【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ 優勝パレード・祝勝会 12季ぶりの優勝の喜びを多くのファンと分かち合う
優勝パレード・祝勝会
2018年11月19日(月)
薩埵ホール他
東京六大学野球秋季リーグ戦優勝に伴って、優勝パレードと祝勝会が行われた。小雨の降るときもあったが、パレードでは沿道にたくさんのファンの方が駆けつけ、祝勝会も満員状態。全員で野球部の12季ぶり45回目の優勝を祝った。
現場レポート
優勝パレード
パレードの出発前は、オール法政神宮友の会の方より青木久典監督(ユニフォーム着用手前)と向山基生主将が花束贈呈を受けました。
17時半になり、応援団を先頭に正門前を出発しました。(1枚目:チアリーディング部、2枚目吹奏楽部)
青木監督は田中優子総長らとともにオープンカーに搭乗し、出発です。笑顔も見えました。
野球部の選手たちも向山主将を先頭に行進しました。今回は残念ながら雨の影響もあり、選手のオープンカー搭乗は中止となってしまったため歩いての1時間20分のスタートです。
途中、お店の中やマンションのベランダなどからも声援が聞こえ、手を振ってくれる方もいました。(写真は、お店からの声援に応える選手たち)
沿道に詰めかけたファンの方と握手したりハイタッチする場面も多く見られました。ゆっくりとした行進だったので、途中沿道の方をお話をする場面も。(1枚目:ハイタッチしようとする小林㊧、2枚目:ハイタッチに応じる中村浩㊧と小林、3枚目:ハイタッチに応じる川口凌(手前)と斎藤卓、4枚目:沿道の子供と話す部員)
神楽阪では、記念撮影も行いました。写っていないですが、後ろにはたくさんパレードに参加してくださった方もいらっしゃり、選手からは「たくさんいる!すごい!」など歓声があがっていました。
たくさんのファンの方に祝福されたパレード。笑顔溢れる時間となっていました。
パレードの写真は、フォトギャラリーにも多数掲載しております。お楽しみください。
祝勝会
19時15分からは外濠校舎6階の薩埵ホールにて盛大に祝勝会が執り行われました。
ユニフォームを着用した選手たちが壇上に上がり、ファンの方へ報告を行いました。
まず、田中優子総長が祝福の言葉が述べられました。(※下記コメントは一部抜粋しております)
「応援団の方々、本当にありがとうございました。そして、自動車部、神楽坂の皆様、パレードを主催していただいた方々、その他多くの方々、それからいつも応援にかけつけて下さった校友会、後援会の方々、そしてファンの方々。本当に皆様の力でこの優勝と今日の優勝パレードをすることができました。6年ぶりだそうです。私はグラウンドで戦ったわけではないのにオープンカーに乗せて頂いて(笑)。なんだか申し訳ないような気がしておりました。でも皆様、やはり何よりもこの成果は選手の皆さんのものです。私がこれ以上話すことはありません。とにかく、選手の皆さん、ありがとうございました」
続いて青木監督も挨拶を行い、その後は壇上に上がった選手一人一人の紹介が行われました。選手紹介では、ユーモアも交えつつ、選手へ感謝とねぎらいの言葉が述べられました。(※掲載文章は、監督挨拶より抜粋しております)
「本日はこのような盛大なパレードと祝勝会の方を催していただきまして誠にありがとうございました。また、お足元が悪い中、この会場にこんなにたくさんの方々に来ていただいて本当に感動しております。本当にありがとうございます。優勝までの6年間、本当に苦しかったです。いつになったら優勝できるのかなと思いながら日々練習してきました。ただ、ここにおります壇上のメンバーとここにおります157名の選手達が本当に日々汗水を流し、4年生中心に結束をして、優勝を実現してくれました。本当に彼らの力だと私は思っています。今後私たちに求められているものはアマチュア野球界をしっかりリードすることだと思っておりますので、来春も優勝して、皆さまとこの場でまた喜びを分かち合いたいと思っております。今後ともご支援、ご声援のほどお願い致します」
向山主将も壇上でファンの方、監督へ感謝の気持ちを述べました。
