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【硬式野球】「これがチームの現状」無抵抗の2戦連続完封負け… 21回連続無得点の沈黙法大打線が、篠木を援護できず

東京六大学野球2024春季リーグ戦 明大1回戦
2024年5月25日(土)
神宮球場

早大に2連敗で優勝を逃し、迎えた『血の法明戦』第1ラウンドは無抵抗の5安打完封負けとなった。先発の篠木健太郎(営4=木更津総合)が4回、5回に1点ずつ失い0-2とされると、打線は明大先発・高須の前に7回9奪三振無得点。その後もチャンスすら作れず2戦連続の零敗、早大1回戦から21イニング連続無得点と好投の投手陣を見殺しにする結果となった。

4番に座った姫木陸斗

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0
明 大 0 0 0 1 1 0 0 0 × 2 6 0

(法大)●篠木、山城—𠮷安
(明大)〇高須、千葉—小島大河
[本塁打]
法大:なし
早大:なし

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 (4) 武川 3 1 0 0 .243 見三振 犠打 遊安 空三振
2 (6) 中津 3 0 0 1 .300 四球 中飛 ニゴロ 一ゴロ
3 (5) 松下 4 1 0 0 .262 二飛 見三振 中安 空三振
4 (9) 姫木 4 0 0 0 .267 見三振 一飛 遊飛 見三振
5 (7) 内海 4 0 0 0 .118 遊ゴロ 捕邪飛 空三振 遊ゴロ
6 (2) 𠮷安 4 1 0 0 .238 空三振 右安 遊直 左飛
7 (3) 田所 2 0 0 2 .192 四球 空三振 死球 見三振
8 (8) 鈴木照 3 0 0 0 .188 空三振 中飛 右飛
9 (1) 篠木 3 2 0 0 .357 中安 空三振 二安
1 山城 0 0 0 0

投手成績

球数 打者 防御率
篠木 7.1 95 30 6 3 2 2 1.44
山城 0.2 12 2 0 0 0 0 0.00

ベンチ入りメンバー

10 𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭) 32 土肥憲将(キャ2=鳴門) 8 中津大和(営4=小松大谷)
14 安達壮汰(営4=桐光学園) 3 田所宗大(キャ4=いなべ総合) 45 熊谷陸(人1=花巻東)
18 篠木健太郎(営4=木更津総合) 37 大川航駿(社4=日大鶴ケ丘) 1 西村友哉(法4=中京大中京)
19 山城航太郎(キャ4=福大大濠) 31 増田凜之介(社3=春日部共栄) 2 鈴木大照(文4=明徳義塾)
12 永野司(営3=倉敷商) 38 菅野樹紀(法3=土浦日大) 7 内海壮太(法4=御殿場西)
15 山口凱矢(営2=桐蔭学園) 6 武川廉(人4=滋賀学園) 9 姫木陸斗(人4=日大藤沢)
47 古川翼(キャ2=仙台育英) 26 藤森康淳(営2=天理) 39 大沢翔一郎(法4=上尾)
27 岩間涼星(法4=磐城) 29 中村騎士(営1=東邦) 50 姫野翔(現4=大分鶴崎)
22 中西祐樹(法2=木更津総合) 4 松下歩叶(営3=桐蔭学園) 51 鈴木大紀(法4=法政二)

戦評

優勝は潰えたものの、負けられない因縁の『血の法明戦』。1回戦の先発はもちろん右のエース・篠木健太郎(営4=木更津総合)に託された。また12イニング連続無得点の打線も4番・姫木陸斗(人4=日大藤沢)、5番・内海壮太(法4=御殿場西)と入れ替えて臨んだ。

明大先発の高須(3年)に対し、2番・中津大和(営4=小松大谷)が四球を選ぶも、松下歩叶(営3=桐蔭学園)が二飛、姫木も見逃し三振に倒れる。

一方の篠木は先頭の直井(4年)に四球を与えてしまうも、後続を抑え先制許さず。さらに2回には6番、7番を連続で空振り三振の三者凡退。3回には8番・光弘(2年)に右中間へ二塁打を浴びるもここも冷静に後続を打ち取る。

しかし4回に、4番・横山(4年)に二塁打、5番・吉田(3年)に中前適時打を浴び0-1とされる。続く6番・木本(3年)にも左前安打でつながれるも、下位打線に痛打は許さず最小失点で切り抜ける。

援護したい打線だったが、3回に先頭の篠木が自ら中前安打を放ち出塁し、武川が送りバントを決め二塁へ進むも中津、松下が凡退。結局5回まで高須に7三振を喫し無得点。

すると篠木は5回に相手投手・高須に左前安打を許すと、送りバントで二塁へ進められ、2番・飯森(4年)に右前安打を浴び1死一、三塁。ここで3番・小島大河(3年)にセンターへの犠飛を許し追加点を与え0-2。

打線は7回に田所が死球、篠木が内野安打で2死一、二塁の好機を作るも、武川が空振り三振と貴重な好機も無駄にする。

篠木は6回、7回と安打を許さず相手打線を封じるも、8回の打線は代わった2番手・千葉(4年)の前に2つの三振を喫し三者凡退。

8回のマウンドにも篠木は上がり、小島大河をニゴロに打ち取り降板。後を受けた2番手・山城航太郎(キャ4=福大大濠)は151㌔の直球と130㌔台の変化球で4番、5番を内野ゴロに打ち取る好リリーフ。

しかし9回の攻撃も三者凡退に終わりゲームセット。2試合連続の5安打完封負けを喫し3連敗となった。

(記事:矢吹大輔、写真:矢吹大輔、山口晴暉)

選手インタビュー

𠮷安遼哉 主将

ーー3連敗となりましたが、本日の試合を振り返って
なんとか頑張っている篠木を援護してあげたかったです。

ーー21イニング連続無得点と苦しいチーム状況について
これがチームの現状です。何かを変えないといけないです。

ーー投手陣は粘りの投球が続いているが
調子がいいわけではないけど粘り強い投球してくれているのでなんとか援護してあげたいです。

ーー明日負ければ、春リーグが終了してしまいます。最後に意気込みと応援してくださいる方へ一言
皆様の応援が本当に力になってます。なんとか底力を見せたいと思います。

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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