【バスケ】第90回関東大学バスケットボールリーグ戦 対青学大 難敵相手に精神面で大きく出遅れ・・・
第90回関東大学バスケットボールリーグ戦 対青学大戦
2014年10月4日(土)
つくばカピオ
筑波大ホームゲームシリーズの初戦、対した相手は青学大。昨年こそ東海大に敗れ優勝を逃したものの1部で絶大な力を発揮していたディフェンスはいまだ健在。各上の相手に一泡吹かせるべく臨んだ法大であったが。
トータル試合結果
35 法政大学 |
5 | 1Q | 22 | 84 青山学院 |
---|---|---|---|---|
10 | 2Q | 16 | ||
18 | 3Q | 24 | ||
2 | 4Q | 22 |
法政大学スターティングメンバー:青学大戦
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#67 佐藤 翔耶 | 181/78 | G | 0 | 0 | 0 |
#35 山岸 玲太 | 178/68 | G | 3 | 0 | 2 |
#24 加藤 寿一 | 190/75 | F | 7 | 4 | 2 |
#31 安達 幹 | 187/87 | PF | 3 | 1 | 0 |
#5 松澤 大晃 | 197/82 | C | 5 | 4 | 1 |
法政大学交代選手:青学大戦
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#11 中野 広大 | 180/75 | F | 3 | 0 | 0 |
#12 柳川 知之 | 192/82 | PF | 2 | 1 | 0 |
#14 植村 哲也 | 175/75 | G | 4 | 3 | 1 |
#17 小山 弘晃 | 170/65 | G | 2 | 1 | 1 |
#19 田宮 開(C) | 175/75 | GF | 2 | 1 | 0 |
#25 上山 敦士 | 185/80 | PF | 2 | 0 | 0 |
#27 財前 大輝 | 177/63 | SG | 2 | 1 | 0 |
#34 萩原 陵太 | 190/75 | C | 0 | 3 | 0 |
戦評
第1Q。前の試合で負傷した沼田凌(法3)に代わり安達幹(経4)がスターターに。
青学大は安藤周人が3Pを決めると、山岸玲太(営3)のレイアップを田中光がブロックし、流れをつかむ。法大は佐藤翔耶(法2)が果敢にドライブするも、体格の差もあり、肝心なシュートを決めることができない。そうしているうちに、相手のエース野本建吾にバスカンを決められるなど、攻守にわたって圧倒されてしまう。それでも4分間無得点の法大は加藤寿一(文3)のペネトレイトから松澤大晃(法4)が合わせ、初得点。その後は植村哲也(文1)などが中に切り込むも、ことごとくブロックにあい、追加点をなかなか取ることができない。残り3分には、藤井裕太(社2)がけがをしてからプレイングタイムを増やしている財前大輝(営2)が出場。パスの中継役としていい動きを見せるも得点につながらず、5-22で終了。
第2Q。スターターに上山敦士(営1)を起用。だが開始早々に連続でミスをして、青学大に得点を献上してしまう。そろそろ反撃を開始したいところではあるが、相手のマンツーマンディフェンスに苦しみ、パスが上手く回らず、いやな展開が続く。ベンチメンバーを用いて流れを変えようとするも、残り3分から法大が無得点の間に、野本が圧巻の3連続得点でさらに引き離し、15-38で前半終了。
第3Q。このQも野本があっさりと得点をして、青学大が主導権を握る。法大は相手の流れるようなパス回しを止められず、オフェンスでも特にインサイド陣の攻め気が感じられないまま時間は過ぎてゆく。残り3分半ごろに、不調の佐藤の代わりに小山弘晃(経4)が出場。キレのいい動きでチームを活気付けようとすると、それに刺激を受けたのか、安達がインサイドで存在感を見せはじめる。リバウンドに積極的に絡み、ファウルをもらうことでフリースローの機会も増えていき、チームの雰囲気も徐々によくなっていく。途中出場のシューター中野広大(法2)の3Pも決まり、33-62で最終Qへ。
第4Q。相手がメンバーを下げてくる中で、一矢報いたい法大は松澤が積極的にシュートを狙うが、ゴールに嫌われてしまう。対する青学大はベンチメンバーながらも、練習で鍛えられたものを遺憾なく発揮し、石黒岳などが得点を重ねる。三度無得点が長時間続く中、安達がインサイドで奮闘。3分45秒でフリースローをもらうと、1本を決めて、このQ初得点とした。3分を切ったところで山岸がフリースローを1本決めるも、これが最後の得点となる。4Qは2得点しかあげることができずに試合終了となった。(高橋和社)
