【バレー】 春季リーグ戦 対専修大 始終相手を圧倒し、今季初のストレート勝ち!
春季関東大学男子1部リーグ戦 専修大学
2014年5月17日(土)
駒澤大学駒沢キャンパス体育館
リーグ戦も終盤に突入。残す3試合は絶対に負けられない大事な試合だ。第9戦目の相手は専大。現在順位は法大より下位なものの、ここ数試合は連勝しており、勢いに乗っている相手だ。そんな専大を序盤から引き離し、見事今季初のストレート勝ちを収めた。
試合結果
トータル試合結果
3 法政大学 |
25 | 1セット | 20 | 0 専修大学 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 17 | ||
25 | 3セット | 17 | ||
― | 4セット | ― | ||
― | 5セット | ― |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 学部/学年 | ポジション |
---|---|---|
#10 千住 治 | 営3 | レフト |
#1 村上 竜也 | 営4 | センター |
#7 木村 築 | デ工4 | ライト |
#5 久保田 雅人 | 営4 | レフト |
#11 田中 尚 | 法3 | センター |
#12 長谷川 優太 | 法3 | セッター |
#27 小林 慎平 | 営1 | リベロ |
戦評
前試合は中大にストレート負けと悔しいゲームとなり、何としてもものにしたい今日の一戦。相手はここ数試合連勝で勢いに乗る専修大学。それでも法大は序盤から専大を圧倒し流れを引き寄せた。
第1セット法大は木村築(デ工4)のブロックポイントを皮切りに連続4ポイントを先取し、リードする。そのままゲームを進め14-9とリードを5点に広げたところで、専大はたまらずタイムアウト。しかし法大は流れを渡さず続くポイントを村上竜也(営4)のフェイントで奪い、さらに点差を広げた。その後、一時は専大の粘りの前に18-15と3点差にまで追いやられるも、悪い流れを断ち切ったのはやはり主将村上だった。村上は相手選手のスパイクを一枚でブロック。このポイントで完全に勢いを取り戻した法大はこのセットを25-20でものにした。
第2セットは序盤からスパイクの応酬となった。法大が決めれば専大が決めの繰り返しが続き両者一歩も引かないシーソーゲームとなる。7-7となったところで法大は自らのミスからこの試合初めてのリードを許すも、すかさず久保田雅人(営4)のスパイクで点を取り戻し、次の相手ミスで再びリードを奪った。そこから法大はじわじわと点差を広げ14-11となったところで、専大はタイムアウトをとる。タイム明けのポイントを落とすも、その後も法大はリズムよくポイントと重ねていった。さらに終盤、田中尚(法3)が相手のレシーブを直接押し込みポイントを奪うと、続けてブロックを決めるなど躍動。この連続ポイントが功を奏し25-17と大きく点差をつけて第2セットを奪った。
第3セット一気に決めたい法大は2-2から連続で4ポイントを奪うと、流れに乗った。圧巻だったのは中盤。エース木村のスパイクで2連続ポイントを稼ぐと、その後も3点を重ね一挙5得点の猛攻で16-8と大きくリードした。その後もリードを保ち続け、迎えたマッチポイント。ここで主将村上のスパイクが決まり、25-17で第3セットも取りストレート勝ちとなった。
調子の上がってきた専大を迎え撃つ形となったこのゲームだったが、法大は落ち着いたゲーム運びを見せ今季リーグ初のストレート勝ちを収めた。この勢いのまま明日の駒大戦でも勝利を掴みたい。(宮田祐子)
コメント
濱口 純一 監督
―今日の試合を振り返って
今季初のストレート勝ちということで、選手達もすごい喜んでいると思います。こちら側があまりミスなく試合を進められたことがよかったかなと思います。
―残り2試合も大事な試合になってくると思いますが
4勝して、選手も気持ち的に楽になったと思うので、自分たちがサイドアウトをしっかりすれば勝てると思います。今までずっとやってきた形を貫き通していけば大丈夫だと思っています。
―今日の勝ちに繋がったキーマンは
長谷川くんが上手くトスを回してくれたことと、木村くんも上がったボールをきっちり打ち分けてくれたのでそれがよかったかなと。あとはキャプテンの村上がしっかりチームをまとめてくれてよかったなと思います。
―明日への意気込み
明日の相手の駒大は(試合会場が)ホームなので、それに押されないように、自分たちがきちんと一本一本やっていけば勝てると思いますので、まずは入りをしっかりしていかなければいけないなと思います。1セット目を大事にしていきます。
千住 治(営3)
―今日の試合を振り返って
勝ててよかったです。
―ローテンションを動かしましたが
一個、自分が前で2枚になるところで切れないときがあるので、とりあえず変えてみようということになって、昨日ぶっつけでやってみたのですが、全然違和感なくできたのでそれでやってみよう、となった感じです。
―ブロックがよく決まっていた印象でした
本当に今日は調子がよくて、みんな調子よかったのでそれに乗っかりました。今日は何もかも見えてました。
―先週は苦しい試合展開でしたが気持ちの切り替えは
ああ、それは全然もう、中大には当って砕けろみたいな気持ちでいたので、それで24点とったということで、あまり引きずらずにいられました。
―次戦に向けて
駒沢は入れ替え戦も当った因縁の相手だと思うので、今日以上に勝ちにいきたいと思います。
田中 尚(法3)
―今日の試合を振り返って
1部で初めてストレートで勝てたので、嬉しいです。
―ストレートで勝てた勝因などは
サーブで押せたところですかね。サーブで押して、スパイクもみんながちゃんと打って、ミスなく出来たことだと思います。
―前回から修正したところなどは
自分が出る前の3ローテでいかにミスなく点を取るか、ということを意識していました。
―相手の印象は
センターが高いので、センターを封じるということが出来たのが、一番大きかったと思います。
―この一戦に向けての対策は
サーブで崩して、ブロックで勝負するというのが、残りの3戦に関しても大事なので、サーブの効果率を意識していました。
―サーブの強化はリーグ戦を通して、行われたのですか
負ける試合はサーブのミスと変なミスが多いので、改善していったことが、今回の勝ちに繋がったと思います。
―高校時代の同級生・藤中選手との戦いでしたが、意識などはされましたか
やっぱり高校でやっていたので意識などはしましたけど、一本シャットされてそこは「あっ」と思いました。意識はしましたけど、負ける気はしなかったです。
―先週から取り組んでいることなどは
練習でミスをしないようにし、練習で100%を出して、ゲームで絶対に100%が出るわけではないので、練習でしっかり取り組めたことが勝因だと思います。
―現在のご自身の調子は
筑波戦の時はダメだったのでちょっとショックでしたけど、練習しか改善する方法はないので、メンタル的にはやられてましたが練習でしっかり出来たのかなという印象です。
―練習によって自信がついたと
筑波、中央とやって、中央は負ける試合ではなくやっぱりこっちのミスとか精神的に弱くて負けたというのを感じているので、今週はどうやって練習して調整していくかということが一番大事だったので、やっぱ練習ですね。
―残りの2戦に向けて修正する部分などは
明日は一番大事な試合になってくると思うので、今日勝てたからといって明日もというわけにはいかないので、明日もこの感じでやって勝ちたいですね。
―明日の駒沢戦に向け、対策などは
センターが高くライトもけっこう打つので、やっぱサーブですかね。今日と同じように打って、ブロック出来ればなと。
―明日に向けて意気込みを
絶対に負けられないので、明日は何としてでも勝ちます。
フォトギャラリー
- 好調の千住
- 躍動した田中
- ピンチサーバーで出場した神谷翔
- ブロックを決める村上
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