【ボクシング】第70回関東大学2部リーグ戦 対明大 ルーキー山川RSC勝ちの鮮烈デビュー!最終戦は平国大との全勝対決へ
第70回関東大学2部リーグ戦
第4戦 対明大
2017年6月24日(土)
後楽園ホール
今季圧倒的な内容で勝利を重ねてきた法大。第4戦の明大戦では辛くも判定勝ちする場面が目立ったが、結果は7人全勝。最終戦は入れ替え戦出場をかけておなじく4戦全勝の平国大と対決する。
試合結果
トータル試合結果
7 法政大学 |
0 明治大学 |
試合結果
階級 | 勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|---|
LF | ○ | 田中佳斗(営1) | 3-2(29-28,27-30,30-27,28-29,29-28) | 工藤洸弥 |
F | ○ | 大橋洸(文2) | 5-0(30-27,29-28,30-27,30-27,30-27) | 笹谷建公 |
B | ○ | 竹原毅(文4) | 4-1(30-27,30-27,30-27,28-29,30-27) | 内野滉史 |
L | ○ | 黒田虎之介(キャ3) | 5-0(30-26,30-26,30-26,30-26,30-26) | 永山純礼 |
LW | ○ | 山川宗一郎(文1) | RSC(1R 2:50) ※¹ | 犬島峻平 |
W | ○ | 中原隆太朗(文2) | 3-2(29-26,28-27,28-27,27-28,27-28) | 米澤直人 |
M | ○ | 森脇唯人(法3) | 不戦勝 |
※¹・・・相手選手の負傷などにより、レフリーが競技者の安全のため試合の続行を止めた場合、RSC(レフリー・ストップ・コンテスト)勝ちとなる。
戦評
LF級の田中佳斗(営1)は第1ラウンドは慎重になったためか、手数が少なく押されぎみだったが、第2ラウンドから左ボディを多用し接戦を制した。F級の大橋洸(文2)は第1ラウンドから果敢に攻め、課題としていた左を効果的に使い、ボクシングの幅が広がった反面、スマミナ切れからか、相手の攻撃を貰う場面も少なくなかったが、第3ラウンドでダウンを奪い判定勝ちを収めた。B級の竹原毅(文4)は第1ラウンドはクリンチを使いつつ打ち合い、第2ラウンドから連打やワンツーで判定勝ちを収めた。L級黒田虎之介(キャ3)は左右と左ボディで優勢を保ったまま判定勝ちをもぎ取った。LW級の山川宗一郎(文1)は第1Rから打ち合いを制し、右やワンツーを多用し右カウンターでダウンを奪いRSC勝ちを収めた。W級中原隆太朗(文4)は第1ラウンドではクリンチを多用されるなど苦しい展開となったが、第2ラウンドではダウンを奪い、第3Rではドクターストップで勝利となった。
最終戦のM級、エース森脇唯人(法3)は不戦勝となり、チームは全勝で駒を進めた。開幕からの圧倒的な内容での勝利とは異なり、接戦の試合が多く見られた。(小山祥奎)
監督・選手コメント
頴川徳夫 監督
—今日の試合を振り返って
今日は明治大のM級の選手が正、副ともに欠場ということで森脇くんに試合がなかったのは残念でした。7-0で勝てたのですが、法政も季節の変わり目というところで体調の優れないものがでたので、体調管理も重要なファクターとして改めて基本に立ち返ろうと指示をしました。一年生の山川くんがデビュー戦ということで心配していたのですが良い形で勝ってくれたので良かったです。
—中原選手は1つ階級を上げての出場でした
中原の対戦相手であった米澤選手が中原と相性が良かったのであえて1階級上げて戦わせました。空いたLW級に入った山川くんも良い仕事をしてくれました。主将も今日最後の試合ということで気合が入り過ぎたのかなと思います。
—B級の竹原選手は今季初出場でした
4年間休まず練習してきた選手なので、どこかチャンスがあれば使ってやりたいと思っていました。最後のRもファイターとして彼らしいボクシングをしてくれたと思います。
—判定までもつれる試合が多かったですが
もう一度基本に立ち返って何が足りないのかを見極めて次の試合に臨みたいと思います。
—次戦に向けて
全勝対決ということで良い形で勝利して入替戦に臨みたいと思います。
竹原毅(文4)
—今日の試合を振り返って
自分の持ち味である泥仕合に持ち込んで、自分のペースで試合をして勝てたのは良かったです。
—今季初出場でしたが
同期の中原がとても頑張っていて彼の頑張っている姿を見て自分もと思っていました。
—バンタム級は層が厚い階級ですが
バンタムで層が厚い分、練習で良いスパーリングできて相乗効果になっていて最高だと思います。
—四年生から見て一年生の活躍はどう写っていますか
山川もRSC勝ちでこれから引っ張ってくくれれば良いと思います。
—次戦に向けて
ここに全て懸かっているので全員でモチベーションを上げて一部昇格できるように頑張ります。
山川宗一郎(文1)
—試合を振り返って
試合前は集中することを意識して力まないようにしたのですが、緊張して力が入ってしまいました。試合中は自分の右も当たり、自分のペースに乗れて楽しかったです。
—自分のボクシングについて
右が自分の持ち味です。右が当たれば自分のボクシングができると思ってます。
—試合に向けての練習
強い右が出せるように踏み込みの練習とスパーリングをやりました。
—課題について
左を使えなかったことですね。コンビネーションが打てなかったので右だけで攻撃が終わったのでそこが課題です。
—今後について
これからはまだできなかったことをやれるようにして勝ちたいです。
フォトギャラリー
- デビュー戦でRSC勝ちと、インパクトを残した山川
- 辛くも勝利した田中
- 身上である泥臭いボクシングで判定勝ちを収めた竹原
- 4試合全てに出場し、白星を挙げている大橋
- 黒田は5-0での判定勝ち。試合勘は完全に戻ったか。
- 中原も3-2での辛勝。