試合後の監督・選手のコメント
松澤大晃
―今日の試合を振り返っていかがですか
今日は自分たちのバスケットが何にもできずに負けてしまったので、悔いしか残らない試合だったと思います。
―沼田選手の欠場もあり、今日はインサイドで基点がつくれませんでした
いつも沼田を基点にしていて、それに頼りすぎていた部分が、こういうところに露骨に出てしまったと思います。
―序盤からパスミスが目立ち相手が青学とはいえ、法政の自滅という面もあると思いますが
自分たちのミスから得点されているのが、半分くらいあると思うし、そこを改善できない限りはこの後の試合の大事なところでああいうことがおきてしまうと思うので。そういうのも気持ち一つで変えられると思うので、心を折らずに戦う気持ちを持ってやればもう少しミスは減ると思います。
―ハーフタイム中に植村選手と共に監督から指示を受けていましたが
自分と哲(植村選手)のピックアンドロールの部分でディフェンスへの対処であったり、あとはボールをもらう前の動きの改善点であったり、そういうところの指示を受けていました。
―4Qに2得点しかすることができませんでした
自分たちのミスであったり、ディフェンスの気の緩みであったり、あとは攻める意識が足りなかったと思います。
―明日への抱負をお願いします
今日みたいなことがないように、気持ちからつくって明日の試合に臨みたいです。
加藤寿一
―今日の試合を振り返って
相手が強いから自分たちのバスケをやり通そうってみんなで話してたんですけど、それをやろうともしてなかったので、今日はダメでした。
―その原因は
相手で強くて沼田もいないので「勝てない」って最初から思ってしまった部分がありました。(原因は)それだと思います。
―沼田選手はけがでしょうか
ひざ裏、ふくらはぎあたりの肉離れです。来週にはたぶん復帰できるそうですが。
―加藤選手自身のけがの調子は
完治はしてませんがやれる範囲でやっています。
―最近の試合では交替が多いですが
交替したメンバーはもっとやって欲しいですね。出たときはもっと勝負してくれないと。特に3番ポジションは1番攻めないといけないポジションなので。
―明日の試合にむけて
今日できなかった、自分たちのバスケを貫いて頑張りたいと思います。
植村哲也
―今日の試合を振り返って
練習でやってきたことを失敗してしまいました。試合後に監督にも練習でやってきたことは何のためにやっているのかということを言われてしまいました。今日は反省しかないです。
―どんな練習をしてきたのですか
専修大戦のときにプレスで苦戦したのでボール運びの練習をしてきたんですけど、今日もボール運びのところでいくつかミスをしてしまいました。
―この試合の反省点は
たくさんありすぎるんですが、積極的なミスじゃなくて消極的なミスをしていたので気持ちの面で最初から負けていたように思います。
―チーム全体でターンオーバーを連発してしまいましたが
相手ディフェンスの当たりが強かったというのもあるんですけど、1部では当たり前のことだと思うので、ガードがスペース取ったり、声をかけたりしてしっかりとしたオフェンスを組み立てられればまた違ったんじゃないかなと思います。
―植村選手個人としてのプレータイムが長かったですが
プレータイムは長かったんですけど、その中でも自分が貢献できたプレーは少なかったので今日は反省点ばっかりです。
―パスの出しどころに困っているように見えましたが
相手もすごい良いディフェンスをしてきたんですけど、自分もボールをもらう位置が悪くてそれで困ってしまったので自分が悪いと思います。
―青学大のディフェンスのどこが嫌でしたか
まずはヘルプが早いことですね。青学大は前のディフェンスを頑張っているのでその裏にパスを出そうとしたんですけどその対応も早くて、どんどん圧力をかけられました。
―明日の拓大戦に向けて
明日も強い相手なので、今日の反省を活かして気持ちで負けないようにやっていきたいです。
フォトギャラリー
- 途中出場でリズムを作る財前
- この日は存在感が希薄であった佐藤
- 加藤はディフェンスで奮闘も
- シュートを放つ萩原
- もはやチームに欠かせない存在の植村
- 持ち前のドライブから見せ場を作った小山