【サッカー】総理大臣杯全日本大学トーナメント決勝 まもなく始まる頂上対決 “法大vs明大” アマチュア最高レベルの対決を制し頂点に立つのは果たしてどちらのチームか!
総理大臣杯全日本大学トーナメント決勝 法政大ー明治大
2019年9月7日(土)
ヤンマースタジアム長居
今、最も勢いのある2チームが前評判通り決勝に駒を進めた。3試合11得点2失点の法大。堅守を武器に危なげない戦いで勝ち進んだ明大。果たして、頂点に立つのは
見どころ
まさしく前評判通りといって良い決勝カードとなった。2年ぶりの優勝を目指す法大の相手は今季圧倒的な強さを誇り、関東大学サッカー1部リーグで前期10勝1敗という成績を残した明大。直近の対戦では明大が90分間通して法大の攻撃陣をシャットアウトし、佐藤亮の2ゴールで明大が勝利した。今季2度目の対戦で総理大臣杯決勝という舞台。お互いの意地がぶつかるこの試合の見どころを少しだけ紹介する。
☆先制点☆
間違いなくこの試合で重要となってくるのは先制点だ。今季序盤法大は試合序盤の入りに苦戦し、試合の主導権を握れないまま失点を喫し、勝ち点を取りこぼす試合が多く見られた。また、法大は今季、先制した試合は全勝なのに対し、先制された試合は未勝利と、まさに先制点が直接結果に結びついている。それに加え、両チームともに安定した守備を誇り、劣勢状況でも簡単には崩れない強さがある。この両チームの対戦ということもあり1点の重みが重要となってくることは間違いない。
☆FC東京内定者対決☆
法大1名、明大4名、計5名の選手が来季のJのチーム入りを現時点で決めている。特に法大は紺野和也(現4=武南高)、明大は安部柊斗、中村帆高がFC東京入りを決めている。前回の対決で爆発的なスピードとテクニックで右サイドを突破する紺野に対してボール奪取に長けた安部が対応するシーンが多く見られ、今日の試合でもそういったシーンが見られることだろう。そして明大が誇る不動のサイドバックの中村。強靭なスタミナと爆発的なスピードでサイドを駆け上がり攻撃の起点となる。今大会はサイドハーフとして3試合で2ゴールの活躍。大舞台での勝負強さを発揮している。その中村と対峙するとみられるのは高木友也(経3=法政第二高)。法大の超攻撃型左サイドバックだ。どちらも攻撃の起点となりうるプレーヤーでありどちらがより多くチャンスを生み出すことが出来るのか、試合の主導権を握る上でのキーとなってくるのであろう。
泣いても笑ってもこの試合で夏の大学日本一が決まる。そして優勝すれば全日本大学選手権出場の切符を得られる。「優勝して笑って東京に帰りたい」と森俊貴(情4=栃木SCY)が準決勝後に語ったようにチームが見据える先ははとにかく日本一だ。大勢の観衆が見届ける中、法大が2年ぶりの夏の王者返り咲きとなるか、9月7日18時。ヤンマースタジアム長居で試合開始のホイッスルが鳴り響く。(草野慧)