【バレー】 春季関東大学男子1部リーグ戦 対順天大 法大の両MBが躍動するも相手エースの前に敗れる
2024年春季関東大学男子1部リーグ戦
2024年4月20日(土)慶応義塾大学日吉記念館
1部での初勝利に燃える法大は昨年の全日本大学選手権で準優勝の順天堂大学と第4戦で対戦。第1セットを落とすと、第2セットはMB小田周平(営2)が活躍、法大が物にする。第3セットは順大のアタッカー陣に翻弄され落とす。第4セットは30点代の死闘を繰り広げるも相手エース・花村和哉選手の前に敗れ、1-3と無念の敗北。
試合結果
トータル試合結果
1 |
20 | 1セット | 25 |
3 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 23 | ||
19 | 3セット | 25 | ||
30 | 4セット | 32 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
10 | 川波颯(文3) | WS |
11 | 小竹飛斗(法3) | WS |
12 | 渡邊秀真(法3) | WS |
13 | 五十嵐健人(営3) | S |
14 | 藤野颯(文3) | L |
15 | 小田周平(営2) | MB |
16 | 村岡蓮斗(法2) | MB |
20 | 関大斗(営2) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
1 | 原海斗(営4) |
5 | 三谷浩太郎(営4) |
9 | 高橋慶帆(営3) |
第1セット、序盤から相手にリードを許し立ち上がりから厳しい状況に。流れを掴みたい法大は9-13の場面で1回目のタイムアウトを要求。しかし中盤以降も順大の勢いは止まらず14-19と5点差に点差を広げられた場面で早くもこのセット2回目のタイムアウトを要求。苦しい状況が続く法大はWS川波颯(文3)のスパイクに託すも、追いつくことは出来ず第1セットを落とす。
第2セットは小田の活躍が光る。開幕、小竹飛斗(文3)の目の覚めるようなスパイクで会場を沸かすと、続けざまにMB村岡蓮斗(法2)が相手のスパイクをシャットアウト。コートの空気が法大ムードに。その後序盤のリードを守ったままセット終盤へと差し掛かる。19-17の場面、WS川波が難易度の高い二段トスを決め切ると順大はタイムアウトの権利を使い切る。逃げ切りたい法大だったが相手の意地で追いつかれると、鉄壁・小田のブロックで23-21と一歩リードし、このセットを25-23で取りきる。
勝負の別れ目の第3セット、第2セットの勢いのまま臨みたい法大であったが、序盤から相手にリードされる。相手WS陣の一角・花村選手の高い打点から放たれる鋭いスパイクに翻弄され7-12と5点差まで広げられる。法大はタイムアウトを挟むことで流れを変えようとするも相手の勢いは止まらず、このセットを19-25と6点差で落とす。
第4セットは互いの意地がぶつかり合う白熱した試合に。このセットは法大の両MB小田と村岡が躍動する。法大の息のあったコンビネーションで小田のクイックで得点を重ねていく。また村岡は「ブロックはプレッシャーをかけることが出来た」とし、終盤の重要な場面で相手スパイカーをシャットアウト。しかし、相手も意地の一発で得点を返していき、互いに1歩も譲らぬままデュースへともつれ込む。ラストは相手エース・花村選手の強烈なスパイクを決められ30-32と無念の敗北で幕を閉じた。
インタビュー
村岡蓮斗(法2) 選手
ー今日の試合を振り返って
相手の花村選手が最後、どんどん勢いがついてきて止まらなくなったところで、終盤小田と自分が中心にブロックでマークをしたんですが、最後勝ちきれないとこがまだ足りないとこがあるかなと。そこを改善してまた切り替えて明日やってこうかなと思います。
ー今季の目標について
1部に上がったばっかなので、まずは1部に残留することを目標にしてます。
ーオフに個人としてどのような準備を
結構リーグ戦の試合の映像などを見てモチベーションを上げたり、改善点とか考えたり、あとは寝てます(笑)。
ー自身のプレーに点数をつけるとしたら
65点ぐらいで、ブロックで相手にプレッシャーかけることはできた。ただスパイクの決定率を上げていかないと、チームの勝利に貢献できないので、そこを考えてそれぐらいかなと思います。
ー次戦の意気込みについて
まずは一勝出来るように頑張ります!
小田周平(営2)選手
ー今日の試合を振り返って
1部の格上相手に自分たちのバレーができて、試合は負けてしまったんですけど最後とか良いところもあったのでしっかり次の試合に切り替えていきたいと思います。
ーブロックでの活躍が目立っていたが
相手のエースの選手をしっかりマークできたのでそこがブロックの本数につながったと思います。
ーリーグが始まって1部の雰囲気や相手の印象は
2部とは高さやパワーが違って、サーブも相手が強いサーブに慣れていてとられることも多いので、そういう部分で今までとの違いを感じます。
ー明日の試合に向けて意気込み
しっかり一勝目を勝ち取れるように頑張りたいと思います。
(記事:渡辺龍空、撮影:野原梨央)