【ハンド】2019年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第8節 対筑波大 序盤から流れをつかめず、昨季優勝の筑波大に敗戦
2019年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第8節 対筑波大
2019年9月28日(土)
国士舘大多摩体育館
秋リーグも残すところ筑波・明治の上位校の両大学との試合だけ。第八節終了時点で3位とインカレシード権を確実射程圏内としている法大。そして向かえた筑波大戦。昨季リーグ戦優勝校だが、今季はあまり調子に乗り切れておらず、勝利をおさめたいところだ。法大オフェンスから試合はスタート。しかし筑波大の体格を生かしたディフェンスを前に思うように攻め切ることができない。その後巻き返しを図るも前半を13⁻15で折り返す。後半何としてでもこの差を埋めたい法大。その思いとは裏腹に得点が取れない時間が続く。一次8点差まで点差が広がり、松岡寛尚(経4)や山本晃大(スポ健4)などの4連続得点もあったが23⁻28で敗戦した。
試合結果
トータル試合結果
23 法政大学 |
13 | 前半 | 15 | 28 筑波大学 |
---|---|---|---|---|
10 | 後半 | 13 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
16 | GK | 高木アレキサンダー | 経1・市川 | 0 | 0 |
2 | CB | 山本晃大 | スポ健4・雄城台 | 8 | 47 |
3 | RB | 山本祐輝 | 社4・浦和学院 | 4 | 20 |
7 | RW | 能條裕太 | 国文4・法政二 | 3 | 20 |
5 | LB | 松岡寛尚 | 経4・藤代紫水 | 7 | 72 |
18 | LW | 小林昇太 | スポ健4・法政二 | 1 | 6 |
9 | PP | 柿沼健吾 | 社3・雄城台 | 2 | 25 |
交代選手
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
34 | LW | 佐々木隆斗 | 社2・浦和学院 | 0 | 4 |
21 | GK | 河村直人 | 生命1・昭和第一 | 0 | 0 |
22 | PP | 橋口博隆 | 社2・雄城台 | 0 | 8 |
11 | RW | 本田悠也 | 社3・大分 | 0 | 1 |
17 | CB | 宮腰大夢 | 経4・法政二 | 0 | 1 |
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝-分-負 | 得点 | 失点 | 得失点 | 勝ち点 |
1位 | 日体大 | 7-0-0 | 221 | 173 | 48 | 14 |
2位 | 法大 | 4-1-2 | 183 | 177 | 6 | 9 |
3位 | 中大 | 4-0-3 | 169 | 150 | 19 | 8 |
4位 | 明大 | 3-2-2 | 171 | 5 | 8 | 8 |
6位 | 筑波大 | 3-0-4 | 181 | 162 | 19 | 6 |
7位 | 東海大 | 2-0-6 | 177 | 208 | -31 | 4 |
8位 | 日大 | 2-0-6 | 149 | 183 | -34 | 4 |
9位 | 早大 | 1-1-5 | 167 | 196 | -29 | 3 |
10位 | 立大 |
※立教大は秋季リーグ戦未登録の役員をベンチ入りさせたため、VS立教大戦は全て参考試合とする。
秋季リーグ戦結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 8月31日(土) | 中大 | ○27–24 | 日大八幡山 |
2 | 9月1日(日) | 立大 | ●27-37 | 日大八幡山 |
3 | 7日(土) | 早大 | ○24-23 | 国士大多摩 |
4 | 8日(日) | 筑波大 | 台風のため中止 | 国士大多摩 |
5 | 14日(土) | 国士大 | △27-27 | 中大多摩 |
6 | 15日(日) | 日体大 | ●26⁻31 | 中大多摩 |
