信して変わっていこうという、チームを変えるような声を出せるようにというものです。

―日体大の印象は
僕はキックしか出ないのですが、結構突っ込んでくる印象があったのでいつもより早く蹴ることは意識しました。

―今日はキックの場面が多くありました
やることはいつも一緒なので、中に入ったらいつもやってることしか出ないと思っています。練習通り、いつもやっている場所なのでいつも通りという感じでした。

―2Q終了間際、3rdダウンでFGを選択した理由は
時間が、タイムアウトも残っていなかったので最後スコアして終わろうという場面で、僕がいける距離だったのでキックでいこうとなりました。

―次の明大戦へ向けて意気込みを
次の明治は今まで以上にキックの一本とかの差が鍵になってくると思うので、この1週間チーム全体で準備して、もっと成長した状態で明治を倒します。

フォトギャラリー

  • DSC 6897 Rチーム最多得点のK/P高橋慎
  • DSC 7025 RQB平井は今日もロングパスを通しロングゲインを演出した
  • DSC 7203 RRB小林は軽快なランで好機を演出
  • DSC 7161 RRB阿部は両チーム初TDを獲得した
  • DSC 7274 Rオフェンスの中心にはQB勝本の活躍があった(中央)
 

 

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