【テニス】平成30年度関東学生トーナメント大会本戦直前展望インタビュー ~法大テニス部を応援しに行こう~
2018年4月28日(土)
法政大学 多摩キャンパス
シングルス優勝、ダブルス準優勝といい流れを掴んだ新進選手権大会(新進)から約2カ月。
リーグ戦を意識した春の合宿練習や日本テニス協会主催の大会への出場など、様々な新しい経験を経た法大テニス部は、今年度こそ強豪校として良い成績を残せるのか。4月30日から行われる関東学生トーナメント大会(春関)の本戦に向けた意気込みを選手が語った。
監督・選手コメント
小谷野佑太(スポ4)
-今季のチームの調子はいかがですか
そうですね。今の2年生以上は新進から春関に向けてやってきて、新進も藪(=藪巧光)(経3)が優勝して柚木(=柚木武)(スポ2)がベスト4とかなりいい結果をとってきてはいたので、継続してそこからの合宿もありましたし、春の一般の大会、フューチャーズだったりチャレンジャーズだったり、試合に出てそういう経験とかも今年は非常に選手達が自分達で出場して試合に出ているので非常にいい感じだなという風に思います。シングルスも本戦に上がってる選手が結構多くて、1年生がもうちょっと上がって欲しかったっていうのが本音ではあるんですけど、まぁ悪くはないかなという感じですかね。
-春の合宿は具体的にどのようなことをしましたか
合宿は今までやってきた合宿とはかなり変えたっていうのが一個あって、リーグ戦に向けた1日1試合だけみたいな日もありました。かなりトレーニングも追い込んだ感じの合宿なので、練習の内容としては去年一昨年と比べても良いものになったかなと思ってます。
-主将になった経緯は
リーグの最終戦が終わってその最後の集合で先輩の方々から次の幹部主将主務を言い渡されるんですけど、そこで任されたって感じです(笑)
-主将になって自分自身で変わったなと思う点はありますか
そうですね。まぁでも今まで1年生から通して部活をやってきて、先輩になった時に悪い意味での体育会が残ってはいたので、そういう先輩に会った時に慕われるというか尊敬される先輩になろうというのは僕自身考えていて、やっぱり主将になってからも見られる立場っていうのはあるので、自分の練習からそういったところではもちろんですけど抜かないでやっていようとはしてました。トレーニングを一生懸命やるとかあまり言葉で発するよりは本当に行動でちゃんと示せればなぁというのは思って、意識の中でずっとやってきたことではあったので、主将として特に変わったことはないですけど、先輩を通して意識しているところかなという感じです。
-新入生に期待することは
やっぱりテニスができる環境が整っていると思うので、しっかりと必要な仕事というかは残して最低限、必要最低限のことは1年生に任せて仕事として割り振っているんですけど、本当に練習のところでテニスに集中できる環境が整っていると思うので、いい意味で思い切ってやってほしいというか、大学に入ってまた違う環境になったところで緊張するとは思うので、春関の結果にも現れちゃったかなと思うんですけど、やっぱり大学に入ってやれるんだって自信を持ってやれる選手が多いと思うので、1年生も本当に自信を持ってやってほしいかなと思います。
-春関に向けてのチームとしての目標は
本戦に出た選手がまずは岐阜に行けること。インカレ予選でもいいので、本当にしっかり引っかかれることというのはまず一つあげて上に話していて、やっぱりシードの選手であったり上を目指せる選手じゃなくても、鈴木(=鈴木保貴)(スポ3)、楠原(=楠原悠介)(経3)、とかシングルスでも上を目指せる選手はいると思っているので、そういう選手達がしっかりと本戦にストレートインできるような結果を残してほしいかなと思います。やっぱりリーグ戦に繋げられるかというところだと思うので、ダブルスで結果を残すことを毎年重視していて、「あっ、法政のダブルスやっぱ強いな」って印象付けられればいいなと思います。春関からシングルスもダブルスもリーグ戦に繋がるところだとは思うので、ダブルスからしっかりやっていきたいなと思います。
-ご自身の今季の調子はいかがでしょうか