「本日は忙しい中、またお足元の悪い中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。また、日頃より、神宮球場にて応援してくださる皆様、本当に感謝申し上げます。おかげさまで我々野球部は12季ぶり45回目の優勝をすることができました。我々法政大学野球部は「エリート集団」とよく言われるのですが、そんなことなくいつも青木監督と厳しい練習を乗り越えています。私たちが入学するときに、青木監督も監督に就任されました。そこから、朝5時半から練習をして学校へ行き、夜も7時から9時まで練習して、本当に二人三脚で青木監督と練習してきました。青木監督とは顔を見ない日はないくらい一緒に練習して、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。4年生になるまでは「本当にグラウンドで笑わない方だな」と思ったり、「本当に厳しい方だな」と思っていたのですが、4年生になってから監督が家庭を犠牲にしてまで、僕たちに尽くしてくれる気持ちが分かって、本当にうれしく思いました。また、日頃より応援してくださる応援団の皆様、そしてファンの皆様には本当にオレンジ一色にスタンドを埋めてくださり、私たち野球部は戦う気力がわき上がりました。来年度も下級生投手陣、上級生の野手含めいい選手がそろっておりますので、今後とも応援よろしくお願いします」
その後は、乾杯のあいさつや、応援団によるパフォーマンスが行われれ、最後は、会場全員で法政大学校歌を肩を組み歌い、祝勝会を終えました。
祝勝会閉幕後は、4年生で記念撮影も行っていました。
祝勝会の写真も、フォトギャラリーに掲載しておりますので、お楽しみください。
監督・選手コメント
青木久典監督
–法大野球部監督として初のパレードとなりました
感動しました。
–パレードも祝勝会もたくさんの方が応援に来てくださりました
今日なんて天気もあんまり良くなくてお足下も良くない中、あんなにたくさんの方々が足を運んでくださって、声援、または会場に来てくださったのは本当にうれしかったですし、本当に野球部というのは大事な存在というんでしょうか。愛される存在というんでしょうか。改めて頑張らないと、と思いました。
–ファンの方からお声掛けなどは
たくさん掛けていただいて、本当にうれしいですよね。私も選手時代も一度パレードをさせていただいてもらったんですけど、やはり指導者としては格別ですね。選手時代もうれしかったですけど、指導者になってからの優勝はすごく、言葉では簡単には言えないですけど、重みのあるものだなと思いましたね。
–パレードを終えて、改めて優勝したことについて
優勝したんだなという実感もやっと味わった感じもしますよね。感じたこともありますし、法政大学というのは改めてすごいなと感じましたし、野球部は歴史もあるし伝統もあるし、勝ち続けなくてはいけないな、と。逆に身の引き締まるというんでしょうか。そんな思いになりましたね。
–祝勝会では選手一人一人の紹介もありました
感謝の気持ちしかないのでね。やはり彼らにとっては本当に晴れ舞台だと思いますし、私からあんな労ってもらうことなんて無かったと思うので(笑)、本当に心を込めて、その場で考えたことなんですけど、彼らの特徴、そして感謝の気持ちを話をさせてもらいました。
–紹介内容は予定になかったのですか
(ああいう形での紹介は予定に)全然無かったですね(笑)。選手紹介というものはあったんですけど、だいぶ優勝から離れているので、僕もどういうようなやり方でやれば良いのか分からなかったですし。でも僕が選手紹介をするというのは聞いていたので、選手がやはり主役ですから、一番真ん中で言ってあげるのが良いんじゃないかなと思って。アドリブでああいう形にしました(笑)。
–4年生には感謝の気持ちを多く述べられましたが、どのような気持ちだった
良い思い出もあるし、苦しい思い出もあるし、一言ではなかなか上手く伝えられないんですけど、それくらい金光(興二)さん、神長(英一)さんから引き継いで私が監督をやらせてもらって、一緒(の時期)に指導者と選手になったので、手塩にかけてここまで育ててきたというのは十分あります。なので、すごく感慨深いというかそういうような思いで話していました。
