【硬式野球】東京六大学野球春季リーグ戦 第7週 明大1回戦 9回表に同点に追いつかれるも9回裏2死から今季好調中村浩の一打で劇的なサヨナラ勝利!『血の法明戦』の初戦を白星で飾る!!
東京六大学野球春季リーグ対明大
2018年5月26日(土)
神宮球場
『血の法明戦』の初戦。今まで第一先発だった菅野秀哉(キャ4)に代わり高田孝一(法2)が初戦の先発を務めた。高田が立ち上がりから落ち着いたテンポの良い投球で明大打線を無失点に抑えると、その裏打線は幸先よく2点を先制。その後も順調に得点を重ね8回終了時で5-2に。9回に明大打線の猛攻を受け一時同点に追いつかれるも、最後は中村浩人(営4)がサヨナラの一打を放ち初戦をものにした。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
明 大 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 5 | 9 | 0 |
法 大 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1× | 6 | 13 | 0 |
(明大)伊勢、森下暢、●髙橋裕(1敗)、磯村、竹田-氷見、篠原、清水風
(法大)高田、朝山、〇三浦(1勝)-中村浩
[本塁打]宇草1号ソロ(2回=伊勢)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手 | 打 | 安 | 点 | 打率 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (7) | 毛利 | 3 | 1 | 0 | .167 | 三振 | 四球 | 中前安 | 四球 | 三振 | ||||
7 | 大西千 | 0 | 0 | 0 | .167 | ||||||||||
2 | (4) | 相馬 | 5 | 2 | 0 | .289 | 三振 | 二安 | 中飛 | 右前安 | ニゴロ | ||||
3 | (8) | 向山 | 4 | 3 | 2 | .364 | 右翼線二安 | 四球 | 三併殺打 | 右前安① | 右前安 | ||||
R | 斎藤 | 0 | 0 | 0 | .000 | ||||||||||
4 | (3) | 中山 | 5 | 1 | 1 | .370 | 右前安① | 三ゴロ | 三ゴロ | 捕邪飛 | 左飛 | ||||
5 | (5) | 福田 | 5 | 3 | 1 | .282 | 中越え二安① | 右飛 | 中前安 | 遊ゴロ | 左前安 | ||||
R | 杉村 | 0 | 0 | 0 | .000 | ||||||||||
6 | (2) | 中村浩 | 5 | 1 | 1 | .432 | ニゴロ | 三ゴロ | 中飛 | 三振 | 中前安① | ||||
7 | (9) | 宇草 | 4 | 1 | 1 | .200 | 左越え本① | 左飛 | 中飛 | 三振 | |||||
8 | (6) | 川口凌 | 3 | 0 | 0 | .175 | ニゴロ | 死球 | 一ゴロ | 捕邪飛 | |||||
9 | (1) | 高田 | 3 | 1 | 0 | .273 | 右翼線二安 | 三振 | 三振 | ||||||
1 | 朝山 | 1 | 0 | 0 | .000 | 三振 | |||||||||
1 | 三浦 | 0 | 0 | 0 | — | ||||||||||
計 | 38 | 13 | 6 | .267 |
投手成績
回 | 球数 | 打者 | 安 | 振 | 球 | 責 | 防御率 | |
高田 | 7 1/3 | 136 | 30 | 5 | 4 | 5 | 2 | 3.45 |
朝山 | 1 1/3 | 35 | 8 | 3 | 1 | 1 | 3 | 4.50 |
三浦 | 0 1/3 | 8 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5.14 |
計 | 9 | 179 | 40 | 9 | 5 | 6 | 5 | 3.47 |
ベンチ入りメンバー