就活をやりながらの状況だったので、いろいろ心配なところはあったんですけど、まぁとりあえず(春関の)ダブルスは本直でシングルスが二次予選からで、シングルス上がれるかなと心配ではあったんですけど、一応上がれてまぁ悪くはないという感じですかね。本当にしっかりまず一個ずつ勝ち上がっていくことかなと思います。
-応援してくれている方へメッセージをお願いします
やっぱり毎年王座優勝を目指してやってきている中で僕自身も1年生から3年間リーグ戦は4位という結果で、本当に今年こそ王座で優勝できるチームにしたいと思っていますし、そういう選手も部の環境としても整っていると思うのでぜひ期待していてください!また本当にいろんな方々に応援に足を運んで下さると非常に嬉しいと思っているので春関から夏までいい結果を残せるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。
慕われる主将となり、王座を目標にチームを引っ張っていく小谷野
前崎直哉(経4)
ー昨年を振り返って
春関は単複どちらも初戦で負けてインカレ予選は勝ち上がれて感覚的にはいけそうな手応えだったんですけど全体的にあまりうまくいかなかった1年でした。
ー今季の調子は
3月に出たフューチャーズで強い相手ともそこそこやれたのでいけそうな雰囲気はあります。
ー春関に向けて取り組んでいることは
全体重乗せフォアハンドクロスカウンターという新しい技を今練習していてだんだん仕上がってきています。
ー具体的にどういう技ですか
動きながらてフォアのクロスにカウンター気味にはやいボールを打つというショットです。
ー新しく入った1年生の印象は
春関の本戦に1人しか上がれなくて残念だったんですけどここから頑張ってくれると期待したいと思います。
ー今季の目標は
後半年で引退なのでしっかり結果を残してチームを引っ張っていけたらと思います。
ー応援してくれる方に一言メッセージをお願いします
今年法大テニス部が100周年でOB含めたくさんの人たちが応援してくれると思うのでその方達の期待に応えてられるように頑張ります。
小見山僚(スポ4)
ー昨年を振り返って
昨シーズンはインカレのダブルスは良かったんですけどそれ以外はよくなかったのでまずは今シーズンは今回の春関でダブルスはインカレ本戦を決めてシングルもインカレの予選、そして本戦をしっかりと決めたいと思います。
ー今季の調子は
この前の試合でベスト4に入れたので悪くはないかなと思います。
ー春関に向けて取り組んでいることは
毎日10㎞走っていること、悪い部分の修正、そして試合に向けての心構えです。基本的にはいつも通りです。
ー春から入った1年生の印象は
今年の1年生はしっかり打てる人が多いので、春関は本戦に1人しか上がれなかったんですけど大学でしっかり練習して実力がついてくれば全員が化けるかなという期待はしてます。
ー応援してくれる人たちへ一言メッセージをお願いします
OB、後輩、同期、家族などみんな応援してくれているのでダブルスはもちろん、今年が最後の年なのでシングルスも成績残してリーグでも単複出れるように頑張るので応援よろしくお願いします。
藪巧光(経3)
ー昨年を振り返って
最初の春関で出遅れてしまったんですけど、夏と新進で挽回はできたけれど今年は春関からしっかり勝てるように頑張っていきたいです。
ー今季の調子は
今までシードではなかったので調子の良し悪しで言えば良いと思っています。でも自分が守りに入った時に調子が悪くなることは目に見えているのでそこが課題です。
ー新進から実戦での手応えはありますか
シングルスで優勝してから、相手も警戒されて相手も思い切りプレーしてきて負けた試合もあったので、春関も(状況としては)同じだと思います。チャレンジャーとしての気持ちを忘れずにしっかりやっていければ大丈夫だと思います。
ー春関に向けての取り組みは
サーブの強化です。新進の時にサーブがすごく調子が悪くなってしまって。入れにいくサーブで新進は戦ったんですけど春関はコースとか球種とかなどにおいて攻めのサーブができればと思います。
ー今年の目標は
インカレで勝ちたいです。シードになったから守りに入って結果が出ないのは良くないのでしっかり攻めていきたいです。
ー応援してくださる方へ一言メッセージをお願いします
今年1年結果を出していきたいです。王座目指して頑張ります!
