【特集】第13回体育会卒業生を送る会
体育会卒業生を送る会
2019年3月23日(土)
法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎薩唾ホール
今年も法友体育会が主催する卒業生を送る会が市ヶ谷キャンパスにて開催された。4年間法大体育会で尽力した選手たちが労われ、彼らの新たな門出にたくさんのエールが送られた。
試合結果
学生特別表彰(奨励賞)
所属部 | 選手名 |
---|---|
射撃部 | 一ノ渡桜 |
体育会表彰 最優秀選手賞(団体の部)
所属部 | 出場大会 | 団体 | 成績 |
---|---|---|---|
自動車部 | 平成30年度 全日本学生自動車連盟 年間総合杯 | 女子団体 | 優勝 |
サッカー部 | 2018年度第67回全日本大学サッカー選手権大会 | 男子団体 | 優勝 |
フェンシング部 | 第71回全日本フェンシング選手権大会 | 男子フルーレ団体 | 優勝 |
第58回全日本大学対抗フェンシング選手権大会 | 男子フルーレ団体・エペ団体 | 優勝 | |
第68回全日本学生王座決定戦 | 男子フルーレ団体 | 優勝 | |
弓道部 | 第30回全日本大学弓道選抜大会 | 男子団体 | 優勝 |
第66回全日本学生弓道王座決定戦 | 弓道 | 優勝 | |
少林寺拳法部 |
第52回少林寺拳法全日本学生大会 |
立合評価法 女子団体 | 優勝 |
代表挨拶
一ノ渡桜(射撃部)
本日は私たちのために、このような盛大な式を開いていただいてありがとうございます。また、早朝を始め来賓の皆様から温かいお言葉をいただき胸が熱くなる思いがしております。本当にありがとうございます。
また、私個人といたしましては卒業年度である今年度に法政大学学生特別表彰というとても素晴らしい賞を頂戴できたことに感動しております。このように壇上に立ってみると、私たちがこの学校で過ごした4年間のいろんな出来事が頭の中に蘇ってきます。4年前の4月希望を胸に法政大学の門をくぐりました。それからは、部活に勉強にと懸命に打ち込んで、かけがえのない仲間を得ました。必死に練習して大会に勝った時の嬉しさと、負けて涙したことは忘れることのできない思い出となっております。
時には厳しく時には優しく接してくださった齋藤監督。監督がいなければ今の私はいません。そして本当のあっという間に時が過ぎ、今日私たちは卒業します。本音を申しますと、この先私たちの目の前に広がる世界を見て、不安に身が竦み震えるような思いがする一方で、期待で胸が膨らみ、ワクワクするような思いもします。一人一人の不安は友と手を取り合い勇気と力に変えて、4年前と同じように胸を張ってこの門から飛び立つことこそが私たち卒業生の使命だと思えるようになりました。
困難にも勇気を持って立ち向かうための盾と矛をこの世年間で得たような気がしています。最後になりしたが、総長をはじめ諸先輩がた、そしてお父さん、お母さん。本当にお世話になりました。私たちは、必ず皆さんからいただいた心を忘れずにそれぞれの進路へと旅立っていきます。どうか温かく見守ってください。そして時には変わらぬご指導をお願いいたします。卒業生を代表し、もう一度心からの感謝を申しあげ、お礼の言葉とさせていただきます。
田中優子(法政大学総長)
2018年度の体育会卒業生の皆様、まことにおめでとうございます。体育会は教育の一環です。つまり学ぶ場です。おそらく皆さんは本当に4年間頑張っていろいろなことを学んでこられたと思います。でも、その学びの背後、あるいは直接の毎日の生活の中には監督さんたちの尽力があって本当に頭が下がるばかりです。それぞれ本業がありながら毎日学生たちのために力を尽くしてくださっています。本当に有難うございます。
そしてまたコーチの皆様、部長であります教員の皆様も大変なご苦労をなさっていると思います。それぞれの支えてくださる皆様に感謝を申し上げます。また、今年はおめでたい場ではありますが第二高等学校の卒業生でもあり法政大学の卒業生でもあり、また監督として、教員として様々な貢献をしてくださいました五明先生がお亡くなりになりました。毎年この会に来ますと五明先生のとても明るい表情と声が伝わってきて元気づけられました。心よりご冥福をお祈りします。
また、皆さん卒業なさってからこの体育会での経験をいろいろな形で生かしていくと思います。体育会ではいつも競争になりますよね。昨日のイチローさんの会見を見ていてとても良い言葉がありました。それは「努力は人と比べられない」という言葉です。努力というのは自分は努力しているとわかりますけれども他の人より努力しているかどうかはわからないわけですね。結果としては数字や勝敗で表れてきますけれども、努力の仕方はそれぞれです。それぞれの持っている身体能力や個性に合わせて努力をしていく中で人とは比べられないと思います。
もう一人法政大学を卒業した為末大さん。この方は「自分で決めたかった。法政だからそれができた」という言葉を残していらっしゃいます。誰かの指示を仰いで言うとおりにしていれば勝てる、という風に思っていなかった。高校生のころから自分で自分の練習メニューやどの試合に出るかなどすべて自分で決めていました。でも、助言は求めていました。最終的には自分で責任を取ると決めていたことがやりがいだったのです。こういった気持ちが法政大学の憲章にもある「自由を生き抜く実践知」ということです。皆さんはおそらく体育会の中でも決して命令に従う力をつけたわけではありません。自分で考えて自分で判断する力をつけたはずです。卒業してからもぜひそうして下さい。指示を待って命令に従いそしてまたその命令をその下に伝えるというそれはもう労力ではありません。それぞれの方はもう今の体育会ではきっと自分で判断をして自分で決めるということを学んできたと思います。もし自分の属しているところは違うなというふうに思う方がいらっしゃったとしても、必ずその中には自分の努力の仕方はこれだと発見した過程があるはずです。それをぜひ思い出して、卒業後はその力で生きていってください。これからは世界がその力を求めています。法政大学体育会でそれが出来ると学んだはずです。ぜひ自信を持って自分の力でこれからの未来を切り拓てください。期待しています。最後にもう一度申し上げます。2018年度の体育会卒業生の皆さんまことにおめでとうございました。
各部活集合写真
アメリカンフットボール部
ボクシング部
山岳部
自転車競技部
自動車部
サッカー部
水泳部
スキー部
相撲部
ハンドボール部
卓球部
ソフトテニス部
硬式野球部
テニス部
準硬式野球部
馬術部
バレーボール部
陸上ホッケー部
少林寺拳法部