10 | 向山基生(営4=法政二) | 22 | 古山侑杜(社3=法政二) | 25 | 清水俊作(文3=佼成学園) |
13 | 高田孝一(法2=平塚学園) | 27 | 中村浩人(営4=多良木) | 37 | 中山翔太(人4=履正社) |
14 | 朝山広憲(法3=作新学院) | 2 | 川口凌(人4=横浜) | 41 | 杉村泰嘉(文2=広島新庄) |
16 | 石川達也(キャ2=横浜) | 3 | 相馬優人(営3=健大高崎) | 1 | 大西千洋(営4=阪南大) |
17 | 菅野秀哉(キャ4=小高工) | 5 | 原田寛樹(法4=春日部共栄) | 8 | 斎藤卓拓(社4=大宮西) |
19 | 河野太一朗(文4=法政二) | 6 | 福田光輝(人3=大阪桐蔭) | 9 | 毛利元哉(法3=愛工大名電) |
21 | 森田駿哉(営4=富山商) | 7 | 小林満平(法4=中京大中京) | 28 | 宇草孔基(営3=常総学院) |
26 | 三浦銀二(キャ1=福岡大大濠) | 23 | 安本竜二(営3=静岡) | ||
20 | 鎌倉航(法4=日本文理) | 24 | 佐藤勇基(法2=中京大中京) |
リーグ戦結果(5/26現在)
立大 | 明大 | 慶大 | 早大 | 法大 | 東大 | 試合 | 勝 | 負 | 勝点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
立 | ―― | ○● | ○●● | ○○ | ○△○ | ○ | 12 | 7 | 4 | 2 | .636 |
明 | ●○ | ―― | ●○● | ●○○ | ● | ○○ | 12 | 7 | 5 | 3 | .583 |
慶 | ●○○ | ○●○ | ―― | ○○ | ○○ | 10 | 8 | 2 | 4 | .800 | |
早 | ●● | ○●● | ―― | ○●○ | ○○ | 10 | 5 | 5 | 2 | .500 | |
法 | ●△● | ○ | ●● | ●○● | ―― | ○○ | 11 | 4 | 6 | 1 | .400 |
東 | ● | ●● | ●● | ●● | ●● | ―― | 9 | 0 | 9 | 0 | .000 |
戦評
未だ勝ち点1のまま迎えた法大の今季最終カードは明大との『血の法明戦』。優勝の可能性が残る明大にとっても、何としても意地を見せ今季を良い形で締めくくりたい法大にとっても負けられない戦いが幕を開けた。
法大の先発はここまでカード初戦で先発に起用されていたエース菅野秀哉(キャ4)ではなく、これまでの全カードで第二戦の先発を任されていた高田孝一(法2)。前回登板で9回途中2失点と安定した投球を見せていただけに、今日の投球にも大きな期待が寄せられた。序盤3回までは四球を2つ出したものの、明大打線を無安打に封じ込める好投を見せる。
一方法大打線は主将向山基生(営4)の「試合の入りを大事にしよう」という言葉通り、初回に2死から向山の二塁打を含む、中山翔太(人4)、福田光輝(人3)のクリーンアップの3連打で鮮やかに先制に成功する。2回には今季初スタメンで起用された宇草孔基(営3)が初球の変化球を完璧にとらえ、今季初安打となる左越え本塁打を放つと、投手高田の右翼線への2塁打や四球などが絡み、さらに追加点を奪うことに成功。宿敵相手に主導権を握った。
しかし4回、ここまで好投していた高田が1死から4番逢澤崚介に初安打を許すと、これを皮切りにエンドランを絡めた明大打線の攻撃を前に1点を返されてしまう。その後の高田は安打を許しながらも力のこもった直球を中心に安定した投球を披露。好投に応えたい打線は6回、2死からこの試合1番で起用の毛利元哉(法3)がストレートの四球で出塁すると、2番相馬優人(営3)の右前安打で好機を拡大。続く3番の向山が勝負強さを発揮し一、二塁間を破る適時打を放ち、リードを4点に広げた。
援護をもらった高田がこの日最大のピンチを背負ったのは8回。7回終了時点で球数が110球を超えており、多少球威に陰りが見え始めていた。先頭打者を相馬の好守に助けられ打ち取ったものの、上位打線に3連続四死球を与え、満塁のピンチを背負ってしまう。ここで高田は降板。2番手で朝山広憲(法3)をマウンドへ送る。変わった直後の4番逢澤を相手に3ボールとカウントを悪くするも球威で押し切り右犠飛、続く越智達矢を三ゴロに打ち取り、この回のピンチを最少失点で切り抜けた。
