【バレー】 秋季関東大学男子2部リーグ戦 1部降格組とのフルセットの激闘制し連敗ストップ!
秋季関東大学男子2部リーグ戦
2017年10月14日(土)
立正大スポーツキューブ
入れ替え戦行きが断たれてから2週間。空き週を挟んで迎えた最終週の第10節の相手は昨季1部から降格した中学大。デュースから2セット落とすなど苦しい場面はあったものの、フルセットの末に撃破し、連敗脱出となった。
試合結果
トータル試合結果
3 法大 |
25 | 1セット | 27 | 2 中学大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 19 | ||
25 | 3セット | 22 | ||
24 | 4セット | 26 | ||
15 | 5セット | 9 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
22 | 大村翔哉(営1) | WS |
2 | 榎本京祐(法4) | MB |
18 | 藏田大輝(法2) | WS |
23 | 佐藤優弥(文1) | WS |
15 | 前田隆二(営2) | MB |
11 | 渡邊和馬(文3) | S |
1 | 小林慎平(営4) | L |
20 | 白井乾太(営2) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
7 | 河西孔明(法3) |
16 | 伊元幸正(営2) |
26 | 竹田将也(営1) |
戦評
前節まで2連敗を喫し、入れ替え戦行きの可能性が消滅した法大。しかし全日本インカレに向けて、秋季リーグ戦の締めくくり方が重要になる。リーグ戦も佳境を迎えたこの一戦は、1部降格組である中学大との対決となった。
今回はスタートからセッターに渡邊和馬(文3)を起用。第1セットは1部降格組を相手に一進一退の攻防を繰り広げ、粘りを見せる相手にも藏田大輝(法2)、佐藤優弥(文1)らサイド陣が奮闘。20-20と終盤まで同点と競り合うも、連続得点で奪われた一歩のリードを縮めることができない。藏田の1枚ブロックで流れを引き寄せ、21-24からデュースに持ち込むも勝ち越すには及ばず、25-27で第1セットを落とした。
しかし第2セットは法大ペース。一挙5得点を奪い流れに乗ると、第1セット以上にバックアタックやブロックアウトが効果的に決まるように。また、榎本京祐(法4)を中心にブロックも精度が増し、終始リードを保ったまま25-19でこのセットを奪い返した。
試合をひっくり返したい第3セット。しかし両者ミスが増え、開始からサイドアウトの取り合いとなり今ひとつ流れを奪うことができない。しかし相手に勢いが傾きそうな場面でもボールをつなぎ佐藤、大村翔哉(営1)らルーキーが着実に点数へと変える。また、ピンチサーバーで出場した河西孔明(法3)や藏田のサーブも冴え渡り、さらに法大に流れを引き寄せ、25-22でセットを連取した。
第4セットでは法大のブロックが冴える。相手の攻撃もシャットアウトし、また、ミスを誘い点差を広げる。しかしタイムアウトから立て直しを図ってきた相手にサーブで4連続得点を奪われ、流れは中学大に。しかしそれでもなんとかボールをつないで食らいつき、大村のダイレクト、前田隆二(営2)のブロックで逆転に成功。しかし相手ピンチサーバーが投入されてからそのサーブを切ることができず、24-22からまさかの逆転。24-26でこのセットを落とし、勝負は最終セットへと持ち込まれた。
勝負の第5セット、佐藤が空いたスペースにうまく軟打を落とし込み、相手のツーアタックにも素早い反応を見せ、法大がブレイクを続ける。また相手の決め球にも白井幹太(営2)がしっかりと拾い上げセカンドチャンスを得点へとつなげる。結果このセットは流れを渡すことなく逃げ切り、15-9で最終セットを奪い取り、セットカウント3-2で3試合ぶりの勝利を挙げた。
フルセットの熱戦となったが、1部降格組相手から勝利を挙げたことで全日本インカレ、また来季につながる一戦となっただろう。明日迎える最終戦もしっかりと勝ち星を挙げて、笑顔でリーグ戦を締めくくってほしい。(本間美来)
インタビュー
渡邊和馬
ー今日の試合を振り返って
普通にやってれば、普通に勝てた試合でした。
ー西田選手に替わってスタメンでの出場でしたが
急ってことで、昨日しか合わせる機会がなかったんですけど、昨日みっちり合わせました。あと、試合中に自分がトスが崩れるってことがあったんですけど、試合を想定していたので、そこを試合をイメージしながら昨日の練習やアップで意識してました。
ーこれまでベンチから法大の試合を見て気付いたことは
終盤にかけて盛り上がりに欠けるところがあったので、自分のプレーを含めて、周りの雰囲気を盛り上げようと思いました。
ー急での出場でしたがクイックなどのタイミングは
Dキャッチのカットが崩れたときの合わせだけちょっとズレました。Aクイックなどは普通に出来ていたので、それを明日につなげたいです。
ーリーグ戦最終節に向けて意気込みを
明日残り1戦なので、きっちり勝って全カレにつなげたいと思います。
西田に替わってスタメンに名を連ねた渡邊
河西孔明
ー今日の試合を振り返って
前の週に入れ替え戦がなくなって、全員のモチベーションが下がり気味だったところをなんとか勝ちにつなげて、全カレまでこの週は勝っていくっていうのを決めました。それで勝てたのでよかったです。
ー格上である1部降格組の中学大に勝てたのは自信につながったのでは
そうですね。春まで1部だったのですごく意識していました。みんな自信がついてよかったと思います。
ー連敗ストップとなりましたが、今のチームの雰囲気は
もうあと一戦やるしかないので、そこに向けて全員がシフトできているので、大丈夫だと思います。
ー河西選手は今日全てのセットで出番がありましたが、この試合での手応えは
今日はサーブを使い分けて、ゆるく打ったりとか強く打ったりとか、それができたので、最終日に向けてすごくいい形で終われました。
ー流れを引き寄せるサーブも多く見られました
もう少し自分が入って(ポイントを)取った後に流れを引き寄せたいなというのはあるんですけど、それができなくても最終的にチームが勝てたっていうのはよかったかなと思います。
ー秋リーグも明日で最終戦ですが、ここまでの法大の戦いを振り返って
目標である入れ替え戦にいって、1部に上がるということはもうできないんですけど、次の全日本インカレに向けて最終日も戦って、勝って最後の全カレに全員で向かっていきたいです。
ー改めて明日の試合への意気込みを
明日は最終日なので、悔いの残らないように、4年生をしっかりサポートして全員で戦いたいと思います。
サービスエースを決めるなどピンチサーバーの仕事を全うした河西
フォトギャラリー
- 頼れる2年生WSの藏田
- 西田に替わってスタメンに名を連ねた渡邊
- サービスエースを決めるなどピンチサーバーの仕事を全うした河西
- Aクイックをコートに突き刺す榎本
- 1年生ながらオポジットで奮闘する大村
- 故障は完治していないながらもコートを駆け回る前田
- 2枚ブロックで相手スパイクをシャットアウト
- 3枚ブロックの上からスパイクを放つ佐藤