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【硬式野球】”世界の松下”キャリアハイで悲願のリーグ優勝へ 日米野球MVP・松下歩叶主将は”執念”を胸にラストシーズンへ挑む(秋季リーグ戦直前インタビュー①)

松下 歩叶 主将

ーー現在のコンディションは
日米野球が終わってから疲れが結構あったんですけど、今はそれもだいぶとれた状態でプレーすることができています。

ーーオープン戦での個人の成績は
個人的にはなかなか結果が出ていないですね。日米野球でいろいろな選手から話を聞いて、いろいろなことを試しているんですけど、なかなか自分の形にはたどりついてないのであと2週間でしっかり仕上げていきたいと思っています。

ーーオープン戦でのチームの成績や状態は
チームとしても課題はまだ多くあるんですけど、春の結果からやるべきことを考えてそれを実践してきたので春に比べたらチームの状態はいいと思います。

ーーやるべきこととは
まだ変わりきれてないところはあるんですけど、投手でいえば四死球であったり長打を打たれることが多かったので、ストライクゾーンで勝負できるようになること。打者に関しては1発で甘い球を仕留めることを課題としていて、結果が出てるかどうかももちろんあるんですけどその課題に対しては意欲的に取り組む事はできていると思います。

ーー日米野球をふりかえって
本当に楽しかったというのが1番の感想です。その中で目標としていた5連勝で3連覇を達成できたとこももちろんですし、試合に勝つ喜びを味わうことができました。大会前には主将としての重圧もあったんですけど周りの選手たちが自分がやりやすいように動いてくれたのでとても充実していたと思います。

ーー日米野球での収穫は
打撃面や技術面でいろいろ話をして、学ぶことができたこともあるんですけど、同じ世代のトッププレイヤー達と一緒にプレーできたことが1番の収穫になったと思います。

ーー代表合宿の際には高校の先輩である高橋由伸さんからはどのような指導を
バットの軌道であったり、タイミングのとり方を主に教えてもらいました。

ーー他大学のトッププレイヤーとプレーをして、法大の選手やチームとの差はどこにあると感じたか
考える力を他大学の選手はみんな持っていると感じました。練習の時からどうしたら結果が出るか、上手くなるかを常に考えている姿勢があったのでそこを法大の選手にもっと取り入れて欲しいと思います。

ーー夏の期間個人として主に取り組んだことは
日米野球終わってから1ヶ月弱しかなかったんですけど試合勘を忘れないようにすることは意識していて、他にも夏場はウエイトも落ちやすいのでウエイトトレーニングも重点的に行いました。

ーー静岡遠征で得たことは
毎年遠征では試合を何試合かするんですけど、今回はなしだったので練習量を増やす中で体力面や技術面を磨くことができました。

ーー秋からの新戦力は
品川(侑生、文4=三重)です。春終わってからずっと結果を残し続けていて、元々ポテンシャルもあっていい選手ですし、ラストシーズンにかける思いも伝わってきて期待できる選手だと思います。

ーー4年生の存在については
チームとしても4年生が頑張ることが1番いい影響をもつと思ってて、僕自身も4年生と試合に出るということが1番嬉しいです。それは下級生とプレーするのが嫌とかではなくて、ただ4年生が一緒にグラウンドにいることは本当に原動力となるので一緒に試合に出たいと思っています。

ーー個人の今季の目標は
最後のシーズンなので、打率、打点、本塁打の3部門でキャリアハイを残すというのが目標です。

ーーチームとしての目標は
ずっとチーム内でも言ってるんですけどリーグ優勝です。これは新チーム始まった時からの目標なので達成したいと思っています。

ーー早大、明大を倒すための対策は
両校ともエースをしっかり打つことが大事だと思っています。早大でいうと、伊藤樹(早大4年)、明大でいったら毛利(海大、明大4年)は1勝1敗になったら3戦目も投げてくるのでこの2人から点をとらなければ優勝はないと思います。あと明治に関しては、木本(圭一、明大4年)がいて、中学からずっと一緒にやってきた中で学生最後の試合になるので、いろいろ思いはありますけど楽しみながらやりたいと思っています。

ーー開幕戦となる慶大戦については
春のリーグ戦では開幕で苦しい展開になってしまったので開幕戦にかける思いはより一層高いものがありますし、開幕戦での戦いがそのシーズンでの戦いぶりを決めるとも思うので準備を大事にしていきたいと思います。

ーー春にストレート負けを喫した立大戦は
投手陣も小畠(一心、立大4年)を中心にいい投手が多いと思いますけど、今年の立大は本当に打のチームなので山形(球道、立大4年)を中心にしっかり抑えていきたいのと、春の悪いイメージは残さないためにも、意識はしすぎずにプレーしていきたいと考えています。

ーーシーズン中のドラフト会議については
プロ志望届は提出する予定です。(球団や順位の希望は)球団は指名していだいたところに行くつもりです。順位は1位を目標にしているので残り2ヶ月程ですがそこを目指していきたいと思います。

ーードラフトに対して意識はあるか
意識してしまう部分もありますけど、自分が出来ることはリーグ戦でチームを勝たせることしかないと思うので自分の出来ることに全力で取り組んで行きたいと思います。

ーー松下選手は中盤から調子をあげるイメージがあるが
細かいことでいうと体のキレが中盤以降は出てきているのかなと思います。これに関してはいつもウエイトトレーニングや体づくりをギリギリまでしているんですけど今季は早めに終わらせて少し体重を落としてから臨みたいと思っています。

ーーラストシーズンとなるが心境は
もう最後かという思いもあるんですけど、学生野球最後なので、結果にこだわるのももちろん大事ですけど、どんな結果であろうと後悔しない準備だけは欠かさずにしたいきたいと思います。

ーーリーグ戦への意気込み
僕含めた4年生にとっては最後のシーズンで法政大学は長らく優勝から遠ざかっているので、とにかくチームのためにという思いで全力でプレーしたいと思います。

ーーファンの方々へ
春は悔しい結果に終わってしまって、その悔しさをバネに練習してきたので、春から変わった姿と執念のこもったプレーを神宮球場で見ていただけたらなと思います。応援よろしくお願いします。

(取材:田部凌誠)

松下歩叶(まつした・あゆと)
経営学部4年・2003年4月14日生まれ
神奈川県出身・桐蔭学園
181cm85kg・右投右打
昨季成績:14試合 54打数 17安打 打率.315 2本塁打 7打点 2盗塁

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

【秋季リーグ直前インタビュー一覧(公開次第更新いたします)】

松下歩叶主将(営4=桐蔭学園)
野崎慎裕(営4=県岐阜商)
赤間梢吾(キャ4=法政二)
小森勇凛(キャ2=土浦日大)
山床志郎(文2=高鍋)
槙野遥斗(営1=須磨翔風)
中西祐樹(法3=木更津総合)
只石寛太(営1=広陵)
今泉秀悟(キャ2=石見智翠館)
中村騎士(営2=東邦)
品川侑生(文4=三重)
熊谷陸(人2=花巻東)
小川大地(営2=大阪桐蔭)
浜岡陸(法4=花咲徳栄)
片山悠真(文3=八王子学園)
藤森康淳(営3=天理)
境亮陽(営1=大阪桐蔭)

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