–3年生以下には来年以降への期待の言葉などもありましたが、来年以降は彼らに何を求めていく
やはり3年以下は追う方から追われる立場になるのでね、やはり優勝し続けなきゃいけないと思います。今までと同じようにやっていてはダメだと思うので、今まで以上に頑張ってもらえるように、そういうような思いを込めて彼らには話をしました。
–これで、今年は終了となります。最後に今日来てくださった方々をはじめとしたファンの方々へ
本当にオール法政全ての方々がパレードだったり祝勝会とかに足を運んでいただいて感謝しています。今回こうやって12季ぶり45回目の優勝ができたのも、我々が勝てない時期でもそういう方々が応援してくださりご声援を下さったからこそだと思っております。本当にこれを機に、しっかり優勝回数を伸ばし、優勝し続けるという常勝軍団を作ることが我々の使命だと思いますので、今後とも来春も神宮球場に足を運んでいただいてご声援をいただければありがたいなと思います。本当にありがとうございました。
向山 基生 主将
–パレードを振り返って
自分たちが想像していた以上に本当にたくさんの方が来てくれたので、感動しました。
–小雨も一時降る中で行われました
オープンカーに乗れなかったことは残念ではあるんですけど、本当に貴重な経験ができたと思うので、うれしかったです。
–印象に残ったことは
神楽坂にも、学校の周りにも、どちらもたくさんの方がいらっしゃったので、本当に法政は応援されているんだなと改めて思いました。日頃から応援してくれる方も本当に多いので、今後とも応援してほしいと思います。
–祝勝会では青木久典監督から選手一人一人の紹介がありました
監督は観察力があるので、一人一人の紹介を聞きながら、改めて色々な細かいところまで見ているなと思いました。
–最初で最後のパレードと祝勝会になりました
最後に良い思いができて、ファンの方や応援団の方々に少しでも恩返しができたかなと思います。
–最後にファンの方々へメッセージをお願いします
今後とも法政野球部を応援してほしいので、来年も神宮へ足を運んでほしいです!
川口 凌 副将
-パレードを振り返って
想像していた以上にたくさんの人が集まってくれて、車に乗れなかったのは心残りですけど、すごくいい思い出になりました。
-知り合いの方などは来ていましたか
いましたね。結構来てくれてました。
-祝勝会での監督の言葉を聞いて
4年間監督と野球をやらせてもらって、みんなも言ってたんですけど、いろいろなことを学ばさせていただいたので、本当に感謝の気持ちしかないです。
-今後は
退寮は11月下旬で、家が神奈川なので実家で暮らしながら練習でグラウンドに顔出せたらいいかなと思います。社会人チームには12月中旬頃入寮するので、そこから頑張ります。
-来年の法大野球部に期待することは
やっぱり連覇というのはものすごく大変なことだと思うんですけど、3年間一緒にやってきた後輩たちなので期待するのと共に、『絶対優勝しろよ』という思いです。
-最後にファンのみなさまへ
4年間神宮球場でプレーさせていただいて、今年の秋がやっぱり僕の中では(一番)スタンドがオレンジに染まっていて、みなさんの声援もものすごくパワーになって、良いプレーができたと思います。来年の後輩にも同じようにスタンドをオレンジに染めて、たくさんのパワーと声援をあげてほしいなと思います。
中村 浩人 副将
-パレードを終えて
ここまで盛り上がるのかという感じで、本当に優勝っていうものは良いなって思いました。
-大勢のファンの方が駆けつけました
最後のシーズンまで優勝はかかってしまったのですが、それまで本当に応援してくださって、今日もたくさんの方から沿道で声援を送っていただき、初めて恩返し、そしてファンの期待に応えられたかなと思いました。
-監督からの言葉を受けて
青木監督とは、入学してから4年間ずっと野球をしてきて、自分は1年生の開幕戦から使っていただいて。そのおかげでここまでこれだと思うので、監督には感謝でいっぱいですし、これから自分は社会人で野球を続けるので、良い報告ができたらなと思います。
-馴染みのある応援歌がパレード祝勝会で流れました
