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【バスケ】前半に逆転劇も、東洋大に競り負け初黒星 / 第101回関東大学バスケットボールリーグ戦 対東洋大学

第101回関東大学バスケットボールリーグ戦 対東洋大学
2025年8月30日(土)
東洋大学総合スポーツセンター
秋季リーグ第2戦の相手は、昨季も苦杯をなめた難敵・東洋大学。東洋大の本拠地で行われた試合は、相手のホームコートアドバンテージによる凄まじい応援が会場を包み込む。法大は第1Qで9-18と大きくリードを許すも、第2Qで逆転に成功。以降は拮抗した展開となり、#25 鍋田を中心に最後まで粘りを見せたが、ファウルによるフリースローなどで失点を重ね、58-63で敗北。秋季リーグ初の黒星となった。
▼試合結果

⚫️法政大学 58-63 東洋大学⚪️

9<1Q>18

25<2Q>12

11<3Q>22

13<4Q>11

▼スターティングメンバー

#7 本山 遼樹(法4=福大大濠)PG

#10 坂本 温人(現4=法政第二)PF

#14 佐藤 正樹(社4=法政第二)SF

#25 鍋田 憲伸(法3=福大大濠)PG

#75 柳田 大斗(営4=國學院久我山)C

▼ベンチ入りメンバー

#0 杉信 イフェアニ(文4=洛南)PG

#2 首藤 怜(文3=仙台大明成)PF

#8 野田 凌吾(国文1=藤枝明誠)PG

#12 伊藤 舷人(法1=法政第二)PG

#18 八重沢 連(法3=八王子学園八王子)PF

#26 伊藤 遙志(経1=福大大濠)PF

#32 菅野 汰樹(人環3=法政第二)PG

#55 佐渡 樹也(法2=中部第一)SF

#80 武川 暖(理工3=法政第二)SG

#91 オディギェ プレシャス 恵(法1=湘南工科大附属)SF

戦評

第1Q。まずは#75 柳田 大斗(営4=國學院久我山)のリバウンドから、エースの#25 鍋田 憲伸(法3=福大大濠)がフローターで得点する。さらに#25 鍋田から#14 佐藤 正樹(社4=法政第二)が合わせ流れを掴みかけるも、東洋大の連続得点で点差を広げられる苦しい展開に。連携ミスやパスの乱れから得点機を逃し、停滞した時間が続く。終盤には#18 八重沢 連(法3=八王子学園八王子)の3Pシュートで応戦したものの、9-18と大きく点差をつけられ第1Qを終えた。

巻き返しを図る法大は、第2Qに入ると攻撃のリズムを取り戻す。10 坂本 温人(現4=法政第二)の3Pシュートを皮切りに、流れは一気に法大へ。55 佐渡 樹也(法2=中部第一)が相手の巧みなディフェンスを突破し得点する場面や、0 杉信 イフェアニ(文4=洛南)のスピードを活かしたドライブ、14 佐藤のスティールからの速攻が次々と決まる。さらに#7 本山 遼樹(法4=福大大濠)が華麗な3Pシュートを沈めるなど、多彩なオフェンスで得点を重ねる。第2Q終了間際には、25 鍋田がブザービーターを決め、34-30と逆転に成功し、前半を終えた。

今試合、両チーム最多の20得点をあげた#25 鍋田 憲伸(法2=福大大濠)

第3Qも#25 鍋田の得点で勢いよくスタートした法大だったが、東洋大も粘り強いオフェンスで追い上げる。法大はタイムアウトを挟み立て直しを図るも、東洋大の留学生選手らの高さとフィジカルを生かしたプレーに苦戦。ファウルがかさみ、フリースローで失点を重ねてしまう。再び#25 鍋田 を中心に追いすがったものの、45-52と再逆転され、最終Qへ望みを託す。

第4Q、法大は再び怒涛の猛攻を見せる。#7 本山の3Pシュートや#0 杉信の得点で流れを呼び込むと、#10 坂本#25 鍋田が連続で3Pシュートを決め、会場を沸かせる。しかし、要所でのミスやファウルが響き、東洋大にフリースローで確実に得点を重ねられてしまう。苦しい状況の中でも、キャプテンの#14 佐藤は「(東洋大の攻撃を)止めよう!」と声を張り上げ、チームを鼓舞し続けた。最後まで#25 鍋田を中心に奮闘するも、東洋大に決定的なフリースローを決められ、最終スコア58-63で惜敗し、秋季リーグ初の黒星を喫した。

激しい戦いの末に敗れはしたが、随所で光る選手たちの活躍や、最後まで勝利を諦めないチームの姿勢は、次への大きな糧となるだろう。2巡目の対戦では、今回の敗戦を糧にリベンジを果たせるか。今後の法大の躍進に期待がかかる。

(記事:髙瀬真帆、写真:山田竣矢)

法大のチームディフェンスを引っ張る#7 本山 遼樹(法4=福大大濠)

試合後インタビュー(文面にてご回答いただきました)
#10 坂本温人 選手(現4=法政第二)

ーー東洋大戦を振り返って、チーム全体としてどのような手応えや課題を感じましたか。

手応えとしては、相手の流れのときでもディフェンスをしっかりできたことです。試合を通して失点を60点台に抑えられたことは、これからのリーグ戦でも自信になると思います。課題は逆に自分達のオフェンスの形を見失ってしまったことです。コート上の5人、ベンチ、コーチの間で考えが一致しておらず、オフェンスが重たくなってしまいました。

ーー第4Qでは3ポイントを決めてガッツポーズする場面もありました。ご自身のプレーについてはどのように振り返りますか。

本来、自分達のオフェンスは自分のポジションがもっと得点に絡むことで、相手からしたらより守りにくくなるので、あの場面で決められたことはプラスに捉えて、もっと前の場面から得点を決めるだけでなく、パスやオフボールでの動きで得点に絡めていれば、違う展開になっていたと思います。

ーー今シーズンは学生として挑む最後のリーグ戦。これまでを振り返りつつ、「最後のリーグ戦だからこそ意識していること」はありますか。

自分が去年や一昨年思い切りよくプレーできていたのは、当時感じていたよりも4年生の存在の大きさというのを、今自分が4年生になって改めて感じました。当時の自分と同じように、後輩が思い切りよくプレーできるよう意識しています。

ーー次戦の上武大戦に向けての意気込みをお願いします。

次戦の上武大学は、強力な留学生と能力のある外回りの選手が揃っていますが、自分達の自信のあるディフェンスで失点を抑えて、オフェンスは自分達の形に立ち戻って思い切りよくプレーしたいと思います。そして今回の負けを価値のある経験にし、チームで勝ちたいと思います。

ーー最後に法大のファンの皆さんへメッセージをお願いします。

いつも応援ありがとうございます。今回負けてしまいましたが、確実にこの負けでチームはより良く、より強くなります。残りの20試合、そして入れ替え戦も勝って、チーム目標である一部昇格とインカレ出場を達成するので、今後も応援よろしくお願いします。

「後輩が思い切りよくプレーできるように」最高学年としてチームを導く坂本から、今後も目が離せない。

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