昨秋は早大、明大に歯が立たずリーグ戦を3位で終えた法大。2025年は昨年までの主力が大幅に抜け、フレッシュなチームで再発進。また1月11日には新幹部が発表。それに伴い弊会は2月16日に新幹部3名(藤森新主務のインタビューは諸事情によりありません。)に取材を敢行。今回は第2弾として新副将の藤森粋七丞(キャ4=青森山田)選手のインタビューをお届けする。
2025年度新幹部
主将 | 松下歩叶(営4=桐蔭学園) |
主務 | 藤森創立(法4=五所川原) |
副将 | 藤森粋七丞(キャ4=青森山田) |
副将 | 内山陽斗(文4=天理) |
幹部インタビュー
藤森 粋七丞 副将
ーー副将に指名された経緯は
監督から呼ばれて、今年度の副将を頼めないかと言われ副将になりました。
ーー副将に就任したときの心境は
特に取り組みとして変えることなく、ただ副将という肩書きをもらっただけだと感じました。その肩書きをもらったからにはチーム全体をしっかり見て、気配りをできるようにしようと思います。
ーー今までに主将や副将の経験はあるか
中高で両方副将をしていました。(その時の経験をどのように生かしていこうと思うか)大学の副将は高校までの副将とは全く違う形になると思います。それぞれが意見を持っていると思うので、一人一人を尊重しながら周りを見て、チームとして日本一というところにベクトルを向けられるようにやっていきたいと思います。
ーー監督からどのような言葉をかけられたか
今まで通り何も変えることなく、お前らしい副将であってくれと言われました。
ーー副将になった際に篠木健太郎(現横浜DeNAベイスターズ)さんから何か言葉をかけられたか
一言頑張れよという風に言われました。
ーー篠木さんはどんな存在か
3年間過ごしてきて偉大な選手というのは皆んな知っていると思いますが、身近で私生活から過ごしてきた分、野球以外の面もたくさん学ぶことができる方でした。良いところはしっかり吸収して、継承していきながらやっていきたいと思います。
ーー投手陣を中心にまとめていくのか
一応投手陣のリーダーという形ではあると思うので、チーム全体のことも見つつ投手陣もしっかりまとめていきたいです。(投手陣をまとめるのは大変か)一人一人の意見が強いので、それをまとめるというより、同じ方向を向けるようにしていきたいです。
ーー昨年の主将と副将から学んだことは
去年の主将も副将も言葉というより行動で示していたので、良いところを吸収していきたいなと思います。
ーーどんなチームにしていきたいか
弱いであったり、経験がないと言われている中でも束になれば良いチームになれると思います。泥臭く全員が一生懸命なチームを作っていきたいです。
ーー新体制になって変化はあったか
松下(歩叶、営3=桐蔭学園)を中心に意見を言い合えるメンバーが幹部には揃っていて、プレーも私生活も見直そうと話していたので、それが少しずつ形になってきたと思います。
ーー主戦の投手が抜けた中で、投手陣はどのように穴を埋めていくのか
経験が浅いからこそ全員にチャンスがあると思いますし、誰かに頼るのではなく自分が抑えるという強い気持ちを持った投手陣にしていきたいです。
ーー早大には引き分けを挟み6連敗、明大には2020年春を最後に勝ち点を奪えていないが、この2大学に対する対策は
何か対策をするというよりかは勝てるチームを作ることが求められていると思うので、全員で強いチームを作っていきたいと思います。
ーーチームとして冬の期間ではどのようなことを意識して取り組んでいるのか
チームとしては1からチーム作りをしようとやってきました。今までの法大とは違った徹底力であったり、1球に対する集中力を持ってやるというのを意識して取り組みました。
ーー個人として冬の期間ではどのようなことを意識して取り組んでいるか
主戦の投手陣が多く抜けた中で、その穴を埋められるようにしなくてはいけないと思っています。そのために、勝つためのピッチングというのを求めながらやっています。
ーー先発とリリーフのどちらをやりたいか
先発はやりたいですし、今まで勝ててないことを考えると抑えであったりリリーフは必要ないと思います。先発がどれだけ試合を作れるかだと思うので、先発にこだわってやっていきたいと思います。
ーー昨秋リーグ戦初登板を果たした感想は
特に緊張はマウンドに上がってからありませんでしたが、試合の内容として動画を見返すとやりたいことが中々できていませんでした。神宮のマウンドに立つ準備や圧が自分のピッチングに影響したと思うので、自分のピッチングを確立して今年の春のリーグ戦に臨みたいと思います。
ーー初登板時に手応えはあったか
ブルペンで投げていた時は緊張していましたが、マウンドに上がってからは特に緊張しませんでした。初登板だったので、1人1人バッターに集中した結果が0に抑えられたのだと思います。
ーー中高の後輩である新入生の桜田選手とは話をしたか
地元も一緒ですし、日頃からよく話をしてプレーのこともそうですけど、私生活の部分もたくさん話をします。
ーー期待する選手は
針谷(隼和、営2=桐光学園)ですかね。1年生の頃から過ごしてきて、非常に魅力的な選手でもありますし、ピッチングだけではなく牽制やフィールディングも学ばせてもらってるので、頑張ってほしいです。
ーー他大学で意識している選手は
新4年生の投手陣は全員意識してます。その中でも一緒にプレーしたことがある、立大の小畠(一心、4年=智弁学園)や竹中(勇登、4年=大阪桐蔭)は意識しています。その他にも、早大の伊藤樹(4年=仙台育英)、慶大の外丸(東眞、4年=前橋育英)、明大の高須(大雅、4年=静岡)は意識しています。
ーーチームの課題は
勝ち切れてないというのは打ててないということなので、野手陣は今年たくさん振って頑張っています。投手陣も1試合で3点以内に抑えるというのは言われ続けているので、勝てる投手陣と勝たせられる野手陣にしていきたいです。
ーー打撃は好きか
打てる打てない関係なく、打撃は好きです。先発して打席に立って、少しでもチームのために点を取りたいです。
ーー今年のチームの目標は
リーグ優勝、日本一です。
ーー今年の個人の目標は
優勝、日本一に向けて先発として5勝というのは掲げています。
(取材・松野要)
藤森 粋七丞(ふじもり・いきなすけ)
キャリアデザイン学部新4年 2003年5月22日生まれ
青森県出身・青森山田高
175㎝83㎏・右投右打
昨季成績:1試合 1回 0勝 0敗 1奪三振 1四死球 防御率0.00
『伝統ある法政大学の新副将に昨秋リーグ戦デビューしたばかりの期待の新生が就任。150km/hに迫る直球が武器の右腕は尊敬する篠木の成し得なかったシーズン5勝を目指して前進。』
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。