7、8回を3者凡退に抑えられ、3点リードで迎えた9回。朝山が回をまたいで試合を締めくくるべくマウンドへ上がった。しかしこのまま終わらないのが『血の法明戦』。1死から安打と四球でピンチを広げられると、代打平塚大賀に適時打を浴び2点差。さらに途中出場の小泉徹平の打球は遊撃手川口凌(人4)のファンブルを誘い内野安打となり1点差。3番渡辺佳明を迎えたところで代わったルーキー三浦銀二(キャ1)も流れを止められず適時打を浴び、ついに同点に追いつかれてしまう。
延長のないプロ野球との併用日のため最終回となる9回裏。「引き分けにするつもりは全く無かった」と1死から向山がこの日猛打賞となる意地の右前安打で出塁すると、中山の凡退を挟んで、福田がフルカウントからこちらも猛打賞となる痛烈な左前安打でつなぐ。ここで迎えるは、今季打撃好調ながら今日は未だ快音が無い中村浩人(営4)。「ここで回ってくるのは持っているな」と気持ちに余裕をもって打席に向かった。1ボールからの2球目、振りぬいた打球は二遊間の頭上を越え中前へ。2塁走者が生還し、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
終盤までリードしながら土壇場で追いつかれる苦しい展開をものともせず、最後まで粘り抜き初戦をものにした法大。そこに以前までの勝ち切れないチームの姿は無かった。今季最終カードを2連勝で締めくくることができるか。更なる真価が問われる明日の試合もますます目が離せない。
(文:湯浅駿、写真:尾崎崚登)
クローズアップ:宇草 孔基
向山基生(営4)、中山翔太(人4)以外の外野手が定まらない今季の法大。試合ごとに外野の選手が変わっていく中、今日は宇草孔基(営3)が今季初の先発出場。好調の明大先発、伊勢大夢からリーグ戦自身初となる本塁打を放ち、第1打席からその起用に応えた。
2015年U-18日本代表として鳴り物入りで入学し、1年春からリーグ戦に出場した宇草。昨春には当時の2年生で唯一開幕戦の先発メンバーに名を連ね、打線の主軸を担っていくことを期待された。しかし、その期待とは裏腹に出場3試合での安打数は0。代打でも結果を残せず、ついにベンチ入りメンバーからも外れた。昨季も試合出場は無し。そのような悔しさの中で今季に照準を合わせ力を注いできたのは、打つタイミングをしっかり取ること。肩の開きを抑え、上半身の力に頼らないことを意識付けてきた。自分のスイングを徹底し、継続することでその取り組みは実を結び、今日、復活の一発が生まれた。
試合後、宇草は「試合に出続けて、1番打者としてチームに勢いを与える選手になる」と今後の目標を語った。走攻守全てが持ち味の宇草にとって1番という打順が最も理想的であるのは間違いない。再び神宮に戻ってきた法大のリードオフマン。ここから巻き返し、一度失ったレギュラーの座を奪い返してみせる。
(渡辺詩織)
選手インタビュー
向山 基生 主将
ー今季ラストカードの明大戦ですが試合前の意気込みは
明大は優勝もかかっていて、うちは試合の入りの部分で失敗し続けてしまっているので、試合の入りだけを意識しました。
ー初回にチーム初安打、先制点にもつながる二塁打で出塁しました
本当は追い込まれる前に打ちたかったんですけど、そこからしぶといバッティングができたと思います。
ー序盤から4点を取りリードを広げましたが、打線を振り返って
なかなか序盤からリードできる試合がこれまでなかったので、野手陣は踏ん張ることができたと思います。明日以降にもつなげていきたいです。
ー先発の高田投手の投球を見て
本当に安定した投球をしてくれていて自分たちも守りやすいですし、高田の良い投球も打線につながったかなと思います。
ー同点に追いつかれた最終回は9回1死から安打で出塁しましたが、どのような気持ちで打席へ
四球でも死球でも良いので、とにかく塁に出ようという、そういう気持ちしかありませんでした。
ー中村浩選手のサヨナラ適時打をご覧になって
最初から打ってくれると思いましたし、良いところに打っていってくれたので、すごくうれしかったです。
