春季オープン戦 対関学大
2025年6月8日(日)
王子スタジアム

入場時の矢満田主将
試合結果
トータル試合結果
法政大学ORANGE |
0 | 1Q | 14 |
関西学院大学FIGHTERS |
|
---|---|---|---|---|---|
0 | 2Q | 13 | |||
0 | 3Q | 0 | |||
7 | 4Q | 7 | |||
法政大学ORANGE | 7 | Total | 34 | 関西学院大学FIGHTERS |
試合得点
4 | WR | 阿部賢利(営3=法政二) | TD | ○ |
試合はK 高城颯真(経4=法政二)のキックオフで開始された。最初の関学大の攻撃は敵陣21ヤードから。しかしランプレーやロングパスを通されるなど、ゴール前7ヤードまで前進されると、最後は中央を突くランプレーによりTD。最初のシリーズでTDを奪われ、TFPも決まられてしまい、いきなり0-7とリードを許す展開に。再開後の法大の攻撃では相手のディフェンスを前に、1stダウンを更新できず。パントを蹴り攻撃権は関学大へ。それでもこの攻撃をしっかりと抑えて、すぐさま攻撃権を取り戻す。自陣32ヤードからの攻撃。3rd&7でQB 齊藤空大(法4=駒場学園)からWR阿部賢利(営3=法政二)へのパスが通り、敵陣43ヤードまで前進する。しかし直後の1st&10の攻撃で齊藤のパスをインターセプトされてしまい、攻撃権は関学大へ。敵陣38ヤードからの攻撃となるも、RBのランプレーやWRへのパスを通され、自陣34ヤードまで前進されると、2nd&2でパスTDを決められてしまう。TFPも沈められ0-14。リードを広げられたところで第1Qが終了した。

試合を通して攻撃の舵を取った齊藤
第2Qは法大の4thダウンの攻撃からとなり、P 森川温(スポ4=法政二)がパントを蹴り、攻撃権は関学大へ。敵陣23ヤードからの攻撃は、またもRBのランとロングパスを通され、自陣17ヤードまで前進される。1st&10で関学大にディレイオブゲームの反則があり、5ヤードの罰退となるも、2nd&15でQBに自ら走り込まれてランTDを許してしまう。それでもTFPをDL 赤穂谷怜旺(1年)がキックブロック!0-20と点差は広げられるが、チームに勢いをもたらすプレーとなった。

赤穂谷はガッツポーズで喜びをあらわす
再開後の法大の攻撃は自陣25ヤードからとなるも、このシリーズでも1stダウンを更新できず。齊藤がパントを蹴り、攻撃権は関学大へ。それでも関学大に反則が重なったこともあり、4thダウンでパントを蹴らせて、攻撃権を取り戻す。しかしこのシリーズでも反則による15ヤードの罰退もあり、上手く攻撃を展開できず。最後はパントを蹴り、攻撃権を明け渡してしまう。すると敵陣36ヤードからの1st&10の攻撃。QBからのパスを受けた相手WRに約50ヤードのランTDを奪われてしまう。TFPも決められて、0-27とさらに苦しい展開に。再開後の法大の攻撃は自陣20ヤード地点から。阿部へのパス成功や、TE矢作一颯(法3=足立学園)のラン、WR高津佐隼世(キャ4=佼成学園)へのパス成功などにより、敵陣42ヤードまで前進する。しかし2nd&10でQBサックをされたほか、法大にパスインターフェアの反則も重なり、最終的にはパントを蹴ることになってしまう。しかしその後の関学大の自陣49ヤードからの2nd&10の攻撃でDL加藤康希(デザ3=鎌倉学園)が意地のQBサック!これ以上は追加点を与えず、0-27で折り返した。

QBサック成功に雄叫びをあげた加藤
第3QはRB小松桜河(文4=日大三)のリターンで開始され、法大最初の攻撃は自陣24ヤードから。RB中川達也(法4=明治学院)のランや、WR藤田豪(社3=法政二)へのパス成功などによりゲインを重ね、敵陣20ヤードまで前進する。しかしその後TDは奪えず、4th&5となったところでFGを選択。高城がこれを狙うと惜しくもゴールとはならず。点差を詰めることができない。攻撃権が変わり、関学大の攻撃は敵陣20ヤードから。RBのランプレーやWRへのパス成功によりゲインを重ねられてしまう。自陣ゴール前4ヤードまで前進されたところで第3Qが終了。点差を縮めたい法大だったが、関学大ディフェンス陣を前に得点を奪えず、勝負は最終第4Qへ。

高城は惜しくもFGを沈められず
第4Qはゴール前4ヤード地点、関学大3rdダウンの攻撃からというピンチから開始。すると4th&1でランTDを許し、TFPも沈められて、0-34と点差を広げられてしまう。意地を見せたい法大の攻撃は自陣23ヤードから。矢作とRB竹村真柊(法3=箕面自由学園)のランで自陣49ヤードまで前進する。しかし2nd&1の攻撃で法大にフォルススタートの反則があり5ヤードの罰退となると、その後は1stダウンを更新できず。パントを蹴り攻撃権は関学大へ。敵陣7ヤードからのシリーズとなったが、相手の攻撃をなかなか止めることができず。自陣36ヤードまで前進されてしまう。最後は4th&3となったところで関学大がFGを選択。しかしこれが失敗に終わり、攻撃権は法大へ。自陣43ヤードからの攻撃は高津佐へのロングパスに加え、矢作へのパス成功により、ゴール前5ヤードまで前進する。最後は2nd&5で齊藤から阿部へのパスが通りTD!TFPも決めて7-34と一矢報いた。試合はこのままタイムアップ。7-34で敗戦を喫した。

一矢報いた阿部のTD
昨年度、全日本大学選手権で勝利を収めた関学大にリベンジを許す結果となった法大。それでも春シーズンに関西との差を肌で感じることが出来たのは、選手にとって良い経験になったに違いない。結果に左右されることなく、目の前の課題をひとつひとつクリアした先に、秋シーズンでこの雪辱を晴らす時が来るだろう。(文・白戸大貴)
選手インタビュー
加藤康希(デザ3=鎌倉学園)
ーー今日の試合を振り返って
春を通してできていなかったことが、まだ課題として残っていたので、そこを修正していきたいなと感じました。
ーーQBサックもあったが
自分1人の力ではなく、仲間と全体で取ったQBサックだったと思います。
ーー明治戦からはディフェンスとしてはどのような修正を
ランプレーを出されていたので、ランストップを意識しようというのは話していました。
ーー今日の試合の収穫は
関西とのフィジカルの差というのは感じたので、フィジカルの向上に取り組んでいきたいです。
ーー試合後のハドルではどのような話を
先ほどの課題と同じように、フィジカルアップをDLからしていこうと話しました。
ーー今日の試合で感じた関学大との差は
プレーのフィニッシュが関西のチームはすごいと感じました。最後までやり切るところは見習っていかなくてはいけないと思いました。
ーー次戦に向けて
同じ反省がずっと出てしまっているので、そこを修正して個人としてもチームとしても成長していきたいと思います。