新進シングルス優勝を果たした藪(左)とインカレダブルスベスト4となった小見山
鈴木保貴(スポ3)
ー昨年を振り返って
1年の時は国体で準優勝、そしてインカレで準優勝できたのに対して昨年は国体もでれなくてインカレもあまり良くなかったので今年は頑張ろうかなと思います。
ー今季の調子は
いいです、絶好調です。
ー春関に向けて取り組んでいることは
1試合1試合緊張感もってプレー出来るようにするために毎日の練習を試合だと思って緊張感をもって練習しています。
ー新入生の印象は
今回の春関の予選を突破したのがシングルスの大野(文也)だけで少し残念だったんですけど、みんな練習が好きで全体練習が終わった後も残って練習してるのでそのうち頑張ってくれるのかなと思います。
ー今季の目標は
今回の春関でシングルスでしっかりインカレ本戦出場を決めてインカレ本戦までしっかり力をつけてなるべく勝ち上がれるところまで勝ち上がりたいと思います。ダブルスはペアも同じ高校だった藤井(=藤井俊吾)(社3)で長いこと共にプレーをしてるので優勝目指して頑張りたいと思います。
ー応援してくれる人たちへ一言
自分のために遠征費などさまざまなことで金銭的に負担をかけている家族やOBの方達などに対して自分は結果でしか恩を返せないのでしっかり結果を残せるように頑張ります。
新しい技を練習し更なる飛躍を目指す副将の前崎(左)と今季絶好調だと語りインカレへの期待が高まる鈴木
藤井俊吾(社3)
ー昨年を振り返って
昨年はダブルスしか本戦に上がれていないので、今年はそれ以上の結果が残せるように頑張りたいと思います。
ー現在の調子と今季の目標は
調子はいつも通りです。目標は単複でインカレに出ることです。
ー新進では賀川選手と組み準優勝を成し遂げましたが現在の取り組みは
シングルスの練習に力を入れています。サーブの練習を増やしました。(ゲームの)立ち上がりを意識しています。サーブやリターンです。
ー新1年生の印象は
みんな普通に上手だと思います。期待しています。
ー最後に応援してくださる方へ一言お願いします
インカレ行きます!頑張ります!
楠原悠介(経3)
-昨年を振り返っていかがでしたか
昨年は具体的にダブルスでしか結果があまり出ず、春関のシングルスでまず予選を勝ち上がることができなかったので、そこでダブルスにしか集中できなかったので今年は単複どちらも頑張りたいなぁと思ってます。
-春関に向けて取り組んでいることはありますか
フォアハンドがちょっと苦手意識があるので、そこでちょっとフォアハンドをずっと考えて練習して、今いい感じになってきているので、それが試合でしっかりと発揮できるかそこが重要ですかね。
-今季の目標は
シングルスではまた春関でしっかり本戦の切符を手に入れてインカレでもしっかり勝てるように頑張って行くこととダブルスでは去年インカレベスト4だったのでそれ以上の結果を取りたいので決勝まで行って優勝してみたいです。
岡垣光祐(経2)
-昨年を振り返って
昨年は、実際、大学のテニスが始めてだったので、すごい様々な大会に出ることができ、いい経験ができたかなと思います。今年にすごく繋がるような1年間だったかなとは思っています。
-今季の調子はいかがでしょうか
まず、この間JTA主催のプロの人とかも出ている東京オープンの大会(東京オープン選手権大会)で、(シングルスにて)優勝することができて、ダブルスも決勝戦まで行けて今年からダブルス1年目からあまり勝つことができなかったので、シングルスだけでなくて単複でいけるようにいい流れができたかなと思っています。単複勝つことが結構大変なので、でもその大会でシングルスは優勝で、単複で決勝行くことができた大会があったので、すごいいい流れができてよかったなと思っています。
-今季の目標は
まず去年できなかったので、学生大会で優勝することが次の目標であって、でもそれだけじゃなくて、チームとしては王座優勝することが目標になっているので、それをするために自分がチームに貢献できるように、できれば単複で活躍できたらいいと思っているんですけど、まずいまは自分の立ち位置的にはシングルスでしっかり確実に一本取って帰れるようにしたらいいかなと思います。
左から、東京オープン選手権大会にてシングルス優勝ダブルス準優勝の岡垣、インカレダブルスベスト4の楠原、副将の前崎
