【アイスホッケー】第88回日本学生氷上競技選手権大会 2回戦 対神奈川大 下位セットの活躍で勝利‼ 勝負の準々決勝へ
第88回日本学生氷上競技選手権大会 2回戦 対神奈川大
2016年1月7日(木)
今市青少年スポーツセンター(栃木県日光市)
連戦が続く日本学生氷上選手権大会(インカレ)。悲願の優勝へ2回戦で当たったのは関東大学リーグDiv.Ⅰ-Bに属する神奈川大だ。東洋大との対戦が予想される準々決勝に向けて勢いをつけたいところ、8点を奪い確実に勝利。今夜の準々決勝に挑む。
試合結果
トータル試合結果
8 (58) |
3(21) | 1P | 0(4) | 1 (13) |
---|---|---|---|---|
3(23) | 2P | 0(5) | ||
法政大学 | 2(14) | 3P | 1(4) | 神奈川大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | ピリ | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|---|
法大 | 1 | 06:05 | 18 西口開羅 | 81 横山恭也 | 29 石田和哉 | ー |
法大 | 1 | 10:39 | 3 高橋魁人 | 88 吉村紀耶 | 61 大山翼 | ー |
法大 | 1 | 17:10 | 22 中口郁弥 | 23 末廣直樹 | 50 沼田翔 | ー |
法大 | 2 | 08:31 | 13 松本力也 | 88 吉村紀耶 | ー | PK |
法大 | 2 | 13:57 | 14 藤本渓太 | 7 上村光輝 | 18 西口開羅 | ー |
法大 | 2 | 15:47 | 16 畑中大季 | 18 西口開羅 | ー | ー |
法大 | 3 | 03:50 | 77 岡野頌平 | ー | ー | ー |
神大 | 3 | 04:53 | 48 北原涼大 | ー | ー | ー |
法大 | 3 | 08:41 | 13 松本力也 | 16 畑中大季 | 18 西口開羅 | ー |
※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを示しています。
メンバー
SET | FW | FW | FW | DF | DF |
---|---|---|---|---|---|
1 | 13 松本力也 | 18 西口開羅 | 29 石田和哉 | 6 松本勝利 | C 81 横山恭也 |
2 | 50 沼田翔 | A 22 中口郁弥 | 23 末廣直樹 | 16 畑中大季 | 8 川上朝日 |
3 | 61 大山翼 | A 88 吉村紀耶 | 10 鈴木翔弥 | 3 高橋魁人 | 2 今将駿 |
4 | 14 藤本渓太 | 80 澤口迪弥 | 92 大野峻丈朗 | 7 上村光輝 | 77 岡野頌平 |
※GKは#33 伊藤崇之が先発。第2ピリオド途中から#55 富田哲平が出場。
戦評
関東大学リーグDiv.Ⅰ-Bの相手に大差で勝ち、着実に準々決勝に駒を進めた。
東洋大戦に向けて弾みをつけたい2回戦。序盤から得点を奪いたいところであったが、思うようにパスがつながらない苦しい時間が続く。それでも6分、DF横山恭也主将(営4)のブルーラインからのロングシュートで均衡を破る。その後ブレイクアウェイを決められない場面もあったが、DF高橋魁人(営3)の強烈なミドルシュート、17分にもFW中口郁弥(法4)の得点で徐々に相手を突き放す。
更に相手を引き離したい第2ピリオドでも、ゴール前へのパスがつながらず、やや攻撃が停滞する。ピリオド前半ではゴールラインを割ることはできなかったが、10分にFW吉村紀耶(国4)のシュートのリバウンドをFW松本力也(人3)が押し込み4点目。その後、夜に行われる次戦に向け上位セットの4年生が試合から抜け、セットが組み替えられたものの、FW藤本渓太(スポ4)の公式戦2点目となるゴール、DF畑中大季(法2)のミドルシュートでリードを広げる。
何度も得点を重ねた
下級生主体のセットで回した第3ピリオドもゴールにシュートを集める。4分には、DF上村光輝(営1)が放ったパックをDF岡野頌平(文3)が押し込み、大学初ゴール。1分後に痛恨の失点をしたが、松本力のゴールで8ー1と余裕を持って準々決勝進出を決めた。
