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【陸上競技】第102回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会・展望

第102回箱根駅伝予選会・展望

いよいよ明日、第102回箱根駅伝予選会が号砲となる。出場校42校のうち本戦への切符を掴めるのはわずか10校。今年も過酷な競いが立川の地で開催される。4年ぶりに予選会に回った法大も突破し、11年連続86回目の箱根駅伝出場を目指す。

▼チームエントリー

選手名
大島史也(社4=専大松戸)
澤中響生(現4=自由が丘)
花岡慶次(経4=世羅)
矢原倖瑛(経4=今治北)
重山弘徳(経3=西京)
田井中悠成(経3=滋賀学園)
野田晶斗(社3=京産大付)
平井蒼大(スポ3=川西緑台)
湯田陽平兵(社3=関大北陽)
加庭翔太(社2=富岡)
平山櫂吏(社2=八千代松陰)
山際晃太朗(経2=小林)
太田煌(社1=和歌山北)
佐上湘哉(経1=光明相模原)

展望

各校エース級のランナー1~2人で繰り広げられる日本人トップ争い。法大からは大島史也(社4=専大松戸)と野田晶斗(社3=京産大付)が挑むことが予想される。
大島は昨年に5000m、10000mの法大記録を更新したスピードランナー。最高学年となった今年も5000mを中心にトラックレースで安定したタイムをマークしてきた。一昨年の箱根はケガにより欠場、昨年は1区出走が見込まれていたが直前の体調不良により出走ならずと悔しい思いをし続けてきた大島。その悔しさを晴らすためにまずは予選会で好走し、チームでの本戦出場を目指す。

野田は今年の学生ハーフでハーフマラソンの法大記録を叩き出したスタミナ型のランナー。過酷なコンディションとアップダウンに強く、予選会のようなレースはまさに好相性。公園内に入ってからの得意のロングスパートで有利な展開に持ち込めるかが大きな鍵を握りそうだ。

予選会突破を大きく左右させる後ろからの集団走。この集団走が機能するかどうかで各校の戦術も大きく変わる。その中心的存在となるのが主将・花岡慶次(経4=世羅と矢原倖瑛(経4=今治北)の最上級生コンビ。
花岡はロード力に定評があり、ハーフマラソン1時間1分50秒の好タイムを持つ。今年も冬のロードシーズンでは高いパフォーマンスを発揮しており、予選会でもその力に期待される。また主将として下級生を引っ張る走りも求められる。

矢原は駅伝経験豊富であり、法大の精神的支柱を担う。今シーズンはケガによりトラックレースでは姿を見せなかったが、夏合宿からチームに合流。誰もが認める実力者が経験を武器に、チームに安定感をもたらす。

その他にも坪田監督が大きく期待しているのが平井蒼大(スポ3=川西緑台)。展開によっては「上の選手を何人か食うんじゃないか」と坪田監督は語る。毎年ニューヒーローが誕生する予選会。初の公式戦で平井がどのような走りをするかに期待だ。

暑さ対策により今年から1時間早い8時30分からスタートする予選会。この変更がどれほどの影響をもたらすのか。
様々なアクシデントを乗り越え、1月2日の大手町に立つ20校がいよいよ明日、決まる。
(記事:松下天)
(ポスター制作:加納正義)

第1回:太田煌、佐上湘哉
第2回:山際晃太朗、加庭翔太
第3回:平山櫂吏、平井蒼大
第4回:重山弘徳、田井中悠成
第5回:野田晶斗、湯田陽平兵
第6回:澤中響生、矢原倖瑛

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