【ハンド】2019年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第5節 対国士大 終始国士大のペースにのまれ、勝ち越しとはいかず
2019年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第5節 対国士大
2019年4月29日(月)
明治大学和泉体育館
日大との接戦をものにした法大が次に迎え撃つは、強敵国士舘大学。リーグ戦もとうとう折り返し。この試合を勝利し勝ち越した状態で次へとつなげたいところだ。しかし終始国士にペースを握られ、思うような試合ができない。高木アレキサンダー(経1)の好セーブがあったものの、国士の速攻や身長差を生かしたディフェンスに苦戦し前半を10-19という点差で折り返す。巻き返しを図りたい法大は後半序盤から攻め上がり連続得点を決め、点差をじわじわと縮めていく。しかしそこは強敵国士舘。巧みなパスワークで法大を翻弄し、爆発的な得点力を見せる。試合終了のブザーが鳴るころには23-38まで得点差が広がっていた。法大にとっては苦しい敗戦となった。
試合結果
トータル試合結果
23 法政大学 |
10 | 前半 | 19 | 38 国士舘大学 |
---|---|---|---|---|
13 | 後半 | 19 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
---|---|---|---|---|---|
16 | GK | 高木アレキサンダー | 経済1・市川 | 0 | 0 |
2 | CB | 山本晃大 | スポ健4・雄城台 | 5 | 22 |
4 | RB | 服部流征 | 経済4・高岡向陵 | 1 | 6 |
18 | RW | 小林昇太 | スポ健4・法政二 | 1 | 6 |
5 | LB | 松岡寛尚 | 経済4・藤代紫水 | 7 | 45 |
7 | LW | 能條裕太 | 国文4・法政二 | 1 | 6 |
22 | PP | 橋口博隆 | 社会2・雄城台 | 1 | 7 |
交代選手
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
---|---|---|---|---|---|
9 | 柿沼健吾 | PP | 社会3・藤代紫水 | 2 | 2 |
39 | 西遼太 | CB | 経済2・法政二 | 0 | 5 |
32 | 輪島優太 | RB | 経済2・横浜創学館 | 1 | 2 |
12 | 横山綜大 | GK | 経済3・藤代紫水 | 0 | 0 |
10 | 本田拓海 | RW | 社会4・法政二 | 3 | 6 |
34 | 佐々木隆斗 | LB | 社会2・浦和学院 | 0 | 3 |
28 | 加藤快央 | CB | 現福1・法政二 | 0 | 0 |
27 | 利光良介 | CB | 社会1・雄城台 | 1 | 1 |
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝-分-敗 | 得点 | 失点 | 得失点 | 勝ち点 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 筑波大 | 4-1-0 | 151 | 108 | 43 | 9 |
2位 | 日体大 | 3-1-0 | 149 | 120 | 29 | 9 |
3位 | 国士大 | 4-0-1 | 137 | 108 | 29 | 8 |
4位 | 中大 | 3-1-1 | 123 | 124 | −1 | 7 |
5位 | 明大 | 2-0-3 | 118 | 124 | −6 | 4 |
6位 | 法大 | 2-0-3 | 118 | 146 | -28 | 4 |
7位 | 早大 | 1-1-3 | 126 | 138 | -12 | 3 |
8位 | 立大 | 1-1-3 | 108 | 130 | -22 | 3 |
9位 | 東海大 | 1-0-4 | 106 | 128 | -22 | 2 |
10位 | 日大 | 0-1-4 | 115 | 125 | -10 | 1 |
春季リーグ 結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
---|---|---|---|---|
1 | 4月13日(土) | 筑波大 | ●23-29 | 中大多摩 |
2 | 14日(日) | 明大 | 〇23-22 | 中大多摩 |
