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【フェンシング】第72回全日本選手権 男子サーブル ・女子エペ ともに3回戦へ進出も、ベスト8の壁破れず敗退… 

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【フェンシング】第72回全日本選手権 男子サーブル・女子エペ ともに3回戦へ進出も、ベスト8の壁破れず敗退…

第72回全日本選手権 男子サーブル・女子エペ
2019年9月19日(木)
駒澤オリンピック公園体育館

昨年よりも約3か月早く全日本選手権が開幕。初日に行われた男子サーブル・女子エペには法大から合わせて5人が出場。法大から2人がスーパーシードとして出場した男子サーブルでは、星野剣斗(営2)が3回戦へ進出も、ベスト16で敗退となった。女子サーブルは出場した2選手がいずれも予選プールを通過。中でも新井ひより(営3)は2回戦でスーパーシード選手を破るなど快進撃を見せたが3回戦で敗退。初日の法大勢は男女ともにベスト8の壁を破れず敗退となった。

arai R快進撃を見せた新井

個人戦結果

種目 出場選手 順位
男子サーブル 星野剣斗(営2) 9位
  吉田多聞(営1) 17位
  山本真太郎(営2) 19位
女子エペ  前田友菜(文4) 13位
  新井ひより(営3) 50位
 
 

戦評 

男子サーブル

 山本真太郎(営2)、星野剣斗(営2)、吉田多聞(営1)の3名が出場。山本は予選を全体の14位で通過、星野と吉田はスーパーシードにより2回戦から出場した。
 1回戦では、山本が野根(立大)と対戦。序盤は山本が優位に進め、8点の折り返しをリードした展開で後半戦を迎えた。後半もその勢いは弱まること無く、連続得点で相手を引き離し15-13で勝利を収め、2回戦に進出した。
 2回戦では、山本が柏木(日大)と対戦。序盤ではリードしていたものの、終盤に引き離され、13-15で惜しくも敗戦する結果となった。スーパーシードの吉田は、2回戦で森(北海道クラブ)と対戦した。途中まで互角の戦いを見せたが、勝負所で勝ちきれずに13-15で敗戦。まさかの初戦敗退となった。
 一方星野は、後藤(大垣共立銀行)と対戦し、中盤以降怒涛の攻撃を繰り広げた。そのまま点差を広げていき、15-10で勝利。唯一三回戦に進んだ星野は、小久保(星槎国際高川口)と対戦。前半では6-8と、2点ビハインドで迎えた後半で逆転が期待されたが、流れを自分に引き寄せることができず、11-15で敗戦した。試合後に星野は自身のプレーを振り返り「自分の足をうまく使えなかった」と語った。しかし、「今回の試合や、イタリア留学で学んだことを生かしたい」と前向きに語った星野。今年からルーキー吉田も加わり、法大サーブルのさらなる躍進が期待される。

女子エペ

 前田友菜(文4)と新井ひより(営3)の2人が出場した女子サーブル。ともに予選プールからの出場となった。
 予選プールを2勝3敗で突破した前田は、1回戦で原田(慶大)と対戦。序盤から相手に食らいつくプレーで接戦の展開に持ちこむも、終盤に引き離され、無念の1回戦敗退。50位で大会を終えた。
 一方、予選プールを4勝2敗で突破した新井は、1回戦で伊藤(安来高)と対戦。1点を争う接戦のまま終盤まで試合を進めると、最後はわずかにリードを奪って勝利を収め、2回戦進出を決めた。続く2回戦ではスーパーシードの鈴木(株式会社エスクリ)との対戦となった。序盤はリードを許しながらも、試合終盤に連続得点を挙げるなど土壇場で追いついた場面でタイムアップ。同点のまま1本勝負へ持ち込むと、勢いのままに1本を奪い、金星を挙げ、ベスト16入りを決めた。続く3回戦では古田(大阪シティ信用金庫)との対戦。この試合も中盤まで拮抗した展開で試合が進むも、終盤わずかにわずかに隙を見せた場面から立て続けに得点を重ねられ敗戦。スーパーシード選手を破る快進撃を見せたものの、ベスト8の壁は厚く、13位で大会を終えた。

選手インタビュー 

星野剣斗(営2)

ー今日の試合を振り返って
試合中、自分の足を止めてしまったり、足をうまく使えなかったのが敗因だと思いました。

ーファイティング全体で意識したことは
落ち着いて、あまり熱くならずに冷静にプレイしようと意識しました。

ー今回予選プールがないままで本戦に望んだことについて
前半は動きが固かったですね。最初から体があったまっていたつもりだったのですが、後半になってからやっとあったまりました。

ー小久保選手との試合について、後半で変えた動きはあったか
入りのステップ自体はそれほど変えていないです。後半、相手の動きを見てから、それに合わせて動こうと思ったのですが、それが出来ずに足が止まってしまいました。

ーイタリア留学で得たものは
ステップの細かさや、技の細かいところを重点的に教えられました。この2点がかなり自分の力になっていると思います。

ー今後に向けて一言
試合で出来なかった部分、具体的に言えば足をもっと動かすということや、粘り強い試合運びを出来るようにしていきたいです。

新井ひより(営3)

―今大会を振り返って
トーナメントはそんなに気負わずにやろうと思って、1試合目も2試合目も1本勝負だったんですけど、1試合目は自分のやりたいことができたので良かったと思います。2試合目は挑戦者の気持ちでやって勝てたのですごいうれしかったんですけど、3試合目で勝てそうなところを簡単にポンポンと点を取られて負けてしまったので、結果的には悔しいです。

―予選プールを4勝2敗で突破しました
予選もそんなに難しく考えずにやろうと思っていたので、よかったんじゃないかなと思います。

―競り合いの展開で1本取れた要因は
いつもはあきらめる心が出ちゃうんですけど、後ろからコーチも声をかけてくれて、そこが強い気持ちでのプレーにつながったのかなと思います。

―3回戦は逆に接戦から離される展開になってしまいました
カルトっていう技を下級生の頃は強みにしていたんですけど、最近は練習でも思うように突けていないので、そこが出てしまったかなと思います。

―今後へ向けて
カルトであったり、試合の展開でももっと自分が楽に勝てるような試合をできるように今後も頑張っていきたいと思います。

フォトギャラリー

  • arai R快進撃を見せた新井
  • hoshino Rベスト16入りを果たした星野
  • yamamoto R惜しくも2回戦で敗れてしまった山本
  • maeda R強敵に食らいつく戦いぶりを見せた前田
  • yoshida R吉田は無念の2回戦敗退となった
  • yoshida2 R吉田は今大会の悔しい結果を力に変えられるか

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