ーベンチの雰囲気は
押せ押せで、今日はプロ併用日だったので引き分けにするつもりは全くなかったので、すごく良い雰囲気だったと思います。
ー見事勝利で終えましたが、今日の試合から次戦につなげたいことは
野球の流れの部分で、(法大が)8回に三者凡退になってから追いつかれたというのもありましたし、もっと皆が野球を勉強していかないといけないなという部分ですかね。今日は9回表で勝ちきれる試合だったと思うので、そういう粘りどころの強さというのを突き詰めていきたいと思います。
ー明日は『血の法明戦』勝ち点に向けた試合となります。意気込みを
今日は今日で切り替えて、余韻に浸っている場合ではないので、絶対に連勝したいです。
中村 浩人 捕手
ー今日の試合を振り返って
理想は9回表で勝ちきりたかったですけどできなかったので、そこは悔しいですね。高田に勝ちをつけてあげられなかったので申し訳ないなという気持ちはありますが、最後なんとか勝てたので良かったです。
ー今日の明大戦初戦は高田選手が先発起用されましたが、リードの面で意識したことはありますか
高田はコントロールが良いのでしっかりストライス先行でいければというのは頭にありました。
ー高田選手の調子は球を受けていてどうでしたか
良かったと思います。球種は偏らないように気をつけましたけど、真っすぐを有効に使えたと思います。
ー9回に3点差を追いつかれる展開となりましたが、要因としては何が挙げられる
勝ち切れないチームの未熟さだと思います。あそこで粘り勝てたら良かったですが、それができないのがまだまだ課題なのかなと思います。
ーサヨナラ打を放ちチームを勝利に導きましたが、どのような気持ちで打席に入りましたか
福田がつないでくれたので、ここで回ってくるのは今日持ってるなぁと思ったんですけど(笑)。なんとか打てて良かったです。
ー苦しい展開の中、明大に勝ちきりましたが、チームとしては何を意識した
向山が今週の練習から試合の入りを大事にしようと言っていたので。しっかりチーム全体がそれを意識して、序盤の初回、2回に得点できたのが大きいと思います。
ー自身は首位打者などのタイトルも十分狙える位置にいると思います
首位打者というのはかなり意識しているんですけど、打撃でチームに貢献するというのと、キャッチャーとしての仕事をしっかりする事を心掛けたいです。
ー最後に明日の試合に向けて意気込みをお願いします
絶対勝ちます。
宇草 孔基 外野手
ーサヨナラ勝ちを収めました
とりあえずチームが勝って良かったです。
ー中村浩選手の後ろの打順でしたがどのような気持ちでしたか
打ってほしいと思っていましたけど、自分に回ってくるということを常にイメージしてしっかりタイミングを合わせていました。
ー個人としては昨春ぶりの先発出場でした
ずっと試合に出られなくて悔しかったんですけど、チャンスはあると思って諦めずに準備を続けてこられたので、とりあえず1本出て良かったかなと思います。
ー試合前に心がけたことは
チームとして「入りからしっかり攻めていこう」ということを徹底していたので、入りからベストになるようにアップから意識しました。
ー2回にはリーグ戦初本塁打が出ました
打った球種はチェンジアップだと思います。もともと狙っていたわけではないんですけど、良いボールを打っていこうと思ったのと、ショートの頭を意識した結果がホームランになってくれたので良かったです。
ーしばらく試合出場がありませんでした
この春はオープン戦始まってけがしていて出遅れてしまったんですけど、(リーグ戦の)開幕に間に合わなくて悔しかったですね。
ーリーグ戦出場に向けて取り組んできたことは
走攻守すべてなんですけど、特に守備面を頑張ってきました。
ー明日の試合に向けて
今日こういう良い形で勝てたんですけど、勝ち点取らないと意味が無いのでもう1回気を引き締めて、明日また勝てるように入りから全力でやっていきます。
福田 光輝 内野手
ー今日の試合を振り返って
早稲田戦くらいから自分の当たりも止まっている部分もあったので、もう思い切っていこうと。強い気持ちを持っていこうと1打席目から入りました。
ー早大戦は不振気味でしたが見直した部分は
