【アメフト】春季オープン戦 対大東大 新戦力が見せた!下級生を中心とした布陣で快勝
2014年度 春季オープン戦 対大東大 2014年5月10日(土) 法政大学武蔵小杉グラウンド
強風が吹きつける中挑んだ今日の対戦相手は、3部Cブロックの大東大だ。試合開始直後から下級生を中心に試合を展開する。先制点を奪われ波乱の幕開けとなったが、下級生が個々に奮闘を見せ、最終的に大量得点を挙げ勝利した。
トータル試合結果
66 | 14 | 1Q | 7 | 17 |
---|---|---|---|---|
21 | 2Q | 7 | ||
17 | 3Q | 0 | ||
法政大学 | 14 | 4Q | 3 | 大東文化大学 |
戦評
大東大のキックオフで始まった1Q。1stシリーズを法大はランプレーで少しずつ距離を進めるもパントまで追い込まれる。しかしここで思わぬ事態が起こる。Cからのスナップが後ろに逸れ、20yds後退した地点で相手に押さえられてしまう。さらに相手のTDパスが通り先制点を奪われる。出だしから失点を許したが、RB鎌田洋輔(社2)の快走によりすぐに同点に追いつく。この後もパント成功で攻撃権は法大に移り、RB今井憲史郎(法2)が12ydsTDで追加点をあげる。
2Q、開始早々鎌田が敵陣44ydsから独走を見せ2度目のTDを奪う。ここまでは法大のランプレーが目立つが、開始3分でQB近藤濯(文4)からの鋭いパスをWR奥津良介(文2)がキャッチしTD。このまま2Q終了かと思われたが、相手に巧みにランとパスを使い分けられ追加点を許す。しかし終了間際に今井が敵陣13ydsから本日2度目のTDを見せる。
後半3QからQB樺山大資(文1)が登場。その樺山からボールを受けたRB日比悠仁(法1)が敵陣を見事に走り抜け50ydsTDのビッグプレーを魅せる。この後奥津へのパスを試みるも失敗。しかしK佐藤光洋(社2)がしっかりとFGを決め、終盤には鎌田が47ydsを走り切り本日3度目のTD。
良い流れをつかんだまま迎えた4Q、今井が敵陣17ydsから攻め込み3度目のTDを奪う。これに対して大東大もじわじわ距離を稼ぎFGを決める。しかし30秒後、4度目となる鎌田の58ydsTDのビッグプレーが飛び出す。その後は堅い守りで相手の進行を食い止め、追加点を許さないまま試合は終了。1、2年生を中心に挑んだ試合は最終的に49点差で終えた。
1、2年生主体で迎えた今日の試合、先制点こそ許したものの終わってみれば66-17の快勝。課題は多く見つかったはずだが、なにより1、2年生の活躍でこの点差での勝利は今後のトマホークスに大きな希望を与えたのではないだろうか。明日は強敵中央大学ラクーンズを迎え撃つ。勝利はもちろん新戦力にも期待したい。(竹内大将)
選手のコメント
DL 小林貴主将
ー今日の試合の一番の目的は 下級生メインで戦ったのでチームの底上げというところをポイントにして試合しました。
ー試合を見ての感想は 上級生と下級生に差があって、今日も17点取られたので、そういったところがまだ上級生に法政の1本目として試合に出る心構えだったりが少し足りなかったのかなと思います。
ー反省点は 全員が同じ心構えでパフォーマンスができていない点です。例えば上級生がけがをして下級生が出るということになったときに差ができてしまうことになれば日本一にはなれないので。
ー良かった点は 最後までボールを追い続けるぞとか、相手を最後まで押し切るぞとか、そういったモチベーションでできている選手もいたので、そこは収穫かなと思います。秋に使える見通しもできてきたのかなと思います。
ー明日の中央大戦に向けて 秋に戦う相手ということで、ここで法政の力を全国に見せつけていきたいと思います。
RB 今井憲史郎
ー今日を振り返って一言 去年全然出てなくて、自分が多く出れるはじめての試合だから、ロスまでのスピードってのを意識してやったんだけど、迷ってしまって思い切りプレーはできなかった。TD できたのは良かったと思います。
ー同学年である鎌田選手も活躍してました 鎌田は俺より経験があって上手いわけで、俺からしたらライバル意識あるけど今回は圧倒されたし、まだまだだと感じました。鎌田はフィジカルが武器だけど、そういうプレーヤーにはなれないから、その分自分の良いところをこれから伸ばしていかなければいけないなと感じました。
ー練習不足はプレー響いていますか 今日はキックもKC,KRで、体力を持っていかれて全然走れませんでした。体力不足を痛感しました。
ーこれからハードな練習になるのでしょうか シーズン中はそこまで追い込まないだろうけど、シーズン終わったらハードになりそうです。
ー明日の試合に向けて 出れるか分からないんですけど出れるなら自分のベストを尽くします。
K 佐藤光洋
ー今日の試合を振り返って 去年は出場機会が少なく、神大戦では緊張がすごくあったので今日は緊張しすぎないように頑張りました。
ーキッカーとしての風の影響は 今日は風が強かったので向きとかは調整しました。
ーTFPでの出場が多いですが、今後KCでの出場予定は 基礎的な部分がまだ未熟なので、しっかりそこを固めてKCにつなげられるようにしていきたいです。
ー先輩の谷澤隼人選手(スポ3)はどのような存在ですか 大学アメフト界の中でも指折りの実力があるのはもちろん、高校時代のサッカー部の先輩でもあり、トマホークスに入るきっかけを作って頂いた方でもあるので、自分にとって目標であり尊敬する先輩です。
ー中大戦への抱負 出場させて頂ける機会があればいい緊張感を持って全力で頑張りたいです。
QB 樺山大資
―今日の試合を振り返って 公式戦初めてだったんですけど盛り上がってプレーできたので良かったです。
―3Qからの出場でしたが試合前の意気込みは 今日のOFのプランが「思いっ切りやる」ということだったので、そのことだけ考えてプレーしました。
―2ヶ月前「一年生らしい活躍をしたい」とおっしゃっていましたが もっと元気よくやりたかったです。プレーに関してもベンチにいる時も課題はありました。
―ラン中心の試合展開でしたが 正直もっとパスを成功させたかったです。でもOLの先輩方がパスを出す時間を稼いでくれたのですごくやりやすかったです。
―大東大の印象は 想像してたより思い切りがよく、ラッシュがきて反応も良かったのでそこは注意してました。
―この後の試合の目標 もっともっと元気だして、周りも巻き込んでいけるくらい明るくやりたいです。あとTDパスをもっと投げたいです。