柚木武(スポ2)
-シングルスベスト4に入った新進を振り返って
偶然という感じでした。冬で追い込んだのでそのトレーニングの結果が出ました。それは良かったという感じでした。
-今季の調子はいかがでしょうか
良くもなく悪くもなくぼちぼちです。
-新1年生の印象はいかがでしょうか
みんな強いと思うんですけど、でも今回春関あまり1年生は上がれず残念という感じです。
-今年度の目標は
とりあえず頑張って単複共に本戦へ行けるようにしたいと思います。頑張ってリーグ戦で使ってもらえるように春関を頑張ります。
賀川稜太(社2)
ー昨年を振り返って
1年目は正直こんなかんじかなと思っていました。けれど最後の大会だった新進で藤井さんと組ませて頂いて、本戦へ行ければいいなと思っていたんですけど決勝まで進むことができました。だから去年は自分としてはテニスの価値観が変わったような1年でした。
ー新進後何かご自身として変えたことは
新進のダブルスではサーブをそこまで強く打たなくても勝てたんですけど、(新進後の大会では)格上の選手と対戦してみると、良いサーブがないと通用しないと思いました。なのでサーブとリターンを少し変えました。この前東京オープン(東京オープン選手権大会)という大会で岡垣と組んで決勝まで進めたのである程度練習の成果は出た気がします。
ー今季のご自身の目標は
まず春関があるので、インカレ本戦にダブルスで出場するということと、今年の目標としてシングルスで学生大会で本戦に残ることです。
ー新1年生の印象は
僕たちの同期は結構キャラが濃くて個性が強い人間の集まりだと思ってます。今年の1年生を見ていると良い意味で落ち着いてる学年だと思います。春関の予選も1年生は1人だけ本戦に残れたんですけど、その他の子達も含めてポテンシャルが高い学年だと思います。これから上級生が抜けたら僕たちが引っ張っていかないといけないので、みんなで頑張って行ければと思います。
ーダブルスのペアはまだ模索状態ですか
そうですね、今回は小谷野さんと組みますしまだ固定は出来ていませんね。リーグを目指していかないといけないので、まずはリーグ戦でメンバー入りすることを目指しています。
ー最後に応援してくださる方へメッセージをお願いします
僕自身声出して精一杯頑張るので、勢いよく頑張りたいと思います!
大野文也(スポ1)
ー法大に進学した理由は
もともと入学を決める前に練習に参加させて頂いて。雰囲気だったり練習をする環境がすごく良いなと思ったので入学しました。
ー具体的に法大テニス部の雰囲気は
お互いに教え合うことができる環境だったり、活気があったりしたので(法大に)決めました。他大の練習にも参加させて頂いたんですけどやっぱり法政が一番自分に合うと思いました。
ー大学生活の過ごし方は
1人暮らしをしています。高校の時も寮生活をしていて生活をすることは結構慣れているので普通に楽しいです。学校は高校と違って授業とか大変なことが多いんですけどなんとかやっていけたらと思っています。
ーテニス人生で最も印象に残っている場面は
ひとつ悔しかった記憶として残っているのは高校の最後のインターハイです。ベスト8で負けてしまって。自分はダブルスで出場したんですけど自分のペアが勝てれば次へ進めるという状況だったので、すごく悔しかったです。
ー大学で掲げている目標は
高校の頃はあまり結果が残すことができなくて。けれど大学では結果を残したいと思って今回はじめての春関ですが本戦に残ることができました。本戦でも勝ち進まないとだめなんですけどとりあえず(本戦に)残れてほっとしています。
ーご自身のプレーのアピールポイントは
サーブとフォアです。ストロークではフォアへ回り込んで打つことが好きです。サーブでは制球が結構得意な方なので相手を崩していきたいです。
ー大学1年目としての目標は
インカレに出場することです。あとはメンバーに何とか入って王座に向けて少しでもチームに貢献したいです。
ー最後に応援してくださる方へ一言メッセージをお願いします
(春関の)予選でも同期が結構応援してくれてすごく嬉しかったです。自分も(仲間を)応援しますし、仲間や先輩方の力を借りて頑張っていきたいです。
春関本戦に1年生の中で唯一残り強豪校の元キャプテンの意地を見せた大野(左)と新進ダブルス準優勝、東京オープン選手権大会ダブルス準優勝を果たした賀川