【アメフト】春季定期戦 対関大 記念すべき初戦に勝利
2016春季定期戦 対関大
2016年4月17日(日)
富士通スタジアム川崎
新チームとして、そして春季オープン戦として初戦となる試合が幕を開けた。
相手は昨秋の関西リーグ戦3位の強豪関大。序盤は互角の戦いを繰り広げるも、後半には得点差を広げ勝利を飾った。
試合結果
トータル試合結果
28 | 0 | 1Q | 0 | 14 |
---|---|---|---|---|
21 | 2Q | 7 | ||
0 | 3Q | 7 | ||
法政大学 | 7 | 4Q | 0 |
関西大学 |
試合得点
Q | 時間 | ポジジョン | 選手 | 得点方法 | TFP |
---|---|---|---|---|---|
2 | 5:15 | RB | 桑原進之助 | TD | ◯ |
2 | 9:10 | WR | 高津佐隼矢 | TD | ◯ |
2 | 11:40 | WR | 阿部康成 | TD | ◯ |
4 | 1:45 | WR | 細谷海斗 | TD | ◯ |
戦評
風が強く吹き荒れる中、関大のキックオフで試合が始まった。
1Qでは関大・法大ともに相手のDFに阻まれ、1st down更新できない状況が続くも、4巡目の攻撃で法大が流れを作る。QB鈴木貴史(法4)を軸にパスをRB鎌田洋輔(社4)、WR阿部康成(文4)、WR高津佐隼矢(キャ2)に回し着々とヤード数を稼ぎ、流れそのままに2Qに続く。
ランやパスを多彩に繰り出すQB#4鈴木
2Qは敵陣エンドゾーン10yds手前からボールを回し、1ydsまで持ち運ぶもTDならず。関大に攻撃権を与えるもDB横井謙介がインターセプトを決め好機を呼び寄せる。リズムよく攻撃を仕掛けていき、罰則を受けるもものともせず、今試合初得点をRB桑原進之助(営3)が上げる。直後に相手OFにTDを成功させられ同点に持ち込まれるも、このプレーを機に法大の怒涛のOF攻撃が展開される。キックオフリターンとWR別府紘行(文3)のランで自陣37ydsまで進軍。QB鈴木からWR高津佐へのパスが繋がり、持ち前の俊足でフィールド右サイドから敵陣エリアへ深く切り込み、追いかけてくる相手選手を寄せ付けず63ydsロングランTDに成功。守備でも相手をパントに追い込み、リターンでWR高津佐が中間地点まで運び、残り52ydsをWR阿部が快走しエンドゾーンに突入。関大と得点差を引き離し後半へ。
後半に入ると再び膠着状態に陥る。流れをつかんだのはDB古木賢汰(社4)によるインターセプト。徐々にエリアを拡大していくも、今度は相手にインターセプトされてしまう。終了直前に法大は攻撃権を獲得し、勢いに乗ったまま最終Qへ。
エンドゾーンまで1ydを守り切ったDF陣
4Qでは開始早々QB鈴木がパスやランを多彩に織り交ぜ相手をかく乱させる。4thdown時にはFGに見せかけてWR細谷海斗(文4)へパスを繋げ、TDを決める。DFでは再びDB古木がインターセプトを成功させ、チャンスを得る。1st downを更新していき敵陣奥深くまで進軍するも、ファウルやQBサックを受け攻守交替。DF時は相手のロングパスが通り、自陣エンドゾーン前1ydsまでボールを押し込まれるも、見事ピンチを切り抜け、関大との試合に白星を上げた。
SF石神宇貴(営4)主将率いる新チームにとって初の試合であった関大戦は、無事勝利を収めた。しかし勢いに乗っている時の反則、コミュニケーションミスなど、試合には勝ったものの課題は山積みだ。また春季オープン戦中盤には昨秋の関東リーグ戦優勝チームである早大や4位の慶大との試合も待ち構えている。立ち止まることなく、法大トマホークスは目標に向けて日々邁進していく。(和多慎之介)
選手コメント
石神宇貴主将
—今日の試合を振り返って
どんなプランで試合に臨むかみんなで考えていて、上手くいくときは流れに乗れていたんですけど、悪い流れや(点が)取れないときは気持ちを切り替えることが出来なくて、ずるずるとやられたりしましたね。試合に勝ちはしましたけど、これからやることは多いですね。
—新チームとして初の試合でしたが
試合に慣れていない人、一本目として活躍する人、ベンチの方でもミスがあったりとまだまだバラバラで、まとまっていないところがありますね。今日は新一年生が活躍していたので頑張ってくれたなと思います。
—今年度は主将としてどうしていきたいですか
まず思ったことは絶対にみんなに伝えていきます。良いことでも悪いことでもちゃんと伝えて、そこからチーム全体で考えたり行動を起こしていきたいなと思います。自分は昨年の先輩みたいにプレーで引っ張っていけるような選手ではないので、コミュニケーションを大事にしていきたいです。
—今日意識したことは何ですか
今日は初日だったので、春合宿でやってきた基本を意識して取り組みました。
—チームの雰囲気はどうでしたか
良いと思います。
—期待する選手は
一年生の中では特にLB小澤優太やDL加原大介ですね。でもみんなに期待しています。
—今後するべきことは
今日は内側も外側もコミュニケーションミスがあったり、イエローとか反則とか自滅してしまうミスもあって、それらを減らしていかないといけないなと感じています。
—次節の大東大戦の抱負は
大東大戦は下級生の一年生や二年生の出る機会が多くなると思うので、春やってきた基礎がカギになると思うので、基礎をしっかりと意識して挑みたいと思います。
桑原進之助
—今日の試合を振り返って
初戦だったので、思いきりできたらいいなと思っていました。緊張したんですけど、ちょっとは思うようにできました。
—自身のプレーについて
今年初TDを取れたんですけど、相手のタックルが低くてかわすのに必死でした。そこがあまりできなくて悔しかったです。
—昨季リーグ戦3位の結果を受けて、今日までどのような練習をしてきましたか
めっちゃきつい練習でした。皆でそれを乗り切れたからこそ、今日勝てたのかなと思います。
—どのような点がきついと感じましたか
トレーニングですね。今までとは全然違うもので、一日5時間くらいやってきました。
—新チームの雰囲気
石神さんを中心に、良いチームだと思います。活気もあって、自由にやっていて、締まるところは締まっています。
—これからの目標
今(RBで)一番上の鎌田さんを超えて、秋には自分が一本目を取ってチームに貢献したいです。
—次節の意気込み
一発TD、長いヤード走って取ります。
フォトギャラリー
- パントでも力を発揮したQB#6馬島
- 今試合初得点を上げたRB#21桑原
- インターセプトで流れを呼び寄せたDB#22横井
- 52ydsロングランTD後のWR#81阿部
- フィールド上を駆け抜けたWR#11高津佐
- 相手の進軍を許さない
- ジャンプキャッチするWR#19山田
- 鉄壁の守りで自陣を防衛