【企画】新人特集 法大を背負う未来のスター候補を発掘せよ!!!俺たちが選ぶイチ押しNO.1ルーキー 〜フェンシング部編〜
新人特集 ~フェンシング部編〜
2018年7月27日(金)
法大体育会を熱くする金のタマゴたちを見つけ出せ!新時代を担う1年生ルーキーたちをスポホウ記者がご紹介。もうすでに春で大活躍を見せた大物ルーキーから、まだ試合には出場していないものの近い将来ブレイクが期待される選手まで。この春、法大に入学してきた1年生ルーキーのこれからの活躍を見逃すな。
新人特集:稲野邉南
チームに勝利と笑顔を届けるニューヒロイン
法大フェンサーからニューヒロインが誕生した。関東学生リーグ戦女子サーブル団体で唯一全試合に出場し、1年生らしからぬエース級の活躍を見せた稲野邉南(国文1)だ。専大戦ではこの種目のエースである高嶋理沙(国文2)を欠いた状況の中、45-43と接戦を制した。1本1本に集中していた稲野邉の真剣な顔つきは勝利の瞬間、満面の笑みに変わった。
稲野邉がフェンシングに出会ったのは小学生の時だった。「競技で使う剣がかっこいいと思った」と語るように、気づけばフェンシングにのめり込んだ。高校時代にはジュニア・カデ アジア選手権に出場するなど国際試合も経験。実力もお墨付きだ。
そんな稲野邉がリーグ戦後に語ったのは初めて法大の一員として挑んだ団体戦の楽しさだった。「法大のチームメンバーとして戦えることがうれしかった」。プレー中には、ベンチから真剣に稲野邉のプレーを見守る仲間の姿があった。試合間には互いにプレーへの助言をしあうなど、個々の意見もチームの勝利に結びついた。個人競技という印象が強いフェンシング。個人戦では自分の力で勝利をつかみ取らなくてはならない。それに対して仲間と共に挑むことのできる団体戦の経験は稲野邉自身、今後の競技生活をするうえで大きな後押しになるだろう。
「日本一になりたい」。鮮烈なデビューを飾った後に、大きな目標を掲げた。法大フェンサー稲野邉のさらなる飛躍に注目だ。
(文:梅原早紀)