【テニス】関東大学テニスリーグ 対慶大② またも4-5・・・王座進出へ大事な初戦は慶大に2年連続の惜敗
関東大学テニスリーグ
第1戦 対慶大②
2016年9月5日(火)
亜細亜大学テニスコート
ダブルスで負け越し、シングルスでは4-2以上が求められるというなか迎えた2日目。エース太田、そして藪、松尾が勝利をあげたが、ルーキー岡垣は惜敗。そして前崎と寒川は慶大S1、S2の強敵、上杉と逸崎を攻略できず、2年連続で4-5での敗戦となった。悲願の王座進出に向け、是が非でも勝っておきたい相手であっただけに、悔やまれる敗戦となった。
試合結果
トータル試合結果
4 法政大学 |
1 |
ダブルス |
2 |
5 慶応大学 |
---|---|---|---|---|
3 |
シングルス |
3 |
ダブルス
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
D1 | 〇 | 寒川雄太(スポ4)・鈴木保貴(スポ2) | 6-2,6-3 | 福田昌大・今村昌倫 |
D2 | ● | 小見山僚(スポ3)・楠原悠介(経2) | 3-6,4-6 | 韓成民・上杉海斗 |
D3 | ● | 太田悠介(経4)・前崎直哉(経3) | 5-7,3-6 | 齋藤聖真・高村佑樹 |
シングルス
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
S1 | ● | 前崎直哉(経3) | 2-6,3-6 | 上杉海斗 |
S2 | ● | 寒川雄太(スポ4) | 2-6,1-6 | 逸崎凱人 |
S3 | 〇 | 太田悠介(経4) | 6-1,6-2 | 福田昌大 |
S4 | ● | 岡垣光佑(経1) | 4-6,6-2,3-6 | 今村昌倫 |
S5 | 〇 | 藪巧光(経2) | 6-4,5-7,6-2 | 畠山成冴 |
S6 | 〇 | 松尾魁人(社3) | 1-6,6-1,6-1 | 中村進之介 |
戦評
前日からのスコアを引き継いで行われた岡垣光祐(経1)と藪巧光(経2)の試合は対照的な展開となった。昨日セカンドセットを奪い、勢いに乗るかと思われていた岡垣であったが、「はじめてのリーグ戦にのまれた」と語るように100%の実力を発揮するには至らず敗戦。対する藪は昨日の長丁場での粘りあいから一転、自らのペースに持ち込み、6-2でファイナルセットを勝ち取った。
続くは4年生、寒川雄太(スポ4)と太田悠介(経4)。寒川は慶大の看板選手である逸崎に完敗するも、太田が盤石のテニスで完勝。スコアは4-4となり、会場の視線は前崎直哉(経3)に注がれた。前崎の相手もおなじく慶大の看板選手である上杉。ファーストセットを落とし、セカンドセットも一気に1-5まで追い込まれる。万事休すかと思われたが、この土壇場、チームを声援を一身に受けた前崎は第7ゲームを執念のブレイク。続くゲームをキープし、この第9ゲームをブレイクすればフルセットがが見えてくる展開で、デュースまで持ち込むも及ばず。試合後、主将の太田が悔しさからこみあげる感情を必死にこらえる姿が印象的であった。(戎井健一郎)
選手コメント
前崎直哉(経3)
―今の率直なお気持ちを
オーダー的には僕に回るまでに勝負が決まるかどうかというところで、試合前に相手の映像を見て対策してたんですけど、結局自分の試合を残して4-4になりました。コートに立つと、チームの勝敗が決まるというプレッシャーと、相手が学生の中でもトップにいる選手だったので、引いてしまうじゃないですけど、自分のテニスができなかったことが悔しいです。
―対戦した慶大の上杉選手はおっしゃるように大学テニス界のトップクラスの選手ですが、どういった点にすごさを感じましたか
僕はどちらかというと、ボールをコートに入れて、攻めるところは攻めるけど相手のミスを待ちながら、という感じで試合をつくっていくのですが、上杉さんはプロにも勝ったりしている選手なので、自分からどんどん点を取りにきますし、1本ミスっても3本エースをとればいいという姿勢でやっていると思います。少しは真似できればいいかなと思います。
―シングルスのS1~S3で出場するようになった昨年にも、同じく自らの勝敗がチームの勝敗を分けた場面がありました。
法政に入る前は、リーグ戦でシングルスに出るのは厳しいかなと思っていたのですが、去年から大分シングルスで戦えるような状態になって、去年の春関で上の方に勝てたこともあって、上の方で出してもらったのですが、早大戦では2-4から4年生2人とシングルスに入って負けてしまうという悔しい思いをしました。今日に関してはこの勝敗次第では王座が近づくという試合だったので、4年生は申し訳ないのですが、まだ始まったばかりで、落ちる訳にはいかないので、がんばっていきます。
岡垣光祐(経1)
―今日の試合を振り返って
はじめてのリーグ戦にのまれたかなというのが正直あります。
―リーグ戦特有のプレッシャーを感じたかたちでしょうか
僕はまだ1年生なので、この試合をチャレンジャーとしてのぞもうと思ったんですが、いざ立ってみると全然雰囲気とかが違っていました。全員が団結していて心強かったんですけど、慶大もさらに応援のまとまりがすごくて、そこにやられたかなとも思います。
―岡垣選手は1年生の中でもひときわ出場機械が多いですが、期待をされているという実感はありますか
期待されてただけに負けてしまったことが悔しいです。でもここで自分が落ち込んでたらチームにも悪影響だと思うので、次から全勝できるように気持ちを整えて、しっかりやっていきたいと思います。
―次戦以降はどんなテニスをしていきたいですか
今回守りに入っちゃって、引いてしまったところがあるので、次戦は立ち上がりでしっかり前に行く気持ちを出して、チームで気持ちをあげれる雰囲気をつくったり、他にもいい影響を与えられるテニスをしたいです。
フォトギャラリー
- 強敵上杉に及ばす、悔しさをあらわにした前崎
- 「雰囲気にのまれてしまった」という岡垣
- 昨日の展開を引きずることなく勝利した藪
- 前崎のセカンドセットの粘りに沸く法大サイド