• HOME
  • 記事
  • 空手
  • 【空手道】第69回全日本学生空手道選手権大会 「全部の試合が接戦で厳しい試合だった」阿部遥佑が準優勝 一年の成澤美咲はベスト8の好成績も「目指していたのはもっと上」

【空手道】第69回全日本学生空手道選手権大会 「全部の試合が接戦で厳しい試合だった」阿部遥佑が準優勝 一年の成澤美咲はベスト8の好成績も「目指していたのはもっと上」

【空手道】第69回全日本学生空手道選手権大会 「全部の試合が接戦で厳しい試合だった」阿部遥佑が準優勝 一年の成澤美咲はベスト8の好成績も「目指していたのはもっと上」

第69回全日本学生空手道選手権大会
2025年7月6日(日)
姫路市立中央体育館

全国各地の地区大会を勝ち抜いた強豪選手たちが、姫路の地に集結し、大学日本一の座をかけて激闘を繰り広げる今大会。法大体育会空手部からは男子個人組手11人、女子個人組手7人の計18人が出場した。女子は、成澤美咲(文1)が好成績を収めた。4回戦がやり直しになるアクシデントにも屈せず、見事ベスト8に輝いた。男子は、関東学生選手権で優勝を果たした阿部遥佑(国3)が、全国の舞台で準優勝に輝き、堂々たる戦績を飾った。※画像は体育会空手部より提供

表彰式後、記念撮影をする阿部遥佑ら

試合結果 男子個人組手

選手名 成績
阿部遥佑(国3)  準優勝
庄山晃太(法4) 5回戦敗退
菊池徳大(社4) 5回戦敗退
柚木智尋(法1)  4回戦敗退
五十嵐來(営2) 4回戦敗退
鎌田悠生(営2) 3回戦敗退
鈴木健太(法2) 3回戦敗退
三川弦大(生3) 3回戦敗退
今田遥大(デザ工) 2回戦敗退
田中我若(理4) 2回戦敗退
髙野龍成(理4) 2回戦敗退

女子個人組手

選手名 成績
成澤美咲(文1) ベスト8
久保田歩(国2) 3回戦敗退
本條雪華(文2) 2回戦敗退
岡田颯(スポ1) 2回戦敗退
反町ひな(文3) 2回戦敗退
千葉満利愛(法3) 2回戦敗退
向後芽衣(文4) 1回戦敗退

 

選手コメント

阿部遥佑選手

ーー大会を終えて
前日までは自分の中でいい感じのコンディションだったんですけど、当日になって急にどんどん調子が悪くなってしまいました。いろんなことで頭がパンパンで、全部の試合が接戦で厳しい試合だったんですけど、そこに勝てたのは少し自信になりました。でも変えていければなと思っています。

ーー準優勝という結果をどう受け止めているか
決勝まで行ったからには勝って日本一を取りたかったんですけど、そこで勝てなかったのはまだまだレベルの差があったと思うので、もっと練習して次は優勝したいなと思いました。

ーー自らに点数をつけるとするなら
コンディション的には本当に、60点ぐらい。運100点ぐらい(笑)。結構その時の運を引き寄せたのかなとは思いました。

ーー準決勝の高橋遥音選手との対戦を振り返って
あんまり得意な選手ではなかったんですけど、自分の技がだんだん決まってきて、自分はずっと同じコートでやってたから、審判も自分に対しての印象があったかなと思うんですけど、そこをうまく使ったから勝てたのかなと思いました。

ーーコールド勝ちできた要因は
調子自体はあんまり良くなかったので、自分から攻めることはあんまりしないようにしていたから失点しなかった印象です。相手の隙をしっかり取るっていうことを意識して、一個一個の点数を積み重ねました。

ーー決勝戦を振り返って
決勝も勝ちたかったんですけど、自分の動きが全然できませんでした。たまたま入った点というのが自分の中での印象です。自分の弱点を掘り出されたかなと思います。蹴り2本で相手に負けてしまったので、対策していかないといけないと思いました。

ーー先取をとることができた要因は
自分から動いていったら失点するなと思ったので、相手の隙を探ろうと思って落ち着いてやったら、先取点を取れた感じでした。

ーー支配は中段蹴りを決められ突き放される展開となった。
体が大きい分、胴の部分も大きくて隙もあると思うので、そこをうまく突かれました。テクニックがある選手だったので、簡単に取られちゃったなっていう印象です。

ーー終盤愛上げを見せることができたことについては
記憶はあんまないんですけど、たぶん必死に必死に前に出て、それがポイントにつながったという感じです。

ーー豊田選手の強さは
テクニカルな組手です。パワーでねじ伏せるような選手ではないんですけど、かといってパワーもあって、そこの両方を兼ね備えててうまいなと思います。

ーー大会を終えて課題は
待ちばっかりの組手になった印象があります。もうちょっと自分から積極的に試合を作っていけるようにしないと優勝するのは難しいと思うので、もう一回1からしっかり練習して来年に向けて頑張りたいです。

ーー関東大学空手道選手権に向けて
インカレが11月なんですけど、その前の関東でしっかり法政に勢いをつけたいです。インカレで優勝するために、まず関東で優勝したいと思います。

成澤美咲

ーー試合を振り返って
結果としてベスト8に終われたんですけど、目指していたのはもっと上だったので、正直悔しい気持ちで終わった大会だったなと思います。

ーー自らに点数をつけるとしたら
50点は取れてるのかなと思っていて、不利な状況だったんですけど、ぶれることなく戦えたのは良かったかなと思います。

ーー初出場でベスト8でしたが
優勝することを目標にしていたのですが、それでも一人一人目の前の相手に集中するということを、ずっと変わらずにいつも通りやるというのを目標にしていて、それができていたからベスト8まで行けたのかなと思っています。

ーー準々決勝で惜しくも技ありの差で負けてしまった時に考えたことは
その前の試合も含めて結構頭が混乱してしまうようなこともあったのですが、それが準々決勝の時に整理できてない状況で試合をしてしまったというのが敗因かなと思います。

ーー混乱してしまったこととは
試合がまた振り戻しになって、準決勝の試合も途中までやってたんですけど中断して一個前の試合に戻って、また準々決勝からやり直しになってというアクシデントがありました。

ーー関東勢との違いは感じたか
相手自体は知ってたので、関西というよりかは対その人の対策、戦い方を意識して戦いました。

ーー原動力は
大学に来てからより応援の力というのを感じるようになって、特に準々決勝入る前やアクシデントが起きてしまった時も、法政としての応援だけではなくて、元々の知り合いや保護者の方など色々なところから応援して貰えたのが、頑張る原動力になったのいうことを感じています。

ーー大会を終えて課題は
精神的な強さというところが1番の課題としてあります。技術面でも、まだまだ上で戦っていくとなった時に足りないところが見つかったので、心技体のところ全て課題だったのかなと思っています。

ーー関東大学空手道選手権に向けて
規模は全国とは違い小さくなると思うのですが、そこでも自分の力を出して優勝をつかみ取れるように頑張りたいなと思います。

 

(取材:朝長亜衣、加納正義)

関連記事一覧