バレーボール
【バレー】順大をストレートで撃破し、Vリーグチームと白熱した戦いを展開するもファイナルラウンド進出とはならず/天皇杯・皇后杯関東ブロックラウンド
天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権関東ブロックラウンド
2025年9月21日(日)小瀬スポーツ公園武道館
7月に行われた天皇杯東京都予選で優勝し、東京都代表として臨んだ今大会。トーナメント形式で行われ、法大はDグループで戦った。Dグループで勝ち抜けば、ファイナルラウンド進出となる。第1試合では慶応義塾高校と対戦し、2ー0と快勝。続く第3試合ではリーグ戦でしのぎを削ってきた順大と対戦。第1セットを先取すると、第2セットは点差を圧倒し2ー0で勝利。最終第5試合ではVリーグに所属しているつくばユナイテッドSunGAIAと対戦した。第1セットは相手の攻撃力に阻まれるも、第2セットでは法大が流れを引き寄せセットを取り返す。しかし、第3セットも相手に押され1‐2とあと一歩のところで敗戦となった。

試合結果
トータル試合結果
2
法 大
|
25 |
1セット |
13 |
0
慶應高
|
25 |
2セット |
21 |
試合結果
トータル試合結果
2
法 大
|
25 |
1セット |
21 |
0
順 大
|
25
|
2セット
|
18
|
試合結果
トータル試合結果
1
法 大
|
22 |
1セット |
25 |
2
サンガイア
|
25 |
2セット |
17 |
18 |
3セット |
25 |
法大スターティングメンバー
背番号 |
選手名 |
ポジション |
1 |
小竹飛斗(法4) |
WS |
3 |
川波颯(文4) |
WS |
4 |
渡邊秀真(法4) |
WS |
5 |
五十嵐健人(営4) |
S |
7 |
小田周平(営3) |
MB |
8 |
村岡蓮斗(法3) |
MB |
12 |
関大斗(営3) |
L |
※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
途中出場選手
背番号 |
選手名 |
10 |
坂本遼太朗(法3) |
11 |
近江晴友(文3) |
15 |
鈴木叶太郎(文2) |
戦評

第1試合は神奈川県予選を勝ち抜いた慶應義塾高校と対戦。1セット、序盤からペースをつかみ順調に点を重ねていく法大。WS川波颯(文4)の鋭いスパイクやWS小竹飛斗(法4)のブロックが決まり14-7とする。また途中出場の近江晴友(文3)がサービスエースを決める活躍を見せ、25-13と大差をつけ第1セットを先取する。
第1セットの勢いのままいきたい第2セット、序盤は点を取り合う展開となる。相手に3連続得点を許してしまい5-8とされる。しかしMB小田周平(営3)のブロックが決まり点差を縮め法大らしいプレーが炸裂し最後はWS渡邊秀真(法4)のサービスエースでゲームセット。25-21で第2セットをとりセットカウント2-0で勝利した。
第3試合は2週間後、リーグ戦でも対戦予定の順大と対戦。第1セット、序盤2-5とリードを許すも、渡邊がサービスエースを2本決め、13-12となり、ここから徐々に点差を広げていく。川波のサービスエースで先に20点台に乗せると、そのまま最後はMB村岡蓮斗(法3)の攻撃で25-21とセットを先取した。
勢いに乗った第2セット、小竹がうまくブロックアウトし法大の得点からスタート。15-11とリードする中、渡邊がこの試合3本目のサービスエースを決める活躍。その後も連続得点を何度も重ねていき、23-15とこのセットは最大8点差に。最後は渡邊が鋭いスパイクを決め25-18で第2セットを奪い2ー0で快勝となった。
第5試合は、第4試合で大東文化大に勝利し勝ち上がってきたVリーグ所属のつくばユナイテッドSunGAIAと対戦。第1セット、渡邊の得点から始まり両者譲らず一進一退の攻防が続く。中盤小竹の強烈なスパイクが決まり9-8と逆転に成功するが相手に4連続得点を許してしまい点差を広げられてしまう。その後もなかなかペースを掴むことができず22-25で第1セットを落とす。
第2セット、法大は序盤から攻めの姿勢で挑んだ。川波のブロックが決まり相手にタイムアウトを取らせることに成功するとその勢いのまま坂本遼太郎(法3)のブロックが炸裂し20−11と大幅にリードする。終盤点差を詰められたものの25-17で第2セットをとる。
ファイナルラウンド進出がかかる最終セット、序盤から相手チームの雰囲気に呑まれなかなか法大らしいプレーを出すことができず3-8と点差を広げられてしまう。徐々に得点を重ねていったものの一歩及ばず18-25でゲームセット。セットカウント1-2で惜しくも敗戦した。
3セットマッチの試合ではあったものの、1日で3試合を戦い抜いた。第3試合は春リーグ2位の強豪・順大に2セットを先取し勝利したことは次の対戦でも大きな自信となるだろう。また第5試合ではVリーグチーム相手に、第1、第3セットこそ奪われるも、第2セットは勢いに乗った法大が圧倒していた。惜しくも天皇杯ファイナルラウンドへの進出とはならなかったが、まだまだ続くリーグ戦への期待が高まる1日となった。
インタビュー
渡邊秀真(法4)選手

ーー3試合を振り返って
大学の5セットマッチとは違って3セットマッチで、1日3試合という中で、体力とかペース配分とか自分たちのコンディションやモチベーションを維持するのが大変だったかなと思います。
ーー順大戦はサービスエースも多かったが、調子は
サーブは色々変えたりしていたのでそれが結果になって良かったなと思います。
ーー順大には勝つことが少なかったがどのように臨んだのか
大学とは違って最初の2セットを取れば勝ちなので、最初の2セットを取り切るというのだけを確認していました。
ーーこのあとのリーグ戦でも対戦するが
今日の勝ちのイメージをしっかり持ちながら、メンバーも変わると思うので、そこに対応しながらやっていきたいなと思います。
ーー3試合目はVリーグのチームとの対戦だったが手応えは
大人で、高さもあるプレイヤーがいたので、そこの対応が難しかったかなと思います。
ーー今後のリーグ戦への意気込みは
上位目指してがんばります。
坂本遼太郎(法3)選手

ーー今日の試合を振り返って
試合の中の1セット必ずブロックで出ることはわかっていたので、出る前はしっかりアップをしてセンターで跳ぶかライトで跳ぶかをその時に決めて、1枚でもブロックできるようにしました。
ーー第5試合の第2セットで2回ブロックを決めた時の気持ちは
試合が始まって、秋季リーグの中では何本かブロックが出ていたけどまだ1回も止めたことがなかったのでやっと止められることができてよかったです。
ーー今日の3試合で試合中特に意識したことは
試合に出る前はしっかりアップをして、出たらチームが盛り上がるようにブロックすることを意識していました。
ー次の秋季リーグの試合に向けて
まだリーグ戦は始まったばかりなのでこれからまだブロックで出た時はチームが勝てるように何本かまた止められたらいいなと思います。
(記事、撮影:鈴木ほのか、宮下柚華)