技術的なことはあまり見直していないんですけど、気持ちの面でしっかりピッチャーに向かっていくことが大切かなと思ったので、そこを調整したというか、しっかり気持ちの部分でピッチャーと対戦しようと思いながら練習からしました。
ー初回は流れを作る2点目の適時打を放ちました
監督にも先週の試合が終わってから色々アドバイスをもらっていて、打席に入る前にもネクストで監督から「初球を良い形でスイングしていけ」という言葉をもらったので。(打てた理由の)一番は中山さんが先に打って1点取ってくれたというのが。先制タイムリーを挙げてくれたことで気持ちが楽になったので、中山さんに打たせてもらったヒットかなと思っています。
ー9回表に同点まで追いつかれましたがベンチではどういう話があった
同点にされて、いつもだったら5-5で終わっているところだと思うんですけど、「なんとかして1点取ろう」という言葉もベンチから出ていたので、それが結果につながったんじゃないかなと思います。
ー福田選手が倒れたら試合終了の場面での打席でしたが、どういう気持ちだった
ランナーも一塁にいましたし、ツーアウトなので、正直自分で決めてやろうと思っていました。ですけど、ツーストライクになったのでそこは意識を変えて逆方向という意識で打てたので良かったです。
ー中村浩選手のサヨナラ打をベンチで見ていて
浩人さんも今日は(9回まで)当たりがなかったんですけど、そういう(場面で)打ちそうな雰囲気はありましたし、サヨナラ打を自分は打てなかったので、浩人さんが打ってくれて良かったです。
ー明日は勝ち点のかかった試合になりますが、どのように臨みたいですか
自分たちはもう優勝がないので、『勝ち点を取る』というより『必ず秋につながるように』。その中でしっかり勝ちにこだわって、しっかりワンプレーワンプレーを大切にやっていけたら良いなと思います。
高田 孝一 投手
ー今日の試合を振り返って
最終戦で初戦を任されたというのもあって、意気込んで試合に入れたので、それが今日のピッチングにつながったと思います。
ー初戦で先発することはいつ告げられたのか
前日の夜に監督から伝えられました。いつも通りやるだけだと思って臨みました。
ー今日の調子は
審判の(ストライク)ゾーンが少し狭いというのがありましたが、しっかり先頭を切れたのと、テンポ良く投げることができました。8回のフォアボールが痛かったので、そこは直していきたいと思います。
ー序盤に援護を4点もらう形となりました
4点の援護をもらったので、気を入れるところはしっかり入れるというのと、あとは余裕を持って投げられたので、それは良かったと思います。
ー4回に3連打を浴びて失点を喫しました
上位打線だったので、しっかり切り替えて1点で抑えられたのが良かったと思います。
ー併殺打でピンチを切り抜けましたが、振り返って
取れるところでしっかりと取れたというのは大きかったです。低めに投げ切れて良かったと思います。
ー好投を続けてきた中、8回に3つの四死球を与えて降板となりました
不本意な形で、ランナーをためて次に託してしまったので、そこを何とか自分で抑えられるような力だったり、信頼というのをもっと付けていきたいと思います。
ー結果は8回途中2失点、勝ち投手にはなれませんでした
欲を言えば勝ちたかったですけど、初戦をいつも落としてしまっていた中でチームが勝てたので、それが一番良かったと思います。
ー今日はご両親と高校時代のチームメイトが応援に駆けつけました
やはり応援してくれる人がいてとても心強いので、今日は勝てて良かっと思います。
ーチームは劇的な勝利を飾りました
今日は何かやってくれると思っていたので、勝てて良かったです。
ー次戦に向けて意気込みをお願いします
勝ち点を取ることが目標なので、しっかり緩まずに、明日も勝ちたいと思います。
フォトギャラリー
- 初の第一先発を任された高田
- 先制の適時だを放った中山は一塁コーチャーの大西千洋(営4)とハイタッチ
- 2回にリーグ戦初となる本塁打を放った宇草
- 6回に適時打を放った向山
- 9回裏2死から打線をつないだ福田
- サヨナラ打を放った中村浩
- 生還した斎藤卓とベンチから飛び出した選手たち
- サヨナラ打を放った中村浩に駆け寄る選手たち