選手とハイタッチをする岡野
次の戦いは優勝に向け、最初の山場となる東洋大戦。リーグ戦では1勝1敗の相手だが、これまで培ってきた自分たちのプレーをすれば勝利できる相手だ。まずは9年連続ベスト8の壁を打ち破るため、チーム一丸となって準々決勝に挑む。(荒木翔太)
選手コメント
岡野頌平
―初ゴールとなりましたが感想は
3年目のインカレで初めてベンチ入りさせてもらったので、なんとかして結果を残したいと思ってました。試合に出場する機会があると思ったので、どうにかして決めたいなと思って決まってほっとしたのとアピールできたっていう安心感があります。
―ゴールシーンを振り返って
オーバーかなんかでディフェンスからもらって、前を見たら空いていたので自分で持ち込めるところまで持ち込もうと思いました。そしたらシュートラインが見えたのでシュート打って結局、枠は外れてしまいました。でもゴールのことしか考えてなかったので、そのままがめつくゴール前まで走っていってパックを追いかけたらそのままパックが吸い込まれていったっていう感じですね。
―昨日の藤本選手、澤口選手に続く大学初ゴールになりましたね
二人が初戦でゴールを決めれたっていうことで良い流れがあったし、1ピリオド20分っていうのが自分の中では鍵だったかなって思います。自分のプレーが出来て、二人のおかげという部分が大きかったですね。
―1ピリオド20分が鍵というのは
自分達は4セット目だったんですけど、相手はずっとフルセットで回してて、その中で僕たちが出たというのは体力の部分で余裕が見えてきてということです。そうするとどこかで隙が見えてくるっていうのがあると思っていたので20分というのは昨日とは違う部分だったかなって思います。
―ベンチ内で人一倍声を出されてましたが
ムードメーカー的な人がいないからと監督に言われたのもあるんですが、法政は日頃の練習から沈んでしまうことが多かったので、そういうところで声を出せる選手になりたいなと思って、監督にもなれと言われたので1つみんなにはできない、自分だけができるようなことをやろうという意識です。
―第3ピリオドでの失点について
7点もリードしている状況で自分達の甘さが出ました。あの場面は四年生がいなくて、今後のチームに向けた形だったにも関わらず、意識が足らず軽率なプレーが増えてしまったという流れでの失点だったのでこの部分はみんなで反省が必要だと思います。でもまだインカレは続くのでその部分を忘れず大会が続くなかで反省していくことが重要だと思います。
―夜には準々決勝も控えていますがコンディションは
チーム的には走れてるし、中には走れていないという選手もいるんですけど、ここで足が動かなくても東洋戦で動けば問題ないのでコンディション的には東洋よりも確実に良い状態で臨信はあります。
―改めて東洋大戦に向け一言
ベスト4を賭けた試合で自分が1年生の時から2年連続で準々決勝をGWSで落としてしまっているので、そこを確実に突破して行くことが目標でもあり、通過点でもあるのでそこに向けてチームが一丸となっているので東洋戦に勝って日本一を目指していこうと思います。
横山恭也主将
―準々決勝へ進むために内容が重視される試合でした
始めはやはり動きが固かったのですが、後半は動けるようになって点数も入り次に繋がる試合にはなったと思います。
―完封することはできませんでしたが
インカレは結果が全てなのであまり気にしていません。勝ち負けにこだわることが今は一番重要だと思うので。
―リーグ戦から大幅にセットを入れ替えましたが
合宿の間で新しいセット同士での連携など話し合いも行いましたし、万全です。
―理想のゲームプランについて
相手を圧倒させることですかね。それで僕たちが得点を入れて、ロースコアに試合を進めたいです。
―不安材料などはありますか
心配は特にありません。準備は各々しっかりできていると思います。
―夜に控える準々決勝に向けての意気込み
ここはあくまで通過点なので、しっかり勝ちきって目標である優勝に向けて弾みをつけたいと思います。
フォトギャラリー
- 公式戦初ゴールの岡野はベンチにガッツポーズを見せた
- 大学2点目のゴールを決めた藤本
- 待望の初ゴールを決めた岡野
- 守備を引っ張る川上
- 鈴木は足でチームに貢献した
- ゴールを祝福される藤本(右)
- 今後も1セット目での活躍が期待される西口
- 次も笑顔が見られるか