お気に入りの曲など法政の応援が改めて1番だなと思いました。自分が打席に立つ時、本当に心強い応援歌でした。自分は結構応援を聞きながらプレーをするタイプなので、4年間本当に力になりました。
-引退の実感は
大学野球が終わってしまって、正直やっぱり寂しいのですが、来年からは新たなステージで野球を続けるので、社会人で活躍できるように頑張りたいと思います。
-ファンの方々へ
来年からも頼もしい下級生がいるので、来春絶対優勝してくれると思いますし、また本当にファンの方々の応援も必要になってくるので、これからも変わらぬご声援をお願いしたいと思います。
中山 翔太 副将
–今日のパレードについて
「最高」の一言ですね。
–具体的に印象に残ってることは
想像以上にお客さんが来てくれたので、非常に感謝してます。
–青木監督から一言いただきましたが、どのように感じましたか
選手のことを第一に思ってくださる方だと思うので、本当に感謝してます。
–後輩たちには今後どのように頑張ってもらいたいと思いますか
みんなレベルが高いので、切磋琢磨して、個性を出して頑張ってもらいたいと思います。
–改めてドラフト指名されてプロに入団される実感は
決まったときから「やってやる」と気持ちがあったので、これを継続してしっかりと持って頑張っていきたいと思います。
–どういう選手になりたいという目標はありますか
記録もすごい記録を残したいですし、ファンの皆様にしっかり応援してもらえるように頑張りたいと思います。
–4年間応援してくれ、祝勝会に来てくれたファンの皆さまに一言お願いします
本当に最初から最後まで感謝しっぱなしです。優勝が一度しかできなかったことは申し訳ないんですけど、最後優勝できたのはみなさんのいつも通りの声援があったからだと思うので、本当に感謝したいと思います。
小林 満平 内野手
–パレードと祝勝会を振り返って
パレードはやったことがなくて初めての経験だったので、優勝ってこんなに良いものなのかと改めて感じました。
–沿道には多くのファンが駆けつけていた
法政野球部がこんなに愛されているんだなと再認識しましたし、後輩たちもこのような良い思いができるように、頑張ってほしいなと思います。
–最初で最後のパレードとなった
4年間の集大成として、最後にこんな思いができるのは本当に幸せなことだなと思いました。
–祝勝会では、監督から一人一人にコメントがあったが
監督は選手一人一人のことをちゃんと見ていますし、2年の春に自分をリーグ戦で使ってもらって、そこからが始まりだったので監督には本当に感謝しています。
–いよいよ法大から巣立ちとなる
これからまた社会人野球でやっていく中で、苦しいこともあると思うのですが、法政大学での4年間での経験を生かして2年後絶対にプロに行けるように頑張ります。
–最後に応援歌を聞いて、感じたことなど
応援団の応援歌を聴けるのもこれと、オレンジの会(オレンジの集い)で最後になると思うので少し寂しい気持ちもありました。応援団の方がたくさん応援してくれたおかげで、この優勝があると思っています。
–ファンの方へ
来年も良い選手がたくさんいますし、強い法政が続くと思うので、これからもたくさんの応援を神宮でしてほしいなと思います。
フォトギャラリー
- 笑顔を見せる選手たち(左から中山、福田、宇草)
- マネ―ジャーもパレードを楽しみました(右から山田夏野マネ、前村卓伸主務、中村浩)
- 笑顔で行進する菅野㊧、河野太(中央)、原田
- パレードを楽しむ3年生野手(左から古山、福田、宇草)
- 副将の川口凌も満面の笑みで行進
- 伊藤寛泰学生コーチを真ん中に(㊧中村浩、㊨小林)
- 沿道に手を振る中村浩㊧、川口凌
- 笑顔の4年生(左から伊藤泰、向山、前村、菅野)
- 通りすがりにピースサインの吉岡
- 下級生投手は仲良く2人で行進(左から三浦、石川)
- 記念撮影にも応じました(左から石川、三浦)
- 壇上で選手を称える田中総長
- 「中山きんに君」と紹介され声援に応じる中山
- 選手紹介時の川口凌
- 開幕時の話などもあり選手紹介中に笑顔を見せる中村浩
- 体育会本部委員長の神谷によって乾杯の挨拶も行われた
- 集合写真におさまった3年生