3 | 21日(日) | 日体大 | ●21-30 | 日体大健志台 |
4 | 28日(日) | 日大 | ○28-27 | 国士大多摩 |
5 | 29日(祝) | 国士大 | ●23-38 | 明大和泉 |
6 | 5月3日(祝) | 早大 | — | 日大八幡山 |
7 | 4日(祝) | 中大 | — | 日大八幡山 |
8 | 11日(土) | 立大 | — | 三郷市総合体育館 |
9 | 18日(土) | 東海大 | — | 国士大多摩 |
戦評
日大に粘り勝ちした法大。二連戦の最後を飾るのは強敵国士舘大。昨年春秋ともに勝利がない相手だ。
前半開始1分で山本晃大(スポ4)が国士ネットを揺らす。その後PTを獲得するも松岡寛尚(経4)のシュートを相手キーパーがセーブ。これを機に国士ペースへと飲み込まれていく。柿沼健吾(社3)や西遼太(経2)などが途中から加わり、オフェンス・ディフェンスの起点になるが思うように得点することができない。気がついてみればダブルスコアになるまで点差が開いていた。最後に松岡がシュートを決めるも、10-19と国士に大きなリードを許す形で前半を終える。
後半何としても巻き返しを図りたい法大は後半開始から本田拓海(社4)を投入。正面からだけではなくサイドからも攻撃のチャンスを伺う。だが、ここに来て山本晃が2分間退場に。相手選手の退場もあり数的有利とはならなかったが危ない試合運びが続く。ここでPTを高木アレキサンダー(経1)がセーブ。これで勢いに乗った法大は一時二桁以上あった得点差を8点まで縮める猛攻撃を見せる。流れが変わったかと思われたが、そこは強敵国士大。法大から退場者が出ている隙に、これでもかというほどの攻撃で攻め上がる。その後はまたじわじわと得点差が開き始めて、終わってみれば23-38というスコアで虚しくも試合終了。勝ち越しとはならなかった。
これからの対戦は負けられない戦いが続く。勝利できる試合を一戦一戦積み重ねていき上位進出目指していってほしい。(青木義貴)
監督・選手インタビュー
山本 晃大主将
—今日の試合を振り返って
やはり相手が格上で、実力差で負けたという形です。そこは言い訳なしで、ただ相手の方が実力が上だったというだけです。
—リーグ戦5試合を終えての、チームの状況は
2勝3敗で決して言い訳ではありませんが、チームとしては最初よりまとまってきていて、いい感じだと思います。
—前半から点数を離されての試合でした
前半点数を離されましたが、後半に入って追い上げムードだった時に追い上げ切れなかったです。これが今日の敗因の一つだと思ってます。
—直近の試合の下級生の活躍をどう思われてますか
自分たちの代は、下級生を試合に出して、経験を積ませようとしています。勝ち負けも大事にはなってきますが、下級生の経験を意識して試合をしています。
—次節早大戦に向けて一言
早稲田も粘り強く、チーム力もありいいチームだと思います。すぐ試合があるので、しっかりと相手を分析して、チームを一つにまとめていくところからやっていきたいと思います。
柿沼 健吾 選手
—今日の試合を振り返って
最初の出だしのオフェンスのミスからの速攻と、相手の逆速攻を上で止めるという守り事があったのですが、自分は3枚目として守れなかったのが良くなかったなと思っています。
ー38点失点の原因
前半は仕方がなかったんですけど、後半で2点連続とか取った時にそこから巻き返すように頑張ったんですけど、2連続・3連続どんどん取られてしまい、流れを持っていけませんでした。そこで流れを変えたかったのですが、変えられなかったのが敗因だと思います。
ー国士大の印象は
DFが固いのでサイドとかポストを使ってどんどん攻めながら点を取りたいという気持ちがありました。逆速攻が速いチームだったので、どんどん上で当たりたいというのはあったんですけど、あまり当たれないで失点が多くなってしまいました。
ー今日はサイドに入っていましたが
最初に出てた小林さんが少し不調だったので、自分がサイドにいって攻撃の起点になれるようにと、晃大(山本)さんから指示がありました。
ー次節への意気込みを
今回の国士大との試合のように、上で当たれないということにならないよう、自分が3枚目として上で当たり、相手が嫌がるようなプレーをしていきたいと思います。
フォトギャラリー
- 国士ディフェンスに立ち向かう橋口
- 一年生ながら得点を決めた利光
- 着実に毎試合得点を重ねる山本晃
- 臨機応変なディフェンスが光る柿沼
- 今節も高い得点力を発揮した松岡