【テニス】全日本学生テニス選手権大会 男子ダブルス準々決勝
全日本学生テニス選手権大会
2016年8月12日(土)
岐阜メモリアルセンター
ついに男子ダブルス4強が決まる。法大からは寒川雄太(スポ4)・鈴木保貴(スポ2)ペア、小見山僚(スポ3)・楠原悠介(経2)ペアが準々決勝に進出。準決勝に進めるのはどのペアか。
試合結果
男子ダブルス準々決勝
勝敗 | 選手名(学部・学年) | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
● | 寒川雄太(スポ4)・鈴木保貴(スポ2) | 2-6,5-7 | 河野優平・坂井勇仁(早大) |
○ | 小見山僚(スポ3)・楠原悠介(経2) | 6-2,6-2 | 福田真大・今村昌倫(慶大) |
戦評
男子ダブルス
残るは男子ダブルス2組となった。
小見山僚(スポ3)・楠原悠介(経2)の試合は相手サーブから始まった。4ゲーム互いにキープを続け、2-2。第5ゲーム、第7ゲームをブレイクし6-2というスコアで難なくファーストセットを手にした。セカンドセット第2ゲーム。ダブルフォルトやリターンエースなどで得点を許し、危うくブレイクされそうになる。しかし、重要な局面で互いに声を掛け合い、長いデュースに耐えなんとかキープ。小見山は「調子が良すぎる」と口にするほど絶好調。コートには完全に流れに乗った笑顔の小見山・楠原がいた。第3ゲーム、第7ゲームをブレイクし、ファーストセットと同じ6-2でセカンドセットを制した。インカレ本戦ではファイナルセットまでもつれる試合ばかりだった2人。しかし、準々決勝まで勝ち抜いた実力のあるペア相手に初めてストレート勝ちを収めた。波に乗った2人はどこまで勝ち残れるか。
先輩・小見山が積極的に声を掛け楠原を引っ張った
小見山・楠原ペアの試合が終わったころ、寒川雄太(スポ4)・鈴木保貴(スポ2)の試合が始まった。相手は昨年の夏関(関東学生テニス選手権)で対戦し、敗北を喫した河野優平・坂井勇仁(早大)だ。坂井勇仁はシングルスも準々決勝まで勝ち残っている実力派。そんな相手に押され、第1ゲームからブレイクされ暗雲が立ち込めた。第3ゲームはキープしたいところだったがデュースの末、またもやブレイクされる。反撃が許されぬまま2-6で試合はセカンドセットへ。セカンドセットから寒川・鈴木ペアにエンジンがかかり始める。キープを続け、3-2で迎えた第6ゲーム。2度サービスエースでポイントを許したものの、リターンで攻撃。ブレイクに成功する。ゲームカウント5-2と、勝利まであと一歩というところだった。しかし、相手の攻めるテニスが効き始める。積極的前へ出てボレーで仕掛けてきた早大ペアに対し、寒川・鈴木ペアはなす術がなかった。5ゲームを連取され5-7で敗戦。スーパータイブレークに持ち込めれば勝つ可能性があっただけに「悔しい」試合だった。
第3シード出場の鈴木(左)・寒川ペアは準々決勝敗退
(高野茜)
選手コメント
寒川雄太(スポ4)・鈴木保貴(スポ2)
ー今日の試合を振り返って
鈴木:今日は相手がノーシードだったんですけど実力的には第1、第2シードがついていいくらいの2人でした。シングルスもいいところまで勝ち残っている2人なんで強かったです。相手が強くて去年の夏関負けていたのでチャレンジャーの気持ちでいこうと思ってプレーしていました。相手のサーブがやっぱり強くてリターンを返すことができなくて、リズムを作ることができませんでした。逆に僕らのサーブを強いリターンで返されて押されてしまってファーストセットを取れませんでした。セカンドセットは切り替えてプレーしました。相手のミスもあってブレイクすることができました。5-2までいったのにブレイクされちゃって勢いが相手に行っちゃったな、と思いました。セカンドセット取れたので悔しいです。ファイナルセットに行ったら分からなかったんで。
寒川:夏関で負けてたので僕たちのほうがシードもあったんですけど挑戦者として臨みました。自分は思い切りプレーしようという気持ちが強かったです。
ーセカンドセットで追い上げられてしまいました
寒川:セカンドセット5-2で40-15の時の相手のリターンから流れが変わってそこで自分たちがキープできなかったが一番の要因だと思います。
ー寒川選手は最後のインカレとなりました
インカレインドアで準優勝していてこのインカレでベスト8という結果だったので悔しいですね。学生大会で最後の試合だったので。結構悔いの残る試合になりました。しょうがないですね。
ー鈴木選手のシングルスについて
ダメダメでしたね。最近本当にダメで。調子が悪いというか…。夏関の予選、三重県代表の国体の東海予選などシングルスの試合に負けすぎていてインカレが始まる前からシングルスに対して自信がなかったです。準備ができていない状態でのシングルスでした。実力がないのも原因かもしれないし、本来の実力を出せなかったということも原因だと思います。悔しいです。(実力を)出せないっていうことも実力だと思うので。試合に対しての準備をしっかりしないと不安な気持ちで試合に臨むことになって負けてしまうんだと思います。シングルスはもう少し自信が持てるように練習するしかないかなって思います。
ーダブルスでの目標は
寒川:夏関は優勝です!インカレは悔しい成績で終わったので夏関は去年より良い成績残したいです。リーグ戦は王座行けるようにしっかり頑張ります。
鈴木:今回リターンができなくて負けてしまったのでリターンの練習をして夏関は優勝したいと思います。
フォトギャラリー
- 鈴木(左)・寒川のインカレは8強で終わった
- 強豪・早大を前に敗れた
- 楠原(左)・小見山ペアは圧勝
- 明日の準決勝も好調のまま臨めるか