7 | 21日(土) | 日大 | ○24⁻17 | 日体大健志台 |
8 | 22日(日) | 東海大 | ○32⁻27 | 明大和泉 |
9 | 28日 (土) | 筑波大 | ●23⁻28 | 国士舘大多摩 |
10 | 29日(日) | 明大 | ― | 日大八幡山 |
戦評
2連勝と波に乗っている、法大が今節挑むは昨季リーグ優勝の筑波大。今季はあまり調子が上がっていない相手だけに、勝利を収めたいところだ。
法大オフェンスで試合はスタート。早々に攻め込むが身長が高い筑波大ディフェンスに苦戦。1点目を筑波大に奪われる。流れをもってきたい法大は、後半からの選手交代が多かった法大だが、序盤から宮腰大夢(経4)や本田悠也(社3)などを投入。その間に山本晃大(スポ健4)らスタメンが体力を温存する。その後山本晃から柿沼健吾(社3)へのゴール前での巧みはパス周りなど見せ場を作る。27分に法大がタイムアウトをとり立て直しを図る。ラスト30秒の法大ボールをブザーと共に松岡寛尚(経4)がゴールに叩き込んで前半は終了。13-15と2点ビハインドで折り返す。
後半、一矢報いたい法大。筑波大のパスワークに翻弄され得点を立て続けに許す。一時7点差にまで点差を広げられる。キーパーを外し、全員で攻め込む。法大の山場は後半23分。山本晃が2連続得点すると、それに答えるかのように橋口博隆(社2)、松岡が続き4連続得点。息の根を吹き返したかと思ったが、それ以上に点差を縮めることはできずじまい。23-28と5点差で敗戦した。
リーグ戦も残すところ最終戦の明大戦のみ。春リーグよりもオフェンス・ディフェンスの両面で機能している部分が見られる。インカレ前最後の公式戦を勝利で終え、弾みをつけてこの秋リーグを終えて欲しい。
(青木 義貴)
選手インタビュー
宮腰大夢
—今日の試合を振り返って
前半何本かやられてしまっていて、ディフェンスが機能していない中で自分が出場しました。キャプテンに言われていた14番の選手をマークして守り切れましたが、後半になり別の選手が入ってきて点差が開き、雰囲気が悪くなりました。これが今回の敗因だと思います。
—筑波対策は
相手が大きいとわかっていたので、強く当たる練習をしていきました。
—交代のタイミングはどのようにきめているか
一線のディフェンスが機能しなくなったときにキャプテンに声をかけられます。
—春リーグからの生長は感じますか
ディフェンス面では、(山本)祐輝が戻ってきた面が大きいです。春リーグは課題を見つけるリーグにして、秋リーグでそこを修正するという流れを作れたのがよかったと思います。
—最終明大戦に向けて一言
勝てばインカレシード権が確定するので、必ずチーム全体で勝ち切りたい試合です。
柿沼健吾
—今日の試合を振り返って
0-6のディフェンスからスタートしたんですが、ディフェンスはあんまり良くなくて、でも攻撃がよく決まっていたので競った感じになってました。けど途中から守れなくなってきて1-5、2-4ディフェンスと変えてみたのですが、ハマらず後半になるに連れて攻撃も通用しなくなっていきました。終盤に再び0-6に戻して速攻を狙う作戦も上手くいかなかったです。今日はディフェンスが全然ダメでしたね
—フローター陣との連携がうまくいってましたが
日に日に試合や練習を重ねていくうちにアイコンタクトなどで連携を取れるようになって、今日は上手くできたと思います。
—筑波への対策は
守備面ではシューターが結構身長の高い選手が多く、ポストも体が強いので、ポストに強くいきながらシューターにも強く当たっていくことを意識してました。けど、相手に当たったとしても結構腕とかだけで持っていかれてしまいました。攻撃面ではポストを常に狙いながらフローターが、パスを回し空いたスペースを突いていくようにしたんですが、ダメでした。
—残り1試合となりました
ディフェンスの要として出場しているので、(山本)祐輝さんとともにチームを盛り上げながら、自分のできることをやっていって、
攻撃面ではシュート精度とか今日の試合で悪かったので修正して試合に勝てるように頑張ります!
フォトギャラリー
- 前半から出場し、シュートを放った本田悠
- 好セーブを連発した河村
- 毎節着実に得点を積み上げる山本祐
- 毎節得点をしていたが今節は0得点の能條
- スタメン定着の柿沼
- 得点にキャプテン山本晃に駆け寄る松岡